動画編集ソフトの選び方は?おすすめソフト15選を紹介!

動画編集ソフトを探しているが、どのソフトを使えば良いのかわからないという方も多いと思います。

本記事では、動画編集ソフトの選び方のポイントやおすすめの動画編集ソフトを解説します。初めて動画編集をする方に向けたソフトから、映画やテレビの映像制作で使われているプロ向けのソフトまで紹介しますので、動画編集ソフト選びの参考にしてください。

なお、動画編集ソフトの探し方・選び方がわからない!という方はお気軽にご相談ください。
貴社の目的・予算を弊社コンサルタントがヒアリングし、ツール選定についてアドバイスします。相談料は一切無料です。

【無料】動画編集ソフト選びを相談する

目次
  1. 1. 動画編集ソフトとは
  2. 2. 初心者クリエイターにおすすめの動画編集ソフト5選
    1. 2-1. PowerDirector Essential
    2. 2-2. VideoPad
    3. 2-3. Openshot
    4. 2-4. HitFilm
    5. 2-5. Filmora
  3. 3. プレゼデモ/ビデオにおすすめの動画編集ソフト2選
    1. 3-1. Promeo
    2. 3-2. VSDC
  4. 4. Macユーザーにおすすめの動画編集ソフト2選
    1. 4-1. iMovie
    2. 4-2. Final Cut Pro
  5. 5. 高度な編集におすすめの動画編集ソフト3選
    1. 5-1. Adobe Premiere Pro
    2. 5-2. Lightworks
    3. 5-3. Shotcut
  6. 6. プロの現場で使われているおすすめの動画編集ソフト3選
    1. 6-1. Avid Media Composer
    2. 6-2. DaVinci Resolve/Resolve Studio
    3. 6-3. Vegas Pro
  7. 7. 動画編集ソフトの選び方・ポイント
    1. 7-1. 自分のパソコン、スマホに合ったソフトを選ぶ
    2. 7-2. パソコンのスペックに注意する
    3. 7-3. 動画編集ソフトの機能に注目する
    4. 7-4. 利用者数を確認する
    5. 7-5. 価格に注目する
    6. 7-6. 無料・ロゴなし動画編集ソフトか確認する
  8. 8. 動画編集ソフトの使い方【基本】
    1. 8-1. 動画・静止画・音声素材のインポート / キャプチャ
    2. 8-2. カット編集 / タイムラインへ配置
    3. 8-3. トランジション / エフェクトを追加
    4. 8-4. オーディオ・ポストプロダクション
    5. 8-5. ビデオファイルを書き出し
  9. 9. 【まとめ】動画編集ソフトおすすめ15選を紹介しました

動画編集ソフトとは

動画編集ソフトは、カメラやスマートフォン、画面のキャプチャーなどで撮影した動画やインターネットを介して入手した動画を編集するソフトウェアのことです。動画を切り取ったり貼り付けたり、エフェクトをかけたりしてさまざまな加工をするために利用します。

無料で配布されているものから有料で販売されているプロ向けの高機能で高価なものまで、多くの動画編集ソフトがあります。

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初心者クリエイターにおすすめの動画編集ソフト5選

数多くの製品が存在する動画編集ソフトは、特徴もソフトごとに異なるため、スキルや目的・用途に応じて適切なものを選ぶことが重要です。まずは、これから動画編集をはじめたい、初心者クリエイターにおすすめの動画編集ソフトを5つ紹介します。

PowerDirector Essential

※画像引用元:PowerDirector Essential公式サイト

PowerDirector Essentialのおすすめポイント

  • BCNアワードで8年連続国内シェアNo.1のPowerDirectorの無料体験版
  • シンプルで操作しやすい編集ソフトのため直感的に使える
  • 迫力のある映像を制作するためのエフェクトやツールが多数ある

PowerDirector Essentialは、サイバーリンク社が開発した動画編集ソフトです。全国のパソコン販売店・家電量販店の1年間の販売数を部門別に集計し表彰するBCNアワードで、8年連続国内シェアNo.1を獲得しているPowerDirectorの無料版です。

シンプルで操作しやすいインターフェースで作られているため、動作が軽く、直感的に操作しやすいことがおすすめポイントの1つです。動作に必要なスペックが低めなので、あまり性能の高くないパソコンを使っている方でも利用できます。

また、AIを活用したエフェクトやオブジェクトの自動検出、クロマキー合成なども利用可能です。エフェクトやトランジション(カットのつなぎ目に入れる画面効果)を入れて迫力ある映像を制作したい方におすすめです。

PowerDirector Essentialの概要・実績・価格感

会社名

サイバーリンク(CyberLink Corp.)

必要

スペック

OS:Microsoft Windows 11, 10 (64 bit OS のみ対応)

※AI 機能、NVIDIA ビデオ/オーディオノイズ除去、

ルームエコー除去の使用にはMicrosoft Windows 11または10が必須


CPU:

Intel

Intel Core™ i シリーズ 以上

AI 機能の使用は Intel 第4世代

(Haswell) Core i プロセッサー Core i7-4770 (Core、Xeon ブランドのみ)以上

AMD

AMD Phenom® II 以上。

AI 機能の使用は AMD A8-7670K 以上、AMD Ryzen™ 3 1200 以上。


GPU:

