効果的な採用動画の構成のポイント7つ!動画活用メリットや事例も紹介【2024年最新版】


「過去に採用動画を配信したが全然効果が出なかった」
「競合他社が採用動画を活用して効果が出ている」
「採用動画はどのような構成にすればよいか分からない」

などで悩んでいませんでしょうか?

スマートフォンの普及により、求職者がインターネット上で情報収集することが多くなりました。さらに2020年の新型コロナウイルスの影響もあり、自宅にいながら就職活動を行う頻度も増えています。求職者の就職活動幅の広がりに対応するため、企業は採用動画を活用する必要が高まりつつあります。

一口に採用動画と言っても、数多くの種類があり、最適な種類を選んだ情報発信が必要。
しかし、ただ動画を制作すれば良いわけではありません。しっかり構成を決めることで、応募につながる効果的な情報発信ができます。

この記事では、採用動画の構成作成のポイントについて解説します。構成作成のポイントを詳しく解説しているので、すぐ動画作成に取り入れられる内容です。

※現在、採用動画の制作を考えていて、構成作成から外注したい方は動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

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目次
  1. 1. 採用動画の構成ポイント7選
    1. 1-1. 動画を発信するターゲットを決める
    2. 1-2. 採用動画を制作する目的を明確にする
    3. 1-3. 採用動画を使う場面を決める
    4. 1-4. 採用の4Pの何にフォーカスするか決める
    5. 1-5. 採用動画の種類を決める
    6. 1-6. 社内のリアルな雰囲気を入れる
    7. 1-7. 自社にしかない魅力を盛り込む
  2. 2. 採用動画の構成と一緒に絵コンテも作るべき
  3. 3. 採用動画の参考事例
    1. 3-1. 面白い事例
    2. 3-2. かっこいい事例
  4. 4. 採用動画の制作を依頼する際の費用相場
  5. 5. 【まとめ】採用動画の構成

採用動画の構成ポイント7選

採用動画の構成ポイント7選

動画を発信するターゲットを決める

ターゲットの選定も重要な理由は、動画コンテンツはターゲットの年齢や性別、職種などによって、興味が分かれるからです。営業職の新卒採用の応募を狙いたいのに、技術職向けの内容にすると、興味を持ってもらえず、ターゲットに視聴されない可能性があります。

構成段階のターゲット選定では、自社で採用したい社員の人物像を明確にしましょう。人物像を明確にすることで、ターゲットや動画内で伝えるべき内容が決まってきます。
例えば、新卒や中途、職種、年齢などのターゲット選別項目を出してから、具体的な人物像をイメージしましょう。

採用動画を制作する目的を明確にする

目的が明確にされていないと、動画のコンセプトが曖昧になり、企業のメッセージが伝わりづらいです。

例えば、エンタメ系の演出で会社の認知を拡大したい目的にもかかわらず、社員同士が仕事についてシリアスに本音で話すインタビュー形式の動画にすると、視聴者と会社の間でズレが生じてしまいます。

採用動画を制作する主な目的は以下の4つです。
・認知拡大
・興味喚起
・理解促進
・応募

動画の目的を1つに絞って、魅力的な採用活動をしましょう。複数の目的を設定してしまうと、考えるべき項目が増え、採用動画の軸がブレやすくなります。

採用動画を使う場面を決める

採用動画は使う場面によってもニーズが異なります。一口に採用動画と言っても、会社説明会やインターンシップ、懇親会など数多くのシーンで使用。シーンによって動画を使い分けることで、自社の目的達成につながるのです。

採用の場面ごとのニーズは以下のとおりです。

場面 シーン
会社説明会

会社概要や選考情報、福利厚生など

理解促進につながる情報を知りたい

インターンシップ

インターンシップの内容や求められる能力、

選考など応募に関する情報を知りたい

SNS

エンタメ形式の内容で

暇つぶしに最適な面白い動画を視聴したい

採用動画を使い分けて、ニーズにあった構成を作成しましょう。

採用の4Pの何にフォーカスするか決める

4Pの意味は以下のとおりです。
・Profession(仕事):自社で仕事をする魅力を伝える
・People(人材):社員と働くことで得られるメリットを訴求
・Philosophy(理念):組織のビジョンの魅力・やりがいを伝える
・Privilege(待遇):組織に属する事で得られる魅力を訴求

