- 更新日 2024.07.31
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採用動画で期待できる効果とは?作り方や効果的な活用事例などを紹介
採用コストを下げつつ求職者からの応募数を増やすために、採用動画を作りたい方もいるでしょう。しかし、どのような効果が期待できるのか詳しくわかっていないところかもしれません。
本記事では、採用動画で期待できる効果や作り方などを紹介します。採用動画の制作を検討する際にお役立てください。
なお、採用動画の制作会社の探し方・選び方がわからない!という方は動画幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
採用動画とは
採用動画は会社や仕事などを紹介して、応募者や採用者数を増やすための動画です。求職者の会社への理解度を深めることを目的に作られます。
活用方法
採用動画の主な活用方法は以下のとおりです。
- ブランディング動画:企業の理念やビジョンなどを届ける
- 会社説明・職場紹介動画:会社や職場の基本情報(事業内容や募集要項など)を届ける\
- インタビュー動画:実際に働く役員や社員にインタビューして生の声を届ける
- 座談会動画:実際に働く社員同士で仕事について語り合う
上記のように様々な用途で採用動画が活用されています。自社が求職者に対して、何の情報を届けたいのかを明確にした上で制作を行いましょう。
盛り込むべき内容
採用動画を制作する際は、情報を何でも盛り込めば良いわけではありません。求職者に「この会社で働きたい」と思ってもらえる情報を入れることで、応募者数の増加を期待できます。
採用動画で盛り込むべき主な内容は以下のとおりです。
- ポジティブな社員の姿
- 仕事の魅力
- 企業の課題と解決策
採用動画では会社の魅力はもちろん、会社の雰囲気や目指している姿などリアルな情報も伝えましょう。
採用動画で期待できる効果・メリット
続いて、採用動画で期待できる効果やメリットを紹介していきます。
知名度を向上させられる
採用動画を公開することで、会社のことを知らない人からの認知を拡大できます。制作した動画は、会社のホームページ、SNS、YouTubeなど様々な媒体で公開するからです。採用動画をみた求職者が共感したり、魅力を感じたりすることで、拡散してもらえる可能性があります。
さらに、採用動画の内容は、会社概要や職場の雰囲気、社員のリアルな声などです。動画を視聴するだけで、その会社がどのような会社なのかを理解しやすいでしょう。そのため、会社のことを知らない人からの知名度を向上させられます。
イメージを向上させられる
採用動画は会社のイメージアップにつながります。採用動画には会社のアピールポイントや魅力などがまとめられているため、動画を視聴したユーザーはどのような会社なのかをイメージしやすくなるでしょう。動画にポジティブな内容が盛り込まれていれば、良いイメージを持ってもらいやすくなります。
また、リアリティのある情報を届けることで、会社の情熱が求職者に伝わりやすくなります。求職者が「ここで働きたい」と思うきっかけになり、応募を促せるでしょう。
安心感が高まる
採用動画は求職者の安心感を高める効果を期待できます。動画で具体的な仕事内容や職場の雰囲気などを開示できるからです。動画を視聴した求職者は、会社の情報を把握しやすくなるため、漠然とした不安や疑問が軽減され安心感が高まるでしょう。
ミスマッチを防げる
採用動画を公開することで、会社と求職者のミスマッチを防げます。採用動画で会社の魅力や職場のリアルな情報を求職者にみてもらえると、入社後に「イメージと違った」となることを防げます。そのため、離職の防止につながり長期的に働いてもらえる人材を見つけられるでしょう。
採用工数の削減につながる
採用動画を制作して公開すると、採用工数の削減につながります。採用動画に限りませんが、動画は一度制作すると何回でも使い回しが可能です。採用現場において担当者が毎回壇上に立って会社説明をしたり、座談会を開催したりする手間を省けます。そのため、採用担当者の負担を軽減したり、時間を有効活用したりできるでしょう。
情報をわかりやすく伝えられる
動画は、情報をわかりやすく伝えられます。映像、声、音、字幕、イラストなどを使って情報を伝えられるからです。ホームページやパンフレットなどのテキスト以上に情報が伝わりやすくなるでしょう。さらに、動画は五感に訴えられるので、採用動画の内容が求職者の記憶に残りやすくなります。
