- 更新日 2024.09.01
- カテゴリー 動画の作り方
失敗しない学校紹介動画の作り方とは?メリットや事例を徹底解説【2024年最新版】
「応募者数を増やしたい」
「魅力的な学校紹介に取り組みたい」
このような思いから学校紹介動画の制作を検討している方もいるでしょう。
ですが制作のポイントを押さえておかなければ、費用と時間をかけたのに効果が出なかったということになりかねません。そのため、学校紹介動画の制作時にはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
そこで本記事では、学校紹介動画のメリット・作り方、参考にしたい動画事例、学校紹介動画の種類、ターゲット別のおすすめコンテンツなどをご紹介します。
学校紹介動画を作ろうと考えている方はぜひご一読ください。
※学校紹介動画の制作を考えている方は動画幹事にご相談ください。要件を丁寧にヒアリングし、最適な制作会社をご紹介します。
学校紹介動画を作る4つのメリットとは?
学校紹介動画を作るべきか検討している方のために、メリットを4つ紹介します。メリットを理解しておけば、どんな動画を作るべきかのポイントもつかみやすくなります。
生徒・保護者に多くの情報を伝えられる
1分間の動画コンテンツは180万言語分、Webサイト3,600ページ分もの情報量があるといわれています。それだけの情報量を1分間程度で学生や保護者に伝えることができるのは、動画で学校紹介をする大きなメリットです。
たとえば、施設の紹介や授業風景を文章と画像で説明すると、膨大な量になってしまい読み手にストレスを与えてしまいます。動画を用いれば、短時間で的確な情報量を届けることができます。
また、それだけの情報量を動画以外の手段で作ろうとすれば、非常に多くの作業量が必要になります。制作側にとっても効率の良い手段と言えます。
体験入学の代わりになる
動画は「自分ごと化」しやすいため、施設や部活動の風景を紹介することで視聴者本人が実際に訪問しているような感覚を与えることが可能です。そのため、学校から遠い地域に住む受験生に対して体験入学の代わりになるコンテンツを提供できます。
テキストや写真ではイメージとギャップが生まれるため、体験入学の代わりには向いていません。音声と動きがある動画であれば、実際に訪問しているような体験をしてもらうことができます。
制作した学校紹介動画は再利用できる
制作した学校紹介動画は何度でも使うことができます。一度動画を作ってしまえば、ホームページ上だけでなく学校説明会などの対面の場面でも活用することができ、紙媒体での印刷のような手間や費用を削減することができます。
学校のWebサイトやYouTubeなどにアップしておけば、応募者はいつでも・どこでも学校の情報を得られます。
学校のブランディングに役立つ
さまざまなメディアで再利用できる学校紹介動画は、学校そのもののブランディングに役立つメリットもあります。だれでもSNSで情報発信できる現代では、従来の口コミとは比較にならない速さで学校の評判が拡散されるからです。
学校紹介動画でほかにはないユニークな特徴、入学のメリットを示せれば、「子供を入学させたい」「生徒に選ばれる」学校としてのブランドを確立できます。保護者や生徒の間で学校の評判が高まれば、関連するメディアに取り上げられる可能性もあるでしょう。
ただし、ポジティブな評判ばかり拡散されるとは限らないというSNSの特徴には留意が必要。学校のありのままを伝えることも重要ですが、ネガティブな要素として捉えられないよう、表現には注意する必要があります。
小中学校・高校・大学・専門学校の学校紹介動画参考事例
学校紹介動画の参考事例を小中学校・高校・大学・専門学校の4つに分けて紹介します。実際の事例から学校紹介動画の雰囲気をつかんでください。
小中学校の紹介動画参考事例
智辯学園和歌山小学校
動画時間:7分19秒
和歌山県にある智辯学園和歌山小学校の学校紹介動画です。小学校内の施設紹介をテーマにした動画ですが、ユニークなのは同校で学ぶ児童が各施設を紹介していること。ナレーション・教職員が紹介するパターンと異なり、授業等で施設を使う「児童のフラットな目線」で、紹介動画にリアリティと説得力を持たせています。
