研修動画の参考事例7選!動画作成のポイントやメリットまで徹底解説【2024年4月最新版】

研修動画の参考事例5選!動画作成のポイントも解説

組織力の維持・強化を考える際に重要となる人材育成ですが、「指導に時間をかけられず悪循環に陥っている」「最低限のスキル・マナーすら定着していない」など、研修の不十分さから生じる課題にお困りの方も多いのではないでしょうか。

そういったときに活用したいのが、教育の統一化を図れる「研修動画」です。研修動画には様々なメリットがあり、組織力の改善を目指すことができます。

本記事では、研修動画の事例や作成時のポイント、作成するメリット、予算の目安などを紹介。「研修動画についてイチから学びたい」「自社でも導入を考えている」という方はぜひ参考にしてください。

また、研修動画について今すぐ相談したい、動画の質にもこだわりたいという方は研修動画に強い制作会社に相談してみるのもおすすめです。

※下記では実績・格安等の項目に分けて制作会社をまとめているので、課題や予算に応じてぜひご利用ください。

関連記事:研修動画でおすすめ動画制作・映像制作会社をプロが厳選!

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目次
  1. 1. 研修動画とは?
  2. 2. 参考になる研修動画の事例7選!
    1. 2-1. 教育現場におけるコーチングコミュニケーション
    2. 2-2. 大型商業施設における心構えと業務内容
    3. 2-3. 介護施設のマナー&コンプライアンス
    4. 2-4. みなと新型コロナ感染症対策オンライン研修
    5. 2-5. 新入社員研修
    6. 2-6. ベッドメイキングの方法
    7. 2-7. 勤怠管理ソフト「AKASHI」
  3. 3. 研修動画を作成する3ポイント
    1. 3-1. 業務内容とポイントを整理する
    2. 3-2. テロップをつける
    3. 3-3. 閲覧環境に気をつけて編集する
  4. 4. 研修動画の5つのメリット
    1. 4-1. 情報量が多いため学習効果が高い
    2. 4-2. いつでもどこでも学習できる
    3. 4-3. クオリティを一定に保つことができる
    4. 4-4. コスト削減につながる
    5. 4-5. 「安全性」が担保できる
  5. 5. 研修動画をプロに依頼して作る費用
  6. 6. 研修動画を自社で作るおすすめの作成ソフト
    1. 6-1. Tebiki
  7. 7. 効果を発揮する研修動画まとめ
    1. 7-1. 研修動画をプロに任せたい方へ

研修動画とは?

研修動画とは、企業理念や業務内容などを伝授するために用いられる動画のことです。
研修動画には様々な使用用途があり、下記のように幅広い目的で利用されています。

・新入社員やアルバイトへの教育(業務内容や心構えなど)
・従業員全体に向けたコンプライアンス研修(情報セキュリティやハラスメントなど)
・自社で提供・利用しているサービスの使用方法

その他の利用方法として、採用目的に使われることもあります。「社内ではこんな研修を行なっています」と開示することで、入社後をイメージしやすく、応募につながるからです。

また、特定のテーマに合わせて講師が解説を行う様子を撮影したものや、写真やテロップを用いてマニュアル化したものなど、動画の種類も多岐にわたります。
どういった内容の研修動画を作りたいかによって適切な形式も異なるため、解決したい課題を整理したうえで動画制作を進めることが大切です。

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参考になる研修動画の事例7選!

では、実際に研修動画にはどのような種類があるのか見ていきましょう。
セミナー形式やドラマ風などいくつかの種類別に動画事例を紹介しているので、作りたいイメージを思い描きながら確認してみてください。

教育現場におけるコーチングコミュニケーション

動画時間:29分26秒

独立行政法人教職員支援機構が公開している研修動画です。教職員を対象にコミュニケーションの方法を解説している動画ですが、セミナー形式の動画を作るうえで参考にできるポイントが数多くあります

例えば実際に行われたセミナーをただ撮影するのではなく、背景にテキストや図を表示させることで見やすさや分かりやすさを実現。講師も身振り手振りを交えながら解説し、視聴者側の理解を促しています。

また、講師のプロフィールを冒頭で説明することにより、テーマである「コミュニケーション」について一定の権威を持つことを明示。視聴者が講師を信頼したうえで動画を見るため、研修の効果が高まることも期待できます。

