- 更新日 2025.03.01
- カテゴリー 動画・映像制作の相場・料金
採用・リクルート動画の費用と料金相場を徹底解説【2025年最新版】
採用動画の作成を検討しているが、
- どれくらいの費用か分からない
- 採用動画の相場は?
- 制作会社の公式サイトだけじゃ選べない
など、制作会社のサイトを見ても採用動画の料金相場は分かりにくいのが現状です。
そこで本記事では、採用動画の制作を依頼する際の料金・相場を解説します。
また料金・相場の情報と一緒に、
- 動画制作を依頼する際に注意すべきポイント
- 費用を安く抑える方法
などのお得情報も紹介しています。
※動画制作を依頼したいが選び方がわからない!という方は動画幹事にご相談ください。
あなたの要件を丁寧にヒアリングし、最適な制作会社をご紹介します。
採用・リクルート動画の相場と料金
採用動画の費用・相場は、撮影の規模によって変わります。インタビューだけの撮影は10〜30万円、社内風景も撮影する場合は30〜80万円、数日間密着して作り込む場合は80〜200万円が相場です。動画は「アニメ」と「実写」に分かれますが、採用動画の大半は「実写」です。
- 「自分ごと化」しやすい
- リアリティによる説得力・信頼性がある
実写の方が社風・一緒に働く職場の人間・社内環境などが伝わるため「採用後の自分」を想像しやすく、企業を信頼してもらう意味でも生身の人間がメッセージを伝えることが多いです。
採用動画では「2Dアニメ」の制作は少なく、ここでは実写動画のみの相場を紹介します。
◎採用動画の相場表
特徴 |
相場 |
動画の長さ |
撮影条件 |
撮影時間 |
制作期間 |
---|---|---|---|---|---|
インタビュー |
10〜30万円 |
120秒以内 |
ロケ:1ヶ所 キャスト:社員 機材:1カメラ |
半日 |
2週間〜1ヶ月 |
インタビュー + 社内風景 |
30〜80万円 |
180秒以内 |
ロケ:2ヶ所 キャスト:社員 機材:1カメラ |
1〜2日 |
1〜1.5ヶ月 |
密着取材 |
80〜200万円 |
オーダー メイド |
ロケ:2〜3ヶ所 キャスト: 社員orプロ 機材:1〜2カメラ |
3日 |
1.5〜2ヶ月 |
ドラマ 仕立て |
200万円以上 |
オーダー メイド |
ロケ:3ヶ所以上 キャスト:プロ 機材:カメラ以外も |
3日以上 |
3ヶ月以上 |
4パターンの価格の違いは撮影の規模(撮影日数やスタッフの人数、機材数など)の「現場の費用」によるもの。80万円以上の価格帯は動画の長さが延び、撮影場所の数も増えます。また、キャストもプロの役者を起用することがあります。
10〜30万円の相場
特徴:インタビューのみ
目的:とにかく安く動画を作りたい
動画の長さ:120秒
撮影条件:ロケ→1箇所、キャスト→社員、機材→1カメラ
制作期間:2週間〜1ヶ月
この価格帯は、社員インタビューをつなげていく動画です。
とにかく安く採用動画を作りたい方向けで、カメラは固定して撮影。画質にこだわらなければiPhoneを固定して撮ることもできます。
機材を必要としないため、早ければ制作期間も2週間ほど可能な場合があります。
30〜80万円の相場
特徴:インタビュー+社内風景
目的:職場の風景も紹介する
動画の長さ:180秒
撮影条件:ロケ→2箇所、キャスト→社員、機材→1カメラ
制作期間:1〜1.5月
この価格帯は、社員インタビューに加えて社内の風景も紹介する動画です。入社したあと、どんな場所で働くのか職場のイメージを伝えることができます。まだ企業のことを何も知らない潜在層に広く浅く企業の全体像を認知してもらう目的の動画です。
インタビュー+社内風景の撮影があるため、撮影時間は1〜2日が目安となります。
80〜200万円の相場
特徴:密着取材
目的:事業の内容をしっかり伝える
動画の長さ:オーダーメイド
撮影条件:ロケ→2〜3箇所、キャスト→社員 or プロ、機材→1〜2カメラ
制作期間:1.5〜2ヶ月
この価格帯は仕事をしている社員や風景を密着取材をする動画です。イメージとしてはNHKの『プロフェッショナル』やTBS系列の『情熱大陸』の簡易版。
