- 更新日 2024.12.01
- カテゴリー YouTube
YouTubeでBtoB企業が動画マーケティングするメリットや活用事例を紹介【2024年最新版】
幅広い世代が利用する世界最大の動画サービスYouTube。今や日本人の7割がYouTubeを視聴しています。動画を投稿して稼ぐYouTuberも今では定着し、企業も動画広告を出したり、企業アカウントを運用するなど、YouTube動画を活用したマーケティングが主流になりつつあります。
動画マーケティングを活用したBtoC企業の動画や広告を目にする機会は多いですが、BtoB企業も、動画マーケティングに参入することによる効果は多いに期待できます。しかし、最初はどのようにYouTubeを活用していいのか悩ましいところ。
そこで本記事では、動画広告をメインにYouTubeの活用方法や、どのような動画を作ればよいか、事例などを交えて紹介します。YouTubeを利用したことのない企業でも、ポイントを押さえれば動画マーケティングを成功に導くことができるでしょう。
※現在、YouTube広告の出稿を考えている方は動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。
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BtoB企業がYouTubeで動画広告を出す4つのメリット
YouTubeで動画広告を配信しようと思っても、具体的にどういったメリットが得られるのか分からない人も多いはず。ここでは動画広告を出すメリットをご紹介します。
・一定時間視聴しないと課金されない
・ターゲットを絞り込んだ配信が可能
・スキップまでの数秒間は見てもらえる
・広告費の上限を自社で設定できる
YouTubeの動画広告は一定時間視聴されないと課金が発生しないものが多く、費用対効果が高いです。また、ターゲットを絞り込んだ配信が可能で、興味のないユーザーに広告が再生され、その分の広告費用が発生するなどの無駄なコストも削減できます。スキップまでの数秒間は必ず視聴されるため、広告が完全に流れる心配はありません。
また、YouTube動画を再生している際に、上のように画面上に画像やテキストでリンクが表示されるCTAボタンによって、視聴者を自社のサイトに誘導する効果が期待できます。
YouTubeの動画広告は1日単位で広告費用を決めることができるので、費用に上限がある企業も安心して広告を出せます。動画広告の再生回数や完全視聴率、CV率、クリック数などが数値化されるため、広告効果の指標になります。YouTube動画広告にはいくつかのフォーマットがあり、目的に応じて使い分けることも可能です。
YouTube広告フォーマットの種類
YouTube動画の広告にはいくつか種類があります。ここでは動画広告の種類について、それぞれ解説します。
バンパー広告
バンパー広告とは、2016年に提供が開始され、YouTube動画を見る際に再生される6秒間スキップ不可の広告です。ユーザーが視聴する動画の再生前と再生中、再生後に流れます。ユーザーの画面に動画広告が1000回表示されるごとに費用が発生するインプレッション課金。
6秒間と限られた時間ですが、ユーザーがストレスなく広告に集中できるので、広告動画の出来次第では、短い視聴時間でも視聴者に商品のイメージや印象が残りやすいです。
TrueViewインストリーム
TrueViewインストリームとは、視聴者が動画を見る前や途中に流れる広告のこと。テレビCMのようなもので、動画広告開始5秒でスキップできる「スキップバブル広告」と、一定時間数スキップできない「ノンスキップバブル広告」の2種類あります。
スキップバブル広告は30秒以上の視聴、またはリンクをクリックされるごとに課金されます。ノンスキップバブル広告はインプレッション課金制です。
広告動画内のリンクから直接Webサイトへの誘導も効果的。
一定時間数視聴されるので商品のメリットなどを分かりやすく簡潔に伝えることができ、商品や企業のブランディング向上にも繋がります。
TrueViewアクション
TrueViewアクションとは従来のインストリーム広告に加え、ユーザーにクリックを促すCTAボタンを表示できる広告です。動画広告と一緒にリンクが表示されるのでWebサイトに誘導しやすくなっています。目標コンバージョンが達成された際に初めて課金されるインプレッション課金です。
他の動画広告と違い、視聴者の行動力を促すCTAボタンが表示されるので、商品広告などではユーザーの購入意欲向上にも期待できます。
BtoB企業のYouTube広告の事例
続いて、実際にYouTubeに動画広告を出している企業チャンネルや広告の事例を見ていきます。良い点は真似して、社内で動画広告を作る際に参考にしてみてください。
勤怠管理システムジョブカン
勤怠システム「ジョブカン」のYouTube動画広告。15秒間にサービスの利便性を簡潔にまとめています。まだ出勤管理やシフト管理をシステム化していない企業に対して、働き方改革関連法に基づき、導入を促す動画広告事例です。
プラスチックベアリング製造
鹿児島化学金属株式会社のYouTube動画広告。冒頭では主力商品であるプラスチックベアリングの紹介、以降は社内の様子をドキュメンタリー化することで視聴者の興味を引き付ける効果があります。動画広告が初めてのBtoB企業でも取り入れやすい手法です。一人でも多くの人に企業を知ってもらう目的の動画広告事例です。
トーケン
建設総合サービス業「トーケン」のYouTube動画広告。動画開始5秒で自社の名前を入れた替え歌を流すことにより視聴者に強い印象を残します。動画の最後には傘を用いて企業のサービス内容を分かりやすく解説。何の企業かを知ってもらう目的の動画広告事例です。
他にもBtoB企業の動画広告事例はたくさんあります。詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてください。
関連記事:YouTube広告の事例を紹介!広告の種類や成功ポイントも解説!
