- 更新日 2024.11.01
- カテゴリー 動画制作の事例
採用動画にアニメーションを使った事例13選!実写との使い分けポイントも解説【2024年11月最新版】
求職者に向けて、業界に興味のない人にも企業のことを知ってもらうため、採用サイト以外にもコーポレートサイトやTwitter、YouTubeなどのSNSに掲載する採用動画の作成を考えていませんか。「過去に実写の採用動画を作成したことはあるが、仕事内容や企業の経営理念などが伝わりにくかったため、アニメーションでの採用動画を検討している」という方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、
「アニメーションを使った採用動画とはどのようなものがあるか」
「実写と迷っているので、アニメーションを採用動画を取り入れるメリットが知りたい」
「社内に編集できる人がいないので、専門業者に依頼した際の費用が知りたい」
と悩む採用担当者様は多いでしょう。
そこで本記事では、アニメーションを使った採用動画の事例や採用動画にアニメーションを使うメリット、業者に依頼する際の費用を紹介します。本記事を最後まで読めば、アニメーションを用いた採用動画の制作イメージや、自社に合うアニメーションのイメージが固まりやすくなるでしょう。
※現在、アニメーション採用動画の作成を検討していて、相談したい方は動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングしアニメーション採用動画の作成が得意な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
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アニメーションを使った採用動画の事例
アニメーションの利用は幅広く、自社で採用動画にアニメーションを取り入れる際の参考にしてみてください。
アニメーションのみの採用動画
難しいサービス内容も分かりやすく解説している事例
総合人材サービス企業の株式会社ネオキャリアの採用動画で、人材サービス企業に興味のある求職者に向けた動画です。人材サービスのように無形商材を扱う企業、サービス内容を説明するのが難しい企業に参考になる事例です。
画像やテキストだけではわかりにくい人材サービスの内容をアニメーションを使うことで視聴者に伝わりやすくなります。例えば「アウトソーシングサービス」などの専門用語が出てきても、別途補足説明することなく、人がパソコンを使って説明している様子をアニメーションにすることで「最新のテクノロジーを駆使したアウトソーシングサービスとは、社員がパソコンを使って顧客に対して動画やグラフで丁寧に説明する」といった言葉の意味、背景が理解しやすくなります。そのため、難しい用語が続いても動画の内容を理解できます。
人物だけでなく図やグラフなどもアニメーションにしています。1,500件のリストに対して「3%の商談設定アポイント獲得に成功」「24%の担当者及びメルアドなどの情報を取得・リード獲得」と企業実績をグラフ化したりアニメーション化することで、視聴者は企業実績をより理解しやすくなっています。
ナレーションが印象的な事例
通信建設会社である株式会社ミライトの採用動画。通信建設企業に興味のある求職者に向けた採用動画です。動画を見ている視聴者が退屈してしまうといった課題を抱える企業や、通信建設のようにサービス内容が複雑で難しい事業の企業に参考になる事例です。
「通信インフラ事業」「ICTソリューション事業」など難しい業務内容を、パソコンやスマホを使う日常シーンを例に出し、通信設備とのつながりをアニメーションにすることで分かりやすく解説しています。冒頭「ハーイ」「セシボーン」(フランス語ですばらしい、素敵だという意味)とナレーションによる演出、ユニークな動画の始まり方は視聴者の興味を引く効果があります。また、アニメ声優のような独特な声質のナレーションで動画のインパクトが大きく、内容が難しく退屈しがちな動画も楽しんで見ることができ、一度見ると忘れられなくなる動画です。
ユーモアのあるスライドショー式の事例