通常動画: 128MB 以上の VRAM。

360 度動画: DirectX 11 に対応。

AI プラグイン: 2GB 以上の VRAM。

※NVIDIA ビデオ/オーディオノイズ除去、

ルームエコー除去はNVIDIA GeForce RTX 2060、

NVIDIA Quadro RTX 3000、NVIDIA TITAN RTX以上


メモリー:4GB 以上 (8GB 以上推奨)

※NVIDIA ビデオ/オーディオ ノイズ除去、ルームエコー除去には8GB以上必要

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

AI画像生成、トランジション(カットの継ぎ目に入れる効果)、

字幕文字起こし、オーディオノイズ除去、ボイスチェンジャーなど

利用者数

BCN AWARD 2023のビデオ関連ソフト部門で8年連続シェアNo.1

ロゴの有無

無料期間中は透かしロゴあり

価格感

※税込み価格は

要問い合わせ

PowerDirector Essentialの価格:30日間無料

有料の通常版は16,980円



VideoPad

※画像引用元:VideoPad公式サイト

VideoPadのおすすめポイント

  • WindowsとMac、iPhone、iPad、Androidに対応している
  • カット編集やオーディオの挿入、テキストテロップ、トランジション、書き出しなどの基本的な機能が一通りそろっている
  • 無料の体験版があるため、各種機能を試せる

VideoPadは、NCHソフトウェアが開発した動画編集ソフトです。WindowsやMacのほか、英語版ですがiPhoneやiPad、Androidにも対応していることが特長です。そのため、状況やデバイスを選ばずに多くのケースで利用できます。

カット編集やエフェクトの使用、音声や文字の挿入、クロマキー合成など、基本的な機能を一通り利用可能です。さらに、50種類以上のエフェクトやトランジション(カットの継ぎ目に入れる効果)が利用できるので、本格的な動画編集ができるでしょう。

また、各種機能は無料の体験版(回数制限あり)でも利用可能です。VideoPadが自分のパソコンやスマートフォン、タブレットで動作するか、必要な機能があるかなどを確認してから購入するとよいでしょう。

VideoPadの概要・実績・価格感

会社名

NCHソフトウェア

必要

スペック

OS:

Windows:XPから11まで64ビットおよび32ビットに対応

Mac:Mac OS X 10.5 以降

iPhone/iPad:iOS 6.0以降

CPU:記載なし

GPU:記載なし

メモリー:記載なし

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

切替え効果と特殊エフェクト、エコー・歪み・コーラス、

スロー再生・高速再生・逆再生、字幕の挿入、

動画ファイルのアップロード、フルHDや2K・4Kへの書き出し

利用者数

要問い合わせ

ロゴの有無

無し

価格感

※税込み

VideoPadの価格:

マスター版 139ドル(約20,800円)

家庭版 79.99ドル(約12,000円)

Openshot

※画像引用元:Openshot公式サイト

Openshotのおすすめポイント

  • Windows/Mac/Linuxに対応した無料の動画編集ソフト
  • シンプルなユーザーインターフェースで初心者でも直感的に操作しやすい
  • トリミングや結合、タイトル・テロップなどのテキストの追加、音声の挿入、トランジション設定など、基本的な動画編集機能がそろっている

Openshotは、OpenShot Studios,LLCが開発した動画編集ソフトです。WindowsやMacだけでなくLinuxにも対応していて、無料で使えます。海外製の動画編集ソフトですが、日本語で使用できるので、英語がわからなくても利用可能です。

編集画面がシンプルな構成なので、初心者でも直感的に操作をしやすいことが特長の1つ。また、要求されるスペックもあまり高くないので、動画編集用の高性能なパソコンがなくても利用できる点もおすすめポイントです。

動画のカットや結合、トリミング、タイトルやテロップの追加、音声の挿入、トランジション(カットの継ぎ目に入れる効果)の挿入など基本的な機能がそろっています。そのため、Openshotを利用すると、無料で本格的な動画編集が始められるでしょう。

Openshotの概要・実績・価格感

会社名

OpenShot Studios,LLC

必要

スペック

OS:Linux、Mac OS X 10.15+に対応、

Chrome OS(X86_64 CPUのみ)、Windows 7・8・10以降の64ビット版

CPU:64bit版2コア・4スレッド、2.7Ghz以上

GPU:記載なし

メモリー:4GB

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

40を超えるベクタ形式のタイトルテンプレートの利用、

3Dアニメーションタイトルのレンダリング、

再生速度の調整・逆再生、トランジション(カットの継ぎ目に入れる効果)の挿入など

利用者数

ダウンロード数が数百万回以上

ロゴの有無

無し

価格感

OpenShotの価格

無料(寄付方法は複数あり)

HitFilm

※画像引用元:HitFilm公式サイト

HitFilmのおすすめポイント

  • 基本無料で、有料プランにすると機能追加ができるため用途にあわせてプランを選べる
  • 100種類を超えるエフェクトやトランジションを利用できる
  • ビデオやオーディトラックの数が無制限

HitFilmは、FXhome Ltdが開発した動画編集ソフトです。無料で基本的な動画編集機能が利用可能。また、有料プランにすることで機能を追加できるので、自分が必要な機能にあわせて適したプランを選べます。まずは無料で使ってみて、必要性を感じたら追加するとよいでしょう。

100種類を超えるエフェクトやトランジション、25種類以上の効果音、テンプレートを利用できるので、無料版でも本格的な動画編集ができるでしょう。有料プランの最上位プランでは、200以上の曲や効果音、50個以上のテンプレートを利用可能です。

