- 更新日 2024.06.12
- カテゴリー 動画制作の事例
面白いアイデアのPR動画事例16選!具体的な作り方を紹介
企業のPR動画を作成したいが、何のアイデアも浮かばない方もいるのではないでしょうか。
本記事では、面白いアイデアのPR動画の事例や具体的な作り方などを紹介します。他社の事例を参考にして、自社の理想の動画を作成しましょう。
なお、PR動画の制作会社の探し方・選び方がわからない!という方は動画幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
PR動画についてお悩みの方はこちらもチェック PR動画のメリットや作り方のコツとは?
- 1. PR動画とは
-
2.
面白いアイデアのPR動画の事例16選
- 2-1. 東北6県 東北の秋
- 2-2. 福岡県北九州市 COME ON!関門!
- 2-3. 大分県 シンフロ
- 2-4. 佐賀県佐賀市 W・R・S・B
- 2-5. 北海道陸別町 りくべつ 夏
- 2-6. 四国ネオ遍路
- 2-7. カードゲーム CROSS LORDS
- 2-8. らーめん二男坊
- 2-9. アロンアルフア
- 2-10. ハイネケン
- 2-11. 会社四季報オンライン
- 2-12. トヨタシステムズ
- 2-13. 日本 Where tradition meets future
- 2-14. セキ株式会社 新卒採用「考える人。」
- 2-15. 大塚家具 生まれ変わる家具
- 2-16. エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 まなびポケット
- 3. PR動画のアイデアを出すためにやること
- 4. 面白い・かっこいいPR動画の作り方
- 5. 【まとめ】PR動画のアイデアを紹介しました
PR動画とは
PR動画とは、企業や自治体、商品やサービスなどの認知を拡大することを目的にした動画のことです。近年、SNSを中心に動画を配信できるプラットフォームが普及したことで、動画を使った認知拡大手法が広く利用されています。
PR動画はテキストに比べて、短期間で多くの情報を伝えられたり、抽象的な情報を視覚化して発信したりできます。さらに、一度動画を作成してしまえば、何回でも利用できることも特徴の1つです。
面白いアイデアのPR動画の事例16選
続いて、面白いアイデアのPR動画の事例をみていきましょう。
東北6県 東北の秋
東北6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)が共同で制作した東北の秋をPRする動画です。2024年4月時点で約2,800万回再生されています。
本動画の特徴は、ドローンを活用した4K映像です。各県の人の足では行けないような自然の迫力や地域の伝統工芸の魅力などを高画質で視聴できます。さらに、現地での音声も聞こえるため、実際に自分がその場所を訪れているように感じられます。この動画をみている視聴者は、思わず「行ってみたい」と思うような動画です。
また、動画内容は短いカットとBGMのみで編集されていることも特徴の1つです。たった3分25秒の映像ですが、テンポ良く東北6県の観光名所を知れます。数分の動画ですが、一度視聴すると途中で飽きることなく、あっという間に見終われます。
さらに、YouTubeのタイトルや概要欄が英語で記載されており、日本人はもちろん外国人観光客にも視聴してもらえる仕組みになっていることも特徴の1つです。
福岡県北九州市 COME ON!関門!
出典:福岡県北九州市 COME ON!関門!|YouTube
福岡県北九州市と山口県下関市の間にかかる関門海峡のPR動画です。2024年4月時点で約2億回再生されています。
本動画タイトルは「COME ON!関門!」と非常にキャッチーにつけられており、一目見ると興味を持ってしまうような仕掛けです。思わずクリックして、動画を視聴してもらいやすいでしょう。
動画の内容の特徴は、映画のワンシーンのような演出で関門海峡の魅力を伝えていることです。動画は関門海峡が舞台で、海の中から正体不明の怪獣が出てくるところからスタートします。そして、それを目にした人々が逃げ惑う様子が描かれていますが、あまりの流れの速さに怪獣が海に倒れて流されてしまいます。
このように冒頭で視聴者の心を一気に掴んで、予想外の結末で驚きを演出。動画の最初から最後まで1秒でも見逃せない仕掛けと完成度の高さで話題を集めました。
また、登場人物のセリフが英語で話されているので、外国人への訴求も行っています。
大分県 シンフロ
温泉で有名な大分県のPR動画です。2024年4月時点で約260万回再生されています。
本動画はタイトルにある通り「シンクロ」がテーマです。元日本代表選手が率いるプロのシンクロチームが大分県の温泉でシンクロに挑戦している内容です。動画では大分県内の各地にある温泉で選手がシンクロを行っています。県内の温泉の多さや多種多様な温泉施設を紹介して地元の魅力を伝えています。