すでに企業に興味・関心がある層に、事業の内容や企業の想いをしっかり理解してもらうところまでアプローチする動画です。演技が必要になる場面ではプロの役者を起用することがあり、動画のクオリティも上がります。
カメラも同時に違った角度から撮影することで凝った演出も可能で、撮影は3日が目安です。
200万円以上の相場
特徴:ドラマ
目的:企業ブランディングをする
動画の長さ:オーダーメイド
撮影条件:ロケ→3箇所以上、キャスト→プロ、機材→カメラ以外も
撮影時間:3日以上
制作期間:3ヶ月
この価格帯は、実際のドキュメンタリーではなく、脚本を書いてプロの役者を使う再現ドラマの動画です。メッセージ性を持たせ企業ブランディングする目的があります。
撮影機材もカメラだけでなく、照明やドローン、レールなど特殊な装置を使用することもあります。台本から配役までかなりこだわって作るため、撮影は3日以上、制作期間も3ヶ月以上が目安。
ドラマ仕立ての採用動画の見本は以下を参考にしてください。
採用動画の料金・費用の事例
30〜80万円で依頼できる動画制作会社
株式会社ヒューマンセントリックス
株式会社ヒューマンセントリックスは東京と福岡にオフィスを構える制作会社です。
- シナリオを自社で用意する18万〜30万の「ベーシックプラン」
- シナリオを書いてくれる50万〜100万の「プロフェッショナルプラン」
など、予算に応じた採用動画の制作が可能です。
制作期間:記載なし
80〜200万円で依頼できる動画制作会社
メディアフォーユー株式会社
メディアフォーユー株式会社は東京都世田谷区にオフィスを構える制作会社。
企画も何も決まっていないところからの「丸投げOK」を強みとしており、採用動画の制作実績では、サイバーエージェント、クックパッド、カルビー、ヤマハなどの有名企業も手掛けています。
- 台本作成・ナレーションなしの1〜2日の撮影プランで50〜100万円
- 台本作成・ナレーションありの2〜5日の撮影プランで100〜300万円
の価格帯です。
制作期間:記載なし
200万円以上で依頼できる動画制作会社
株式会社LOCUS
株式会社LOCUSは東京都渋谷区にある動画制作会社です。 1,000社を超える取引実績があり、毎年1,500本以上の動画を制作。
採用動画の事例も50本以上あり、イメージに近い動画があるか探しやすくなっています。
発注金額:30万円〜300万以上
制作期間:3週間以内〜3ヶ月以上
採用動画の料金・相場で注意したいポイント
採用したい人を明確にする
動画の細かい内容の前に、どんな人を採用したいのか?ターゲット像は明確にしておいてください。
動画のクオリティに目が行きがちですが、ターゲット像によって見る人が必要としてる情報・訴求すべきポイントは変わってきます。企画の段階から「こんな人を採用したい」と制作会社に伝えられるようにコンセプトを用意しておきましょう。
企業の強みを絞る
企業の良さを知ってもらいたいと「あれもこれも」詰め込んでしまい、何も伝わらない動画になることがあります。入社したいと思ってもらう強みは何か絞りましょう。
推しは社員(who)なのか、事業の内容(what)なのか、事業の理念(why)なのか? 社員の紹介なら新入社員なのかベテラン社員なのか?誰を推したいかを決めておくことが大事です。
- 優秀な社員
- 綺麗なオフィス
- 業務内容が魅力
- 教育制度の充実
現場をリアルに伝えることで入社後のイメージのギャップをなくすのか?入社後にこんな旨味があるよと伝えるのか?「教育制度が充実しているから未経験者でも安心ですよ」など企業の強みは絞りましょう。
・会社紹介が目的→自社の強み、他社と違う魅力、経営のデータなどを訴求する
・採用が目的→職場の雰囲気や仕事内容の理解、出世イメージなどを訴求する
追加撮影がないようにする
撮影が終わってから「この風景も撮りたい」「こんなメッセージも追加したい」と思っても、撮影機材やスタッフを再び召集することは困難です。
基本的に撮影は一発勝負。追加撮影がないよう事前の段取り、打ち合わせを入念にしましょう。
採用動画を作る4ステップや、参考になる採用動画の事例を紹介した記事もありますので、参考にしてください。
関連記事:採用動画の基礎をすべて解説!効果がでる作り方の4ステップ!