また、映像や音声のトラック数が無制限なこともおすすめポイントの1つ。ビデオトラック・オーディオトラックを無制限に追加できるので、多くの写真や映像、音声をつなぎあわせて動画を作る場合に向いています。トラック数を気にせずに追加できるので、BGMや人の声、効果音をそれぞれ別のトラックにできます。そのため、シーンによって音量バランスを調整する作業もしやすくなるでしょう。

HitFilmの概要・実績・価格感

会社名

FXhome Ltd

必要

スペック

要問い合わせ

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

トランジション(カットの継ぎ目に入れる効果)の挿入、

テキスト・字幕の追加、モーショントラッキング、YouTubeへのアップロードなど

利用者数

コミュニティの利用者数9,400,000人以上

ロゴの有無

なし

価格感

※税込み

HitFfilm Expressの価格

フリープラン:無料

※機能を追加すると別途料金が発生

Filmora

※画像引用元:Filmora公式サイト

Filmoraのおすすめポイント

  • 初心者から中級者まで利用できるWindows/Mac対応の動画編集ソフト
  • 買い切り版とサブスク版から選べる
  • デザイン性の高いテンプレートやCGエフェクトが多い

Filmoraは、株式会社ワンダーシェアーソフトウェアが開発した動画編集ソフト。一般的な編集機能に加えてAIによる動画生成やマスキング、テキストベース編集などが利用できるので、中級者でも使える編集ソフトといえます。

買い切り版とサブスク版から選べることもおすすめポイントの1つ。長期的な利用の予定があれば買い切り版、短期的な利用の場合や新しいバージョンが出たら乗り換える予定があればサブスク版を選ぶとよいでしょう。

また、デザイン性の高いテンプレートやエフェクトが使えることも特長。テンプレートやエフェクトを活用することで、クオリティの高い動画の制作が期待できます。ロイヤリティフリーの画像や映像、音楽・音声も利用可能です。

Filmoraの概要・実績・価格感

会社名

株式会社ワンダーシェアーソフトウェア

必要

スペック

OS:

Windows

Windows 7/Windows 8(Windows 8.1を含む)/Windows 10/Windows 11


Mac OS

macOS V14 (Sonoma)、macOS V13 (Ventura)、 macOS V12 (Monterey)、

macOS v11 (Big Sur)、 macOS v10.15 (Catalina)、 macOS v10.14 (Mojave)

※バージョンV10.5.3以前のバージョンはmacOS V12非対応


CPU: Intel i3以上のマルチコアプロセッサ、2GHzまたはそれ以上

GPU:Intel HDグラフィックス5000以上、

NVIDIA GeForce GTX 700以上AMD Radeon R5以上

メモリー:利用可能な部分が8GB以上

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

クロマキー、無音検出、テキスト挿入、自動字幕起こし、各種エフェクト

利用者数

数百万人以上

ロゴの有無

無料版はロゴあり

価格感

※税込み

Filmoraの価格

1年プラン 6,980円

永続ライセンス(バージョン13のみ) 8,480円

プレゼデモ/ビデオにおすすめの動画編集ソフト2選

法人の方であれば、営業などのプレゼン用に動画を使いたい、商品やサービスのデモビデオやチュートリアルビデオを制作したいニーズがあるかもしれません。そんな方におすすめしたい、おすすめの動画編集ソフトを2つ紹介します。

Promeo

※画像引用元:Promeo公式サイト

Promeoのおすすめポイント

  • テンプレートを使用すると簡単に動画作成できるため、初心者でも使いやすい
  • 日本語フォントを数多く搭載していて、サムネイルの作成や字幕に使える
  • 画像からオブジェクトを自動的に取り出せる「AI自動切り抜き」機能がある

Promeoは、サイバーリンク社が開発した動画編集ソフト。テンプレートを選択してブランドカラーを選ぶだけで動画を作成できるので、初心者でも扱いやすいことが特長です。

また、モリサワフォント10種に加え、75種類以上の日本語フォントを使えることもおすすめポイントの1つ。動画の内容にあわせたフォントやブランドイメージにあったフォントを選べるでしょう。

そのほか、AIを活用して画像からオブジェクトを自動的に取り出す「AI自動切り抜き」機能が利用可能。人物や商品を自動で切り抜いてくれるので、人物や商品の背景を切り抜く作業の手間を減らせます。背景には、数百万点のストック動画や写真素材を利用可能です。

Promeoの概要・実績・価格感

会社名

サイバーリンク(CyberLink Corp.)

必要

スペック

OS:64 ビット Microsoft Windows 10・11

Android/iOS


CPU:Intel Core™ i-series (第 4 世代以上) またはAMD CPU 同等モデル


GPU:Intel Core™ iシリーズ (第 4 世代以上)

CPU が搭載されたIntel HD Graphicsまたは1GB以上のVRAM が

搭載されたAMDおよびNVIDIAのGPU


メモリー:4GB

主な機能

動画の読み込み・書き出しなどの基本機能

モーションタイトル、カラーフィルター、動くステッカー、

24,000以上のテンプレートの利用、100万点以上の素材の利用など

利用者数

要問い合わせ

ロゴの有無

なし

価格感

※税込み価格は要問い合わせ

Promeoの価格

12ヶ月プラン 4,100円(1 か月あたり¥342)

※無料体験版あり

VSDC

※画像引用元:VSDC公式サイト

VSDCのおすすめポイント

  • 無料版でも基本的な編集機能が一通り利用できる
  • プレゼンテーションの作成に適したデスクトップキャプチャー機能がある
  • 世界中で500万人以上のユーザーがおり、ソフトに関する情報が多い