最後に「日本一の温泉で、世界のみんなを沸かせたい。」というキャッチコピーが表示され、世界中の人に温泉の魅力を伝えたいことが伺えるでしょう。
佐賀県佐賀市 W・R・S・B
佐賀県佐賀市を紹介するPR動画です。2024年4月時点で約40万回再生されています。
本動画の特徴は、ホラー映画の予告のような演出で佐賀市の魅力を伝えていることです。多くの自治体では、ご当地キャラクターを使って魅力を発信するケースが多くあります。
佐賀市のPR動画の主役になっているのは、有明海のみに生息する生物「ワラスボ(W・R・S・B)」です。ワラスボは、地球外生命体のような見た目をしています。そのようなユニークな見た目を持つ生物を主役にし、あえてホラー風にすることで視聴者の興味をひいています。他の自治体と違ったプロモーションをすることで、PR動画の差別化につながっているでしょう。
北海道陸別町 りくべつ 夏
日本一寒い街として有名な北海道陸別町の夏をPRする動画です。2024年4月時点で約4万1,000回再生されています。
本動画に出演するのは2013年ミスiDでデビューした文芸アイドルの西田藍さん。夏の青空のもと自転車で各地を巡って地元の魅力を伝えています。映像では、本を読む・電車を運転する・お風呂に入る・お酒を飲むなど、ひと夏の体験を紹介しています。地元の人との会話なども入っており、地元の人ならではの街の魅力が伝わってくるでしょう。
また、西田藍さんのナレーションで各観光場所の説明がされています。映像だけでは伝わらない町の魅力も知れて、動画を見ていると「行ってみたい」と感じられます。
四国ネオ遍路
高松空港が民営化されることを記念して作られた四国のフォトジェニックな88箇所を紹介するPR動画です。2024年4月時点で約30万回再生されています。
本動画の特徴は高松空港を入り口にして、各地の観光名所・伝統工芸品・グルメなどを紹介している点です。国籍不詳の男女が御朱印の代わりにスマートフォンでフォトジェニックな88箇所のスポットを撮影しており、日本人や外国人に四国の魅力を知ってもらえます。
また、動画はスマホ視聴を意識した縦型動画形式です。没入感や親近感などを与え、視聴者の感情に訴える表現をしています。さらに、アップテンポな音楽に乗せて各スポットが紹介されるので、あっという間に動画を最後まで視聴できるでしょう。
カードゲーム CROSS LORDS
株式会社風栄社が提供するカードゲーム「CROSS LORDS」のPR広告動画です。2024年4月時点で約1,300回再生されています。
本動画では、カードゲームのテーマになっている「星占い」の世界観が表現されています。例えば、占いに使われるカードに似たデザインのカード、ミステリアスなBGM、ナレーションなど、一瞬でカードゲームの世界観を感じられるでしょう。
また、動画の最後のほうでは「一箱完結型の2人対戦カードゲーム」という遊び方や発売日などが記載されています。
らーめん二男坊
福岡PARCOのらーめん「二男坊」のPR動画です。2024年4月時点で約1万4,000回再生されています。
本動画は外国人観光客向けに作られた動画です。動画内では和太鼓を叩く音がBGMとして使われており日本らしさを表現しています。
また、ラーメンが作られる工程を近くで撮影し、よりおいしく見せる演出を行っていることも特徴です。視聴者の興味を促進でき、福岡に訪れた際には来店してもらう効果を期待できます。
アロンアルフア
東亞合成株式会社が製造・販売するアロンアルフアのPR動画です。2024年4月時点で約9,000回再生されています。
本動画の特徴は、胸キュンラブストーリーで商品の魅力が描かれていることです。若者になじみの深い典型的な青春ラブストーリーになっており、恋をつなぐ重要なアイテムとしてアロンアルフアが登場します。女子高生が主役で途中に恋のライバルの登場などがあり、最後まで恋の行方が分からず、視聴者は動画を楽しみながらみられるでしょう。
また、主人公の女子高生がガンプラを作る際にアロンアルフアを使うなど、ただのラブストーリーではなく、商品アピールも忘れずに行われています。
動画の最後にはアロンアルフア宣伝部のアラフォー男性社員の妄想を女子社員がバッサリ切り捨てるシーンもあります。クスッと笑える要素もあり、最後まで飽きずに視聴できるでしょう。
ハイネケン
オランダのビールブランド「ハイネケン」のPR動画です。2024年4月時点で約8万8,000回再生されています。
本動画の特徴は、ビールを直接宣伝していないことです。動画は「価値観が違う人同士が仲良くなれるのか」というテーマの実験形式になります。初めて会った2人が一緒に作業をした後に、お互いのインタビュー動画が流れ、それぞれが違う価値観を持つことが知らされます。一緒にビールを飲むのかが試され、動画内の人たちはビールを飲みながら話し合いをしてお互いのことを認めるという内容です。
