動画マーケティングの手法8選!各手法の向いている企業、注意点も解説【2024年最新版】

動画マーケティングの手法8選!各手法の向いている企業、注意点も解説

スマートフォンの普及により、日常的に動画を見る人が増えたことから、動画マーケティング市場は急拡大しています。そんな時代の流れに合わせ、自社でも動画マーケティングを取り入れることになった人も多いでしょう。

しかし、
「そもそも動画マーケティングとは何か分からない」
「動画マーケティングのやり方が分からない」
といった悩みを抱えている担当者も多いはずです。

本記事では動画マーケティングの手法や企業ごとに適したマーケティング方法を紹介します。最後まで記事を読めば、今回初めて動画マーケティングを取り入れることになった人でも、上手に動画マーケティングを活用することができるでしょう。

※現在、動画の制作を依頼したい方は動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

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目次
  1. 1. そもそも動画マーケティングとは?
    1. 1-1. 動画マーケティングの3つの目的・メリット
  2. 2. 動画マーケティングの手法
    1. 2-1. 動画広告の出稿
    2. 2-2. YouTubeチャンネルの開設
    3. 2-3. Webサイトへの埋め込み
    4. 2-4. 車内広告
    5. 2-5. タクシー広告
    6. 2-6. 電子看板(デジタルサイネージ)
    7. 2-7. オンライン配信
    8. 2-8. インフルエンサーによる配信
  3. 3. 動画マーケティングの手法を展開する際のポイント
    1. 3-1. ターゲットを決める
    2. 3-2. 目的を決める
    3. 3-3. 達成目標を決める
    4. 3-4. 配信メディアに合わせた動画作り
    5. 3-5. 情報を詰め込みずぎない
    6. 3-6. 分析し修正や改善を重ねる
  4. 4. 動画マーケティングの手法を検討・展開する際の注意点
    1. 4-1. 制作時に時間とコストがかかる
    2. 4-2. 専門スキルが必要
  5. 5. 動画マーケティング手法まとめ

そもそも動画マーケティングとは?

動画マーケティングとは「動画を使ったマーケティング手法」のことです。動画でサービスや企業の魅力を伝え、購買顧客や潜在顧客を獲得します。

テレビCMはもちろん、YouTubeの動画広告や街中の電子掲示板など、私たちの日々の生活において、あらゆる場面で目にする機会があります。

動画マーケティングの3つの目的・メリット

動画マーケティングの3つの目的・メリット

商品やサービスの認知度を上げられる

動画はWebサイトや電車、タクシーの車内、街中の電子掲示板など、掲載するのに場所を問わないメディアであり、商品やサービス認知度アップに効果があります。また、URL1つで簡単に共有でき、ブログやTwitterなどのSNSに載せることもできるので、拡散による高い効果も期待できます。

ブランディング効果を期待できる

下記の動画は、カネボウの化粧品ブランド「TWANY(トワニー)」のブランディング動画です。
動画にはランニングやヨガをする女性が登場、女性が穏やかに過ごせる社会を作りたいという企業理念が伝わってきます。

動画はテキストや画像よりも1度に伝えられる情報量が多く、商品の魅力を伝えるのに適しています。写真や画像、テキストだけで伝えるのは難しい会社の企業理念や訴求ポイントを、動画の活用によって分かりやすく視聴者に伝えられます。

もう1つ、下記の動画はマクドナルドの公式YouTubeで公開している動画です。
「見える、マクドナルド品質」というシリーズで、実際にマクドナルドで使っている原料の加工過程を動画にして視聴者に食品の安全性を伝えています。

また、単なる商品やサービスの説明だけでなく、商品の製造過程やサービスを提供する過程、実際に働いている社員のインタビューなどを動画化することで、商品や企業への信頼性を獲得することにもつながります。

購買意欲を促進できる

動画を活用すれば、商品のサイズ感や使用感を詳細かつ直感的に伝えることができ、商品の購買促進につなげられます

オンライン上では、実際に商品を手に取って確認できません。商品購入を促進するためには、商品の特徴、使い方、ポイント、実際に使ったお客様が直接述べている感想などを視聴者により具体的に分かりやすく伝える必要があります。