採用動画の作り方
採用動画を作るステップは以下のとおりです。
- ターゲット・目的を明確にする
- 動画の構成を考える
- 撮影・編集をする
- 公開する
まず採用動画のターゲット・目的を明確にしましょう。ターゲットや目的が決まれば、どのような動画を作るのかイメージしやすくなります。具体的なイメージができると、自社の目的を達成する動画を作れる可能性が高まります。
続いて、採用動画の構成を考えて動画の内容を決めましょう。どのようなストーリーにするかを決めることで、撮影や編集など必要な作業が具体化し、スムーズに動画を制作しやすくなります。
続いて、構成が決まったら撮影をして、動画素材を編集しましょう。
魅力的な採用動画を作る際は、以下を意識してみてください。
- インタビュー:社員の声を取り上げる
- 事例紹介:成功したプロジェクトや社員のキャリアを紹介する
- 映像演出:社員の声や顔、職場の雰囲気、仕事の成果など魅力が伝わるようにする
- グラフィックス・アニメーション:情報を視覚的にわかりやすくする
最後に制作した採用動画を会社ホームページやSNSなどに公開して、求職者に視聴してもらいましょう。
採用動画の効果を高めるポイント
続いて、採用動画の効果を高めるポイントを紹介していきます。
求職者目線で動画を作る
採用動画は求職者目線で作ることが大切です。なぜなら動画を視聴するのは求職者だからです。求職者が求めていることを動画にすることで、最後まで視聴してもらえる可能性が高まります。企業側が「何を伝えたいのか」ではなく、求職者が「何を求めているのか」を意識して動画を制作してみてください。そのためには、SNSをリサーチしたり、アンケートを取ったりして求職者が求めることを把握しましょう。
ゴールを決める
採用動画を作る際は、動画を通して、求職者にどんな行動を取ってもらいたいのか明確にしましょう。採用動画は作って終わりではなく、求職者に動画を視聴してもらった後に説明会への参加や応募してもらわなければなりません。自社が採用動画を通して実現したいゴールを決めてから、動画の構成を検討しましょう。
応募までの導線を考える
採用動画は応募までの導線を考えることも大切です。採用動画を作ったからといって、説明会への参加や応募者が増えるわけではないからです。例えば、求職者の興味を高めるために会社の雰囲気や実際の仕事内容を伝えることが考えられます。そして、興味を持った求職者に応募してもらえるように、採用ページといった応募できる場所を提示しましょう。採用動画では応募までの導線を考えることで、求職者からの応募につながります。
理想と現実を見せる
採用動画では、理想や魅力的な内容ばかりではなく、企業や職場のリアルな姿も見せましょう。そうすることで求職者の入社前と入社後のギャップを小さくできます。例えば、実際に働く社員の1日を動画にしたり、社員へのインタビューで会社の現状を伝えたりすることが考えられます。良いことも悪いところも見せることで、総合的にみて会社に魅力を感じてもらえた求職者からの応募を獲得できます。
5分程度の尺にする
採用動画は5分程度の尺にしましょう。あまりにも動画の尺が短すぎると会社の魅力が伝わりづらくなります。逆に尺が長すぎても途中で離脱される可能性があります。会社の魅力が伝わるように、適切な尺で採用動画を制作しましょう。ただし、業界や対象者によって適切な長さは異なる可能性があります。
最適な媒体を選ぶ
採用動画を制作する際は、どの媒体で配信するのかを決めることも大切です。採用動画を作った後は配信することになるため、ターゲットごとに最適な媒体を選んで配信しましょう。例えば、自社のことを知らない人からの認知を得るなら、SNSへの配信が適しているでしょう。
採用動画の効果的な活用事例
続いて、採用動画の効果的な活用事例を見ていきましょう。
くら寿司株式会社
くら寿司株式会社が運営する回転寿司チェーン「くら寿司」の仕事紹介動画です。本動画は
セリフなしのアニメーションで構成されており、新入社員の入社後の仕事風景が描かれています。
はじめのうちは慣れない仕事で失敗をして周囲に笑われる日々ですが、ひたむきに努力して周囲に認められるくらいに成長していきます。仕事ができない新入社員が、動画の最後には入社3年目で店長になっており、成長する姿が感動を呼ぶ内容です。動画をアニメーションにすることで親しみやすく、入社後の仕事内容をイメージしやすくなっています。
株式会社ロフト