大型商業施設における心構えと業務内容

動画時間:2分44秒

三井不動産商業マネジメント株式会社が公開している、ららぽーと新三郷での新規従業員向け研修動画です。ららぽーと新三郷が目指す姿と営業時間などの基本事項を解説しています。

説明することをイラストで示したアジェンダのようなものを最初に提示。説明事項が変わるごとに表示することで見ている側の理解が促進されます。重要な事項は効果音とともにテロップを表示することで見る人に意識づけています。

また実際に働いている人の映像が多く使われ、自分が働くイメージをつけることができます。

介護施設のマナー&コンプライアンス

動画時間:7分41秒

介護施設で勤務している人に対してマナーやコンプライアンスを説明する研修動画です。介護における様々な場面を再現ドラマで表現し、実際に起こりうるトラブルをもとに「何が問題なのか」をはっきりと示しています

また、再現ドラマを見ながら職員のNG行動を探すパート・職員の何が悪かったのかを解説するパート・職員を管理する側の問題点を説明するパートの3つに分かれていることもポイント。視聴者に問いかけたりグループで話し合う時間を設けたりしながら動画を進めていくことで、視聴者を飽きさせない構成となっています。

みなと新型コロナ感染症対策オンライン研修

動画時間:7分39秒

東京都の港区役所が公開している研修動画です。具体例を挙げながら事業者に対して行うべき感染症対策を解説しています。

動画にはテロップが用意されており、音声を流せない状態でも内容を理解できるように構成。「手洗い・手指消毒を行う際のポイントは?」「マウスシールドは有効?」などパート別に分かれていますが、動画の右上にアイコンを置くことで何について説明している箇所なのかはっきりと示しています。

また、動画の最後にはホームページからダウンロードできるステッカーや問い合わせ先を紹介。次のアクションを促すことで、対策の強化も図れます

新入社員研修

動画時間:6分45秒

新人研修を業務として行なっている会社の実際に提供している研修動画の一部です。新社会人へのメッセージから礼儀作法、電話や来客対応時のマナーに関して解説しています。

名刺交換など、言葉だけでなく実際にやっている映像を載せることで説得力を上げています。また画面全体に映るほど大きいスクリーンを使うことで、見やすさが段違いです。

ベッドメイキングの方法

動画時間:7分16秒

「介護職員初任者研修」の資格取得に向けてニチイ学館が提供しているベッドメイキングの研修動画です。介護施設の利用者が使用するベッドをどのように整えるのかマニュアル化しており、介護職員のスキル向上を図ることができます。

また、同動画は実際の作業風景を再現しながら解説。大きな文字のテロップを用意したり部分的に拡大して見やすくしたりなど特に押さえたいポイントは口頭以外でも分かるように表現し、初めて視聴した人でも理解できるように促しています。

勤怠管理ソフト「AKASHI」

動画時間:4分20秒

ソニービズネットワークス株式会社が提供する勤怠管理ソフト「AKASHI」の使用方法を紹介している動画です。情報を視覚的に表現するインフォグラフィックの手法を用いて本ツールができることを明示し、実際の操作画面を見せながら解説を進めています。

聞き取りやすい声のナレーションを入れる・どこを示しているのか赤枠で分かりやすく示すなど、視聴者の立場に立ってマニュアル化している点もポイント。動画を視聴すれば入社したばかりの人でもツールの使用方法を把握でき、業務理解の統一化を目指せます。

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研修動画を作成する3ポイント

研修動画を作成する3ポイント

上記で紹介した通り研修動画には様々なパターンがありますが、やみくもに作っても研修用として効果を発揮しない可能性もあります。研修動画を作成する際には下記の3つが大切

・業務内容とポイントを整理する
・テロップをつける
・閲覧環境に気をつけて編集する

業務内容とポイントを整理する

まずは研修として伝えたい業務内容やポイントを整理しましょう。

整理する際には時系列で手順を書き出し、必要なものだけに絞る方法がおすすめです。
たとえば事例で紹介した「介護施設のマナー&コンプライアンス」の動画は、介護が終わってから施設に戻るまでのフローを再現し、注意すべき点をまとめています。

また、動画が長尺になってしまうと視聴者が途中で飽きてしまい、集中して見続けられない可能性もあります。研修動画は確実に伝授したいポイントを整理し、長くなる場合は複数に分けるなど工夫しながら制作するようにしましょう。