4Pのフォーカスを決めないと、動画の軸がブレてしまいます。さらに、それぞれの項目によって伝えたいメッセージや戦略が異なるため、しっかり決める必要があります。

例えばProfessionにフォーカスした場合、現場の社員から実際の仕事のやりがいや内容などを伝え、仕事の魅力をわかってもらう戦略になります。自社の魅力や求める人材を把握して、フォーカスする項目を決めましょう。

また、新卒採用や中途採用など、ターゲットによって採用動画で知りたい情報が異なります。目的とターゲットを決めて集客できても、求職者が知りたい情報がないと応募につながりづらいです。

応募につなげるための主な情報には、以下があります。
・社風
・社員の雰囲気
・事業内容
・働く環境
・やりがい
・福利厚生

中途採用で女性の接客業の経験者を募集するなら、1週間の勤務制度やご主人や彼氏さんとの記念日に特別休暇を取得できるなど、面白い福利厚生があることを動画で伝えます。

採用動画の種類を決める

採用動画にはかなりの種類があります。目的やターゲットなどを決めたら、最適な動画の種類を選ぶ必要があるでしょう。
しかし、それぞれの特徴を知らないと、数多くの種類から選ぶことは難しいです。

会社説明

会社説明では、会社概要や事業内容、企業戦略、今後の方向性などを伝えられます。ストレートに自社をアピールできることがメリットです。

インタビュー

インタビュー動画では、社員に出演してもらい、実際の仕事内容や社内の雰囲気などを話してもらいます。求職者が採用後の働く姿がイメージできたり、若手社員の経験談で学生の不安を払拭できたりする効果があります。

座談会

座談会は社員同士が会話する動画です。社員同士が会話することで、仲の良さやコミュニケーションの活発度合いを学生が把握できます。

社員の1日密着ムービー

社員の1日密着ムービーは、求職者が希望する職種の入社後をイメージできます。入社前と入社後のギャップを埋められるので、離職率の低下に作用しやすいです。

アニメーション

アニメーション動画は、求職者が会社に親しみを持ってもらいやすくする特徴があります。技術職や営業職など、学生にはイメージしづらい仕事内容を紹介するのにアニメーションを使用することで、より理解してもらいやすくなるでしょう。
アニメーションを採用動画に取り入れようとお考えの方は、下記記事を参照ください。
採用動画にアニメーションを使った事例13選!実写との使い分けポイントも解説

それぞれの特徴を把握して、最適な種類を選びましょう。

社内のリアルな雰囲気を入れる

社内のリアルな雰囲気を取り入れるなら、実際の仕事風景や職場を撮影場所に利用することが効果的。実際に社員が働いている場面は、文字だけでは伝わらない仕事に対する熱量がわかります。さらに求職者にメッセージがより伝わりやすく、共感を得られやすいです。

また、社員のインタービュー動画を活用することで視聴者の入社意欲を高められ、入社後のミスマッチ防止の効果もあります。強みだけでなく、残業を家に持ち帰った経験や有給の取得のしやすさなど、社員しかわからないような内容を紹介すると親近感を持つことにつながります。

自社にしかない魅力を盛り込む

自社にしかない魅力を盛り込むことで、他社との差別化が可能です。採用動画では、競合他社と差別化できる部分や、独自の魅力を整理しましょう。

例えば、年間業績の優秀者には会社から3泊4日の旅行がプレゼントされたり、社内の製品・サービスが特許取得済であることをアピールするなど。
自社にしかない魅力が多いほど、求職者に興味を感じてもらいやすくなります

ちなみに、可能な範囲で「採用動画のトレンド」を取り入れるのも有効な策の1つです。
採用動画のトレンドは時代とともに変わってきており、近年ではYouTubeやSNSを中心に動画が視聴されることが多いです。採用動画の構成にトレンドを入れることで、話題になりやすく、最後まで飽きさせない効果があります。そして認知度が上がることで、集客につながりやすくなります。

採用動画のトレンドは以下のとおりです。

 

