チュートリアル動画の作成方法を徹底解説!コツ・参考事例も全てご紹介【2024年最新版】

商品やサービスの使い方を直感的に学べるチュートリアル動画。
使い勝手や魅力を視覚的に伝えられることからユーザーへの訴求力を高める意味でも効果があり、様々な企業が導入を進めています。

そこで本記事では、ユーザー向けのチュートリアル動画を作成したい方を対象に、チュートリアル動画のメリット・デメリットや作成方法、作成のコツ、事例などをまとめてご紹介しています。「チュートリアル動画の基本を知りたい」「ユーザー数を増やす新たな打ち手を探している」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

また、内教育なども含めて動画を活用したい方へは、下記でマニュアル動画について解説しています。チュートリアル動画とは細かなポイント等が異なりますので、ぜひそちらもご覧ください。

>>動画マニュアルの作り方を徹底解説!コツ・参考事例も全てご紹介します


※なお、制作会社の探し方・選び方が分からない!という方はお気軽にご相談ください。あなたの目的・予算に合った最適な制作会社を「人力で」マッチングします。

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目次
  1. 1. チュートリアル動画のメリット・デメリット
    1. 1-1. メリット①:ユーザーの理解を促しやすい
    2. 1-2. メリット②:学習環境(場所・時間)の自由度が高い
    3. 1-3. メリット③:マーケティングの面でも効果的
    4. 1-4. デメリット①:閲覧環境があることが大前提となる
    5. 1-5. デメリット②:紙などを用いるより制作コストが高くなりがち
    6. 1-6. デメリット③:情報更新時の手間がかかる
  2. 2. チュートリアル動画の作成方法
    1. 2-1. 1.サービスの流れを整理する
    2. 2-2. 2.動画を通して伝えたいポイントを整理する
    3. 2-3. 3.撮影・編集を行う
  3. 3. チュートリアル動画の作り方のコツ
    1. 3-1. 閲覧環境に配慮して動画を作る
    2. 3-2. 時間(尺)を長くしすぎない
    3. 3-3. テロップを必ずつける
  4. 4. チュートリアル動画を制作会社に依頼する料金の目安
  5. 5. 参考にしたいチュートリアル動画事例
    1. 5-1. 【G Suite】
    2. 5-2. 【Uber Eats】
    3. 5-3. 【Scan to Salesforce】
  6. 6. 【まとめ】チュートリアル動画の制作まとめ
    1. 6-1. チュートリアル動画をプロに任せたい方へ

チュートリアル動画のメリット・デメリット

チュートリアル動画の3つのメリット

まずはチュートリアル動画のメリット・デメリットをご紹介します。
どちらも確認することでチュートリアル動画についての理解をさらに深められるので、動画制作を検討中の方は判断材料としてぜひご確認ください。

チュートリアル動画のメリットとして、下記のポイントが挙げられます。

・ユーザーの理解を促しやすい
・学習環境(場所・時間)の自由度が高い
・マーケティングの面でも効果的

メリット①:ユーザーの理解を促しやすい

まず、もっとも大きなメリットが、ユーザーの理解を促しやすい点です。動画は複雑な動きもそのまま表現できるため、商品の使い方やツールの操作方法などを視覚的に説明できます

テロップやナレーションを追加することで、より細かく解説できる点も動画ならではのメリットと言えるでしょう。

メリット②:学習環境(場所・時間)の自由度が高い

また、スマートフォンやタブレットなどでいつでも再生できるため、ユーザーが知りたいと思ったタイミングで視聴できる点もポイント。何度でも繰り返し再生することで、ユーザー理解の定着にもつながります。

メリット③:マーケティングの面でも効果的

さらにチュートリアル動画はマーケティングの側面でも効果的。株式会社スプレッドオーバーが2019年に行った調査によると商品購入を検討する際に動画を視聴する人は全体の約4割に上るとのことなので、チュートリアル動画で商品の使いやすさを訴求できれば、そのまま購入に至る可能性もあるでしょう。

デメリット①:閲覧環境があることが大前提となる

一方、チュートリアル動画のデメリットは下記が考えられます。

・閲覧環境があることが大前提となる
・紙などを用いるより制作コストが高くなりがち
・情報更新時の手間がかかる

動画は視聴できる環境が必須のため、そもそもパソコンやスマートフォンをお持ちでない方には不適切です。その場合は、紙などでも確認できるようにチュートリアルを用意しておくことが求められます。