テロップをつける

作成した動画の理解を促すために、テロップをつけることも大切です。
テロップがあることで重要なポイントを明確に伝えられるため、研修の効果を高められます

テロップを使ってどの部分を特に目立たせるべきかは、ポイントを整理したことで明らかになっているはずです。外国人のスタッフを雇用することが多い企業であれば、英語・中国語など雇う人材の国籍に合わせてテロップを用意するのもよいでしょう。

ただし、「みなと新型コロナ感染症対策オンライン研修」の動画のようにセリフ全体にテロップをつける方法もあります。その場合は問題なく読み取れるスピードかどうかを必ず確認するようにしてください。

閲覧環境に気をつけて編集する

研修動画を制作する際は、閲覧環境に気をつけて編集しましょう。
閲覧環境とはスマートフォンやパソコンなど、視聴者が動画を見るときに使用する環境を指しますが、どの環境で視聴するかによって理解しやすさが大きく変わってきます。

たとえば営業の移動中であればスマートフォンで見る機会が多くなりますが、テロップの文字が小さいとほとんど理解できません。また、Internet ExplorerやGoogle Chromeなど使用するブラウザによっては、そもそも視聴に対応していない可能性もあります。

研修をきちんと終えるためには閲覧環境への対応が必須です制作時には視聴者が動画を再生する場面を想定し、適切な閲覧環境を用意するようにしましょう

場合によっては紙のマニュアルも併用する 動画だけでカバーできない細かなポイントがあれば、紙のマニュアルと合わせて研修を実施することもご検討ください。紙のマニュアルはメモを残せるなどのメリットがあるため、合わせて活用することで理解をさらに深めることも可能です。

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研修動画の5つのメリット

研修動画の5つのメリット

研修動画は幅広い用途に活用できる動画ですが、制作するメリットとは何なのでしょうか。
メリットを把握しておくと、実際に動画を作る際に盛り込むべき要素が明確になります。
こちらでは研修動画のメリットとして下記の5つをご紹介します

・情報量が多いため学習効果が高い
・いつでもどこでも学習できる
・クオリティを一定に保つことができる
・コスト削減につながる
・「安全性」が担保できる

では、それぞれについて解説していきます。

情報量が多いため学習効果が高い

動画はテキストや画像に比べて情報量がはるかに多いです。視覚だけでなく聴覚でも解説でき、文章だけでは伝えきれない「動き」も再現できるため、視聴者は複雑なツールの操作なども理解しやすくなります

また、分厚いマニュアルに対して抵抗感のある人もいますが、動画であれば再生するだけなので研修への心理的ハードルが低くなることも期待できます。

いつでもどこでも学習できる

動画であれば時間や場所を選ばずに学習できます。スマートフォンやパソコンといった再生環境さえあればいつでも繰り返し見られるため、学生や主婦のパートの方など仕事以外で多忙な方でも研修内容の定着を図りやすいです。

特にテロップが適切に設置された動画であれば音声を流しにくい環境でも気軽に再生できます。動画を視聴するタイミングによっては他者に配慮する必要もありますが、場所を気にしなくてよいのはうれしいポイントでしょう。

クオリティを一定に保つことができる

動画を用意しておくことで、研修のクオリティを一定に保てることも大きなメリットです。

研修は指導者のスキルによって受講者の理解度が変わってきますが、動画であればいつでも同じ研修を実施できるため、ある程度の質が担保されます

人員の入れ替わりが激しい店舗や全国展開しているチェーン店などは研修動画を積極的に導入することでより効果を実感できるでしょう。

コスト削減につながる

「動画を作るために費用がかかるのでは?」と思うかもしれませんが、長期的に見ると研修動画はコストの削減につながります。

たとえば研修を行うための講師を雇うセミナー代や各店舗に教育係を派遣するための移動費など、対面型の研修には様々な費用が発生します。また、研修を受ける人数によっては、紙のマニュアルに発生していた印刷代も膨大になりがちです。

定期的に必要となる研修だからこそ費用の節約は大切なポイント。頻繁に研修を行っている企業は、研修動画で代用できないか見直してみるとよいでしょう。

「安全性」が担保できる

研修動画で忘れてはいけないメリットが「安全性」が担保できる点です。
高所での作業や工場、工事現場など業務の内容によっては研修に危険が伴う場合もありますが、1本の動画があれば何度も実演する必要がありません