図書室、天体観測室、ICT教室など、充実した各施設の紹介のみにとどまらず、授業や実習中の映像も織り交ぜ、どのように使われているのかも演出。自然に囲まれ、のびのびと学べる環境であることを保護者にもアピールしています。
同小学校では、施設紹介以外にも児童の過ごし方をまとめた「智辯和歌山小の1日」という学校紹介動画も公開。多角的な視点で学校生活の魅力を発信しています。
智辯学園和歌山小学校
動画時間:6分32秒
東京都小金井市にある東京電機大学中学校の学校紹介動画です。同校で教鞭を取る教員紹介をテーマにした動画ですが、ユニークなのは「生徒に人気のある教員を各教科ごとに紹介」していること。授業風景も交えながら、字幕付きインタビュー形式で教員の考え方を追っています。
教員への質問を「選ばれた感想」「授業で工夫していること」に絞っていることもポイント。人気の教員が生徒にどのような考え・工夫で向き合っているのか、同校に興味をもつ生徒・保護者の知りたいことにフォーカスした内容に仕上がっています。インタビュー映像が微妙に揺れているなど、あえて手作り感を演出し、親しみやすさも持たせています。
高校の紹介動画事例
立川高等学校
動画時間:14分46秒
東京都立立川高等学校の学校紹介動画です。14分強の長めの動画となっていますが、全体を3章に分けて各章で内容をまとめています。実際の授業風景や部活動の風景があることで、入学してからのイメージが掴みやすいです。
まず1章では、最初に学校の歴史について紹介しています。長い歴史を振り返ることで、伝統のある学校であることをアピール。施設の紹介では、校庭・図書室・寮などの生徒に密接に関係する場所を紹介しています。その中でも図書館は、実際に生徒が利用している環境の音を聞かせることでリアルな雰囲気を伝えています。
2章では教育について紹介。同校がSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されていることをアピールしています。SSHの説明を入れており、知らない方にも伝わる工夫をしています。
京都西山高等学校
動画時間:3分30秒
京都西山高等学校の学校紹介動画です。テロップとBGMを駆使し、明るい雰囲気で動画が進んでいきます。また、出演している生徒の多くが笑顔のため、同校の学校生活が楽しいものであるという印象を受けます。
この動画はおしゃれなBGMや落ち着いた風景の映像を使って、「女子力」を強みとしてアピールしています。動画で伝える強みは詰め込みすぎると何も印象に残らないことがあるため、できるだけ絞っておくことが大切です。
またこの動画では全ての映像にテロップをつけていて、ナレーションなしでも十分に理解できます。そのため視聴者が音量を出せない状況でも、内容を間違いなく伝えることができます。
大学の紹介動画事例
神戸学院大学
動画時間:15分49秒
神戸学院大学の学校紹介動画です。内容が非常に豊富で、情報の網羅性が高い動画になっています。写真のスライドショーを多く使っており、撮影時間や製作費を抑えています。
ナレーションベースで動画が構成されており、テロップや写真を用いてカリキュラムや講義内容を詳しく紹介しています。資格試験の合格率など数字を用いた具体的な進路実績を紹介し、全国平均に比べて高い合格率をアピールしています。
動画の終盤では学生一人一人にインタビューをしています。なぜ神戸学院大学を選んだのか?をはじめ、資格取得のサポートや課外活動について学生自らの言葉で語られているため、説得力が高く、受験生にとって魅力的な情報を伝えています。
東北学院大学
動画時間:18分53秒
東北学院大学の学校紹介動画です。インタビュー形式を多く取り入れており、学生や教員の生の声を多く聞くことができる貴重な動画になっています。
この動画では同大学を志望した理由や研究内容、部活動・サークルなどの全ての内容に学生がインタビューで答えています。企業担当者に学生の魅力を語っていただき、第三者から見た学生の魅力を伝えています。