特徴

メリット

インタラクティブ動画

映像内に視聴者のアクションを促す操作を配置することで

双方向でのコミュニケーションが取れる

接触回数や視聴時間の向上に

つながりやすい

社長インタビュー

社長の人柄が伝わり

求職者からの印象が良くなる

企業理念を伝えることができる

職場紹介動画

実際に働く人の雰囲気がわかる

入社後のミスマッチ防止

につながる

縦型動

エンタメ職を強く出して

求職者の興味を引ける

エンタメとして楽しめる動画を

作ることができれば会社と差別化できる

社員同士が本音で語る動画

内部状況のリアルを

求職者に見せられる

求職者が知りたい会社の

リアルを伝えられる

ドローン撮影による社内風景動画

人間の目線では撮影できない臨場感ある映像が撮れる

人件費・編集費用が安い

採用動画のトレンドについて、詳しく知りたい方は以下の既存記事を参考にしてみてください。

参考記事【2021年度版】採用動画のトレンドを解説!構成のコツや成功例も紹介!

上記で紹介した採用動画の構成ポイントを把握したうえで動画制作を行うこととなります。動画制作の流れ・作り方をご覧になりたい方は、下記の記事を参照ください。

関連記事プロが解説する動画制作の流れ・作り方!スケジュールまで【初心者向け】

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採用動画の構成と一緒に絵コンテも作るべき

絵コンテとは、テキストのシナリオ台本をもとに作成され、イラストや動画内容などを細かく決める指示書です。映像のクオリティの7割が決まると言われているので重要な役割。

■絵コンテの例

絵コンテ

採用動画は複数のスタッフが、自分の分野(企画や撮影や編集、加工など)を担当しながら進めていきます。テキストの台本と比較すると、絵コンテは制作スタッフ同士の役割や、制作の流れを把握しやすくなるのが特長です。構成と一緒に絵コンテも作って、スムーズに採用動画の制作を行いましょう。

絵コンテと聞くと、専門的な知識がないと作れないと感じるかもしれません。しかし、作成には難しい知識は必要なく、自社で作れます

絵コンテの詳しい作り方は、以下の記事を参考にしてみてください。

参考記事プロが教える動画制作の絵コンテの書き方、構成表の作り方!初心者も実践可能なノウハウ

※現在、採用動画の制作を考えていて、構成作成から外注したい方は動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

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採用動画の参考事例

こちらでは、採用動画の参考事例を「面白い事例」と「かっこいい事例」に分けて解説します。

面白い事例

株式会社ポケラボ|ソーシャルゲームアプリの企画・開発会社

ポケラボは、スマートフォン向けのソーシャルゲームアプリの企画から開発、保守まで幅広く展開している会社です。
この動画の参考になる構成は、格闘ゲーム形式で新卒採用の面接のやり取りを動画にしている点です。面接官からの質問(志望動機、自己PR、夢など)に、学生が次々と回答していき内定を獲得するストーリーになります。

視聴者にゲーム会社ならではの発想や社風を伝えられる効果があるでしょう。

ダイフク|介護事業会社

ダイフクは大阪府堺市に本社があり、介護事業を展開している会社です。
動画では堺市出身の偉人である千利休が登場し、街を散策しながら業務内容を紹介しています。コメディのような内容で、ポップなBGMを使用しており、見ていて楽しい気持ちになる内容です。

また、同社の採用コンセプトは「堺GO」であり、介護を通して堺を元気にすることを掲げています。採用を通して地域活性化を目指していることが伝わってくる動画です。

ソニーミュージックグループ

2015年にソニーミュージックグループが新卒向けに公開した採用動画です。
この動画の参考になる構成は、戦国時代をモチーフにしたアニメーションを使用しており、会社の変遷や事業内容を説明している点です。長い会社の歴史や幅広い事業内容を時間をかけずに理解しやすくなる効果があります。

後半には「ソニーミュージックは音楽だけではない」や「ソニーミュージックを変えろ」などのメッセージがあり、社員や今後入社する学生と共に新たな領域にチャレンジしていくことを視聴者に伝えています

