- 更新日 2024.12.01
- カテゴリー 動画マーケティング
採用動画のトレンドを解説!構成のコツや成功例も紹介【2024年最新版】
「求人媒体で募集しても求める応募が来ない」
「採用動画作成で自社の魅力をうまく発信できていない気がする」
「新しい採用チャネルを発掘したい」
と悩んでいませんか?
こういった悩みに対応して応募を獲得するには、今の時代に合った動画を作成し、求職者の興味を惹きつける必要があります。ただし、どんな内容にすればいいのか悩ましいのが採用動画。
そこで本記事では、どのような動画がトレンドになっており、採用活動において効果的なのか具体例を挙げながら説明します。
トレンドに合った動画を作りたい場合に役立つ内容ですので、ぜひご一読ください。
※現在、採用動画の制作を依頼したい方は動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
採用活動に動画が効果的な理由
実際に働いている姿をイメージしやすいから
採用活動に動画が必要な理由として、視覚・聴覚の両方から情報を伝えられ、写真や文章だけよりも臨場感を感じやすい点が挙げられます。動画で社内の風景や働いている様子を見せることができ、実際に働いている姿をイメージしやすいからです。
さらに動画には、企業と求職者のミスマッチを防ぐ効果も期待できます。動画を利用すれば、求人広告だけでは伝えられない「社員が実際に業務をしている姿」や「社員同士や上司とのコミュニケーションの様子」が伝わりやすいです。
そのため、自分が働くイメージがしやすくなったり、会社により興味を持った人が応募してもらいやすくなります。
採用動画のトレンド
2024年現在、トレンドとなっている動画は以下の4種類です。
|
特徴 |
メリット |
インタラクティブ動画 |
視聴者が動画に対して クリック・タップしてアクションを起こせる |
選んだ動画によって違う ストーリーを見ることが可能 |
社長インタビュー動画 |
社長の人柄が伝わり、 求職者からの印象が良くなる |
会社のヴィジョンや企業理念を 伝えることができる |
裏側や本音を出した動画 |
外向きではない、内部状況のリアルを 求職者に見せられる |
求職者が知りたい 会社のリアルを伝えられる |
縦型動画 |
エンタメ職を強く出して 求職者の興味を引ける |
エンタメとして楽しめる動画を 作ることができれば 他社と差別化できる |
インタラクティブ動画
インタラクティブ動画とは、視聴者が動画に対してクリック・タップしてアクションを起こせる動画をいいます。視聴者は画面にいくつか表示された項目を選択でき、選んだ動画によって違うストーリーを見ることが可能。
インタラクティブ動画は、従来のように配信者が一方的に動画を流すだけではなく、動画内に仕掛けを設置して視聴者を飽きさせないよう工夫されています。視聴者は興味関心のあることを選べるため、より能動的になれるでしょう。
また、インタラクティブ動画は教育や採用活動、商品購入などのさまざまなシーンで使われており、視聴者と配信者でコミュニケーションをとれる特徴もあります。
社長インタビュー動画
社長自らがインタビューに答えることで、会社のヴィジョンや価値観を正確に伝えられるメリットがあります。会社の理念や目指す方向性を正確に語れるのは社長だけです。広報担当者でも、暗記した会社理念を話すことは可能ですが、事業を立ち上げた当人ほどの深みを持って語ることは難しいでしょう。
社長自らがインタビューに答えるからこそ、会社についての正確な情報を説明できるのです。
社長へのインタビュー動画は、一度撮影しておくとイベントや会社紹介・IR・決算・中途採用などでも利用可能です。そのため、一度撮影するだけで数年間は活用できるでしょう。
社長動画は採用動画だけではなく、他の場面でも再利用するのが効率の良い活用方法です。
会社の裏側や本音を出した動画
年収・残業・育休・社内の雰囲気など、企業が隠しがちな部分をあえて見せていくのが有効な活用方法になります。
「残業は家に持ち帰ることもあるのか?」
「実際のところ有給は取れるのか?」
「社内の雰囲気は実際どうなのか?」
こういった社内のリアルな情報を、自らさらけ出すのです。
裏側や本音を見せるのは、リスクが高いように感じられるかもしれませんが、自ら開示するからこそ他社と差別化できます。
本音をさらけ出した動画には、企業の実態をあえて見せることで、求職者からの印象が良くなるメリットがあります。