また、Webサイトの動画広告や企業YouTubeチャンネルなどであれば、商品やサービスに興味を持った視聴者をそのまま自社サイトへと誘導することも可能です。

動画マーケティングの意味・効果の詳細は、下記記事をご参照ください。
関連記事:動画マーケティングとは?メリット・種類・手法・費用まで網羅します【初心者向け】
関連記事:動画マーケティングの注目すべき効果とは?メリット・デメリット、始め方と成功のコツを解説

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動画マーケティングの手法

動画マーケティングの手法は様々です。ここでは動画マーケティングの手法について、事例を踏まえながら解説していきます。

動画広告の出稿

YouTubeやSNS、アプリなどに動画広告を掲載する方法です。

参考事例:YouTube動画広告

石川県に拠点を置く、ダンボールや梱包資材の販売を行う株式会社ダンボールワンのYouTube動画広告です。

同社は地元の若者に知名度が低い点に加え、人材を募集してもなかなか応募が来ないという課題を抱えていました。そこでYouTubeを視聴する若者をターゲットとした動画広告を掲載したところ、インパクトのある内容が手伝って若者への認知度がアップ。就職希望者の応募率も上がる成功事例となりました。
※参考:Effic編集部

この動画のポイントは人気RPGゲームを連想させるような作りとなっているところです。
ダンボールワンの社員になるプロセスをPRGゲーム風にアレンジした展開がユニークで、視聴者の興味を引くほか、動画内の社員インタビューにおけるBGMや字幕表示がゲーム風のデザインに仕立てられています。社員インタビューの間、後ろでは他の社員が社長と戦っている演出も面白く、こうした小さな演出を協力し合える社員同士の仲の良さが動画から伝わってくるのも参考になります。

見込める効果

動画広告を一定時間強制的に閲覧させることもできることから、多くの人に企業や商品、サービスを認知してもらうには有効な手法です。

TwitterやInstagram、アプリやYouTubeなど多くの媒体に配信できますが、動画広告の出稿の仕方や課金は媒体によって異なります。

相場

動画広告を出稿するうえで、動画の制作にかかる費用と出稿する際にかかる費用を解説します。

動画の制作費用

動画の制作費用について、動画制作を専門業者に依頼する場合の費用相場は、実写とアニメーションで異なります。また同じ実写でも、その価格差は「撮影の有無」「撮影場所の数」「プロの演者を使うか」などで値段が変わってきます。


■実写

特徴

費用

条件

制作期間

簡易的なもの

10〜30万円

ロケ:1ヶ所


キャスト:社員


機材:1カメラ

1ヶ月

表現を追加

30〜80万円

ロケ:1、2ヶ所


キャスト:

社員 or プロ


機材:2カメラ

1〜1.5ヶ月

役者を追加

80〜200万円

ロケ:1、2ヶ所


キャスト:プロ


機材:2カメラ

1.5〜2ヶ月

アニメーション動画の金額の差はアニメの質の差で、30〜100万円の価格帯が最も一般的です。100万円以下のアニメの動きは簡易なもので、金額が高くなるほど動きが滑らかになります。

■アニメーション

特徴

費用

アニメの質

制作期間

既存のイラストの

組み合わせ

10〜30万円

1ヶ月

オリジナルイラスト

×

簡易アニメーション

30〜100万円

1.5〜2ヶ月

オリジナルイラスト

×

リッチな動きにする

100〜200万円

2〜2.5ヶ月

出稿費

現在の動画広告で、主に配信されるプラットフォームが以下の4つです。動画広告の料金は広告枠をオークションで競う入札形式、入札単価は自身で決めるものや、「ターゲット」や「配信するキーワード」などで流動するものがあり未知数で、一概に相場は〇〇円と言えません

媒体

動画広告の料金体系

YouTube

・動画広告を30 秒以上視聴した場合に発生(CPV課金)

・広告リンクをクリックした場合に発生(CPC課金)

Facebook

・1,000表示されるごとに発生(CPM課金)

・広告リンクをクリックした場合に発生(CPC課金)

Instagram

Facebookと同じ

Twitter

・動画が3秒以上再生された場合(CPV課金)

・動画が6秒再生された場合(CPV課金)

・フルスクリーン表示で動画を視聴した場合(CPV課金)