VSDCは、Flash-Integro LLCが開発した動画編集ソフトです。Windows向けの有料動画編集ソフトですが、無料版でも動画編集に必要な機能が一通り使えます。また、要求されるスペックが低く、多少古いパソコンでも動作します。

画面内をキャプチャーする機能を搭載しているので、プレゼンテーション動画やチュートリアル動画、デモビデオを作成する方におすすめです。また、Webカメラやキャプチャーボードと接続してキャプチャーすることもできます。

世界中で500万人以上のユーザーがいることもおすすめポイントの1つです。ユーザーが多いので、機能の解説記事や解説動画が多数あります。また、公式サイト内にも解説記事や解説動画があるので、使用する前に見ておくとよいでしょう。

VSDCの概要・実績・価格感

会社名

Flash-Integro LLC

必要

スペック

OS:

Microsoft Windows XP Service Pack 3 (32ビット)

Microsoft Windows Vista (32ビット/64ビット)

Microsoft Windows 7 (32ビット/64ビット)

Microsoft Windows 8 (32ビット/64ビット)

Microsoft Windows 10 (32ビット/64ビット)

Microsoft Windows 11(VSDC ビデオエディタ バージョン 6.7 以降)


CPU:Intel®、AMD Ryzen™、

または x86 および x64 アーキテクチャ互換のプロセッサ、1.5 GHz 以上

GPU:記載なし

メモリー:2GB

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

視覚効果および効果音の挿入、各種フィルター、マスキング、

モーショントラッキング、ソーシャルネットワークへの簡単なエクスポート、

YouTubeへのアップロードなど

利用者数

500万人以上(海外のユーザーを含む)

ロゴの有無

なし

価格感

※税込み

VSDCの価格

VSDC Free Video:無料

VSDC Video Editor Pro:5,004円


Macユーザーにおすすめの動画編集ソフト2選

Macユーザーの方であれば、Apple純正の「iMovie」「Final Cut Pro」がおすすめ。macOSに最適化されているため、軽快に動画編集できることがメリットです。特にiMovieは、OS付属の動画編集ソフトであるため、Macを購入したその日から動画編集をスタートできます。

iMovie

※画像引用元:iMovie公式サイト

iMovieのおすすめポイント

  • Apple社が提供している動画編集ソフトで、無料で使える
  • シンプルで直感的に操作ができるため初心者向き
  • Macに初めから入っているので、Macならすぐに利用できる

iMovieは、Apple社が開発した動画編集ソフト。無料で使えるので、動画編集を始める方に向いています。また、MacのパソコンだけでなくiPhoneやiPadなどのiOS搭載のモバイルデバイスでも利用できることが特長です。

シンプルで直感的に操作しやすいインターフェースのため、初心者でもかんたんに動画を編集可能。また、数回のタップでタイトルやトランジション(カットの継ぎ目に入れる効果)、音楽を使って映像を作れるマジックムービー機能が利用できます。

Macのパソコンに最初から入っているので、Macの利用者ならすぐに使えることもポイント。そのため、Macを使っている方で、手軽に動画を作成したい場合におすすめです。

iMovieの概要・実績・価格感

会社名

Apple Inc.

必要

スペック

OS:

macOS 13.4以降

iOS 16.0またはiPadOS 16.0以降

CPU:記載なし

GPU:記載なし

メモリー:記載なし

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

タイトルの挿入、トランジション、音楽の挿入、

iPhoneのシネマティックモードで撮影したビデオクリップの編集

4K画質の編集・書き出し、13種類のビデオフィルター、iPhone・iPad・Mac間の連携など

利用者数

要問い合わせ

ロゴの有無

なし

価格感

iMovieの価格:無料


Final Cut Pro

※画像引用元:Final Cut Pro公式サイト

Final Cut Proのおすすめポイント

  • Apple社が開発した有料のハイエンド動画編集ソフトで機能が充実している
  • 高機能な編集ソフトの中ではシンプルなので、初心者でも扱いやすい
  • 同梱された「Motion」でモーショングラフィックスも制作できる

Final Cut Proは、アップル社が開発した有料のハイエンド向け動画編集ソフトです。無料の動画編集ソフトに搭載されている基本編集機能に加えて、さまざまな専門ツールが利用できます。また、アップル社が開発しているため、同社が提供しているiPhoneのシネマティックモードで撮影したビデオを編集する機能もあります。

高機能な動画編集ソフトながら、iMovieと同様の使い勝手であるため、初心者にも扱いやすいことも特長。iMovieよりも高度な動画編集をしたい方のステップアップにもピッタリの選択肢です。

また、Final Cut Proに同梱された「Motion」を使って、オリジナルのモーショングラフィックスを作成することも可能。ハリウッドのクリエイターが制作したテンプレートをアレンジしての利用もできます。

Final Cut Proの概要・実績・価格感

会社名

Apple Inc.