保険会社の東京海上日動の採用動画で、保険会社に興味のある求職者に向けた動画です。「業界では競合企業が多く、少しでも求職者に自社に興味を持ってもらいたい」とインパクトやユーモアを求めて他企業と差別化を図りたい企業に参考になる事例です。
有名絵画を使ったユーモアのあるスライド式アニメーションが特徴。「モナリザ」「ゴッホの自画像」「真珠の耳飾りの少女」などの有名絵画の表情を若干険しくして、企業への質問を投げかけています。絵画の表情が求職者である当事者の気持ちを表現しているようにも感じられます。
日本人にも馴染み深い絵画を使用しているため、親近感があり印象強い動画です。Q&A式で会社を紹介しているため、端的で分かりやすい内容になります。
商品を身近に感じてもらえる事例
双葉電子工業株式会社は「蛍光表示管」「金型用部品」「ラジコン機器」の専門メーカーです。本動画は、電子などの製造業に興味のある求職者に向けた採用動画です。消費者にとって企業の製品を実感しづらい、説明しづらいといった課題を持つ企業に参考になる事例です。
車を運転したりスマホを使用するなどの私たちの生活を模倣した日常シーンを描いたアニメーションを使って自社製品の紹介をすることで、製品が実は視聴者の身近な所にあることを想像しやすくなります。さらに分かりやすいよう、自社製品には吹き出しを付けて表現。動画内で何度も企業ロゴが登場するため、企業名を覚えやすいです。
ナレーションでは何度も「Futaba」と企業名を読み上げることで、自然と視聴者に企業の名前を覚えてもらう効果があります。
人気漫画を連想させる事例
愛知県の警備会社である株式会社T&Tの採用動画で、警備会社に興味のある求職者に向けた動画です。体力仕事というイメージの強い警備会社で働くことのメリットを示し、求職者の応募を募っています。とくに10〜20代にネガティブイメージがある業界などが、採用動画で企業で働くメリットを上手に提示するのに参考となる事例です。
人気漫画「カイジ」を想像させるようなキャラクターと動画冒頭のストーリー設定が、求職者の興味を惹きつけます。漫画「カイジ」では主人公がお金と引き換えに命がけのゲームを強いられます。しかし上記の動画では、動画の冒頭でカイジを連想させるも、カイジで出てくるような残酷且つ非道な労働環境とは全く違う労働環境であることをアピール。警備会社で働くメリットや楽しさを視聴者に伝えることができます。
実際のアニメのようにも見えますが、静止画のイラストをつなげることで端的に伝えるべき内容を伝えているため、見やすい作りになっています。動画の中に実際の会社の求人を入れ込むなど、×自社の採用動画として工夫が凝らされています。
短い時間で企業理念を伝える事例
電気通信工事、電気工事などの事業を行うサンワコムシスエンジニアリング株式会社の採用広告映像です。学生への認知を拡大させるため、大学1〜3年生を対象に制作しており、企業理念をアニメーションで上手に表現しています。企業理念の伝え方に悩む企業などに参考となる事例です。
コミック調のイラストを使用し、スライドショーに多少動きを加えたアニメーション動画が特徴。「みんなをつなぐ仕事」という企業理念を「バトンをつなぐ」という形に落とし込んでいます。
15秒間と短い時間ですが、企業名を繰り返し「僕らをつな〜ぐサンコムサンコム」とインパクトのあるBGMが、視覚だけでなく聴覚からも記憶に残りやすい動画にさせています。動画に出てくるキャラクターがリレーのバトンのように携帯を受け渡しするシーンは、自社の電気通信技術などで人と人を繋いでいきたいといった企業理念を感じさせます。
商品と日々の暮らしの接点をイメージしやすい事例
小麦粉の製粉、食用油の製造、配合飼料の販売を行う食品会社の昭和産業の採用動画で、食品会社に興味のある求職者に向けた動画です。商品と消費者の接点の表し方がわかりやすく、企業の製品と消費者とのつながりが表現しにくいという企業に参考になる事例です。
アイソメトリックアニメーション(2Dアニメーションを3Dのように見せる、“2.5D動画”とも呼ばれているアニメーション)を活用し、平面でありながら対象物を立体的に表現することができます。また、人々の暮らしや製品・サービスと生活との接点など、複数の要素の「つながり」「関わり」を見せたいシーンを、すっきりと統一感をもって表現できます。
