- 更新日 2024.10.01
- カテゴリー 動画制作の事例
【失敗しない】不動産業界の動画活用事例まとめ!物件紹介動画も【2024年10月最新版】
「不動産業界で動画を活用したい」
「動画制作の際に注意しておくべきポイントを知りたい」
「不動産動画を作るうえでの参考事例を見たい」
本記事では動画制作を検討されている方に、不動産業界における動画活用についてお伝えします。最近、さまざまな業界で動画マーケティングを取り入れるようになりました。こと不動産業界でも物件紹介や会社紹介など、情報を立体的に伝えるために動画を活用する事例が年々増えています。
そのような理由から、不動産業界の動画活用事例をご紹介。また、動画の活用する際のポイントについてもお伝えしています。ぜひ、自社の動画活用の参考にしてください。
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不動産業界で動画を活用するポイント
まずは、不動産業界で動画を活用する際のポイントについてお伝えします。
物件紹介動画
物件紹介で動画を活用する時には、suumoのように物件詳細ページに動画を埋め込んでおくことがポイントです。テキスト情報(物件詳細と平面の間取り図)と動画を組み合わせて、ユーザーに物件情報を視覚的に訴求。平面の間取り図では伝えられない、立体的な情報もユーザーに提供することが可能です。
物件を撮影する時には、以下を意識しておくとユーザーにイメージを伝えやすくなります。
・ユーザーが実際に物件を内覧する時の視点で撮影
・外観→エントランス→部屋という流れで撮影して紹介
また、配信する動画は必要最低限の情報にまとめることがベスト。ユーザーは複数の物件を閲覧するので、1回の動画が長いと途中で面倒になり離脱する可能性があります。そのような理由から、ユーザーが知りたい部分を端的に撮影、かつ不要部分をカットするなどの編集作業が重要です。アンケートなどを活用し、情報収集しておくことがポイントとなります。
会社紹介動画
会社紹介で動画を活用する時には、以下を決めておくことがポイントです。
・目的
・ターゲット
・訴求内容
【例】
目的:自社ミッションのPRと業務提携先の発掘
ターゲット:業務提携を考えている企業
訴求内容:動画冒頭でミッションを一言で伝え、それから自社の歴史を紹介し、なぜこのミッションを達成したいかを訴求。実写・テロップ・ナレーションを活用。自社ミッションに共感した企業との業務提携をアピールする
これらをもとに、ストーリーボード(構成する提供価値を物語としてビジュアルに表現したもの)を活用して動画を構成します。重要なのは、会社や既存の商品のブランドイメージと構成する動画に一貫性があるかどうかです。
一貫性がないと、ユーザーが動画を視聴した時に違和感を覚えます。そうすると、時間と費用をかけて作成した動画がマイナス効果に働いてしまうので注意が必要です。
以上のことから作成する動画は、企業理念・社風・商品やサービス・ブランドイメージと一貫性を持つことが重要です。
採用動画
採用で動画を活用する場合は、自社が求める人物像を明確にしておくことがポイントです。採用の目的は、自社が理想とする人材を長期的に雇用することがほとんどだと思いますので、ターゲットを決めて訴求内容を考案します。会社紹介動画同様に、ストーリーボードを活用してシナリオを構成していきます。
この時に重要なのは、入社後のミスマッチを防ぐために以下の情報を提供しておくこと。
・現場の作業風景
・本社の職場風景
・自社独自の施設の紹介
・社員インタビュー
とくに社員インタビューが重要で、これまでの職場で経験した成功体験や失敗談などが、ユーザーに響きやすいです。また、自社の良いところに加えて仕事の厳しさや泥臭さなどを伝えることも時には必要。企業の本音や裏側を伝えることも忘れないようにしましょう。
参考にしたい不動産業界の動画活用事例
不動産業界の動画活用事例をご紹介します。物件紹介・会社紹介・採用動画の3つのカテゴリで分けていますので、自社の目的に合わせた活用事例の参考にしてください。
物件紹介動画
株式会社BRUNO不動産
動画時間:5分15秒
株式会社BRUNO不動産の物件紹介動画です。動画の序盤に自社のブランドイメージを30秒以内で伝え、そこから紹介する物件の周辺からスタート。撮影者のみで物件を紹介しているため、収納の開閉は別途静止画を用意して編集することで、時間を極力削減するように工夫されています。
また、間取りの広さやおすすめポイントなどの重要な情報にはテロップで補足がついており、ユーザーが聞き取れなかった場合にも伝えることが可能。動画の最後に、物件のまとめが間取り図とともに掲載されています。
未来テラス株式会社
動画時間:3分14秒
未来テラス株式会社の物件紹介動画です。人物を登場させない映像になっており、平面の間取り図と実際の物件を併用した動画で、紹介している間取りが一目でわかるように工夫。アップと引きの映像を組み合わせて、物件の全体と注目ポイントを表現しています。
収納の開閉などは、別途静止画を使って編集でつなぎ合わせることで、ユーザーがイメージできるように訴求。流れているBGMが同物件のイメージを表現しています。
会社紹介動画
サンフロンティア不動産株式会社【物件管理】
動画時間:6分47秒
サンフロンティア不動産株式会社の会社紹介動画です。冒頭で自社の全体像を伝え、業績(売上、資本など)・事業紹介・ビジョンなどを紹介。実写・アニメーション・スライド・ナレーションを活用して、内容がより伝わりやすいように工夫されています。
また、BGMもブランドイメージに合わせており、紹介内容に説得力をプラスしています。
三好不動産【売買・仲介】
動画時間:2分27秒
三好不動産の会社紹介動画です。イラストとアニメーションをメインに、会社のビジョンやサービス紹介をナレーションも併用して訴求。背景に流れるピアノBGMが、落ち着いた雰囲気を表現しています。動画の最後にまとめをいれることで、動画の全体像をしっかりと伝えていることもポイントの1つです。