必要

スペック

OS:

macOS 13.5以降

iPadOS 16.4以降

CPU:記載なし

GPU:Metalに対応するグラフィックカード(IntelベースのMacコンピュータのみ)

メモリー:8GB

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

トリミング、各種エフェクト、iPhoneのシネマティックモードで撮影されたクリップの編集、

モーショントラッキング、360°

エクイレクタングラー形式の映像素材の読み込みと編集、

iPadとMacでのプロジェクトの共有など

利用者数

要問い合わせ

ロゴの有無

なし

価格感

※税込み

Final Cut Proの価格:45,000円


高度な編集におすすめの動画編集ソフト3選

利用している動画編集ソフトの機能に物足りなさを感じている。動画編集ソフトを導入するなら、最初から高機能なものを選びたい。そんなニーズのある方に向け、高度な編集におすすめの動画編集ソフトを3つ紹介します。

Adobe Premiere Pro

※画像引用元:Adobe Premiere Pro公式サイト

Adobe Premiere Proのおすすめポイント

  • MacとWindowsの両方に対応している
  • 動画編集ソフトとしてはトップクラスの機能性がある
  • After EffectsやPhotoshopなどのソフトと連携しやすい

Adobe Premiere Proは、Adobe Inc.が開発した動画編集ソフト。WindowsとMacの両方に対応しているため、多くのパソコンで利用可能です。

一般的な動画編集機能に加えてAIを活用した自動ダッキング(話し声が入っている部分のBGMを自動的に小さくする機能)や自動で文字起こしする機能などが使えます。そのため、より多くの機能を使って動画編集をしていきたい人におすすめ。

また、After EffectsやPhotoshopなどとの連携がしやすい点もポイント。例えば、動画のベースを作ることに適したPremiere Proとエフェクトの追加に適したAfter Effectsの連携ができます。この2つを組み合わせることで、よりクオリティの高い動画制作が期待できるでしょう。

Adobe Premiere Proの概要・実績・価格感

会社名

Adobe Inc.(日本法人:アドビ株式会社)

必要

スペック

Windowsの場合

OS:Windows 10(64 ビット)日本語版V20H2以降

CPU:

Intel®第6世代以降のCPUまたは

AMDRyzen™1000シリーズ以降の CPU 

  Advanced Vector Extensions 2(AVX2)サポートが必須

GPU:2GB以上のGPUメモリ

メモリー:8GB


Mac OSの場合

OS:macOS Monterey(バージョン 12)以降

CPU:

Intel®第6世代以降のCPU

Advanced Vector Extensions 2(AVX2)サポートが必須

GPU:

Appleシリコンの場合 8GBの統合メモリ

Intelの場合 2GBのGPUメモリ

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

各SNSにあわせて動画を最適化、

自動キャプションツール、アニメーションをするステッカーやビジュアルエフェクト、

AI技術によるスピーチの強調、文字起こし時の「つなぎ言葉」の検出・削除

利用者数

要問い合わせ

ロゴの有無

なし

価格感

※税込み

Adobe Premiere Proの価格

月額 2,728円

Lightworks

※画像引用元:Lightworks公式サイト

Lightworksのおすすめポイント

  • 映画制作でも利用された実績があるプロ向けの動画編集ソフト
  • 複数のカメラで撮影した動画を編集する「マルチカム編集機能」のようにプロ仕様の機能が豊富
  • 無料版が利用できる

Lightworksは、LWKS Software Ltdが開発した動画編集ソフトです。映像制作でも利用された実績があり、プロ向けの動画編集ソフトといえます。映画の製作者が集まったコミュニティもあり、200万人以上のクリエイターが参加しています。

複数のカメラで撮影した動画を編集する「マルチカム編集機能」のように、映像制作のプロが使う機能が豊富なこともおすすめポイントの1つです。映画の製作でも使われているような機能を使ってクオリティの高い映像制作をしたい方におすすめです。

また、初心者向けの無料版もあります。出力できる動画のサイズが制限されていますが、Lightworksに搭載されている機能を試したい方は、無料版を使ってみるとよいでしょう。

Lightworksの概要・実績・価格感

会社名

LWKS Software Ltd

必要

スペック

OS:Windows 8 Windows 8.1 Windows 10

Mac OS X 10.11 以上

Linux (Debian):Ubuntu / Lubuntu / Xubuntu 20.04以上

Mint 17以上

Linux (RPM):

Fedora 30以上

CPU:Intel i7 チップセットまたはそれ以上のAMDチップセット

GPU:1GB以上のグラフィックボード (NVIDIA または AMD)

メモリー:4GB

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

リバーブ・コーラス・ディストーションなどの

オーディオエフェクト、オーディオとビデオの同期、

700 を超えるカスタマイズ可能なタイトルとモーション グラフィック、

トランジション(カットの継ぎ目に入れる効果)

Webや配信向けの書き出し、YouTubeやSNSへ直接投稿など

利用者数

コミュニティに参加しているクリエイター数200万人以上

ロゴの有無

なし

価格感

※税込み価格は

要問い合わせ

Lightworksの価格:

Free 0円

Create 月額9.99ドル

Pro 月額23.99ドル

Shotcut

※画像引用元:Shotcut公式サイト

Shotcutのおすすめポイント

  • WindowsやMacに加え、LinuxOSにも対応している
  • オープンソースで公開されていて、無料で使える
  • 4Kや8K解像度にも対応している本格的な動画編集ソフト

Shotcutは、Meltytech, LLCが開発した動画編集ソフト。WindowsやMacなどの一般的なOSに加えてLinuxにも対応。海外製ですが日本語に対応してるのも特長です。

オープンソース(ソフトウェアのプログラムが無償公開されていて改変や再配布ができるもの)で公開されているため、無料ですべての機能を使うことが可能。また、オープンソースなのである程度の専門知識があれば自分でカスタマイズすることもできます。