動画広告の費用の詳細は、下記記事をご参照ください。
参考記事:動画広告の費用と料金相場・単価を徹底解説!【事例あり】

おすすめの企業

ゲームや音楽、レジャーホテル、旅行、フード、自動車メーカーやスポーツ玩具などの「趣味・興味系の商品やサービス」です。

元々YouTubeには「娯楽・趣味に関する動画を見たい」という視聴者が大半です。そのため、趣味・興味系の商品やサービスは、YouTubeに流れてくる動画広告に対して視聴者がそれほど抵抗なく興味を持ちやすいといえます。

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YouTubeチャンネルの開設

YouTubeに企業の公式チャンネルを開設して動画を配信する方法です。

参考事例

上記は、会計ソフトfreeeの運営会社のfreee株式会社が運営するチャンネルです。自社ソフトの使い方だけではなく、個人事業主の資金調達や開業費についてなど、ユーザーが抱える会計関連の様々な問題にアプローチした動画を公開。

本来の顧客に限らず、会計関連のターゲットへの訴求と自社ソフトのアピールを両立させ動画マーケティングを上手く活用した事例です。定期的に動画を公開しているため、ユーザーを飽きさせずさらなるファン獲得が狙えます。

動画のポイントとして、動画内に「詳しくは概要欄」と記載することで、内容が気になった視聴者が自社の公式ページに飛ぶような仕組みになっています。また、専門家が一人で淡々と説明するのではなく、実際に視聴者が抱える悩みを社員が専門家に質問し、それに答えるようなやり取りで進んでいくので、難しい内容でも飽きずに最後まで視聴が可能です。

大事な点や分かりにくい点は図や表を用いて説明することにより、視聴者の理解を深めやすくなっています

見込める効果

企業のYouTubeチャンネルを開設し、定期的に動画を公開することでチャンネル登録者数を増やし、自社ブランドのファンを育て、自社の商品やサービスのファンを増やす効果が期待できます。配信した動画から世界中の人に視聴されて注目される「バズコンテンツ」が生まれれば、広告費用をほとんどかけることなく、多くの人に動画コンテンツを届けることができます。

バズコンテンツを生まずとも「〇〇 使い方」などで検索したとき、検索エンジンで動画コンテンツがGoogleの検索結果で上位表示されることも多く、複雑な操作はテキストや写真だけでは理解しにくいため、動画による解説は需要があります。

YouTubeチャンネルの開設

相場

YouTubeチャンネルの開設については動画さえあれば、誰でも無料で開設できます。

費用は動画制作にかかる企画や撮影、編集などにかかる費用のみですが、実写とアニメーションで金額は異なります。先述の動画の制作費用の表を参考にしてください。

とくにすぐに始めるべき企業

多くの企業がYouTubeチャンネル開設に適していますが、とくにすぐに始めるべき企業は、写真やテキストだけでは説明が難しいサービスを扱うBtoB企業、医療器具を取り扱う企業、投資、金融、電気、水道やガスなどのライフラインを扱う企業です。

自社のチャンネルで商品のハウツー動画やサービス内容を説明することで、企業に対して視聴者がよち親しみを感じてもらいやすくなり、フォロワーや新規コア客の獲得が見込めます

YouTubeの企業チャンネル開設のメリット・デメリットの詳細は下記記事をご参考ください。
関連記事:YouTubeの企業チャンネルは始めるべき?メリットとデメリット、成功事例を解説

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Webサイトへの埋め込み

企業サイトや商品LP(ランディングページ)などのWebサイト上に動画を埋め込む手法です。

※商品LP(ランディングページ):検索結果やWeb広告などを経由してユーザーが最初にアクセスするページのこと

参考事例

クラシル

※画像引用:クラシル
サイトやアプリで料理レシピを解説する「クラシル」は、動画コンテンツを効果的に活用しています。

クラシルの公式サイトで紹介する料理レシピには、文章とともに動画が埋め込まれています。食材の切り方や、料理を作る際のフライパンの振り方など、言葉にはしにくい部分を視覚的に伝えることができます。

また、人気の高いレシピは有料会員にならないと閲覧できないため、自然に有料会員への誘導ができています。

動画のポイントとしては、多くが1分程度の短いものであり、視聴離脱が起きにくい点です。調理過程だけでなく、食材の下処理から動画で解説している点や、ポイントなどを見落とさないようナレーションが付いている工夫も参考になります。

