- 更新日 2023.10.11
- カテゴリー 動画制作の事例
サービス紹介・商品紹介動画の事例20選と作り方を紹介【2023年12月最新版】
「商品紹介、サービス紹介動画の制作事例を参考にしたい」
「制作事例を見て、自作するか外注するかを検討したい」
「商品紹介、サービス紹介動画を作るときのポイントが知りたい」
本記事では、商品紹介、サービス紹介動画を制作する上で、押さえておくべきポイントやメリットを解説します。
また、動画の制作事例では以下のような実写(+CG)やアニメーションなどの動画を幅広く紹介しています。
・サービス紹介
・商品紹介
・アプリ紹介
実際に観て、ぜひ動画制作の参考にしてください。
※サービス・商品紹介動画に強い制作会社を知りたい方はこちらをご覧ください。
サービス・商品紹介動画の作り方5ポイント
せっかく動画を活用するのであれば、ユーザーに見られる動画を作りたいもの。そのためにも、以下の構成ポイントを意識して動画制作をすることをオススメします。
・視聴者の課題を提示する
・「自分ごと化」できるシナリオを作成
・メッセージを1つに絞る
・配信する媒体を見極める
・ターゲット・ペルソナを明確にする
視聴者の課題を提示する
視聴者は、何かしらの課題や悩みを解決したいと思った時に、商品やサービスを購入します。そのため、ユーザーのどのような課題や悩みを解決できるのかを動画内で伝えることが重要。ここが曖昧になっていると、そもそも商品やサービスに興味を持ってもらえません。
商品やサービスのメリットを押し売りするのではなく、まずはユーザーが抱えている課題を提示して共感を呼び、それを解決できるというシナリオにすることが大切です。
そのような理由から、動画開始直後にユーザーの悩みや課題を伝えると、続きを見てもらいやすくなります。
「自分ごと化」できるシナリオを作成
動画制作にはストーリーとシナリオが必要不可欠です。シナリオは、サービス提供者ではなくユーザー視点で作成することが重要。
商品やサービスを購入してもらうには、いかに「自分ごと化」してもらうかがポイント。いくら魅力が伝わっても、「自分にはメリットがない」と思われたらコンバージョンにはつながりません。
利用者視点でシナリオを作るための簡単な方法は、実際に商品やサービスを利用・購入したお客さまの声や座談会、インタビューなどが有効です。利用者のリアルな感想を得られるので、説得力のある動画制作が可能になります。
次の章では、動画活用事例も紹介しますのでそちらもあわせて参考にしてください。
メッセージを1つに絞る
愛着のある商品やサービスだからこそ、あれもこれも魅力を紹介したくなるのは人情です。しかし、動画制作では、訴求したいポイントを絞って伝えることが重要です。
1つの動画で伝えることは1つに絞ったほうが得策。伝えたいことをすべて伝えてしまうと、ユーザーが理解できず結局何も伝わらない動画になってしまいます。
伝えたいメッセージを1つに絞ることで、ユーザーの印象に残る動画が制作できます。ですので、動画毎に1番伝えたいメッセージを1つだけ伝えるようにしましょう。
配信する媒体を見極める
動画を発信するメインの媒体を絞ってください。公式サイトで掲載するのか、YouTubeにアップするのか、Twitterで拡散したいのか?インスタグラムなのか?
閲覧するターゲットの属性(性別や年齢など)が変わり、それぞれ向いている世界観(娯楽性の強いもの、カチッとした真面目系のものなど)が違います。
またSNSだと10分もある動画は向かない等、媒体によって適切な動画の長さ、画角も違います。企業説明会、商品説明会で流すものなのかSNSで流すのか、メインの媒体は絞っておいてください。
ターゲット・ペルソナを明確にする
ターゲット像によって訴求のポイント、理解しやすい伝え方、向いている配信媒体なども変わってきます。
性別、年齢はもちろん、ペルソナの「職業」「住んでいる場所」「家族構成」なども詳細に考えておきましょう。
例えば、子供向けのオモチャの購入を促す動画であっても、ターゲットが母親なのか父親なのか、30代なのか50代なのかなど、ペルソナによって動画のテイストは変わります。
年配の女性が視聴者として多いのに、若い男性向けの動画を作ってしまうと、動画は刺さらず目的は達成できません。
大人から子供まで男女関係なく万人が使う商品やサービスでない限り、ターゲットは絞った上で動画を制作してください。
※動画制作においては、失敗しやすい特徴が主に10個あります。以下の記事も参考にして動画を作ってください。
関連記事:動画制作でやってはいけない注意点を1~10まで全て解説します!