この動画では、ハイネケンの「open your mind(視野を広げよう) open your world(世界を広げよう)」というコンセプトの訴求をしています。動画を見たユーザーからは好意的な感想が多く寄せられており、ユーザーに好印象を与えています。
会社四季報オンライン
株式会社東洋経済新報社が提供する会社四季報オンラインのPR動画です。2024年4月時点で約2,900回再生されています。
本動画はたった10秒しかありませんが、サービスの紹介を簡潔にしていることが特徴です。例えば「全上場企業を網羅」「独自2期予想」といった魅力や「投資のコワイをなくす銘柄研究のバイブル」といったキャッチコピーを伝えています。
視聴者はテンポよく内容を理解でき「投資=怖い」というイメージを払拭できるでしょう。
トヨタシステムズ
株式会社トヨタシステムズのコンセプトムービーです。2024年4月時点で約5万8,000回再生されています。
この動画は、自動車業界の未来を伝えるために作られました。CGやアニメーションなどの技術を駆使して未来を映像化しています。例えば、自動運転や車のカラーが自動で変わるといった演出がされています。これにより、視聴者は数年、数十年後の進化を体験できるでしょう。
また、動画内では「移動が自由になる。アナタなら何をする?」といった問いかけもされています。この演出によって、視聴者が未来の移動について何かしら考えるきっかけになり、さらに興味をひく仕掛けにもなっています。
日本 Where tradition meets future
出典:日本 Where tradition meets future|YouTube
日本の観光地や伝統などを外国人に伝えるPR動画です。2024年4月時点で約1,000万回再生されています。
本動画では、東京や京都など日本各地の伝統、現代、自然の魅力が独自の視点で鮮やかに描かれています。数秒ごとに画面が切り替わったり、映像のスピードに変化を加えたりすることでテンポよく視聴することが可能です。あまり日本について詳しくない外国人でも、たった3分で日本の魅力を知れる動画です。
セキ株式会社 新卒採用「考える人。」
セキ株式会社が新卒採用に向けて作ったPR動画です。2024年4月時点で約6,000回再生されています。
本動画のコンセプトは「考える人」で、これはセキ株式会社が求める人材像です。動画では「よく働き、よく悩み、時にぶつかる。」「でも、私たちは考えることをやめない」という言葉が表示されています。短い動画内でシンプルに求める人物像がまとめられています。
また、終盤には社員同士が会話するシーンが映し出されており、会社の雰囲気を感じられるでしょう。
大塚家具 生まれ変わる家具
大塚家具の下取り・買取りサービスのPR動画です。2024年4月時点で約8,700回再生されています。
動画では実際の家具の修理工程や、各修理部門の担当者へのインタビューを交えて担当者が心がけていることなどを伝えています。修理担当者の想いが伝わるので、修理や下取りへの心理的負担の軽減が可能です。さらに、視聴者は安心して自分の家具を預けたいと感じられるでしょう。
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 まなびポケット
出典:エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 まなびポケット|YouTube
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供する教育クラウドプラットフォーム「まなびポケット」のPR動画です。2024年4月時点で、約6万回再生されています。
本動画は、アニメーションやイラスト、図などを使ってサービスを紹介しているのが特徴です。サービス紹介が視覚的に表現されることで、どのようなものかスムーズに理解できます。さらに、ナレーションの説明も加えられており、サービスのメリットを具体的に把握できるでしょう。
また、冒頭で「全ての学びの入り口にまなびポケット」とキャッチコピーを入れており、視聴者の興味をひいています。終盤では「まなびポケットを活用し新しい学びの形を実現しませんか?」と問いかけてサービスの訴求も行っています。
PR動画のアイデアを出すためにやること
続いて、PR動画のアイデアを出すためにやることを紹介していきます。
目的・ターゲットを明確にする
PR動画のアイデアを出すには、動画を作る目的やターゲットを明確にしましょう。目的やターゲットが決まらないと、動画の内容が分からず、何もアイデアが生まれません。逆にそれらが決まっていると、制作する動画の構成のイメージが見えてきます。
例えば、新卒採用向けの企業PR動画であれば、業務内容や制度などはもちろん、社員インタビューや社内ツアーなどを構成に入れられるでしょう。