一般的に採用動画を作る際には、求職者にいい印象を与えようと、耳障りの良い内容ばかりを盛り込みがち。
「若いうちから重要な仕事を任せられる社風です」
「アットホームは職場です」
「成長できる環境が準備されています」
というような、ありきたりな内容になってしまうことがよくあります。
すると、求職者には真実を隠しているように見えてしまい、信用を勝ち取りにくくなってしまいます。
一方で、企業が隠したがるような本音の部分を積極的に見せることで、求職者から見ると「正直で隠し事をしない社風」と解釈できるため、印象がよくなる効果が得られます。
SNSを意識した縦型動画
スマホでフルスクリーン再生可能な縦型動画は、InstagramのストーリーやTikTokで視聴されることが前提となります。
縦型動画のメリットとして、エンタメ色を強く出した個性的な動画を出せる点が挙げられます。徹底して面白い動画を作成できれば、求職者の間で話題になって、結果的に興味を持った求職者が応募することに貢献する効果的な採用動画になるでしょう。
このタイプの動画は面白い内容にするために、出演者が体を張る必要があることも多く、チャレンジできる企業は多くありません。そのため、インパクトの強い縦型採用動画を作成できれば、他社と差別化できる強力な武器になることでしょう。
逆に言えば、徹底的にエンタメの方向性に振り切った内容でなければ、縦型動画を作るメリットは薄いといえます。インタビュー動画や社内風景の動画をSNSで流しても、暇つぶし感覚でスマホを見ている若者から関心を持たれることはないからです。
トレンドを取り入れた採用動画事例
採用動画は自社の業務内容を一方的に伝えるだけでは効果がありません。最近は自社の雰囲気や仕事内容、上司はどのような人なのかを知ってもらう「インタラクティブ動画」を取り入れている企業があります。インタラクティブ動画は、ロールプレイングゲームのように視聴者が興味関心あるものを選択できる動画です。ここでは、採用を中心としたインタラクティブ動画をいくつか見ていきましょう。
MIL株式会社:インタラクティブ動画
画像提供:MIL株式会社
新米エンジニアの1日というテーマでインタラクティブ動画を制作しています。新入社員が社内PCでエラーを発生させるのですが、「自分の力で解決する」「先輩の助言を求める」「取り急ぎPCと戦う」の3つの選択肢が動画内で出現。いずれも先輩のアドバイスにより、新入社員が成長していく姿が見られます。社長や副社長、上司のインタビューも公開されており、親しみやすい雰囲気を伝えています。
PHC株式会社:インタラクティブ動画
画像提供:PHC株式会社
「自社の成長戦略として、新入社員が電子カルテの提案を上司から求められる」というストーリーに仕上がっているインタラクティブ動画です。動画視聴者は新入社員の立場となり、より良い商品開発のために「自社製品を導入している医師」「先輩社員」などへインタビューする、といった選択肢が動画内に出現します。
先輩や上司のフォローはもちろん、顧客との関係も良好である点もアピールしている内容で、新入社員でも活躍できる環境が整っていることが伝わる動画です。
アドウェイズの採用動画:会長インタビュー
この動画では社長自らがインタビューに答えており、会社を立ち上げた理由や経営理念について知ることができます。
また動画内では、ふとした瞬間に社長の親しみやすいキャラクターが垣間見えます。例えば、冒頭でスタッフの方から「もっとやわらかい表情で」と指摘されて、照れ笑いする姿には、好感を持つ方も多いでしょう。
このようにインタビュー動画の中で、親しみやすい人柄がにじみ出るようなシーンがあると、求職者からの印象がよくなる効果があります。
博報堂:絶対に本音で話さざるを得ない説明会
どちらもオフィス風景の動画で、特にこだわった編集が行われているわけではありません。
しかし、ドローン特有の動き・目線によって、実際に自分がオフィスに立って見る様子とは違う見ごたえのある映像に仕上がっていることが分かります。
三和交通株式会社:縦型動画
採用の訴求がなく、エンタメ色が非常に強い動画です。このようにTikTokなどのアプリで、気軽に楽しめる動画を作成できるのであれば、縦型動画を採用活動に使うことができるでしょう。エンタメ色を強く出すことが、求職者の興味を引くためのポイントです。
そのほか採用動画のトレンドについては、下記記事をご参照ください。
関連記事:【2022年度版】採用動画のトレンドを解説!構成のコツや成功例も紹介!