「穀物を扱う製品」と聞いてもパッとしませんが、企業がどのような商品を生産、提供し、どれだけ生活に密着しているのかをアイソメトリックアニメーションを使うことで、街並みやインテリアなどが俯瞰したようなデザインになり、視聴者はサービス内容や世界観をイメージしやすくなり、求職者に親近感をもってもらいやすい内容になっています。
アニメーション+実写の採用動画
採用動画を作る際に、アニメーションに適した内容と実写に適した内容に分けられます。例えば、難しい業務内容や企業理念を説明する際はアニメーションが適し、社員インタビューなど社内の雰囲気を伝えたい際には実写が適しています。それぞれの動画を内容ごとに使い分けることにより、さらに分かりやすく業界や企業について視聴者に伝えることができます。
実写の撮影や編集に加えてアニメーションを用いる際には多少予算がかかりますが、予算に余裕のある企業は実写+アニメーションでの動画制作も選択肢に入ると思われます。より質の高い採用動画が作れるでしょう。
アイソメトリックアニメーションと実写を使い分けた事例
築炉工事を事業とする品川ファーネス株式会社の採用動画で、築炉工事事業に興味のある求職者に向けた動画です。アニメーションによる事業内容の説明と実写による社員インタビュー動画の構成になります。アニメーションだけでは会社の雰囲気などが伝えづらいと悩んでいる企業に参考になる事例です。
前半のアニメーションのシーンではアイソメトリックの手法を活用しています。製鉄のプロセスなど、平面上では説明やイメージのしにくい様子も、アイソメトリックを駆使することで視聴者に伝わりやすくなります。例えば、鉄がどのように作られているか、普段は見ることができないモルタルの中をアイソメトリックで表現します。それにより、視聴者は鉄の製造過程をより具体的に想像しやすくなり理解を深められます。
後半の実写インタビューシーンでは、実際に現場で働く施工管理職の社員の声を聞くことができます。彼らの入社経緯や仕事のやりがいを動画を通して知ることは、求職者にとって企業を選ぶ上で大事な内容。実際に現場で働く社員を映すシーンでは、現場の雰囲気を動画から知ることができます。
社員をアニメーション化した事例
ソフトウェア開発会社、グッドワークスの採用動画で、IT関連の開発業界に興味のある求職者に向けた動画です。企業理念などが伝えにくいと感じている企業の参考になる事例です。
実際の社員の顔がアニメ風の画に切り替わるシーンについては、実写とアニメーションを組み合わせて人物を見せることで、未来の自分と先輩社員を重ね合わせたかのような表現となり、視聴者は近い将来自分がこの会社で働く姿が想像できます。先輩社員や会社の雰囲気を知ることもできて、印象に残りやすいです。
音声は英語のBGMだけ。あえて会話などの音声を入れずBGMだけの演出により、視聴者は映像に集中できます。動画に使われているアップテンポなBGMは、視聴者の気持ちを高ぶらせる効果があります。「この会社に入社したら楽しく働けそう」「自分の力を高められそう」と企業への入社を後押しする効果も期待できます。
動画の下部に表示される「いつの時もアイデアは肯定から生まれる」など名言や「会社と共に成長する」「仲間と共に成長する」といった言葉から、人を大切にするという企業の姿勢を感じることができます。
漫画の手法を効果的に活用した事例
UX新潟テレビ21の採用動画で、テレビ局に興味のある求職者に向けた動画です。社員の成長ストーリーをコミック冒頭で見られるカラー漫画のような見せ方で伝える動画です。通常白黒な漫画に色を付けることで視聴者の興味を引きます。長くなりがちな採用動画を視聴者に飽きずに見てもらいたいと悩んでいる企業は参考になる事例です。
採用動画にありがちな社員によるインタビュー動画も、ストーリーとしてまとめられた漫画と一緒になることで印象に残りやすくなります。社員の仕事内容や仕事の悩みなど、社員の話だけでは想像しにくい内容も、漫画風のアニメーションを通じて視聴者はさらに理解を深められます。漫画のシーンでは社員のインタビュー内容をそのまま文字起こしするのではなく、社員の話が簡潔にまとめられているため、内容がインプットされやすいです。
実写とアニメーションのギャップが面白い事例