【無料】サービス・商品紹介動画に強い制作会社を紹介してもらう
参考にしたいサービス・商品・アプリ紹介の動画活用事例
これから動画活用事例をいくつか紹介します。自社のイメージに近いものがありましたら、ぜひチェックしてみてください。
サービス紹介動画
以下で【BtoB】向けと【BtoC】向けのサービス紹介動画を紹介します。
1. 子供向けプログラミング教育サービス「embot」【BtoC】
動画時間:1分51秒
株式会社NTTドコモが提供する、「embot(エムボット)」の紹介動画です。「embot」を体験する3人の子供たちにスポットをあて、どのような形で、プログラミングの学習につながっていくのかを視覚的に紹介しながら、子供たちの表情にもスポットをあてています。
サービスの持つワクワク感を子供達の表情を通して伝えているのが特徴的です。
2. ニューバランス公式オンラインストア【BtoC】
動画時間:34秒
ニューバランスの公式オンラインストアの紹介動画です。公式サイトならではの利用特典を約30秒の中で紹介。
豊富な品揃えや幅広い支払い方法の紹介をはじめ、サービスの活用シーンをアニメーションで表現し、サイトの利用方法を直感で操作できるように伝えています。
3. 住宅ローンサービス「家の恩返し」【BtoC】
家の恩返しURL
動画時間:3分4秒
「家の恩返し」という住宅ローンサービスの紹介動画です。どういう時に「家の恩返し」を活用できるかを、アニメ動画をみているだけで伝えられます。
ジーンとくる家族のストーリーも共感できる内容になっているので、ユーザーを物語に引き込むことができます。
4. 日経育英奨学制度【BtoC】
動画時間:39秒
「日経育英奨学制度」の解説動画です。奨学金制度があることをアニメーションで解説。返済不要・利息なしで奨学金がもらえる、日経の新聞奨学生を認知してもらうための動画です。
主人公と先輩という身近な登場人物をストーリーで使うことにより、奨学金制度をより身近に感じてもらえるように工夫しています。
5. モビィリティーマーケット【BtoC】
動画時間:4分13秒
株式会社KINTOが提供する、モビィリティーマーケットの紹介動画です。モビィリティーマーケットという、聞きなれないサービスの詳細をアニメーションで表現。料金制度や支払い方法・事故が起こったときなどまで動画で伝えることで、サービスを利用するメリットを訴求しています。
6. マネーフォワードクラウドパッケージ【BtoB】
動画時間:1分56秒
株式会社マネーフォワードが提供する「マネーフォワードクラウドパッケージ」の紹介動画です。20〜30代前後の経営者および経理担当の、業務改善が可能なパッケージサービスがあることを訴求。
同サービス導入のビフォーアフターで表現することで、メリットも可視化して伝えています。
7. freee プロフェッショナル【BtoB】
動画時間:1分8秒
freee株式会社が提供する、「freee プロフェッショナル」のサービス紹介動画です。さまざまな決断を迫られる経営者が、数字で意思決定できるようになるメリットを訴求。
同ツールを使うことで、簡単に数字を把握できることをアニメーションで伝えています。
8. ferret One【BtoB】
動画時間:4分15秒
株式会社ベーシックが提供する「ferret One」のサービス動画です。実際の画面を使ってツールの使い方を説明しながら、同時にツールの宣伝もおこなうという斬新な動画。このツールが簡単に使えることを、デモンストレーションで伝えています。
またこの動画は、LPで活用しているためあえて音声なしの動画になっています。
9. 会社設立フリー【BtoB】
動画時間:15秒
freee株式会社が提供する「会社設立フリー」の紹介動画です。15秒という短い時間の中で、会社を設立するための流れをイラストで説明。サービスのメリットを明確に伝えているため、再生時間が短いながらも、重要ポイントはしっかり伝えています。
商品紹介動画
【BtoC】向けの商品紹介動画を2つ【BtoB】向けの商品紹介動画を2つ紹介します。
1. ゴルファー向けパンツ(midoriPF1)【BtoC】
動画時間:1分59秒
ミドリ安全株式会社が提供する、「ミドリPF1」というゴルファー向けパンツのプロモーション動画です。実際のゴルフシーンが使われているので、より使用感がイメージしやすくなっています。
「腰痛に悩むゴルファー」をターゲットにした、わかりやすい商品紹介動画。