デメリット②:紙などを用いるより制作コストが高くなりがち

また、制作までの費用や時間も他の媒体よりかかる傾向にあります。記事の後半で、チュートリアル動画を制作する料金の目安を解説します。

デメリット③:情報更新時の手間がかかる

そして、ツールの仕様変更など情報更新があれば動画を編集する必要もあるため、制作・運営コストは高くなると考えておいたほうがよいでしょう。

ただし、自社で制作できるツールを使ったり印刷の手間が不要だったりなど、コストを抑えるポイントもいくつかあります。チュートリアル動画はデメリットとして挙げた点を補えることが多いので、まずは制作に詳しい会社などに相談してみるのもおすすめです。

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チュートリアル動画の作成方法

チュートリアル動画の作成方法

次に、チュートリアル動画の作成方法について下記の3つに分けて解説します。

1. サービスの流れを整理する
2. 動画を通して伝えたいポイントを整理する
3. 撮影・編集を行う

動画制作を制作会社に一任することもできますが、商品・ツールについてもっとも詳しいのは自社のスタッフです。どういったポイントに注意して制作すべきか自身でも確認し、ユーザーにとって分かりやすい動画を提供できるよう心がけましょう。

1.サービスの流れを整理する

まずは自社で提供している商品・サービスの流れを整理します。
例えばビジネスチャットツールは、利用までに下記のような流れとなることが考えられます。

1. 会員登録をする
2. ログインする
3. チャットでやりとりする相手とつながる
4. メッセージを送信する
5. その他の機能を活用する

ツールに慣れた方であれば説明なしで利用できるものも多いですが、不慣れな方は最初の段階でつまずく可能性もあります。上記はあくまでも一例ですが、自社のサービスを活用するまでにどのようなステップがあるのか確認し、漏れのないように動画を制作するにしましょう。

2.動画を通して伝えたいポイントを整理する

次に、動画を通して伝えたいポイントを整理していきます。チュートリアル動画はユーザーの理解を促すためのものであるため、分かりやすさに留意することが大切です。

必ず伝えておきたい箇所はテロップを入れる・目を引きたい箇所には集中線などの加工を追加するなど、動画は様々な工夫が凝らせるので、まずはチュートリアル動画を通して何を解説すべきか、ポイントをまとめるようにしましょう。

3.撮影・編集を行う

最後に、整理したポイントに沿って撮影や編集を行います。
例えばパソコンで利用できるツール・アプリのチュートリアル動画を制作する場合は、使用している実際の画面を録画し、その録画した動画にテロップなどの編集を加えていきます。

また、説明が不要な箇所はスキップや早送りをしたり、ゆっくり解説したい箇所はスローモーションにしたりなど、緩急をつけることでメリハリある動画を制作できます。「動画を作る時間がない」「編集だけ慣れている人に任せたい」など自社制作が厳しい場合は外注する方法もあるので、状況に応じて適した制作会社を探してみるのもよいでしょう。

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チュートリアル動画の作り方のコツ

チュートリアル動画の作成ポイント

こちらでは、実際にチュートリアル動画を制作するコツとして、下記の3つをご紹介します。

・閲覧環境に配慮して動画を作る
・時間(尺)を長くしすぎない
・テロップを必ずつける

ユーザーの視聴を促すためにも大切なポイントなので、一つひとつ確認していきましょう。

閲覧環境に配慮して動画を作る

チュートリアル動画を作るコツとして、まず挙げられるのが閲覧環境に配慮することです。

閲覧環境とはユーザーが動画を視聴する際の端末やブラウザの設定ですが、デメリットの項目でもお伝えしたように動画視聴にはそもそもパソコンなどの端末が必要となります。ですが、なかには特定のブラウザで視聴できないなど思いがけないトラブルが生じることもあるでしょう。

・OS(WindowsやMacなど)
・ブラウザ(Internet ExplorerやGoogle Chromeなど)
・スマートフォン端末(iOSやAndroidなど)

閲覧環境には上記のような種類がありますが、動画制作時には問題なく再生できるかも確認することが大切。また、スマートフォンで視聴するユーザーが多ければテロップを大きくしたり該当箇所を拡大したりなど、ユーザーの環境に応じた「見やすさ」に留意することも忘れないようにご注意ください。

時間(尺)を長くしすぎない

ユーザーの心理的負担を軽減するためにも、チュートリアル動画の時間(尺)を長くしすぎないこともポイントです。動画はあらかじめ全体の長さが分かるため、あまりにも長尺だと視聴を面倒に感じ、見るまでに至らないことも考えられます。

特にチュートリアル動画は「使用方法を知る」という明確な目的がある動画です。ユーザーの中には部分的な情報だけ知りたいという方もいるため、動画の尺は5分前後に収め、長くなりそうな場合は下記のような工夫を凝らすようにしましょう。