ダクト工事をメインに、エアコン工事・板金製作・保温工事・電気工事を行う三朋企業株式会社の採用動画です。地球滅亡の危機を社員が救うというドラマ仕立ての壮大なストーリー設定が特徴。採用動画が他企業と同じようになりがち、業務内容や社員インタビューだけでは面白さにかけ、インパクトのあるドラマ仕立ての採用動画を作りたい企業に参考になる事例です。
前半は演者の本格的な演技を踏まえたドラマのような実写でしたが、後半でいきなり簡単なスライド式のアニメーションが使われているため、シリアスとコミカルのギャップが面白い採用動画です。前半の実写部分でのニュース映像や、大臣へのインタビューはかなりリアリティがあり、社員の演技もプロ顔負け。地球を救うプロジェクト進行のシーンでは工場内の様子を映し出し、実際に社員がそこで働く姿を映し出しています。視聴者はどこでどのように製品が作られているか、製造過程や現場の雰囲気を楽しく知ることができます。
全動画の後半、突然「予算の都合上、一部アニメーションでお送りします」といったテロップ後の単調なイラストを使用したアニメーションでの演出は、企業の持つ独自のユーモアを感じさせます。あくまでも採用動画ですが、視聴者はYouTubeのエンタメ動画を見ているような感覚で視聴でき、今まで業界や企業に興味のなかった人の関心を惹く動画です。
アニメーションで企業理念を伝える事例
メディカルプラットフォーム事業を行う株式会社GENOVAの採用動画で、企業の認知度拡大を狙った、同社をよく知らない視聴者に向けた動画です。上手に企業理念やコンセプトを伝えられないと悩む企業に参考になる事例です。
実写ではありますが、音声をあえて入れずに字幕とナレーションで進んでいきます。会話などの音声を入れないことで、視聴者は動画に集中できます。動画の前半は、実写シーンでは医療関係者とともに、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層が笑顔を見せる、“人”を中心としたストーリー。動画の後半では、デジタルで描いた木々と地球のアニメーション、その地球が最後は企業ロゴの一部になるアニメーションを用いて同社の目指す「ヒトと医療をつないで健康な社会を創る」というコンセプトを表現しています。内容によって実写とアニメーションを組み合わせることで、求職者に伝えるべき内容を適切に伝えられる構成となっています。
手元で動画の進行を演出するアニメーション事例
岡山県赤磐市にある動物病院「山陽動物医療センター」の採用動画で、動物病院への就職を希望する人に向けた動画です。「院内はどのような環境なのか」「獣医師としてどんな風にスキルアップ出来るのか」をアニメーションで紹介しています。複雑な内容も簡単なアニメーションにすることで、伝えやすくなります。
実写(人の手元)とアニメーションが融合された動画となっており、画面が切り替わるシーンなど動画の進行を担っています。画面の切り替わりがはっきりしているので、動画の内容を整理しやすくなります。また、冒頭部分に登場した病院の名前、ロゴであったり強調したい部分などは手元を使い、指をさしたりと手元を使って上手く表現しています。医療機器の説明などの難しい内容や「動物臨床医学」「血液学」などの単語は、イラストのアニメーションを用いて説明し、視聴者が一目見ただけで動画の内容が分かるようになっています。
※現在、アニメーション採用動画の作成を検討していて、相談したい方は動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングしアニメーション採用動画の作成が得意な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
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採用動画にアニメーションを取り入れるメリット
採用動画の事例を見てきたけれど、アニメーションを取り入れることにより企業にどのようなメリットがあるのか、具体的にわからないと悩んでいる担当者も多いでしょう。メリットを理解して、あなたの会社の決裁者にアニメーションによる採用動画制作を認めてもらうための説得材料のために参考にしてください。