株式会社ロフトが2023年の新卒採用に向けて制作した採用動画です。本動画は台本のない座談会というテーマで、先輩社員の働く様子や会社の日常を伝えています。動画の尺が9分と長めですが、社員がお題に対して本音で語っているので、最後まで飽きずに視聴が可能です。
また、座談会では「入社前と入社後のギャップ」や「仕事で嬉しかった話」など、様々なテーマで社員が語っています。求職者は職場の雰囲気を把握できるため、入社後の自分をイメージしやすくなります。
ADKグループ
ADKグループが2020年に制作した採用動画(スタメン採用)です。スタメン採用とは、応募者自身が、自分の強み1つで選考に臨めるADKグループ独自の採用システムです。
動画では、ADKグループが求める人材要件を9つに分け、それぞれどのような特徴がある人なのかを明確に伝えています。動画を視聴した求職者は、企業が求める人材を瞬時に理解したり、自分と合いそうなのかを判断したりできます。
また、動画は早いカット割とテンポが良いBGMを使うことで、最後まで離脱されない工夫を行っています。
株式会社博報堂DYホールディングス
株式会社博報堂DYホールディングスが新卒採用に向けて制作した採用動画です。本動画は「絶対に本音で話さざるを得ない説明会」というテーマで、建前ではなく社員の本音を知りたいという学生の思いを叶えています。
説明会に参加する社員の本当の姿を伝えるためのドッキリ形式の動画です。登壇する社員に事前に伝えず、当日関係性の深い社員を説明会に呼んで暴露話をしています。求職者は社員同士のリアルな関係や雰囲気、社風などを感じ取ることが可能です。そして、求職者の興味を高めて、説明会への参加につなげています。
株式会社UZUZ
株式会社UZUZの採用動画です。本動画は実際に働く社員に対してインタビューする構成で、企業のリアルな情報を伝えています。例えば「入社を決めた理由」「入社時に感じたこと」「仕事内容」などのお題に社員が答えています。ニューヨークでリモートワークをする姿や入社を考える女性へのメッセージなども動画内で語られており、求職者の興味を高める内容です。
採用動画を制作する際の注意点
続いて、採用動画を制作する際の注意点を見ていきましょう。
時間と労力がかかる
採用動画の制作には時間と労力がかかります。制作には、企画・構成・撮影・編集・公開といった様々な工程が必要になるからです。これら全てを行うには、それなりの時間と労力が必要になります。採用動画を制作する際は十分なリソースを確保してから行いましょう。もし自社のみで対応するのが難しいなら、動画制作会社に相談してみてください。
費用がかかる
採用動画を外注する場合、制作費用がかかります。制作費は依頼する内容や対応範囲などによって異なりますが、50万〜300万円程度が相場です。動画の尺が長かったり、内容が複雑だったりすると300万円以上かかるケースも十分にあります。採用動画の制作には、高額な費用がかかるので事前に把握しておきましょう。
また、採用動画の制作費を抑えたいなら、以下を意識してみてください。
- 依頼する範囲を絞る
- 短時間の動画にする
- 自社で動画素材を用意する
- 自社の社員をキャスティングする
分析と改善が必要になる
採用動画は公開して終わりではなく、分析と改善が必要になります。公開してもはじめから期待する効果は望めない可能性があります。求職者の反応を見ながら定期的にブラッシュアップしたり、配信媒体を変えたりするなど、長期的に運用することで次第に成果につながります。
【まとめ】採用動画の効果を紹介しました
ここまで採用動画の効果を紹介しました。採用動画には、企業の知名度を向上させたり、イメージアップさせたりするなどの効果が期待されます。テキストだけよりも、求職者の興味を高められるため、会社説明会への参加や採用活動への応募などにつながりやすくなります。本記事を参考に、採用動画の制作を検討してみてください。
なお、採用動画の制作会社の探し方・選び方がわからない!という方は動画幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
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この記事を書いた人

坂田憲亮
専門分野: Webマーケティング
フリーランスのSEOマーケター/Webライター。業界大手の採用メディア制作部を経て30歳を機に独立。各種オウンドメディアのSEO構築、ディレクション、ライティング、取材撮影、デザインまで一環して担当する自称・マルチクリエイターとして多岐にわたり活躍中。