4Kや8Kといった高解像度の動画編集にも対応し、本格的な動画編集も可能。また、無料の動画編集ソフトにもかかわらず、ウォーターマークが入りません。そのため、無料の動画編集ソフトで高解像度の動画を作りたい方におすすめです。

Shotcutの概要・実績・価格感

会社名

Meltytech, LLC

必要

スペック

OS:

Windows 10~11(64ビット)

macOS 10.14~13

Linuxglibc 2.31 以上(64 ビット) 

CPU:x86-64インテルまたはAMDのCPU

SDの場合は少なくとも1コア2 GHz、HDの場合は 4コア、4Kの場合は8コア必要

GPU:Linux上で正しく動作し、互換性のあるOpenGL 2.0、

またはWindows上のDirect3D11に対応したグラフィックボード

メモリー:SDの場合は4 GB、HDの場合は8GB、4Kの場合は16GB 以上

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

各種オーディオフィルター、オーディオミキシング、

ビデオ速度の変化に対する音声のピッチ補正、

トランジション(カットの継ぎ目に入れる効果)、ビデオフィルターなど

利用者数

要問い合わせ

ロゴの有無

なし

価格感

※税込み

Shotcutの価格:

無料


プロの現場で使われているおすすめの動画編集ソフト3選

ソフトウェア単体で数十万円が当たり前だったプロ用動画編集ソフト。現代ではリーズナブルに入手できるようになり、無料で使えるものもあります。プロと同じツールを使ってみたい、プロのビデオエディターを目指したい。そんな方におすすめの、プロの現場で使われている動画編集ソフトを3つ紹介します。

Avid Media Composer

※画像引用元:Avid Media Composer公式サイト

Avid Media Composerのおすすめポイント

  • ノンリニア黎明期からハリウッドで使われている動画編集ソフト
  • サードパーティからリリースされる豊富なエフェクトプラグインを利用できる
  • 無料版の「Avid Media Composer First」を利用できる

Avid Media Composerは、ノンリニアシステム黎明期から、数々のハリウッド映画で使われてきた実績ある動画編集ソフトです。ストレージやビデオキャプチャーなど、周辺機器を含むオプションが豊富なのも、プロの現場で使われるシステムならでは。クラウド経由での共同編集など、報道の現場に最適化されたソリューションも提供しています。

Media Composer単体でも豊富なエフェクトを利用できますが、サードパーティ製プラグインを追加してエフェクト機能を強化できることも特長。多くのサードパーティがMedia Composer向けプラグインを開発するのは、それだけ世界中のプロの現場で利用されていることの証です。

プロ向けツールでありながら、無料版の「Avid Media Composer First」を提供していることもポイント。まずは無料で試してみてから欲しい機能にあわせてMedia Composerの通常版を検討するといいでしょう。

※ノンリニアとは、テープ / フィルム(リニア)と異なり、非連続的な編集を可能にしたデジタルシステムの総称

Avid Media Composerの概要・実績・価格感

会社名

Avid Technology, Inc.

必要

スペック

OS:Windows 11・Windows 11

CPU:

Intel core i7, i9もしくはXeon(ハイパースレッディング機能あり) 

AMD Ryzen Threadripper 3900X

seriesまたはThreadripper Pro 3900WX/5900WX seriesまたはRyzen Pro 7・9

GPU:

AMD Radeon Pro WX シリーズまたは Wシリーズ

Mac向けAMD FirePro™ D700グラフィックス・プロセッサーおよび

Windows向けRadeon™ Pro WX 9100、Radeon™ Pro WX 7100、Radeon™ Pro WX 5100

Intel オンチップ グラフィックス (GPUアクセラレーションは利用不可)

メモリー:16GB

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

プロジェクトの共有、オーディオとビデオの自動同期、

各種ビデオエフェクト、各種オーディオツールなど

利用者数

要問い合わせ

ロゴの有無

なし

価格感

※税込み価格は

要問い合わせ

Avid Media Composerの価格:

Media Composer First 無料

Media Composer 月額25.99ドル

Media Composer Ultimate 月額53.99ドル

Media Composer Enterprise 要問い合わせ


DaVinci Resolve/Resolve Studio

※画像引用元:DaVinci Resolve公式サイト

DaVinci Resolve / Resolve Studioのおすすめポイント

  • オーディオワークステーションとモーショングラフィックスの統合された動画編集ソフト
  • ハリウッドで利用されている強力なカラーグレーディング
  • 無制限の解像度 / 共同編集に対応する有償のDaVinci Resolve Studioも利用可能

DaVinci Resolveは、オーディオワークステーション「Fairlight」、モーショングラフィックス「Fusion」を統合した動画編集ソフト。どちらも映画 / 番組制作で豊富な実績を持つシステムであるため、DaVince Resolveさえあれば撮影後のポストプロダクションをプロクオリティで遂行できます。

そもそも、DaVinci Resolveはハリウッドの現場で利用されているカラーグレーディングシステムです。現在でもその特徴は変わっていませんが、動画編集機能を進化させてきたため、システム間での動画ファイル交換を排除。動画の取り込み以降の編集、カラーコレクション、タイトル、MAまでをワンストップで実行可能です。

UHDまでの解像度という制限はあるものの、ほぼフル機能を無料で利用できることもDaVinci Resolveの特徴。チームでの共同編集や無制限のビデオ解像度など、クリティカルな現場向けのDaVinci Resolve Studioも有償で提供しています。