複雑で抽象的な内容も伝えやすい
上記事例のように製鉄が作られる過程など、平面上では説明やイメージのしにくい難しい内容も、アイソメトリックを駆使することで視聴者に伝わりやすくなります。視聴者がイメージしづらい内容にはアイソメトリックアニメーションを使用したり、図やグラフなどにも動きをつけるなどして、アニメーションを活用します。製品が製造される過程などのように、一般的に画像やテキストだけでは説明が難しい内容もアイソメトリックのようなアニメーションによって、視聴者は実際に現場にいて説明を受けているかのような感覚になり、内容を伝えやすくなります。
また、実写では表現や撮影が不可能なインフララインの構図や企業コンセプト、無形商材なそのサービスも、アニメーションなら表現が可能になり、表現の幅が広がります。伝えにくいブランドイメージもアニメーションでは想像が容易になります。
画像やテキストだけでは説明が難しい作業工程などを表現する際はアイソメトリック、撮影が不可能なインフララインを表現する際は人々の日常シーンを描いたアニメーション、インパクトやユーモアを表現したい際にはコミック調のイラストを使用するなど伝えたい内容によって使い分けるといいでしょう。
作業時間・制作コストの削減
実写動画の場合は撮影の有無、撮影そのものの規模によっても日数は大きく異なります。しかし、数週間で完成するものもあれば、3ヶ月以上(半年ほど)を要する動画もあります。
一方でアニメーションの場合、素材をつなぎ合わせるだけなら約2週間程度で作成可能。比較的アニメーションのほうが制作時間は短くなる傾向にあります。ただし、テレビや映画のようなハイクオリティのアニメーションを制作する場合には、3カ月以上かかってしまいます。
また、アニメーションのみの動画の場合は、演者含めスタイリストや美術班などの人件費がかからないため、コストカットにもなります。スライドショー形式の簡易なアニメーションだと約10万円から作成が可能で、予算が限られている場合でも検討しやすい価格帯です。
半永久的に使用可能
アニメーションは実写と違い時代に左右されにくいです。実写だと、出演者はどうしても当時流行っている髪型や服装で動画に出演しがちです。数年単位なら大丈夫ですが、彼らが出演した動画を数十年後も活用しようとなると、視聴者は動画の内容よりも出演者のファッションに気がとられがちになってしまうでしょう。
実写で出演している社員が退社した場合、本人に許可を得ていない場合は動画を差し替える必要がでてきます。本人の承諾が得られたとしても退社した社員がライバル会社に務めることになった場合は動画を使いづらくもなります。こういった点を踏まえると、企業の仕事内容やコンセプト、ブランドイメージが変わらない限り、アニメーションの場合は永久的に使用が可能になります。
また、実写は撮り直さない限り修正ができませんが、アニメーションは素材さえあれば後から修正編集が可能です。こういった点を踏まえた上で採用動画にアニメーションを取り入れるメリットになります。
採用動画にアニメーションを使う際の注意点
採用動画にアニメーションを使用する際に注意する点がいくつかあります。初めてのアニメーション動画で失敗しないためにも以下の点を抑えておいてください。
実写とアニメーションを使い分ける
動画の内容によっては、アニメーションが適している場合と実写の方が視聴者に内容を伝えやすい場合があります。
例えば上記動画のように、複雑な業務内容、コンセプトやブランドイメージや昇進制度などはアニメーションを活用。社内の雰囲気やインタビュー動画などは実写のほうが視聴者に伝わりやすいです。アニメーションだけでなく、実写も加えて採用動画を作成することで、より質の高くわかりやすい動画を作ることができます。
使用するイラストや動画の著作権に注意する
無料イラスト・素材は管理者の使用条件に従って使用します。有料イラスト・有料素材はスクリーンショットなどを使用せず、正規で購入した物のみを使用しましょう。他人が挙げている動画の無断転用なども、著作権侵害にあたり問題になります。無断にイラストや動画を転用し、著作権に違反した動画をYouTubeなどのサイトにアップすれば、YouTubeに動画は消されてしまいます。例えば、違法であることを分かりながらも人気キャラクターを無断で使用して視聴者の興味や関心を得ようとするなどの悪質なものであれば、著作権法113条により10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金、著作者人格権・実演家人格権の侵害などは5年以下の懲役又は500万円以下の処分を受ける場合もあります。