2. シャーペン「ドクターグリップエース」【BtoC】
動画時間:1分55秒
株式会社パイロットコーポレイションが提供する「ドクターグリップエース」の商品説明動画です。ドクターグリップエースの特徴を4つに厳選し、製品の活用シーンを紹介。出演モデルに学生を起用することで、「勉強全力サポート!」という同商品の開発理念を伝えています。
3. スキンケア美容家電「LUNA mini2」【BtoC】
動画時間:1分23秒
ヤーマン株式会社が提供する、スキンケア美容家電「LUNA mini2」のプロモーション動画です。仕事を頑張っている女性を主人公として起用し、手洗顔と「LUNA mini2」のコントラストをメインに表現。
また「LUNA mini2」を使用することで、手洗顔と比べてより毛穴の奥の汚れを除去できる理由をアニメーションで表現して、「LUNA mini2」を使うメリットを訴求しています。
4. URIPA(動画配信管理システム)【BtoB】
動画時間:1分31秒
スリーアールソリューション株式会社が提供する、先端可動式工業用内視鏡の商品紹介動画です。ジョイスティックを使って、先端カメラを簡単に操作しているところをメインで紹介し、操作性を訴求。
実際に内視鏡を使って対象物の内部を撮影することで、活用シーンをイメージできるように作成されています。
5. Wi-Fi Security for Business【BtoB】
動画時間:1分5秒
アルプス システム インテグレーション株式会社が提供する、「Wi-Fi Security for Business」のサービス紹介動画です。冒頭にて、時間や場所にとらわれない働き方が求められる時代である事を伝え、ユーザーの興味を促進。そこから社外Wi-Fiを安全に利用できる「Wi-Fi Security for Business」のサービス紹介につなげています。
動画の後半で、すぐに利用を開始できる手軽さやサービスの信頼性、導入コストの低さを訴求。
アプリ紹介動画
【BtoB】向けと【BtoC】向けのアプリ紹介動画を3つずつ紹介します。アプリ紹介動画は、アプリそのものを紹介する動画はもとより、使い方や設定方法を解説する動画もあるようです。
1. ハンズクラブアプリ【BtoC】
動画時間:1分15秒
株式会社東急ハンズが提供している「ハンズクラブアプリ」の紹介動画です。「ハンズクラブアプリ」の便利な機能の紹介と、会員限定クーポンやイベント情報のお知らせなどの機能の豊富さを訴求。
「ハンズクラブアプリ」を使うことによって、働く女性の日常生活が便利になる様子をアニメーションで表現しています。
2. MIXTRAX アプリ【BtoC】
動画時間:1分32秒
パイオニア株式会社が提供する、音楽系アプリ「MIXTRAX」のプロモーション動画です。実際の画面(実写)とアニメーションで見える化したサービスを併用して、アプリでできることをわかりやすく解説。
音楽を聴くことが楽しくなるようなリズミカルなBGMが、提供するサービスに合わせて使用されています。
3. テレビ東京ビジネスオンデマンド【BtoC】
動画時間:30秒
株式会社テレビ東京が提供する、動画配信サービス「テレビ東京ビジネスオンデマンド」のサービス紹介動画です。テレビ東京ビジネスオンデマンドの、リニューアルで追加された便利機能を中心に紹介。
便利機能を使用するシーンをアニメーションで表現することで、ユーザーに使い方をイメージできるように伝えています。
4. 名刺管理アプリSansan【BtoB】
動画時間:1分42秒
Sansan株式会社が提供する名刺管理アプリの紹介動画です。社内で名刺を共有することのメリットを、案件獲得失敗のストーリーで表現。アプリを使うと名刺の共有が便利であることを動画の後半で伝え、締めに自社名を出して完結しています。
ストーリーで興味・共感・問題提起をし、名刺管理アプリが問題の解決策、最後に提供者を伝えることで、同アプリの活用を促しています。
5. ボトルキープ台帳&顧客管理アプリ「NightWorks」【BtoB】
動画時間:1分24秒
株式会社デューイが提供する、ボトルキープ台帳&顧客管理アプリ「NightWorks」の説明動画です。「NightWorks」の基本機能やメリットをアニメーションでわかりやすく紹介。
飲食店や居酒屋で普通におこなわれている、ボトルキープやお客様情報のアナログ管理にまつわる悩みを、同アプリで解決できることを伝えています。
