会社紹介動画とは?作るメリットや厳選した事例・作り方のポイントまで紹介

会社紹介に動画を活用し、魅力を映像でわかりやすく表現する企業が急増しています。たしかに、撮影や動画編集は身近なものになりましたが、訴求力のある会社紹介動画を制作するには、押さえておくべきポイントがあります。

知らなかったばかりに、だれにも響かない中途半端な会社紹介動画ができてしまった、そんな事態は避けなければなりません。

そこで本記事では、会社紹介動画を作る目的、用途、メリット、作り方のポイントから、参考にしたい事例までを網羅的に解説!最後までご覧いただければ、会社紹介動画の全体像が把握でき、なにから取りかかればいいかもわかります。

※会社紹介動画の制作を考えている方は動画幹事にご相談ください。要件を丁寧にヒアリングし、最適な制作会社をご紹介します。

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目次
  1. 1. そもそも会社紹介動画とは?
  2. 2. 会社紹介動画の種類
    1. 2-1. 事業紹介型
    2. 2-2. コンセプト紹介型
    3. 2-3. インタビュー型
  3. 3. 会社紹介動画を作るメリット
    1. 3-1. 短い時間で膨大な情報が伝えられる
    2. 3-2. 会社の信頼度が高まる
    3. 3-3. 採用活動に効果的
    4. 3-4. 商品やサービスへのアクションにつながる
  4. 4. 会社紹介動画の活用場面
    1. 4-1. 会社の公式サイト
    2. 4-2. 展示会などのイベント
    3. 4-3. 会社説明会
    4. 4-4. SNS
  5. 5. 会社紹介動画の事例4選
    1. 5-1. わかりやすい事業紹介動画
    2. 5-2. 印象に残る会社紹介動画
    3. 5-3. かっこいいインタビュー動画
    4. 5-4. かっこいい採用動画
  6. 6. 会社紹介動画を作る4つのポイント
    1. 6-1. 目的を決める
    2. 6-2. ターゲットを決める
    3. 6-3. 動画の活用場面を決める
    4. 6-4. 訴求したい内容を決める
  7. 7. 会社紹介動画制作の費用と期間の相場
  8. 8. 効果のでる会社紹介動画まとめ
    1. 8-1. 動画制作をプロに依頼したいという方へ

そもそも会社紹介動画とは?

会社紹介動画の目的

会社紹介動画とは、会社に関連する人々への認知度・信頼感を高めるため、自社がどのような会社なのか?魅力や概要を紹介すること。顧客・取引先・株主・学生を含む求職者・従業員などに自社の魅力を認知・理解してもらうため、会社の理念、ビジョン、事業内容、働き方・カルチャーなどをわかりやすく動画で表現したものです。

会社紹介動画を制作する目的は大きく以下の4つに分類できます。

・優秀な人材を採用する
・事業内容を理解してもらうことで信頼感を高める
・理念・ビジョンに共感してもらうことでエンゲージメント(愛着)を高める
・働き方・カルチャーを紹介して親近感を高める

会社紹介動画の種類

会社紹介動画の対象となる視聴者は、どのような目的であっても自社のステークホルダー(利害関係者)です。ただし、目的が異なれば動画の表現方法も異なることが当たり前。会社紹介動画には、目的にあわせた3つの種類があるのです。

事業紹介型

NTTコムチェオ 事業紹介映像

事業紹介型とは、自社事業の紹介をメインに据えた会社紹介動画です。主力となる商材・サービスの説明・紹介はもちろん、会社の歴史や実績、代表者・従業員のメッセージなども含め、自社の全体像をつかんでもらえるよう詳細までしっかりと説明するケースがほとんど。

ステークホルダーへ自社事業への信頼感を高めてもらい、投資したい、取引したい、この会社で働きたいと思ってもらうのに有効です。

コンセプト紹介型

朝日建設株式会社 コンセプトムービー

コンセプト紹介型とは、会社のビジョン、経営理念や、商品・サービスに込められた想い・概念(コンセプト)をステークホルダーに伝えるための会社紹介動画です。

事業紹介型と異なり、その奥にあるメッセージ・概念をイメージとして表現するため実写が多用されるのがコンセプト型の特徴。直接的なアピールを避け、コンセプトに共感してエンゲージメントを高めてもらうことで、ユーザーのアクションを促します。

コンセプトムービーについて、より詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

関連記事:コンセプトムービーとは?参考になる事例や作り方のポイントを解説!