フリー素材の使用も可能ですが、フリー素材はどの企業も使用できるため、他社でも使うフリー素材を使えば、結果的に他社と似た動画になりがちです。他社と差をつけるためにも、採用動画を制作する際には、自社オリジナルのキャラクターの作成も考えるのもいいでしょう。
ナレーションを工夫する
上記事例のように、まるでアニメのキャラクターのような独特な声質、話し方のナレーションは視聴者の興味を惹く効果があります。
アニメーションの場合、ナレーションは単に原稿を読むのではなく、声の強弱をつけたり、面白おかしく読むなど、ナレーションの演技力で視聴者に与える印象は変わってきます。例えば、視聴者が退屈しがちな動画でも、飽きることなく最後まで見てもらえたり、採用動画にありがちな製品の製造工程や仕事内容など、普段の生活ではなかなか目にしない内容でも視聴者の印象に残りやすくなります。
アニメーション動画を作る際の費用
アニメーション動画を作るのにどれくらいの費用がかかるのか、予算内でできるか不安の人に、アニメーション動画の制作にかかる費用の目安を以下でまとめています。
アニメーション動画の種類は7つに分けられます。また、演出・表現の違いによって相場も違ってきますが、実写動画と比べると比較的安価な価格帯で動画の制作が可能です。最も安いスライドショーで10〜30万円、モーショングラフィックなどのアニメーションで30〜200万円、テレビや映画のようなクオリティのアニメは300万円以上になります。
種類 |
相場 |
制作期間 |
スライドショー (一連の画像を順次表示する動画) |
10〜30万円 |
2週間〜1ヶ月 |
モーショングラフィック (文字やイラストなどグラフィックスに動きや音をつける動画) |
30〜200万円 |
1.5〜2ヶ月 |
会話劇 (会話に重点を置いたシナリオ展開の動画) |
50〜80万円 |
1.5〜2ヶ月 |
ホワイトボードアニメーション (白い背景に手書きで描写していく流れを 映像化したアニメーション動画) |
50〜100万円 |
1.5〜2ヶ月 |
パラパラ漫画 残像効果により絵が動いて見える漫画) |
80〜150万円以上 |
2〜3ヶ月 |
フレームバイフレーム (映像に出てくるキャラクターなどを1コマずつ動かす動画) |
300万円以上 |
3ヶ月以上 |
3Dアニメ (3次元空間に、キャラクターなどモデリング・レンダリングして、 動きをプログラムによってつける動画) |
300万円以上 |
3ヶ月以上 |
さらにアニメーション動画の費用と相場を知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:アニメーション動画の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】
採用動画アニメーションまとめ
アニメーションを使った採用動画は多くの企業が採用しています。アニメーションを取り入れることで表現の幅が広がり、視聴者の企業への理解が深まります。アニメーション動画を制作する際はいくつかのポイントに注意しましょう。高いクオリティのアニメーション採用動画を求めるなら専門業者に依頼するのがおすすめです。
とはいえ、専門会社をなかなか探す時間がないという方は、ぜひ動画幹事にご相談ください。動画幹事は、あなたに最適な制作会社を「人力で」マッチングするサービス。あなたの予算や、あなたが動画制作を行う目的を専任のコンサルタントが丁寧にヒアリング。業者選びの手間なく、質の高いマッチングを受けることが可能です。
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の相場の情報を徹底解説。
さらに相場を理解するためのポイントや
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