見込める効果

ランディングページには、ユーザー自らが検索したり、興味がある広告内容だと感じてクリックして訪れています。自らクリックという自発的なアクションをして来訪した人にページ内で動画を掲載しているため、より興味・関心を高めたい時や商品・サービス購入を促したい際に効果的です。

また、サイトを訪れた視聴者が動画を見ることによりページ滞在時間が長くなり、検索エンジンからのサイト評価アップに貢献することにもつながります。すると、検索上位にページが表示されやすくなり、さらにサイトへのユーザー流入が増えることにもつながるのです。

相場

自社のサイトなどに埋め込む用の動画があれば1件2,000円~動画の埋め込みが可能です。

とくにすぐに始めるべき企業

多くの企業がWebサイトに動画の埋め込みをするのをおすすめできますが、とくにすぐ始めるべき企業は、化粧品などを販売する企業やアパレル系企業、ノウハウ系のサービスを提供する企業です。

ページ内にある動画を見ることで商品やサービスへの理解が深まり、CRO(コンバージョン率最適化)につながります。また、商品やサービスへの好感度アップや、ファンを増やすブランディングも期待できます。

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車内広告

電車車両内の電子掲示板に掲載される動画広告、トレインチャンネルを指します。

参考事例

実際に電車内で配信されていた駐車場サービス「タイムズのB」のサービス紹介動画です。

動画のポイントは「Q.問題です」と冒頭からクイズが始まり、視聴者の興味を引いている点です。サービスの認知拡大の他にも、最後に「タイムズのB」の検索シーンで締めることで、視聴者へサービス名の検索という行動喚起も促しています。

見込める効果

沿線ごとに客層も異なり、沿線の利用客の特徴に狙いを定めた細かいターゲティングも可能なので、広告効果が出やすいです。車内ではスマホを利用している人が多く、気になる広告があればその場で検索もでき、サイトへの流入数増加も期待できます。

相場

トレインチャンネルを放送するための費用は鉄道会社によって異なります

線名

配信期間

動画の長さ

広告料金

全線セット

7日間

15秒

480万円

全線セット

(山手線なし)

7日間

15秒

280万円

山手線

13週間

15秒

3,000万円

中央線快速

7日間

15秒

110万円

京浜東北線・根岸線

7日間

15秒

99万円

埼京線

7日間

15秒

55万円

京葉線

7日間

15秒

35万円

常磐線各駅停車

7日間

15秒

20万円

中央総武線各駅停車

7日間

15秒

80万円

車内広告の料金の詳細は下記記事をご参照ください。
参考記事:トレインチャンネルとは?CM効果・費用・事例まで徹底解説!

おすすめの企業

トレインチャンネルは、インプレッション(広告を目にする機会)が期待できるため、予算に余裕があってとにかく宣伝したい、認知度をアップしたい企業にお勧めです。

路線によって利用者のターゲット層が変わってくるため、それを考慮したうえで広告の出稿を検討しましょう。例えば、高田馬場駅は早稲田大学の学生が多いため、西武新宿線に就活生向けサービスの動画を流すなど、学生向けの企業広告を出せば効果が期待できます。

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タクシー広告

タクシーの後部座席に設置されたモニターに流れる動画広告です。

参考事例

採用管理プラットフォーム「HERP ATS」の紹介動画は、タクシーのデジタルサイネージに配信することでビジネスマンの認知を獲得

この動画の重要なポイントは、わずか30秒の短い時間の中で「スクラム」というキーワードを繰り返し使用している点です。強調したいキーワードが何度も繰り返されることで、視聴者の記憶に残りやすくなり、検索を促す効果があります。

たとえ即座にコンバージョンできなくても、印象に残る施策を実施すれば、将来的に購入や申し込みにつながる可能性があります。

見込める効果

動画を見てそのままタクシー車内で検索してもらるので、サイトへの流入数増加も期待できます。

相場

タクシー広告の出稿費用は、車内に設置されているモニター(メディア)によって異なります。下記は都内最大のタクシー専用動画メディア「GROWTH」に広告を出す際の費用の相場です。

形式

タイミング

想定表示回数

枠数

料金

①最大60秒

乗車後1本目

150万回

1枠

600万円

(再生単価4円)

②最大30秒

乗車後

2〜6本目

120万回

5枠

400万円

(再生単価3.3円)

③最大30秒

②終了後

80万回

10枠

200万円

(再生単価2.5円)

※掲載期間はすべて1週間です。

タクシー広告の料金の詳細は下記記事をご参照ください。
参考記事:タクシー動画広告の効果・費用・事例まで徹底解説します!