あおぞら不動産【売買・建築】
動画時間:46秒
あおぞら不動産の会社紹介動画です。自己紹介風の会社紹介動画になっており、会社紹介にもかかわらず、まるで人を紹介されているような感覚になる馴染みやすい映像。テロップも付いているので音声なしでも情報を伝えられます。
動画の尺も46秒と短いながらも、内容が自己紹介のように構成されているので、必要な情報を凝縮して伝えやすいです。
メディアフェイス【物件仲介・リノベーション】
動画時間:3分3秒
不動産会社メディアフェイスの会社紹介動画です。こちらは移転したことを伝えながら、新しい店舗の内装を紹介。さまざまな物件を自社のみで閲覧できるという、証拠とメリットも伝えています。
また某プライベートジムのCMを真似した、リノベーションビフォーアフター動画もあり、お茶目さも演出しています。
動画幹事では会社紹介動画を制作する際の費用・相場を解説した記事もありますので、あわせてご覧ください。
関連記事:会社動画の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】
採用動画
積水ハウス不動産関西株式会社【仲介・売買】
動画時間:1分39秒
積水ハウス不動産関西株式会社の採用動画です。同社のコンセプトである「SHINSHI」をイメージした動画になっており、仕事内容を訴求。同社の仕事に対する姿勢をテロップにて表現しています。また、バックで流れている洋楽が、かっこよさを演出しています。
三好不動産【売買・仲介】
動画時間:2分24秒
先ほど会社紹介動画でも紹介した、三好不動産の採用動画です。同社の採用動画は、1人の社員にフォーカスを当てて内容を構成。1日の仕事の流れを映像で見せながら、インタビュー音声を流しています。映像を見るだけでも職場の風通しのよさが伝わってきます。
東急不動産【建設】
動画時間:4分6秒
東急不動産の採用動画です。こちらの採用動画は一般的な採用動画とは違ったテイストだったので紹介したいと思います。
同社の採用動画はドラマ仕立てで作成されており、新入社員がさまざまな経験をして成長していく物語になっています。同社の仕事内容も映像で活用されており、動画のタイトル「東急不動産で働くとは」にピッタリの映像です。
また、ネット上の情報がリアル現場で活用できない場合もあることを暗に伝え、社会に出ることの厳しさも表現。ストーリーになっているので、見始めたら最後まで見入ってしまいます。
東京建物不動産販売【仲介・売買】
動画時間:59秒
東京建物不動産販売の採用動画です。同社のコンセプトを伝える動画になっており、社員がお客様のために働く姿を映像とナレーションで表現。
同社が求める人材をキャッチコピーにし、ところどころに散りばめることで求める人材をしっかりと伝えています。
動画幹事では採用動画の費用・相場を解説した記事もあるので、あわせてご覧ください。
関連記事:採用・リクルート動画の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】
物件紹介動画における3つのポイント
- 明るく見やすい動画を
- 時間が長くならないようにポイントを絞る
- 伝わらない部分はテロップで工夫
物件紹介動画における3つのポイントについて解説します。
明るく見やすい動画を
物件紹介動画を作成する時は、明るく見やすい映像を心がけましょう。暗い部屋よりも明るい方がユーザーに良い印象を与えられることに加え、間取りが隅々まで見えるので部屋の広さも伝わりやすいです。
また、動画撮影者が物件紹介も兼務するよりも、物件説明をする人がいたほうが実際に内覧しているイメージに近い動画が作成できます。
時間が長くならないようにポイントを絞る
動画の内容はポイントを絞って短く作成しましょう。先ほどもお伝えしましたが、1つの動画が冗長だとユーザーが途中で飽きてしまい、伝えたいポイントの前に離脱する可能性があります。それでは本末転倒なので、余分な部分はカットし、シンプルにまとめることが重要です。
もし物件の詳細を伝えたい場合は、別途ロングバージョンの動画を用意しておくなどして、興味があるユーザのみに視聴してもらうように工夫しておくといいでしょう。
伝わらない部分はテロップで工夫
動画を活用する時は、テロップも併用するとより内容が伝わりやすくなります。紹介している部屋の場所(キッチン・ダイニング・リビング等)や、動画では見えにくいところなどにテロップをいれることで、ユーザーに伝わりやすくなります。ただし動画の雰囲気を壊さないように、適度に挿入することが大事です。
また、レポーターを使って物件紹介をする場合でも、伝えたいポイントにはテロップを入れておくとよいでしょう。
【まとめ】不動産業界の動画活用事例について
本記事では、不動産業界の動画活用事例と制作時のポイントについてお伝えしました。物件紹介動画においては、平面の間取り図だけでは伝えられない物件の立体的な情報を訴求できます。また、会社紹介や採用に動画を活用すると、文章では伝えられないリアルな情報をユーザーに提供できるので、ミスマッチを防ぐことが可能です。
動画を使うことでユーザーおよび自社にもメリットがありますので、本記事で紹介した内容を参考にしていただき、ぜひ不動産業界での動画活用にお役立てください。
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この記事を書いた人
吉崎 孝幸
専門分野: Webディレクション・Webライティング
元パン屋。マーケティングとライティングの面白さにハマり、生地作りから記事作りに転身。現在は店舗ビジネスを中心にWebコンサルティングやWebディレクションを行っている。
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