インタビュー型

ライクグループ 採用動画

インタビュー型とは、自社で働く従業員へのインタビューをメインにした会社紹介動画です。インタビュー形式で従業員の働き方、働きがいなどをリアルに紹介する、どんなところで働いているのか?職場の風景で視聴者にイメージしてもらうといった構成がほとんど。

身近さ・親近感を高められるインタビュー型は、求職者に「この会社で働いてみたい」と持ってもらうのに非常に有効です。

インタビュームービーについて、より詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

関連記事:インタビュー動画事例まとめ!かっこいい・おしゃれなインタビュー動画のポイントも解説

会社紹介動画を作るメリット

・短い時間で膨大な情報が伝えられる
・会社の信頼度が高まる
・採用活動に効果的
・商品やサービスへのアクションにつながる

短い時間で膨大な情報が伝えられる

短い時間で膨大な情報が伝えられる

動く映像と音でイメージを伝えられる動画は、わずか1分間でWebページ約3,600ページ分と同等の情報量を誇るといわれています。膨大な情報を伝えられる動画なら、会社の詳細な情報を短い時間で知ってもらえます。

自身でイメージを膨らませなければならない文章と異なり、視聴者に具体的なイメージを与えられるのも動画のメリット。文章が長いとWebサイトからユーザーが離脱してしまうケースも考えられますが、視聴時間の短い動画ならユーザーが離脱する可能性も少ないといえるでしょう。

会社の信頼度が高まる

動画はビジョンや企業理念など、文章では表現の難しい抽象的な概念・想いを形にするのに非常に向いているメディアです。会社紹介動画で事業内容を正確に知ってもらい、ビジョンや理念に共感を持ってもらえれば、ステークホルダーからの信頼感を高められるメリットがあります。

採用活動に効果的

ユーザーに身近さ・親近感を与えられる会社紹介動画は、求職者へのアピールに最適なのは上述した通り。これは会社のリアルな姿を伝えることで、求職者自身が働いているイメージを描きやすいからです。この特徴は、会社側にとっては「応募者の増加」というメリットが得られます。

また、具体的な働き方のイメージを与えられる会社紹介動画は、求職者とのイメージのズレをなくす役割も果たします。ある意味で、インターンの役割を果たしてくれるのです。

入社後のミスマッチを排除できる会社紹介動画は、企業側、求職者側どちらにも大きなメリットがあるのです。

商品やサービスへのアクションにつながる

ユーザーの信頼感・親近感を高められる会社紹介動画は、商品・サービスの問い合わせ・申込などのアクションにつながりやすいメリットもあります。普段からYouTubeやSNSの動画に慣れ親しんでいる現代のユーザーは、動画の視聴に抵抗感を感じなくなっています。

企業のファンになってもらう、ブランディングを構築することで商品やサービスへのアクションにもつながります。

会社紹介動画の活用場面

いつでもどこでも動画を視聴できる環境が整った現代では、さまざまな場面で会社紹介動画を活用できます。一方、活用する場面によって適切な動画構成は違ってくることも事実。会社紹介動画の効果を最大化するためにも、それぞれのチャネルの特徴、適している動画の傾向を知っておくことが重要です。

会社の公式サイト

タカラトミーグループ

画像出典:タカラトミーグループ

会社紹介動画を活用する場面として、もっとも一般的なのが自社コーポレートサイト、自社リクルートサイトです。自社サイトへアクセスしてくれるユーザーは、そもそも自社に興味を持って情報を探している人たちの可能性が高いといえます。こうしたステークホルダーに1か所で会社情報を提供できることが、自社サイトに会社紹介動画を掲載するメリット。

コーポレートサイトは顧客、取引先、株主・投資家などが、リクルートサイトは求職者が対象になるという違いはありますが、事業紹介型・コンセプト紹介型・インタビュー型問わず、作成した会社動画はすべて掲載しておくべきでしょう。

展示会などのイベント

複数社が参加するコンベンション形式、単独開催の違いはありますが、展示会・イベントでも会社紹介動画を有効活用できます。展示会ではパンフレットなどの資料提供は必須ですが、受け取ってくれても顧客が読むとは限りません。短時間でしっかり自社事業のイメージ付けができれば、商談や契約の獲得に役立つでしょう。

展示会・イベントには事業紹介型・コンセプト型がおすすめですが、自社サイトと異なり、必ずしも来場者はあなたの会社に興味があるわけではありません。できる限り短時間でメッセージが伝わるように動画の内容を工夫する必要があります。