おすすめの企業

乗客の過半数がビジネスマンのため、とくにBtoB商材の広告に向いています。動画を見てそのままタクシー車内で検索してもらうことを考え、コンバージョンにつなげる動画を流すと効果的です。

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電子看板(デジタルサイネージ)

店舗、公共スペース、空港などにディスプレイを配置し、映像や字幕、音声を使って情報を発信する手法です。

参考事例

ダメージヘアケアシリーズ「La Sana(ラサーナ)」の商品紹介動画。店頭のデジタルサイネージでの放映を想定し、若い女性をターゲットとした可愛らしいファンタジックな世界観を表現した動画広告です。

音がなくても動画を見るだけで内容を理解でき、動画内ではスライドショーのような内容でいわゆる「動きが多い画」ではないので、視聴者にとって見やすく理解しやすいです。また、画像や写真のスライドを使用したシンプルな内容となっているため動画制作時のコストを抑えられます。

見込める効果

人が多く集まる場所に設置して多くの人の目に触れるため、認知度アップなどの広告効果は絶大です。街頭や駅構内にディスプレイを配置することで「不特定多数」にアプローチができます。

しかし、ターゲットを絞ることが難しく「デジタルサイネージを見て商品やサービスを購入した人が何人いるのか」といった具体的な数字を出すのは難しいです。(ただ、最近ではAIを使った映像解析によって「通行人数」や「視聴数」の計測ができるデジタルサイネージも登場しています。)

相場

デジタルサイネージを利用するには、ディスプレイを用意する必要があります。ディスプレイは「購入」のほか「レンタル」も可能です。

■購入する場合

 

32〜43インチ

43〜55インチ

屋内用

100,000〜300,000円

110,000〜400,000円

屋外用

400,000〜800,000円

400,000〜1,400,000円

■レンタルする場合

 

〜43インチ

〜55インチ

屋内・屋外用

(屋外用は別途

保護ケース料金などが発生)

月額:8,400円〜

初期費用:18,000円〜

月額:10,400円〜

初期費用:18,000円〜

デジタルサイネージの料金の詳細は下記記事をご参照ください。
参考記事:デジタルサイネージとは?動画広告の効果、作り方、価格、動画事例を紹介!

おすすめの企業

電子看板は多くの人が目につく場所に設置されるため、予算に余裕があって認知度を上げたい企業におすすめです。とくに一定期間宣伝を強化したい企業、イベント系、新番組の宣伝などに効果が期待できます。

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オンライン配信

商品の発表会、株主総会、音楽ライブなど、パソコンやスマートフォンを使ったリアルタイムの配信も動画マーケティングの1つです。

参考事例

Instagramでのオンライン配信

※引用:SHENERY

アパレルブランド「SHENERY(シーナリー)」は定期的にインスタライブで新作アイテムを紹介しています。インスタアカウントのアーカイブに残すことでいつでもフォロワーが見返すことができます。

オンライン配信の特徴として、試着している店員の身長が記載されているため、実際に自分が着た際のイメージが想像しやすいことがあげられます。また、写真だけでは見られない部分(服のデザインが360度確認できることや着用時の使用感など)が確認できます。
視聴ユーザーが「もっと裏面が見たい」とコメントすれば、配信中にすぐにユーザーの要望に答えることができる点もメリットです。

ユーザーが、配信で紹介した服が欲しいと思えば、インスタ公式サイトから通販サイトへ飛べるようになっている点も、優れた導線設計と言えるでしょう。

見込める効果

リアルタイムの配信で商品を宣伝することで、サイト誘導や商品購入、採用などの集客が期待できます。YouTubeやInstagramなどのサイトから誰でも簡単にライブ配信が可能。その配信の中で、購買や来店の促進を行います。

リアルタイムでの中継に加え、あとで動画を編集して保存することで二次利用も可能です。

相場

生配信が基本のため、配信の際にかかるカメラなどの機材以外は基本的に費用はかかりません。InstagramやYouTubeなどライブ配信するアプリをインストールさえすれば、携帯からでも配信が可能です。

おすすめの企業

通販サイトを運営する企業などにおすすめ。また、配信によっていろんな角度から商品をアピールできるため、写真や静止画だけでは購入まで踏み切れないアパレル系、美容系の商品やサービスを販売、提供する企業にもおすすめです。

関連記事:【プロ監修】オンライン配信のやり方・必要な機材や相場を解説!