関連記事:YouTube視聴者の心を掴む「5秒動画広告」の利用事例まとめ
YouTube広告の費用・料金
初めてYouTubeで動画広告を出そうと考えている企業が一番気になるのが広告を出すのに発生する費用。YouTubeの広告料金は、広告の種類によって異なります。
バンパー広告の費用・料金
先述の6秒間スキップ不可の「バンパー広告」はユーザーに動画広告が1000回表示されると料金が発生するインプレッション課金。広告料金は取り扱う商品によって料金が異なります。
スキップバブル広告の費用・料金
ユーザーが動画広告再生開始5秒でスキップできるインストリーム広告の「スキップバブル広告」はスキップされてしまったり、動画視聴時間が30秒以内であれば料金は発生しません。動画視聴時間が30秒以上、またはリンクをクリックされた場合のみ料金が発生します。料金の目安、入札単価は2〜30円です。
ノンスキップバブル広告の費用・料金
また、一定時間数スキップできない「ノンスキップバブル広告」はバンパー広告と同じくインプレッション課金になります。例えば30秒以上視聴したユーザー1000人で入札単価が10円→広告費用は10000円になります。
30秒以上の視聴者数 |
入札単価 |
広告費用 |
1,000人 |
10円 |
10,000円 |
YouTubeの広告料金について、さらに詳しく知りたい方は下記も参考にしてください。
関連記事:YouTube広告の料金・費用の相場、設定方法まで徹底解説!
BtoB企業がYouTube広告作成・配信する際の注意点
YouTube動画広告を制作、配信する上で少し注意も必要です。実際に動画広告を作る前に以下のことを頭に入れておいてください。
まず、動画を撮影、編集する人材が必要です。社内に適切な人材がいればいいですが、いなければ人材探しから、もしくは外部に外注しなければなりません。その場合は時間や費用もかかります。
インストリーム広告など、広告の種類によっては5秒でスキップされる可能性があるので、動画の冒頭部分で何かしらユーザーの興味を引く仕掛けを考える必要があります。また、ターゲット選定のズレや動画の内容によっては不快感をもたれることもあり、企業のイメージダウン。
ノンスキップバブル広告のような一定時間数、動画を強制的に見せられる動画広告はユーザーにストレスを与えやすく、クレームの原因にもなります。
画像:YouTubeヘルプ(広告掲載に適したコンテンツのガイドライン)
また、全ての動画広告が審査に通るとも限りません。YouTubeやAdWordsのポリシーに準ずるか、動画の内容によっては審査に時間がかかることもあります。人材や時間、費用をかけずに低いクオリティの動画を作れば、ブランディング低下の恐れもあるでしょう。
動画の配信に伴い、再生回数や完全視聴率、クリック数などが数値化されます。それらの数値を分析し広告効果を出さなければならないのですが、初心者にはこの広告ツールの取り扱いが難題になります。
自社で広告出稿するのは簡単ですが、初めてチャレンジする方はプロに依頼してノウハウを学ぶ方法もおすすめ。どこに依頼すべきかの選定は、動画幹事にご相談ください。
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YouTubeチャンネル運営とYouTube広告配信の違い
画像出典:ミエルカチャンネル
BtoB企業がYouTubeに参入する方法は、上の画像のような企業公式チャンネルの運用もあります。
企業チャンネル運用は、開設(ゼロ)からのスタートのため、安定するまで動画を配信し続けなければなりません。その分のコストはもちろん、忍耐強さも必要です。ただし、チャンネルにファンがつき、運用が安定さえすれば自社商品のPRはもちろん、チャンネルの動画に他社の広告をつけることができるので広告収入も期待できます。
YouTubeでの動画広告の配信は、広告動画を作成し、審査に通れさえすばすぐに配信が可能。チャンネル運用のように安定するまで視聴者に恵まれないことはありません。配信後はターゲット層に一定時間数は必ず動画を視聴してもらうことが可能です。
とはいえ、ユーザーが動画を楽しんでいる最中に無理やり広告を押し込むので、動画広告自体を不快に感じる視聴者がいないとは限りません。
企業公式チャンネルの運用、動画広告の配信、どちらも企業をアピールする場ではありますが、両者にメリットやデメリットが存在します。BtoB企業がYouTubeに参入するにあたり、どちらがいいかは企業の戦略に委ねられます。
企業チャンネルの解説を検討されている方は下記の記事をご参考ください。
関連記事:YouTubeの企業チャンネルは始めるべき?メリットとデメリット、成功事例を解説
【まとめ】BtoB企業のYouTube活用
以上、BtoB企業がYouTubeに動画広告を出すメリットや広告の種類、広告の事例を紹介しました。
動画広告はユーザーに一定時間数必ず視聴されますが、動画を見た視聴者が必ずしも企業に興味を持つとは限りません。視聴者に分かりやすく、インパクトのある動画を作る必要があります。
今後さらに拡大するであろうYouTube、この大きな動画マーケティングを見逃すことはできません。また、すべての動画広告が審査を通るわけではありません。配信時の注意点を守らないとYouTubeからの審査が降りない恐れもあるので、不安な方は専門業者に相談するべき。動画幹事への相談は無料なので、気軽に相談してください。
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