博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ

博報堂と博報堂DYメディアパートナーズの新卒採用動画です。
前半は社員と学生の質疑応答で、後半は他の社員が続々と登場し、同僚同士の仲の良さやプライベートの本音を語ります。

テレビのドッキリ企画のような面白さがあるので、SNSで話題になりました。若者の間で認知度が急激に上がりやすく、集客や応募につながりやすくなる効果が期待できるでしょう。

下記記事で面白い採用動画の事例をまとめているので、興味がわいた方は参照ください。
面白い採用動画の事例10選!求職者を惹きつけるコツまで徹底解説

かっこいい事例

サワダ精密|精密機械のメーカー

サワダ精密は精密機械の設計・加工・製造を行なっているメーカーです。
この動画の参考になる構成は、一切ナレーションがないにもかかわらず、BGMとテキストで採用の人物像を表現していることです。「上を目指す人間であれ」「溢れる個性であれ」「自分らしく堂々とあれ」といった言葉が表示され、個性的で向上心のある人材の募集につながる効果があります。

また、同社の動画は格闘技選手や格闘技イベントのプロモーション映像のような力強くかっこいい演出になっています。

マクドナルド

マクドナルドの新卒・中途の店舗スタッフ募集の採用動画です。
この動画の参考になる構成は、現場で働く社員の姿を映している点と、社員の仕事に対する想いをインタビュー形式で話している点です。

冒頭はナレーションが一切なく、店舗スタッフの働いている姿が映し出されます。入社後の業務内容をイメージでき、現場で働くかっこいい姿を感じられるでしょう。

また、動画の中盤から後半にかけて、店舗スタッフやマーケティング担当者のインタビューに変わります。インタビュイーが今後のキャリアや仕事に対する熱意を語っており、視聴者に対して採用にかける本気度や一緒に働きたいと思わせる効果があります。 

なお、かっこいい採用動画の事例を詳しく知りたい方は、以下の既存記事を参考にしてみてください。

参考記事:かっこいい採用動画の事例を総まとめ!

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採用動画の制作を依頼する際の費用相場

採用動画の制作を依頼する際の費用相場は、以下のとおりです。

・10〜30万円:インタビュー
・30〜80万円:インタビュー+社内風景
・80〜200万円:密着取材
・200万円以上:ドラマ仕立て

特徴

相場

動画の長さ

撮影条件

撮影場所

制作期間

インタビュー

10〜30万円

120秒以内

ロケ:1ヶ所

キャスト:社員

機材:1カメラ

半日

​​2週間〜1ヶ月

インタビュー

+社内風景

30〜80万円

180秒以内

ロケ:2ヶ所

キャスト:社員

機材:1カメラ

1〜2日

1〜1.5ヶ月

密着取材

80〜200万円

オーダーメイド

ロケ:2〜3ヶ所

キャスト:社員orプロ

機材:1〜2カメラ

3日

1.5〜2ヶ月

ドラマ仕立て

200万円以上

オーダーメイド

ロケ:3ヶ所以上

キャスト:プロ

機材:カメラ以外も

3日以上

3ヶ月以上

動画の内容によって、相場は異なってくるので相場を知ることは重要です。

また、採用動画を外注するメリットは以下になります。
・自社で機材を用意する必要がない
・プロの技術で動画を制作できる
・集客に効果的な動画を制作できる
・社内リソースの確保がいらない

採用動画の制作は、少なからず専門的な知識が必要です。ゼロから始めると、動画の制作にかなりの時間がかかります。さらに、完成しても魅力的な内容になっていないこともあるでしょう。

なお、採用動画の制作を依頼する際の費用相場を詳しく知りたい方は、以下の既存記事を参考にしてみてください。

参考記事採用・リクルート動画の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】

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【まとめ】採用動画の構成

採用動画を制作する際は、構成をしっかり決めることが重要。構成がないと発信内容が曖昧になって、ターゲットに対して企業のメッセージが伝わりづらく、応募がこなくなる可能性があります。また、トレンドを意識することで、より集客につながりやすくなる効果が期待できます。

しかし、いきなり採用動画を作ろうとしても、何から始めたら良いか迷うかもしれません。

現在、採用動画の制作を考えていて、構成作成から依頼したい方は動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。

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