他にはない特徴として、卒業生に4年間を振り返ってもらっています。同大学を卒業するまでにどんな学びや経験を得ることができるか、実際の学生の声で伝えており、卒業後の自分をイメージできるのではないでしょうか。
専門学校の紹介動画事例
KCS福岡情報専門学校
動画時間:7分50秒
KCS福岡情報専門学校の学校紹介動画です。オリジナルのキャラクターが学校紹介を担当しており、親しみやすい動画になっています。女子高校生の桜子が質問係として登場することで、学校説明会に参加しているように感じられるでしょう。
この動画では数字を使った訴求が上手く使われています。資格取得率や内定率、パソコンの設置台数までわかりやすく数字で訴求していることにより、ストレートに強みを伝えています。
グラフィックにも工夫があり、通販番組のようなテロップを用いてアピールしています。
東放学園専門学校
動画時間:5分17秒
テレビ・ラジオ番組などの制作スタッフを育成する、東放学園専門学校の学校紹介動画です。
エンターテインメントのプロフェッショナルを育てるために、どのような環境を提供できるのか。充実した設備と現場で活躍する講師による授業・実習風景を紹介しながら、各学科の特徴をわかりやすく解説しています。
学科紹介の冒頭に、修了することでどのような職種を目指せるのかを明確にしていることもポイント。エンタメの現場で活躍してみたいが、実際にどのような職種を目指せばいいのかわからない志望者に、具体的な目標を提示するヒントとして役立っています。卒業後になれる職種、そのためになにを提供できるのか、明確にした学校紹介動画の事例です。
関連記事:【最新】大学・学校の動画活用事例まとめ!学校のプロモーション事例をご紹介!
失敗しない学校紹介動画の作り方
学校紹介動画はただ作ればいいというものではありません。基本的な作り方・手順を理解し、制作に取り組むことで、動画を作ったものの全く応募が来なかったなどの失敗を防ぐことができます。
これから手順を解説していきますので、基本的な作り方を押さえて制作に取り組みましょう。
ステップ1.ターゲットを明確にする
まず最初に取り組みたいのがターゲットを明確にすることです。この部分は学校紹介動画を作る過程の中で核となる最も重要な部分です。
ターゲットを詳細で明確にすればするほど、何に興味があるのか、どんな情報を知りたいのか等のターゲットの特徴を想像しやすくなります。こうして完成したイメージをもとに動画の構成を考えることで、一番伝えたい情報をその人に最も適した方法や表現で伝えることができます。
ターゲットが学校紹介動画の方向性を作る重要な要素となるので、丁寧に取り組みましょう。
ステップ2.ターゲットの興味を分析
1つ目の手順で明らかにしたターゲットに沿った構成を考える必要があるため、ターゲットの興味をできるだけ細かく分析します。
大学進学を目指す受験生であれば進路実績や教育環境などに興味を持つと考えられ、部活動を重視している受験生であれば、部活動の実績や運動施設などに興味を持つと考えられます。
こうして導き出した内容を動画に取り入れることでターゲットとなる人が興味を持ち、視聴する可能性が高まります。分析を徹底的に行い、効果的だと考えられる内容をまとめましょう。
ステップ3.学校紹介動画の構成を決める
次に構成を考えます。分析した内容にそって動画の見せ方を決めます。時間配分や動画のスタイル、伝えたいメッセージなど決めるべきことはたくさんあります。ステップ2で分析した内容も忘れずに取り入れ、ターゲットに効果的な動画を作りましょう。
情報をなるべく多く伝えたいと考える気持ちもわかりますが、動画の尺が長すぎると視聴者は疲れて離脱してしまいます。最後まで見てもらえる動画を意識し、できるだけ伝える情報を厳選することをオススメします。
構成を考える上で重要なものをリストでご紹介します。
・動画時間(時間配分、全体の長さなど)
・動画のスタイル(ナレーションベース、インタビュー形式など)
・学校側が伝えたいメッセージ
・ターゲットが興味を持ちそうな内容(学生→イベントや行事、保護者→進路実績など)
・登場人物(教師、生徒、卒業生、企業の採用担当者、CGキャラクターなど)