関連記事:展示会動画の効果・メリット・費用・作成時のポイントまで徹底解説

会社説明会

求職者向けの会社説明会にも、会社紹介動画はフル活用できます。会社説明会には自社への興味が高い求職者が参加しますが、資料を使いながら説明するだけでは、事業内容・働き方・ビジョン・理念などを深く理解できない可能性があります。会社紹介動画を活用すれば、イメージのズレを修正してミスマッチをなくせます。

事業紹介型・インタビュー型が会社説明会には最適ですが、視聴者の関心は高いため、尺(動画の長さ)が多少長くなっても自社の事業・働き方・労働環境を詳細に伝えられる会社紹介動画が向いているでしょう。

SNS

メリットの項目でも紹介したように、SNSは会社紹介動画を活用して動画マーケティングを展開するのに最適なチャネルです。動画の視聴に慣れているSNSユーザーは、直接的なCM動画を拒否する傾向がある反面、コンセプトムービーには好意的です。SNSユーザーとのエンゲージメントをじっくり高め、問い合わせ・購入へのアクションへつなげていくことが有効です。

ただし、SNSとひとことにいってもサービスごとにユーザー層は異なります。どのようなユーザーを対象にするのか?興味・関心はどこにあるのか?しっかり把握したうえでテーマを設定することが肝心。長い動画は途中離脱される可能性が高いため、尺を短めにまとめることもポイントです。

会社紹介動画の事例4選

実際にどのような会社紹介動画を作れば効果的なのか?そんな方に向け、制作する際に参考になる会社紹介動画の事例を4つ紹介していきます。

わかりやすい事業紹介動画

2006年に大阪府大阪市で設立され、オフィス環境構築・ICT事業を展開する株式会社MJEの会社紹介動画です。

日本が抱える労働問題の解決に向け、起業時・起業後を含めた会社ライフステージすべてをサポートするという事業内容を、アニメーション・インフォグラフィックを活用してわかりやすくイメージ化していることがポイント。自社のビジョン・事業の全体像が、わずか3分で理解できるように構成されています。

印象に残る会社紹介動画

東京都渋谷区に拠点を構える大手人材会社、株式会社ビズリーチのテレビCMです。

「中途採用」「逸材」「ビズリーチ」というキーワードが視聴者の耳に残るように構成されており、データベースを活用した自社の中途採用のメリットとうまく結びつけていることがポイント。事業内容をわずか30秒間で把握できる、テレビCMならではの会社紹介動画。コメント欄にもあるように「すっごい記憶に残る」工夫がなされています。

かっこいいインタビュー動画

2013年、ミニシリコンバレーを目指して設立された株式会社EXIDEA。同社で金融・通信のバーティカルメディアを担当する、メディア事業部の会社紹介動画です。

アクセスしてくれるユーザーの人生を背負う覚悟で1文字、1ピクセルにこだわってコンテンツを作る。そんなスタッフの想いが「1メディア1経営」を合い言葉にする同社の理念・ビジョンとリンクしていることが理解できる構成になっています。

かっこいい採用動画

株式会社三城(パリミキ・メガネの三城)の新卒採用動画です。採用動画にもかかわらず、音声は一切なくBGMと映像のみ。パリミキのオシャレな雰囲気と世界観を伝えた動画で、BGMに合わせて画像カットを変える演出を使っています。

会社紹介動画を作る4つのポイント

会社紹介動画を作る4つのポイント

撮影や編集を考える前に、まずは制作する会社紹介動画の方向性を定めておかなければなりません。ポイントを押さえて制作に取りかからなければ、冒頭でも触れたように「だれにも響かない会社紹介動画」になってしまいます。以下のポイントを押さえておいてください。

目的を決める

・事業内容を理解してもらうことで信頼感を高める
・理念・ビジョンに共感してもらうことでエンゲージメント(愛着)を高める
・働き方・カルチャーを紹介して親近感を高める
・商品・サービスのアクションにつなげる

会社紹介動画には上述したような目的がありますが、1つの会社紹介動画の目的は1つに絞り込むことが鉄則。あれもこれもと欲張りすぎれば、焦点の定まらない会社紹介動画が出来上がってしまいます。