DaVinci Resolve / Resolve Studioの概要・実績・価格感

会社名

Blackmagic Design Pty Ltd

必要

スペック

要問い合わせ

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

プロジェクトの共有、AIによる音声テキスト化、カットポイントの自動配置、

TikTokへ直接アップロード、SNS用の縦長映像の編集、歪んだ面のトラッキングなど

利用者数

要問い合わせ

ロゴの有無

なし

価格感

※税込み

DaVinci Resolveの価格:無料

DaVinci Resolve Studio(有料の上位版):47,980円

Vegas Pro

※画像引用元:Vegas Pro公式サイト

Vegas Proのおすすめポイント

  • プロも利用しているハイエンド向けの動画編集ソフト
  • 定期開催されるセールで安く購入できる
  • 買い切りのため、高機能な動画編集ソフトを初期コストのみで使える

Vegas Proは、ソースネクスト株式会社が開発した動画編集ソフト。ハイエンド向けの動画編集ソフトとして、動画編集のプロにも利用されています。全国の有力家電量販店販売実績を集計するGfK Japan調べでは、ビデオ編集・DVD関連ソフト部門で7年連続販売本数シェア1位を獲得しています。

また、定期的に開催されているセールで安く購入できることもおすすめポイント。年に1度のブラックフライデーセールでは、66%OFFで販売しています。導入を考えている場合は、セール期間を狙って購入するとよいでしょう。

また、買い切り制のためランニングコストがかからない点も特長。長期的に使う予定がある場合に特におすすめです。また、高機能な動画編集ソフトでありながら日本製のため、スムーズにソフトの導入や編集作業ができる点もメリットといえます。

Vegas Proの概要・実績・価格感

会社名

ソースネクスト株式会社

必要

スペック

OS:Windows 10 、Windows 11

CPU:第 6 世代 Intel Core i5 (または同等のAMD)

またはそれ以上、2.5Ghz および4コア

GPU:NVIDIA® GeForce RTX または GTX 9XX シリーズ以上

4GBおよびVCE3.0以降を搭載したAMD ATI®Radeon

Intel® GPU HD Graphics 530シリーズ以上

メモリー:16GB

主な機能

動画・音声の読み込み・切り取り・結合・書き出しなどの基本機能

AIによるマスキング、数百種類のフィルターやエフェクト・トランジション・タイトル、

シーンの切れ目の自動検出、白黒映像のカラー化、

モーショントラッキング、ノイズ除・手ぶれ補正など

利用者数

ビデオ編集・DVD関連ソフト7年連続販売本数シェア第1位

(ベンダー別販売本数シェア 全国の有力家電量販店販売実績を集計するGfK Japan調べ)

ロゴの有無

なし

価格感

※税込み価格は

要問い合わせ

VEGAS Proの価格

VEGAS Pro Edit 21 29,800円

VEGAS Pro Suite 21 44,800円

VEGAS Pro Post 21 59,800円

動画編集ソフトの選び方・ポイント

動画編集ソフトの選び方・ポイント

自分のパソコン、スマホに合ったソフトを選ぶ

動画編集ソフトを選ぶ際は、自分が持っているパソコンのOSにあったソフトを選ぶことが大切です。WindowsやMac(Macintosh)の片方にしか対応していないソフトもあるので、事前に確認しましょう。また、同じOSであっても新しいバージョンや古いバージョンに対応していないこともあるので注意が必要です。

編集の負荷の大きい処理をするソフトを性能の高くないパソコンで使用すると、起動しなかったり途中で止まったり、固まってしまうことがあります。動画編集ソフトの多くにはデモ版や体験版があるので、実際に試して自分のパソコンにあっているものか確認しましょう。

また、スマートフォン向けの動画編集ソフトの場合は、チュートリアル動画があるかも大事なポイントです。画面が狭くなりがちなスマートフォンでは、パソコンの場合と違いツールボックスが多く表示されておらず、どこにどの機能があるかわかりにくいことがあります。まずはチュートリアル動画で使い方を学ぶとよいでしょう。動画編集ソフトのメーカーが公式でチュートリアル動画を出しているソフトがおすすめです。

パソコンのスペックに注意する

動画編集は大きいデータを扱ったり、負荷のかかる処理をしたりします。そのため、スペック(性能)の高くないパソコンで使用すると動作が遅くなったり、動作が止まってしまったりすることがあります。動画編集ソフトを選ぶ際は、自分のパソコンが編集ソフトの要求スペックを満たしているか確認しましょう。

主な確認項目は「CPU」「メモリ」「グラフィックボード」です。そのほか、HDD(ハードディスク)やSSDの空き容量や光学ドライブの有無、インターネット接続が必要かなどを確認してください。

動画編集ソフトの機能に注目する

動画編集ソフトを選ぶ際は、各ソフトの機能を確認することが大切です。

基本的な動画編集機能のほか、動画のファイル形式や書き出しできる動画サイズ、テンプレートの数、編集をアシストしてくれる機能などを確認しましょう。自分が編集したい動画の用途にあわせて、必要な機能をもったソフトを選ぶこともポイントです。

無料版を使う場合は、機能が制限されていたり使用した動画編集ソフトがわかるように透かしロゴ(ウォーターマーク)が入っていたりすることもあるので、事前に確認しましょう。

利用者数を確認する

動画編集ソフトを選ぶ際は、利用者数を参考にすることもポイントの1つです。

機能が備わっていて扱いやすいソフトは多く利用されていることが多いためです。また、YouTuberが利用している動画編集ソフトは扱いやすいものがおおいので、指標の1つとしてYouTuberの利用者数を確認するのもよいでしょう。