・紹介するもの(施設、進路実績、授業風景、部活動など)
上記を参考にして構成を考えてみてください。
動画制作の構成をさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:プロが教える動画制作の絵コンテ・構成表の作り方!初心者も実践可能なノウハウ
ステップ4.動画撮影・素材の収集
次は動画撮影です。撮影する期日を決めるだけでなく、撮影場所や出演者などのアポイントメントを確実に取っておくことが重要。情報伝達にミスがあれば想定していた動画を制作できなくなり、これまでの時間が無駄になります。これまでの努力を成果に繋げるためにも慎重に行いましょう。
学校紹介動画で使う素材を事前に収集しておくことも忘れてはいけません。具体的には、校章などのロゴ素材、動画で使う資料など。足りない素材があると、動画編集のステップが滞ってしまうからです。構成を決めた時点で、必要な素材をリストアップしておくことがポイントです。
ステップ5.動画を編集する
最後のステップは動画編集です。撮影した動画にナレーションやテロップを加え、動画だけではわからない部分を補足したり、より伝わりやすい工夫をしたりしましょう。特にインタビュー形式の動画であれば、発言の内容を間違いなく正確に伝えるためには字幕が必要です。
撮影後に動画のコンセプトに合わないと感じた余計なシーンはカットしましょう。そうすることで動画のテンポが良くなり、視聴者の興味を引き続けられます。
※ここまで読んで、学校紹介動画の制作をプロに依頼しようと思われた方は、以下の記事をご参考ください。
学校紹介動画の種類・コンテンツ
メリット・作り方は理解できたものの、どのような学校紹介動画を作れば効果的なのか?事例を見てもイメージできない。そんな方に向け、学校紹介動画の種類、よくあるコンテンツをターゲットごとにまとめました
学生向けのコンテンツ
学校生活の紹介
授業や学校行事などの実際の学校生活を紹介することで、学校で過ごすイメージが掴みやすくなります。特に学校行事は生徒主体で行われるため、紹介することで興味を持ってもらえるでしょう。
リアル感を強く伝えてミスマッチを防ぐためには、生徒が出演している実際の映像を使いましょう。過去に行われた行事や授業の映像を使うことで、制作コストを抑えつつ、リアル感を伝えることができるのでオススメです。
部活動の紹介
部活動は、学生が学校生活の中で多くの時間を費やす活動の一つです。進学先を決める際に部活動を最も重視する受験生も多く存在するため、応募数を増やすには部活動の情報が鍵を握っていると言えます。
普段の練習の風景やチームメンバー・監督の紹介など基本的な情報を紹介しつつ、同校だけの特徴があればピックアップし、他校との差別化を図りましょう。また実績を紹介することで部活動の力量を伝えることができ、他校との差別化につながります。
保護者向けのコンテンツ
施設の紹介
学生本人よりも保護者の方が、教育の環境を重視する傾向にあります。そのため学校にある施設を紹介することで、保護者の興味を惹くことができ、さらにそのコンテンツで不安を解消できれば前向きな検討につながります。
教育施設で紹介する場所は、教室や図書館、大学であれば研究施設を中心に教育に関する施設を紹介しましょう。運動施設であれば、グラウンドや体育館、トレーニングルームなど運動部が使用する主な施設を紹介しましょう。
卒業後の進学先・就職先のデータ紹介
このコンテンツはある程度の実績があり、視聴者にとってプラス材料になると判断できるものを紹介しましょう。例えば進学校として打ち出しているのに、進学実績が少なければ、視聴者にとってマイナスのイメージにつながります。
また、紹介する実績はできるだけ知名度のあるものを選びましょう。進学先や就職先を紹介しても、魅力が伝わらなければ意味がありません。多くの人が知っていると考えられる進学・就職先を選び、効果的なアピールに取り組む必要があります。
対象を選ばないオールマイティなコンテンツ
教員・学生のインタビュー
インタビュー動画は保護者・学生の両方に効果のある万能なコンテンツです。生徒や教員の生の声を届けることで、情報の信頼度が高まり、雰囲気を伝えやすいです。