6. 「AI-Q」
動画時間:1分7秒
木村情報技術株式会社が提供する、AIサービス「AI-Q(アイキュー)」のサービス紹介動画です。顧客とのLINEコミュニケーションをAIで自動に行なえることを伝え、営業の業務支援を訴求。
「AI-Q」の利便性をアニメーションで表現することで、目に見えないメリットを視覚化してユーザーに分かりやすく伝えています。
【無料】サービス・商品紹介動画に強い制作会社を紹介してもらう
サービスや商品を動画で紹介するメリット
最後に、サービスや商品を動画で紹介する3つのメリットを解説します。メリットを把握しておくと、動画制作のときに盛り込むべき要素も明確になります。
1.静止画と比べ情報量が多く、理解も深めやすい
2.利用シーンがイメージしやすく、購買意欲を搔き立てる
3.形のないサービスをビジュアル化できる
1. 静止画と比べ情報量が多く、理解も深めやすい
動画は静止画に比べて情報量が多く、理解も深めやすいです。動画には映像・音声・文字が入っているので、ユーザーに多くの情報が伝わります。人は言語・聴覚・視覚の3つの情報から内容を判断するので、動画が一番伝わりやすいといわれています。
その理由として、人の脳に伝わる情報伝達は、言語7%・聴覚38%・視覚55%といわれています。つまり静止画(55%)+ 文章(7%)では情報伝達率が63%に対して、動画は100%伝えることができます(ただしユーザーが100%理解することとは別)。ちなみにこれを「メラビアンの法則」といいます。
2. 利用シーンがイメージしやすく、購買意欲を搔き立てる
サービスや商品を動画で紹介するメリットは、利用シーンがイメージしやすいこと。使い方をイメージできると、実際に自分がその商品やサービスを利用しているところを想像できるので、購入意欲を掻き立てられます。
特に利用シーンが複雑なサービスほど、動画で説明した方が伝わりやすいです。
3. 形のないサービスをビジュアル化できる
上記の「利用シーンがイメージしやすい」に近いですが、動画はクラウドサービスやSaaSのような、形のないサービスをビジュアル化(可視化)できます。BGM・アニメーション・ナレーションなどを使用し、サービスの活用シーンをユーザーにイメージしてもらいやすくなります。
文章と静止画だけでは表現しきれないサービスの特徴を、動画では立体的に表現することが可能です。それにより、ユーザーの想像と実際のサービス利用後のギャップをなくせるので、クレームを抑えることもできます。
【無料】サービス・商品紹介動画に強い制作会社を紹介してもらう
【まとめ】紹介・サービス紹介動画制作するなら
商品・サービス紹介動画は、自社のサービスを正確に伝えるために重要なツールであることが理解できたのではないでしょうか。
ここで本記事をまとめますと
・商品・サービス紹介動画を制作する上で、押さえておくべきポイントは5つ
・サ―ビス・商品・アプリ【BtoB・BtoC】の紹介動画の制作事例を紹介
・商品・サービス紹介動画を制作する上でのメリットも3つある
また最近では、採用活動にも動画を使う企業が増えてきています。このように、動画はさまざまな目的で活用できるので、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
また、動画幹事では商品紹介・サービス紹介動画の制作をプロに依頼する場合の費用の目安を解説した記事もあります。合わせてご覧ください。
関連記事:商品・サービス紹介動画の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】
サービス・商品紹介動画をプロに任せたい方へ
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の相場の情報を徹底解説。
さらに相場を理解するためのポイントや
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この記事を書いた人

吉崎 孝幸
専門分野: Webディレクション・Webライティング
元パン屋。マーケティングとライティングの面白さにハマり、生地作りから記事作りに転身。現在は店舗ビジネスを中心にWebコンサルティングやWebディレクションを行っている。
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