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インフルエンサーによる配信

SNSなどでフォロワーの多いインフルエンサーに商品のPRを依頼し、YouTubeやTikTokなどで宣伝してもらう方法です。

参考事例

料理系YouTuberによるアサヒビールのタイアップ動画です。ビールに合う料理をYouTuberが実演しながら紹介、視聴者がついビールを呑みたくなるような購買意欲をかき立てる効果があります。

この動画のポイントは、動画冒頭にPR動画であることを表示している点にあります。「アサヒビールさんから魚をいただきました」と社名を連呼し、視聴者の記憶に企業名が残るようにしています。

見込める効果

自社商品・サービスのターゲットに近い視聴者層を抱えているインフルエンサーを活用すると効果的です。ただし、YouTubeやTikTokなどの視聴者にステマと勘違いされないためにも、PR動画などの投稿にはPRと記載し、企業との関係性が一目見て分かるようにしなければなりません

※ステマ(ステルスマーケティング):消費者に広告と明記せず、隠して非営利の好評価の口コミと装うなどすること

相場

宣伝してもらうインフルエンサーによって費用は異なります。ユーチューバーに製品PRを依頼するインフルエンサーマーケティングの場合、費用・料金相場は、1回のSNS投稿で「フォロワー数×2~4円」です。

おすすめの企業

プロモーションを依頼するインフルエンサーのフォロワーとターゲット層が一致している企業であれば効果は期待できます。

例えば、Istagramで人気のモデル系インスタグラマーにプロモーションを依頼するのであれば美容系、サプリを販売する企業がおすすめです。おもちゃやゲームを販売する企業であれば、子供に人気のYouTuberに依頼を検討するとよいでしょう。

YouTuberとのタイアップ動画の詳細は、下記記事をご参照ください。
※関連記事:YouTuberタイアップ動画の参考事例10選!効果や相場も徹底解説

※現在、動画マーケティングの展開を考えていて、動画の制作を依頼したい方は動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

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動画マーケティングの手法を展開する際のポイント

動画マーケティングの手法を展開する際のポイント

各手法をそれぞれ説明しましたが、どの手法を展開するにも共通して知るべきポイントがあります。ポイントをおさえないと、どんな手法でも望む効果は期待できなくなります。

以下のポイントを抑えれば、初心者でも上手く動画マーケティングの手法を活用できるでしょう。

ターゲットを決める

動画マーケティングを成功させるためには、商品やサービスを誰に伝えたいか、宣伝する相手を設定します。動画を配信するメディアごとにターゲットが異なるので、ターゲットにあった媒体を選ぶようにしましょう。

10代向けのサービス・商品の宣伝をするなら、10代はTikTokなどのSNSを利用する割合が多いため、SNSを使った広告配信に力を入れます。

30~40代向けのサービス・商品の宣伝をするのであれば、30〜40代はパソコンやタブレットの使用率が高く、動画広告を制作する際にはタブレットやパソコンでの視聴を考慮した動画の見せ方、タテ画像ではなくヨコ画像をメインにするなどの工夫が重要です。

50代以上に向けてサービスや商品を宣伝する場合、スマホよりもテレビ広告への信頼が高いため、CMなどのメディアでどのように印象に残る動画を配信できるかを検討する必要があります。