動画編集の部分でもお伝えしましたが、インタビュー形式のコンテンツでは発言の内容を正確に伝えるために字幕やテロップをつけることをオススメします。
インタビュー動画の具体的な事例を見たい方は下記の記事をご覧ください。
関連記事:インタビュー動画事例まとめ!かっこいい・おしゃれなインタビュー動画のポイントも解説
学校紹介動画の作り方で押さえておきたい4つのコツ
ターゲットごとに適したコンテンツはあるものの、基本をなぞるだけでは魅力的な学校紹介動画にはなりません。そこで以下からは、魅力的な学校紹介動画を作るために押さえておきたい、ヒントとなる4つのコツを紹介します。
学生の自然な姿を撮影する
学生への訴求を目的とした「学校生活・部活動」メインの学校紹介動画を作る場合、出演する学生の姿をできる限り自然に撮影しましょう。シナリオを用意して演技させようとしても、プロの俳優ではない学生では不自然さが目立ってしまうからです。普段通りの様子が見られなければ、動画を視聴する学生も感情移入できません。
むしろ、ハプニングも含めて普段通りの姿を伝えられれば、学校生活・部活動の実態をダイレクトに伝えられます。撮影日を限定せず、普段から生徒の様子を撮影しておくことも1つの方法。できる限り多くの素材から使えるものをピックアップするのは、動画制作の基本でもあります。
アニメーション・インフォグラフィックを活用
まずはアニメーション・インフォグラフィックを実際に活用しているこちらの動画をご覧ください。
動画時間:3分30秒
こちらの動画は川崎市のプロモーション映像です。開始約10秒後から、アニメーションやイラストを用いてグラフやデータが表現されています。グラフに動きを持たせることで変化を伝えやすくなり、統計データにイラストを捕捉することで分かりやすく伝えています。
学校紹介動画でもインフォグラフィックを活用することで、難しい内容でも視覚的に分かりやすく表現できます。学生をターゲットにするのであれば、できるだけ分かりやすく親しみやすい動画の方が効果的です。
先ほど事例で紹介したKCS福岡情報専門学校もインフォグラフィックをうまく活用しています。
さらに詳しくインフォグラフィック動画について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:【事例あり】インフォグラフィック動画制作の手順や特徴を解説!
スマートフォンでの視聴を意識する
学校紹介動画を作るときは、スマートフォンで視聴するユーザーが多いことを意識しておきましょう。総務省の公開するインターネット白書を見てもわかるように、PC(48.5%)よりもスマートフォン(71.2%)でインターネットを閲覧する人が多いからです。通信環境の高速化した現代では、データの重い動画であってもオンデマンドで視聴できます。
具体的には、音声OFFの状況で学校紹介動画を視聴されても、内容がわかるように字幕を追加しておく。学校紹介動画の制作時にスマートフォンの視聴に最適化する。公開する前に、スマートフォンで視聴しても違和感がないかチェックしておくなどが考えられます。
伝えたいメッセージごとに動画を分ける
学校紹介動画はできるだけ伝えたい内容を厳選し、動画時間が長くなりすぎない適切な尺である必要があります。しかし、視聴者が知りたい内容が無ければ動画の効果が薄れてしまいます。これを防ぐために余裕があれば伝えたいメッセージごとに動画を分けましょう。
1つの動画で紹介する内容を絞ることで、視聴者は知りたい情報だけにアクセスすることができます。また動画の時間が短くなるので、視聴途中の離脱率を低くすることができるでしょう。
注意しておきたいのが、別の動画に誘導することです。 YouTubeに投稿する場合には概要欄に学校紹介動画の一覧ページの URLや別の動画のURLを載せましょう。メッセージごとに分けていることを伝え、知りたい情報にアクセスしてもらいましょう。
下記の明治大学付属明治高校のホームページを参考にすると分かりやすいです。