採用動画の費用を安く抑えるには?
最後に採用動画の費用を安く抑えるポイントを2つお伝えします。
- 撮影が必要な部分を削る
- 出演者を自社で用意する
撮影が必要な部分を削る
採用動画で最も費用を左右するのが「撮影」です。この部分をいかに削るかで予算は変わります。撮影には照明やスタイリスト、ヘアメイクなど多くのスタッフを必要とし、人件費や機材費がかかります。
予算を削る方法としては撮影予定だった部分を既存の写真などのスライドショーに替える、移動が発生しないよう1箇所で撮影できるように企画するなど、撮影の時間を短縮しましょう。
また、フリーランスに依頼する場合は、編集と撮影を両方できる人に依頼することで費用を抑えられます。人数が増えると費用が上がるからです。
出演者を自社で用意する
プロの演者を使うとクオリティは上がりますが、費用も増えます。演者を自社で用意すれば出演料を削れる上に、企業イメージにあった演者を探してくる手間や費用も減らせます。
ただし、社員を起用する場合も契約に注意してください。「退職したから使わないで欲しい」など、あとから揉めるケースがあります。
社員であってもプロの役者であっても、出演者の映像を使える期間は制作会社に一任せず、自社で確認しましょう。
動画幹事では採用動画の事例を集めた記事もありますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:かっこいい採用動画の事例を総まとめ!
採用動画の相場まとめ
以上、採用動画の相場について解説してきました。もう一度、相場表を確認しましょう。
◎採用動画の相場表
特徴 |
相場 |
動画の長さ |
撮影条件 |
撮影時間 |
制作期間 |
---|---|---|---|---|---|
インタビュー |
120秒以内 |
ロケ:1ヶ所 キャスト:社員 機材:1カメラ |
半日 |
2週間〜1ヶ月 |
|
インタビュー + 社内風景 |
180秒以内 |
ロケ:2ヶ所 キャスト:社員 機材:1カメラ |
1〜2日 |
1〜1.5ヶ月 |
|
密着取材 |
オーダー メイド |
ロケ:2〜3ヶ所 キャスト: 社員orプロ 機材:1〜2カメラ |
3日 |
1.5〜2ヶ月 |
|
ドラマ 仕立て |
オーダー メイド |
ロケ:3ヶ所以上 キャスト:プロ 機材:カメラ以外も |
3日以上 |
3ヶ月以上 |
採用動画で大事なことは、どんな人を採用したいのかターゲットを明確にすることです。
その上で企業認知、興味喚起、理解促進などのメッセージを込めて制作会社と相談してください。採用が目的の動画ですが、きちんと伝えることで入社後の離職も減らすことにもつながります。
※動画幹事には、その他の動画制作の費用・相場を解説した記事もあるのでご参考ください。
関連記事:動画制作の相場・料金を徹底解説!費用を抑えるコツも紹介!
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この記事を書いた人

松田 光正
専門分野: 動画制作,編集,ライティング
株式会社ユーティルライター・編集者。スポーツ新聞社での校正・校閲を2年経験し、髪の毛の情報サイト「ヘアラボ(旧ハゲラボ)」にて2年半のライター経験を積む。動画の知識を取材しつつ、圧倒的な初心者目線のコンテンツをお届けします!
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