目的を決める

まずは「認知獲得」「興味関心」「購入申し込み」の3つから動画を作る目的を決めます

・認知獲得:商品名やサービスを知ってもらう
・興味・関心:興味を持ってもらい詳しい情報を調べてもらう
・購入・申し込み:会員の申し込みや商品購入などの行動喚起

目的が明確でないとメッセージも絞ることができず、視聴者に何も響かない動画になってしまうので注意しましょう。

達成目標を決める

動画マーケティングにおいて、達成したいKPIも事前に決めておく必要があります。
視聴者数、動画再生数、視聴時間、広告のクリック数など「〇〇回再生され、そのうち〇〇クリック獲得すれば成功」といった具体的な目標数値を決めます。達成目標を決めずにマーケティングを行った場合、そもそもマーケティング施策が上手くいっているかの判断ができません。
また、達成すべき目標がないために社員のモチベーションが上がらず、作業効率が悪くなってしまうでしょう。

配信メディアに合わせた動画作り

メディアによって視聴者の特徴が異なるため、FacebookやTwitterなど、どのメディアで配信されるかを意識する必要があります。

例えば、Instagramは若者の利用者が多いがFacebook利用者の年齢層は高めなど、配信先のメディアの特徴を把握しておきましょう。

情報を詰め込みずぎない

1つの動画に情報を詰め込みすぎるのは避けましょう。尺が長い動画ほど途中離脱のリスクが高くなります。

1つの動画に伝えたい情報が収まりきらない時は、もう1つ別動画を制作したり、パターン別の動画広告を作成するなどの工夫が必要です。

分析し修正や改善を重ねる

動画マーケティングは動画を制作して配信したら終了ではありません。可視化されたデータを確認しながら動画を修正し、改善していく必要があります。

動画広告やYouTubeの運用などでは、YouTubeアナリティクスというツールで視聴者のデータを確認できます。例えば、再生回数が伸びていない動画を分析して、クリック率が悪い場合はサムネイルやタイトルを変更するなど、臨機応変に対応する事が必要です。

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動画マーケティングの手法を検討・展開する際の注意点

動画マーケティングの手法を検討・展開する際の注意点

成功させるためのポイントのみならず、注意点も知らなくてはなりません。特に初めてマーケティング動画を採用する際は以下の点に注意してください。

制作時に時間とコストがかかる

企画、撮影、編集の流れで動画を制作しますが、簡易的なものだと1か月程度、手の込んだ動画になれば完成するまでに2.5か月程度かかります。

自社で制作は可能ですが、より質の高い動画を作るとなると専門業者に制作を依頼しなければならないため制作費用もかさばります。詳しい動画の制作費用は先述の<h5>動画の制作費用の表を参考にしてください。

予算が十分にない場合は、動画自体にあまりコストがかからないスライドショーなどの動画を採用しましょう。スライドショーであっても、内容やナレーションなどを工夫するだけで、視聴者には充分商品の良さが伝わります。

専門スキルが必要

動画マーケティングにおいては、動画の「視聴時間」「再生回数」「再生率」「コンバージョン数」などのKPI(重要業績評価指標)が、現状のマーケティング効果が正しく達成すべき目標へと進んでいるのか判断するために重要になります。計測した数値から、分析する力が求められます。
※KPI:最終的な目標を達成する過程において、達成度合いを測る指標。中間目標を指す。

また、動画制作自体は専門会社に任せても、配信後の修正や編集は自社で行う必要があり、動画編集スキルを持った人が必要になります。
なるべく費用をかけずに専門スキルやノウハウを社内で蓄積するなら、会社内のWeb担当者がまず簡単に操作できる無料動画編集アプリをダウンロードして、練習してみることをおすすめします。少しずつでも練習を重ねれば、専門知識・技術が社内でたまっていき、動画マーケティングを活用しやすくなります。

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動画マーケティング手法まとめ

動画マーケティングは目的の設定から動画制作、配信、効果検証、改善までのすべての工程に関連しています。動画マーケティングを適切に行うことで、企業や商品、サービスの認知度アップに留まらず、ブランディング効果や購買意欲の促進など企業に与えるメリットは大きいです。

動画マーケティングの手法は今や多様化しており、とくにスマートフォンの普及が進んだ今では、WebサイトやSNSへの動画広告の出稿は効果的と言えます。時代にあったマーケティングを活用していくことでビジネスへの成功率を比較的に上げることも可能です。

動画マーケティングをプロに依頼したいが、なかなか自分で探す時間がない、探し方が分からない方は動画幹事にご相談ください。
動画幹事は、あなたに最適な会社を「人力で」マッチングするサービス。

コンサルタントのご紹介 動画幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 専任のコンサルタントが、
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