また、実際の様子やトラブル発生時の状況を映像として見ることで危険性を実感でき、事故のリスクを軽減することもできます。

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研修動画をプロに依頼して作る費用

上記で紹介したように研修動画には多くのメリットがありますが、「必要と分かってはいるけど制作する余裕がない…」という方もいることでしょう。

また、自社の研修で使うだけでなく、採用活動にも使うため、動画のクオリティにこだわりたい方もいるでしょう。

そういったときには動画制作のプロに依頼することがおすすめです。制作に第三者が介入することで独りよがりの動画にならないため、指導や説明の不備を防げるメリットもあります

こちらでは、研修動画を依頼した場合の費用目安をご紹介します。

特徴

相場

撮影条件

制作期間

発注先

できるだけ価格を安く

5〜15万円

カメラ1台固定

2週間

フリーランス

中小

分かりやすい表現を入れる

10〜30万円

1カメラマン

1ヶ月

フリーランス

中小

研修動画は他の動画よりも比較的費用が安めです。
たとえば研修セミナーを撮影するような簡易的な動画であればカメラ1台を固定するだけでよく、大きな編集も発生しないため、制作コストを抑えられます。

ただし、テロップやナレーションを追加するなど動画が分かりやすくなるように編集を加えるのであれば10万円以上の予算が必要です。また、出演者を用意してドラマ仕立てにしたり、アニメーションを追加したりなど、動画の種類によっては上記の表よりも高くなるでしょう。

動画制作にかかる費用は、尺(長さ)や演出スタイルなどで変動します。研修動画にかけられる具体的な費用が決まっている方は、予算内で依頼できる制作会社があるかどうか動画幹事に相談してみるのもおすすめです。

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研修動画を自社で作るおすすめの作成ソフト

予算や時期的にプロへの依頼が難しい…という方は、自社で研修動画を制作してみてはいかがでしょう。何パターンも作ることが多い方は動画作成ソフトを使うこともおすすめです。

研修動画が作れるソフトはいくつかありますが、なかには動画制作初心者でも扱いやすいものも発表されています。

今回は、スマートフォンの撮影で制作できるクラウド型ソフト「Tebiki」を紹介します。

Tebiki

tebiki

https://tebiki.jp/

Tebikiとは、東京都渋谷区に拠点を構えるピナクルズ株式会社が提供している研修動画制作ソフトです。ASKULや不二家など様々な業種・業界の企業が導入しており、業務の改善に役立てられています。

利用料金は利用者の規模によって変動。無料トライアルで操作性を試すこともできます

大まかな制作方法は研修の様子をスマートフォンで撮影し、図形挿入などで調整するだけ。字幕や外国語翻訳を自動で付けられるため、文字を打ち込む手間も不要です。

また、動画の閲覧状況も見える化できるため、研修がどの程度進んでいるのか管理することも可能。研修の時間が3時間から1時間に減少、指導側に生じていた手間を10分の1に削減など、Tebikiを導入したことによる効果も報告されています。

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効果を発揮する研修動画まとめ

本記事では、研修動画の事例や作成時のポイント、研修動画のメリットなどについてお伝えしました。研修動画は、研修にかける費用・手間を削減できたり業務への理解を促進できたりなど、指導する側・受ける側の双方にメリットがあります。

一度作ってしまえば長期的な活用も見込めるため、業務のマニュアル化やスキルの統一化を図りたい方はぜひ導入していきましょう

また、制作時には今回ご紹介した3つのポイントを押さえることも大切です。
業務内容を整理して撮影し、テロップや閲覧環境にも配慮することで課題解決に最適な動画を制作できるので、ぜひ一つひとつ確認しながら制作を進めてください。

研修動画をプロに任せたい方へ

研修動画を自社で作る時間がない・第三者の目も入れながら動画を作りたいという方は動画幹事の利用もおすすめです。

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相談料は「完全無料」。会社を選ぶポイントが知りたい、予算に適した会社を教えてほしいなど、ぜひお気軽にご利用ください。

コンサルタントのご紹介 動画幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 専任のコンサルタントが、
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