ターゲットを決める

信頼感を高めて欲しい、親近感を高めたい、あるいはアクションを起こして欲しいのはだれなのか?会社紹介動画の視聴者である「ターゲット」を定めることが次のステップです。会社紹介動画のターゲットは、自社のステークホルダーではありますが、それぞれの立場によって会社のなにが知りたいのかが異なるからです。

採用が目的の動画であれば、新卒と中途採用では内容が異なるかもしれません。ターゲット像を明確にして情報を発信しましょう。

動画の活用場面を決める

会社紹介動画の目的・ターゲットを定めたら、どのチャネルで動画を活用するのがベストなのかを考えましょう。すでに解説したように、活用するチャネルによって適切な動画構成は変わるから。

たとえば、企業説明会などでじっくり見てもらう場面であれば、動画の尺は長めでも問題ありません。ですがSNSで動画マーケティングを展開したいなら、長すぎる動画は見てもらえない可能性が高まります。

ターゲットがもっとも利用する効果的なSNSはどれか?途中離脱されないためには尺をどの程度に収めるべきか?制作すべき会社紹介動画の概要が見えてきます。

訴求したい内容を決める

ターゲットは自社のなにを知りたいのか?を念頭に、会社紹介動画で訴求すべき内容を決定していきます。そのためには、自社の魅力はなにか?を徹底的に洗い出し、ターゲットのニーズとマッチングさせることがポイント。ターゲットの知りたいこと、自社が伝えたい魅力が一致すれば、目的を達成する会社紹介動画を制作できるのです。

会社紹介動画制作の費用と期間の相場

会社紹介動画の基本を理解し、どのような動画を作ればいいのか?イメージも方向性も決まった、しかし自作するのはハードルが高い。そう感じる企業担当者も少なくないはず。そんな方であれば、動画制作をアウトソーシングした場合の費用が気になるでしょう。

特徴

相場

動画の長さ

撮影条件

撮影期間

制作期間

画像のみの

スライドショー

10~30万円

120秒以内

撮影なし

なし

2週間~1ヶ月

社員インタビュー

社内風景

30~80万円

120秒以内

ロケ:社内

演者:社員

機材:1カメラ

1日

1~1.5ヶ月

仕事密着

コンセプトムービー

80~120万円

180秒以内

ロケ:1ヶ所

演者:社員rプロ

機材:2カメラ

2日以上

1.5~2ヶ月

CGなどの

特殊な演出

200万円以上

180秒以内

ロケ:複数

演者:社員rプロ

機材:2カメラ

2日以上

3ヶ月以上

会社紹介動画の相場は撮影の規模によって差が出ます。撮影なしの場合は10〜30万円、1日の撮影で済む場合は30〜80万円、数日間密着する場合は80〜200万円になります。

動画は大きく「実写」と「アニメ」の2種類に分かれますが、会社・店舗・学校を紹介する動画は「実写」が多いです。理由は以下のメリットによるもの。

・リアリティによる説得力・信頼性がある
・視聴者が「自分ごと化」しやすい

企業理念やビジョンを伝える場合、架空のアニメキャラより、実在の人間の方がリアリティによって説得力・信頼性を生みます。採用が目的の場合も実際の職場の風景や社員が映っている方が「自分ごと化」しやすいです。

相場は大きく上の3パターンです。価格の違いは主に、撮影の規模(スタッフの構成や人数、必要機材数など)といった「現場の費用」によって差が出ます。動画の長さは上2つが120秒以内、最後が180秒以内が目安となります。

動画制作の流れは、企画(コンテ、キャスティング、ロケハン)→撮影(機材次第)→編集(ナレーション、BGM)の3ステップです。

効果のでる会社紹介動画まとめ

会社紹介動画を作る目的、用途、メリット、作り方のポイントから、参考にしたい事例まで、本記事では会社紹介動画の基本を網羅的に解説してきました。会社紹介動画を制作する主な目的は以下の3点。

・事業内容を理解してもらうことで信頼感を高める
・理念・ビジョンに共感してもらうことでエンゲージメント(愛着)を高める
・働き方・カルチャーを紹介して親近感を高める

目的を達成する会社紹介動画から得られるメリットは以下の4点です。

・短い時間で膨大な情報が伝えられる
・会社の信頼度が高まる
・採用活動に効果的
・商品やサービスへのアクションにつながる

効果的な会社紹介動画を作るには、活用するチャネルや事前準備として方向性を決めることも重要。基本をしっかりと押さえておけば、ステークホルダーの心をとらえられる会社紹介動画が作れるでしょう。

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