また、多くの人が利用している動画編集ソフトは解説記事や動画、解説本などが出ていることも多いので、参考にしやすいというメリットもあります。あまり使われていないソフトを選ぶと、情報を入手する手段が限られてしまうので注意しましょう。

価格に注目する

動画編集ソフトを選ぶ際は、価格も大切なポイントです。

買い切り型は、最初の導入コストだけで使えるため長く使うほどお得になりますが、新製品が出たときに乗り換えづらいというデメリットがあります。

一方、月額や年額のサブスク版の場合は導入コストを安く抑えられ、新製品が出た際に乗り換えやすい反面、長期的に見るとコストが高くなることがあります。

それぞれのメリット・デメリットを考慮して、自分にあったものを選びましょう。

無料・ロゴなし動画編集ソフトか確認する

無料の動画編集ソフトを使う際は、透かしロゴ(ウォーターマーク)がないかを確認することが大切なポイントです。

無料の動画編集ソフトは、編集したソフトがわかるように強制的にロゴが入ることがあります。ロゴが入っていると動画の一部が見づらくなったり、ビジネスで使う動画にしづらかったりしてしまいます。そのため、ロゴが入らないものを選ぶことがポイントです。

有料の動画編集ソフトの場合は、ロゴが入ることがほとんどありません。

【無料】動画編集ソフト選びを相談する

動画編集ソフトの使い方【基本】

ここまでで、おすすめの動画編集ソフトを用途別に紹介するとともに、選び方のポイントも解説してきました。最後に、これから動画編集をはじめたいという方に向け、動画編集ソフトの基本的な使い方をプロの現場で使われている「Media Composer(MC)」を例に紹介します。

動画・静止画・音声素材のインポート / キャプチャ

動画編集するには、前提となる編集素材が必要。まずは、制作に必要な動画・静止画・音声などの素材を動画編集ソフトにインポートしましょう。それぞれの素材がファイルで用意されているのなら、ストレージに保存されているものをソフトに読み込むだけ。インポート前に、ファイル形式が動画編集ソフトでサポートされているものか確認してください。

動画・音声素材をキャプチャ(録画)しながら動画編集ソフトへ取り込む場合もあります。

たとえば、高画質ながら圧縮率の高い「H.265」などの場合、そのままではPCに負荷がかかりすぎ、編集作業が重くなってしまいます。素材をキャプチャしながら編集しやすいファイル形式に変換することで、作業効率を高めることが可能です。

カット編集 / タイムラインへ配置

インポートした素材は、ビン(フォルダ)に保管されリスト表示されます。それぞれの素材をプレビューしながら必要な部分だけカット編集し、タイムラインへ並べていきましょう。リストでは素材内容が分かりにくいという場合は、サムネイル表示への変更も可能です。

動画編集ソフトによって画面レイアウトは異なりますが、ビン内の素材をプレビュー / 編集するウィンドウ。および、タイムラインに配置した素材をプレビューするウィンドウ、2画面ある場合が一般的です。

上図はMCの編集画面ですが、左のウィンドウでイン / アウトポイントを指定し、素材の利用範囲を特定しているのがお分かりでしょう。カット編集の済んだ素材は、ドラッグ&ドロップでタイムラインへ配置できます。

トランジション / エフェクトを追加

タイムラインへ配置した動画クリップをスムーズにつなげるため、必要に応じてトランジションを追加します。MCの場合、トランジションは他のエフェクトと同じ「エフェクトビン」に保存されており、好みのスタイルをタイムラインへドラッグ&ドロップして調整するだけ。エフェクトも同様の手順で追加します。

上図の例では、最後のビデオクリップに「TimeWarp」エフェクトを追加し、BGMにあわせて動画を高速再生させています。エフェクトを追加するとそれぞれに適したエディタが表示されるため、必要に応じてパラメーターを調整します。

オーディオ・ポストプロダクション

動画編集の完了後は、オーディオ・ポストプロダクションに取り掛かります。日本でMAと呼ばれるポストプロダクションとは、同録 / アフレコした音声や、BGMを動画とシンクロさせ、聞きやすいように調整 / 編集していく作業のこと。

現代の動画編集ソフトはオーディオ編集機能も充実していますが、場合によっては外部のオーディオワークステーションを利用する場合もあります。たとえば、サラウンド出力が必須でオーディオトラックが膨大な映画の場合などが該当。Avid Pro Toolsなどのオーディオワークステーションがよく利用されています。

ビデオファイルを書き出し

編集の完了したプロジェクトを、利用するプラットフォームに適した形式へビデオファイルとして書き出します。エフェクトの追加も同様ですが、レンダリングやビデオファイルの書き出し速度はPCの性能に依存します。快適に動画編集するためにも、できる限りスペックの高いPCを用意しましょう。

【まとめ】動画編集ソフトおすすめ15選を紹介しました

動画編集ソフトを選ぶ際は、自分のパソコンやスマートフォンにあったソフトを選ぶことが大切です。また、スペックは問題ないか、機能は十分か、利用者数は多いか、価格はどの程度か、動画にロゴが入るかを確認しましょう。

本記事では目的や利用者のレベルごとにおすすめを紹介したので、動画編集ソフトを選ぶ際の参考にしてください。

なお、動画編集ソフトの探し方・選び方がわからない!という方はお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算を弊社コンサルタントがヒアリングし、ツール選定についてアドバイスします。相談料は一切無料です。

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