参考ページ:https://www.meiji.ac.jp/ko_chu/about/movie.html(外部サイト)
学校紹介動画を制作会社に依頼するときの費用・相場
◎学校紹介動画の相場表
特徴 |
相場 |
動画の長さ |
撮影条件 |
撮影時間 |
制作期間 |
---|---|---|---|---|---|
画像のみの スライドショー |
120秒以内 |
撮影なし |
なし |
2週間〜1ヶ月 |
|
インタビュー 学校風景 |
120秒以内 |
ロケ:社内 演者:社員 機材:1カメラ |
1日 |
1〜1.5ヶ月 |
|
学校生活に密着 コンセプト ムービー |
180秒以内 |
ロケ:1ヶ所 演者:社員orプロ 機材:2カメラ |
2日 以上 |
1.5〜2ヶ月 |
|
CGなどの 特殊な演出 |
180秒以内 |
ロケ:複数 演者:社員orプロ 機材:2カメラ |
2日 以上 |
3ヶ月以上 |
価格の違いは主に、撮影の規模(スタッフの構成や人数、必要機材数など)といった「現場の費用」によって差が出ます。動画の長さは上2つが120秒以内、最後が180秒以内が目安となります。
学校紹介動画は制作会社に依頼することができます。これまで解説してきた学校紹介動画を制作会社に依頼した場合の金額について以下の記事で詳しく解説しています。
制作会社に学校紹介動画の制作を依頼しようと考えている方はぜひ参考にしてください。
関連記事:学校紹介動画の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】
学校紹介動画の作り方でよくあるQ&A
最後に、本記事で解説した内容のまとめも含め、学校紹介動画の作り方でよくあるQ&Aを紹介します。
Q:なぜ学校紹介動画が必要?作るメリットは?
高度成長期は学校が「生徒を選ぶ」立場でしたが、少子化の進む現代では学校は「生徒から選ばれる」立場です。学校の存在意義・理念を守るためにも、学校側から生徒・保護者への積極的なアピールが不可欠。
その手段として有効なのが学校紹介動画です。学校紹介動画を作る4つのメリットは以下の通り。
- 生徒・保護者に多くの情報を伝えられる
- 体験入学の代わりになる
- 制作した学校紹介動画は再利用できる
- 学校のブランディングに役立つ
Q:魅力の伝わる学校紹介動画とは?作り方のコツは?
魅力的な学校紹介動画とは、視聴者へ効果的に訴求できる動画のこと。そのためには、ターゲットに応じて適切なコンテンツを届けなければなりません。具体的には以下の通り。
- 学校生活の紹介(学生向け)
- 部活動の紹介(学生向け)
- 施設の紹介(保護者向け)
- 卒業後の進学先・就職先のデータ紹介(保護者向け)
- 教員・学生のインタビュー(学生・保護者向け)
学校紹介動画の一般的な種類・コンテンツをそのまま映像化しても、魅力的な仕上がりにはなりません。以下の4つのコツを意識しながら、学校紹介動画を作りましょう。
- 学生の自然な姿を撮影する
- アニメーション・インフォグラフィックを活用
- スマートフォンでの視聴を意識
- 伝えたいメッセージごとに動画を分ける
【まとめ】失敗しない学校紹介動画の作り方を紹介しました
本記事では、学校紹介動画のメリット・作り方や参考事例、動画の種類やコンテンツ、制作のポイントを紹介しました。適切な企画を立案し、じっくり制作に取り組めば、学校紹介動画を作るのは難しいことではありません。しかし、本業がおそろかになってしまっては本末転倒。リソースが足りない場合は制作会社に依頼するのもおすすめです。
動画をつくる時間がない・サポートが欲しいと感じるあなたへ
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・制作会社を探す時間がない
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この記事を書いた人
立石温哉
専門分野: ライティング
株式会社ユーティルのインターン生。現在は大学4年生で、在学しながらWebマーケティングの業務に従事している。日々勉強し、スキルを向上していけるように頑張っています!