※事例を見ても採用動画を自社で作ることが不安な方は、動画幹事にご相談ください。
予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
採用動画の外注費用平均相場は65.1万円
動画制作で失敗しないためには、費用相場を把握しておくことが大切です。
動画幹事は「動画を作りたい人」と「動画制作会社」とを結ぶマッチングサービスを提供しています。以下は動画幹事経由で発注された「動画制作の発注金額データ」から作った採用動画の制作費用相場グラフです。
平均の発注金額は65.1万円。中央値は47.4万円になっています。
相場帯の割合で見ると、30~50万円、50~100万円が35%と同率で最多。また、30~100万円で見るとおよそ7割となっています。採用動画制作を依頼する場合は30万円~100万円の予算を見ておくとよいでしょう。
なお、制作費用は動画の内容は動画の長さにもよって差があります。下記表では、制作会社に依頼した場合の相場をまとめてあります。
特徴 |
相場 |
動画の長さ |
撮影時間 |
制作期間 |
社長インタビュー動画 |
10〜30万円 |
120秒以内 |
半日 |
2週間〜1ヶ月 |
ドローン撮影による社内風景動画 |
8〜15万円 |
オーダーメイド |
半日 |
1~1.5か月以上 |
裏側や本音を出した動画 |
80〜200万円 |
オーダーメイド |
1~3日 |
1ヶ月半~2か月 |
縦型動画 |
5~20万円 |
15~60秒 |
半日 |
1週間~3週間 |
採用動画を自社で作成する方法もありますが、撮影・編集を担当できる人が社内にいない場合は、作成が難しいでしょう。
作成費用は、動画の種類や制作会社の手間、人件費によって変動します。動画の長さによっても価格は変動するので、詳細は制作会社に直接確認する必要があります。
採用動画の費用相場の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:採用・リクルート動画の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】
採用動画の構成のコツ
ここまでに紹介したトレンド動画は、現代の若者の心に響きやすく、採用効果が現れやすいものばかりです。
しかし、基本的な動画の構成方法を知らなければ、求職者が興味を持つ内容にはできないでしょう。
そこで、ここでは動画作成の基本的な構成のコツを説明します。これから紹介するコツを押さえた上で、見る人の興味を引く動画を作成しましょう。
・ターゲットを明確にする
・他社にはない自社の魅力を明確にする
・求職者のメリットを考える
・動画の演出を考える
・採用動画の作成手順を知る
ターゲットを明確にする
採用動画を作る際には、どんな人を採用したいのかを考慮し、人物像を決めていきます。
「新卒か既卒か?」
「どんな職種の人物が欲しいのか?」
など、様々な要因を分析することが、効果的な採用動画を作るための第一歩です。
そのため、採用担当者は社員への調査を徹底的に行い、どんな人が欲しいのかを確認することが重要です。ここがずれると、ターゲットに伝わる動画にはならず、動画を出しても応募が来なかったり、求めていない人からの応募ばかりになる恐れがあります。
欲しい人材からの応募を獲得するために、ターゲット選定はしっかりと行いましょう。
他社にはない自社の魅力を明確にする
他社には無い自社の強みを動画内容に盛り込むことで、オリジナリティのある動画が出来上がります。事業内容・社内設備、福利厚生・イベントなどを洗い出していくと、必然的に様々な強みや弱みが出てくるはず。
例えば、食事補助や家賃補助制度などの福利厚生や、社員旅行などのイベントは強みとしてアピール可能です。
社内で話し合い、どんなところに自社の強みがあるのかをはっきりさせていきましょう。
求職者のメリットを考える
求職者が企業を選ぶ際、当然入社するメリットがあるかを考えます。
・長く働ける会社か
・キャリアを築いて行けるか
・プライベートの時間は取れるか
・未経験でも採用になる可能性はあるか
などは、求職者が会社を選ぶ際に着目するポイントといえます。
重要なのは、自社目線でなく求職者目線で考えること。社内の雰囲気の良さや成長できる環境が整っているなど、求職者が必要とする情報を開示することで、他社との差別化に繋がります。
動画の演出を考える
今回の記事で紹介した通り、トレンド動画には以下のようなものがあります。
・社長インタビュー動画
・職場紹介動画
・裏側や本音を出した動画
・縦型動画
どの形式の動画を選べば設定したターゲットに対し、自社の魅力を効果的に伝えられるのかをしっかりと考えましょう。
採用動画の作成手順を知る
作成の手順を押さえることで、より効果的な採用動画を作ることができ、以下の点が重要です。
・目的を明確に設定する
・採用の4Pを意識する
・志願者が求めていることを知る
・撮影時の注意点を知っておく
採用動画を作る際には、目的を明確に設定したうえで、ポイントを押さえた撮影を行っていくことが重要です。「新卒の採用を増やしたい」「エンジニアの中途採用を増やしたい」などの目的によって、動画の内容は変わります。
続いて、「採用の4P」の中でどの部分にフォーカスするかを考える必要があります。4Pとは以下の4つです。
・Profession(仕事・事業)
・People(人材)
・Philosophy(理念)
・Privilege(待遇)
また、応募者が求めることは何かを考えるのも大切。学生・求職者の不安や欲求を理解し動画を作ることで、求職者に刺さる動画になります。
さらに、撮影時の注意点を知ることも大切。役者起用の有無など、撮影の段取りをあらかじめ決めることで、必要な映像が撮れていないといったトラブルを事前に防ぐことができます。
具体的な効果の出る採用動画の作り方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
※参考記事:応募が増える採用動画の作り方4STEPを解説!効果、事例も紹介!
【まとめ】採用動画のトレンド
この記事では、採用動画のトレンドについて解説してきました。
2024年現在、トレンドにあった動画は以下のようなものです。
・インタラクティブ動画
・社長インタビュー動画
・裏側や本音を出した動画
・縦型動画
こういったトレンド動画はどれも求職者の興味を強く惹きつける効果があり、採用効果を高めることができます。
いずれの動画を作る場合でも、会社目線ではなく求職者目線で動画を作れば、より魅力的な内容に仕上がるでしょう。
自社でこういった動画を作る方法もありますが、高度な撮影・編集技術が求められることもあり、多くの場合自作は難しいのが現実です。
リソースが足りない場合は、制作会社に依頼するのも一つの方法と言えるでしょう。
採用動画の関して悩んでいる方は、一度動画幹事にお問い合わせしてみてください!
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