目的やターゲットを具体的にすればするほど、印象的なアイデアを生み出せます。
視聴者の悩み・課題を考える
PR動画は何かしらの目的を持って作ることになり、ユーザーに見てもらわないと作成する意味がありません。そのためには、視聴者の悩みや課題を解消できる動画にする必要があります。悩み・課題が明確になっていれば、どのような動画を届ければ良いのかアイデアが浮かんでくるでしょう。
例えば、商品の購入を検討しており、自分が使いこなせるのか不安なケースがあるとします。その場合、商品の使い方をレクチャーして簡単に使えること、アレンジした使い方などの構成を検討できます。
PR動画は奇抜な内容にする必要はなく、視聴者の悩みや課題を解決できるものにしましょう。
事例を参考にする
PR動画のアイデアを出すには、他社の事例を参考にすることが大切です。動画を作成した経験がないと、どのようなものを作るのかイメージできません。多くの事例を参考にすることで、自社で作成したい動画のイメージが掴みやすくなります。
事例を見る際は、自社と同じような会社で、同じ目的・ターゲットを持つ動画を参考にしましょう。
面白い・かっこいいPR動画の作り方
続いて、面白い・かっこいいPR動画の作り方を紹介していきます。
拡散したくなる話題性を含める
PR動画を作る際は、視聴者が思わず拡散したくなるような内容を含めましょう。SNSに動画を配信すると、視聴者に拡散してもらえる可能性があります。そこで、PR動画に話題性を含めると、視聴者の興味・関心をひけてSNSで拡散されやすくなります。その結果、より多くの人に動画をみてもらえるため、広告費をかけずに企業や商品・サービスなどの認知を広げられるでしょう。
魅力を表現する
PR動画では、企業や自治体、商品やサービスの魅力を十分に表現することが大切です。ただ単に情報を伝える内容だと、視聴者に興味を持ってもらえず、最後までみてもらえない可能性があります。
PR動画に企業や商品などの魅力を含めると、企業や商品などの良さを伝えられます。そのため、PR動画を作る際は、どのような魅力を伝えるのかを明確にして表現してみてください。
伝えたいテーマを絞る
PR動画では伝えたいテーマを絞りましょう。PR動画は視聴者に何かしらの情報を伝えるために作ります。しかし、伝えたいテーマが多いと、情報が複雑になり何を言いたいのかが分からなくなってしまいます。
そのため、伝えるテーマを絞ることで、自社が本来伝えたいことが視聴者にスムーズに伝わるでしょう。目安として、1〜2つくらいに絞ると視聴しやすくなります。
視聴者が自分ごと化できる工夫を入れる
PR動画を作るなら、視聴者が自分ごと化できる工夫を意識しましょう。そうすることで、視聴者の共感を得られ、申し込みや問い合わせなどの行動促進につながります。例えば「〇〇で悩んでいませんか?」のように、視聴者が抱える悩みや課題を提示してあげると、自分ごと化できるでしょう。
PR動画の作成時には、動画のターゲットを明確にした上で、ユーザーのリアルな声を知ることが大切です。視聴者に共感してもらえたり、感情に刺さる動画になったりします。
流行を意識する
PR動画では、最近の流行を取り入れることで話題性が高まります。例えば、流行りには人気音楽、季節感、流行語などが挙げられます。
流行はターゲットの年代や性別に合わせることで、より拡散されやすくなるでしょう。日頃からSNSやニュースなどを中心に細かく情報収集してみてください。
【まとめ】PR動画のアイデアを紹介しました
ここまでPR動画のアイデアを紹介しました。PR動画のアイデアを出すには、多くの事例を参考にすることが大切です。参考にした動画が多いほど、動画で発信する内容や演出の幅が広がります。本記事を参考に、PR動画の制作を進めてみてください。
なお、PR動画の制作会社の探し方・選び方がわからない!という方は動画幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
動画・映像制作の相場ガイドブックを
無料でプレゼントします!!
動画の相場に関するガイドブックを
無料でプレゼントいたします!
■ 会社・店舗・学校紹介動画
■ サービス・商品紹介動画
■ 採用・リクルート動画
■ Youtube
■ アニメーション動画
■ セミナーイベント動画
■ インタビュー動画
の相場の情報を徹底解説。
さらに相場を理解するためのポイントや
動画を業者に依頼する前の準備方法も
合わせて解説。
動画制作を依頼したいが、相場が分からず心配
という方はぜひダウンロードしてください。
この記事を書いた人
坂田憲亮
専門分野: Webマーケティング
フリーランスのSEOマーケター/Webライター。業界大手の採用メディア制作部を経て30歳を機に独立。各種オウンドメディアのSEO構築、ディレクション、ライティング、取材撮影、デザインまで一環して担当する自称・マルチクリエイターとして多岐にわたり活躍中。