・動画の冒頭に目次を用意し、どのあたりで説明しているか分かるように示す
・チャプターを設定し、知りたい箇所まですぐスキップできるようにする

また、作業ごとで動画の内容を分割し、短い動画を複数作成することも大切。その際は動画のタイトルで何について解説している動画なのか明示するようにしてください。

テロップを必ずつける

チュートリアル動画を制作する上で忘れてはいけないのが「テロップを必ずつける」という点です。ナレーションや作業内容を全てテロップにする必要はありませんが、確実に伝えたい重要なポイントなどは漏らさないように注意しましょう。

また、チュートリアル動画は商品・サービスの使い方を分かりやすく伝える必要がありますが、ユーザーにとって分かりにくい専門用語を補足する意味でもテロップは効果的です。

テロップがあることで音声が流せない環境でもある程度の理解は促せるため、「初めて視聴した人でも理解できるか」「テロップが読みづらくないか」などにこだわりながら動画を制作するとよいでしょう。

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チュートリアル動画を制作会社に依頼する料金の目安

次に、チュートリアル動画を制作会社に依頼する際の料金目安をご紹介します。

特徴

相場

簡易的な動画

5~15万円

字幕やナレーションなどを追加

10~50万円

モーショングラフィックスやアニメーションなどを追加

50万円~

チュートリアル動画は、商品やサービスの使用方法を解説するという比較的シンプルな構成であるため、他の目的よりも低価格帯の発注先を見つけやすいです。フリーランスの方が依頼を請け負う場合もあるので、「少ない予算で作りたい」という方は条件に合致するフリーランスを探してみるのもよいでしょう。

ただし制作を外注で依頼した際の費用は、動画の長さや素材の有無、ナレーションやテロップの追加など様々な要因によって変わってきます。作りたい動画のイメージがある程度まとまっている方は、動画幹事の無料相談サービスなどで予算に応じた制作会社を探してみるのもおすすめです。

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参考にしたいチュートリアル動画事例

最後に、チュートリアル動画の実際の事例を3つご紹介します。制作時に取り入れやすいポイントについても解説しますので、自社に合ったものがあればぜひ導入をご検討ください。

【G Suite】

動画時間:4分2秒

KDDI株式会社が「G Suite」の使用方法について解説しているチュートリアル動画です。動画の下部にテロップを用意し、目立たせたい操作箇所は赤枠で示すなど、初めて動画を視聴した人でも何について説明しているのか分かりやすいように示されています。

また、職場での視聴を見据えているためかナレーションやBGMなど音声なしで制作されている点も特徴。動画内で何の機能を解説しているのか説明欄に箇条書きでまとめたり、再生リストを作成して細かな機能別に短尺の動画を用意したりなど、ユーザーが情報を探しやすいように様々なポイントが押さえられています。

【Uber Eats】

動画時間:2分6秒

宅配サービス「Uber Eats」が、レストラン側に向けて受注~配達までの流れを紹介しているチュートリアル動画です。同動画は、商品の注文を受けたレストラン側が何を行うのか、どのように商品が届けられるのかなどUber Eatsの仕組みを確認できる構成。タブレットの実際の画面を確認できたり、テロップで流れが説明されていたりなど、1日の流れに沿って丁寧に解説されている点もポイントです。

また、チュートリアルとしての役割を果たすだけでなく、具体的な仕組みが分かることでUber Eatsのパートナーになることへの心理的不安も軽減。操作の手軽さや売上管理の容易さも確認でき、加盟店側にとっての魅力も訴求できています。

【Scan to Salesforce】

動画時間:1分51秒

セールスフォース・ドットコムのサービス「Scan to Salesforce」の使用方法を解説するチュートリアル動画です。テロップはありませんが、マウスポインタの位置を一目で分かるように拡大したり、説明したい箇所を大きく表示させたりなど、ユーザーが見やすいように工夫されています。

また、動画の終盤には管理者向けの動画に誘導するためのリンク・ナレーションを入れ、遷移を促す構成。動画の説明欄にもサービス・アプリの説明やダウンロード用のURLを明示し、アプリを持っていないユーザーもすぐに該当の情報を検索できるよう配慮されています。

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【まとめ】チュートリアル動画の制作まとめ

本記事では、チュートリアル動画を制作するメリット・デメリットや制作時のポイント、実際の事例などを紹介しました。

チュートリアル動画は自社でも制作しやすい分野の動画ですが、作った動画がユーザーにとって本当に分かりやすいかどうかを確認する必要があります。商品・サービスへの理解度が深いからこそ「初心者」目線が抜けてしまう可能性もあるので、完成前に他部署のスタッフやご家族・知人などに確認してもらうのもよいでしょう。

また、分かりやすさに留意された質の高いチュートリアル動画は、ユーザーからの評価向上にもつながります。プロの目線で動画を制作してほしいという方は制作会社に依頼するのもおすすめなので、ぜひ自社の予算・目的に応じてご検討ください。

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