オンライン(バーチャル)展示会の事例6選!やり方や開催時の注意点も解説

場所を選ばず開催・参加できるオンライン(バーチャル)展示会は、近年の需要の高さから注目が集まっています。実際、「会場に人を集める展示会は開催しづらい」「遠方の人も気軽に参加してほしい」といった理由からオンライン展示会を検討している方もいることでしょう。

ただ、オンライン展示会には従来の展示会と異なるポイントが多く、むやみに実施するだけでは思ったような効果を得られない可能性もあります。そこで本記事では、オンライン展示会の事例を参考に、実施方法や開催時の注意点などをまとめました

オンライン展示会には従来の展示会とは異なるメリットもあるので、「見込み顧客を増やしたい」「自社の製品をアピールする場がなく困っている」という方はぜひ参考にしてください。

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目次
  1. 1. オンライン(バーチャル)展示会とは
  2. 2. オンライン展示会の事例6選
    1. 2-1. イグス株式会社
    2. 2-2. ブラザー工業株式会社
    3. 2-3. ダイトロン株式会社
    4. 2-4. IT&MARKETING EXPO
    5. 2-5. Smart Sensing ONLINE
    6. 2-6. ジャパン建材 オンライン展示会
  3. 3. オンライン展示会のメリット
    1. 3-1. 地域などの制約がないため参加しやすい
    2. 3-2. 参加者のデータを集められるため効果測定しやすい
    3. 3-3. リアルの展示会よりも出展にかかる費用を抑えられる
    4. 3-4. VRや360°パノラマ動画などの活用により興味関心を引ける
  4. 4. オンライン展示会を行うやり方
    1. 4-1. プラットフォームを利用
    2. 4-2. 自社で制作
    3. 4-3. 自社開催型or合同開催型…どちらがおすすめ?
  5. 5. オンライン展示会を開催する際の注意点
    1. 5-1. 疑似体験の提供が難しい
    2. 5-2. 集客に向けた取り組みを行う
    3. 5-3. 商談化に向けた施策を用意する
  6. 6. 【まとめ】事例を踏まえてオンライン展示会用の動画を用意しよう
    1. 6-1. 動画制作をプロに依頼したいという方へ

オンライン(バーチャル)展示会とは

オンライン展示会とは、インターネット上で開催される展示会を指す言葉です。従来は会場を借り集客して行っていた展示会と同様、企業プロモーションや見込み顧客の獲得などを目的としており、バーチャル展示会ともいわれています。自社製品やサービスを動画で紹介したり、ウェビナー(Web上でのセミナー)を開催したりとオンラインならではの取り組みが実施可能です。

オンライン展示会には企業が単独で実施する「自社開催型」と複数の企業が出展する「合同開催型」があり、企業のブランディングやプロモーション、見込み顧客の獲得、商談化などさまざまな目的で活用されています。自社開催型と合同開催型ではそれぞれにメリット・デメリットがあり、目的に応じた選択が必要です。

<メリットの一例>
・自社開催型のメリット…自由度が高く、自社に興味がある顧客だけを集められる
・合同開催型のメリット…複数の企業が参加者を募るため、集客力に強みがある

オンライン展示会の開催をお考えの方は、成功につなげるためにも事例を確認し、実施に向けたイメージを膨らませていきましょう。

オンライン展示会の事例6選

では、実際にオンライン展示会の事例を6つご紹介します。
こちらでは自社開催型と合同開催型のどちらの事例もピックアップしているので、イメージに近いものがあればぜひ参考にしてください。

イグス株式会社

樹脂製の製品や機械製品を製造販売する「イグス株式会社」が公開しているオンライン展示会です。従来のオフライン展示会を模した実写形式で製品を紹介しており、イグスの製品購入を検討している方は豊富な製品をまとめて確認できます。

閲覧者は、製品画像に表示されたアイテムアイコンをクリックすることで製品の情報を簡単に調べることが可能。詳細が知りたい場合は製品の特徴や使用方法などを説明するページに遷移するため、製品の購入を促進できます。

本オンライン展示会は開催期間を設定しておらず、特設サイトとして常設している点も特徴。操作方法についての説明も適宜確認でき、オンライン展示会に不慣れな方でも理解しやすい仕様です。

ブラザー工業株式会社

ブラザー工業株式会社

https://www.brother.co.jp/product/biz/business-navi/online-expo/shop/index.aspx

プリンターやミシン、カラオケなど幅広い機材を販売している「ブラザー工業株式会社」が公開しているオンライン展示会です。「小売業・店舗」「製造業」「物流業」「医療業」と業種別にページを用意しており、各業種に役立つ情報をシンプルにまとめています。

本オンライン展示会はイラストをメインに制作されていますが、中央画面でレポート動画を流したり製品部分だけ実写にしたりと、ひと画面ながらメリハリある構成となっている点が特徴です。

また、チャットによるサポートも利用でき、サイト閲覧者は目的に合った情報をスムーズに知ることが可能。同ページ内にオンラインセミナーやカタログ・ノウハウ資料のダウンロード情報も記載しておくことで、より確度の高い顧客情報を獲得できるのもポイントです。

ダイトロン株式会社

ダイトロン株式会社

https://001.webexpo.jp/booth/preview/122

電子部品などの製造販売を行う「ダイトロン株式会社」が主催となり、複数企業の製品を紹介している合同開催型オンライン展示会です。出展製品をひと画面に並べており、気になる製品があればすぐに詳細を確認できます。

本オンライン展示会は、ブースの一画やキャラクターの吹き出し、サイドバーなど複数箇所で来場者アンケートについて提示している点が特徴。回答者に対してはノベルティを進呈するなど、できるだけアンケートに応えてもらえるような工夫を行っています。来場者向けのアンケートがあれば展示会の振り返りがしやすくなるため、次回以降の開催に向けて改善することもできるでしょう。

IT&MARKETING EXPO

IT&MARKETING EXPO

https://weblp.cloud-webexpo.com/exhibitor/marketing_expo2021

「IT&MARKETING EXPO」は、株式会社ストラーツが主催している合同開催型のオンライン展示会です。2021年にはITサービスやソリューションを提供する企業が計300社出展し、経営者やマーケティング担当者などビジネスに携わるさまざまな分野の方々が来場しました。

出展企業はオンラインブースやセミナー動画を通して自社サービス・ツールの紹介ができ、見込み顧客に対してチャットやZoomでコンタクトを取ることが可能
2020年の開催時には4,000人以上が来場し、「作業効率化を図りたい」「売り上げを伸ばしたい」などの課題解決に役立てられました。

また、講演・セミナーでは業界の著名人を招いて対談・ディスカッションを行い、話題性や集客力を高めています。

Smart Sensing ONLINE

Smart Sensing ONLINE

https://www.smartsensingexpo.com/online/index.html

「Smart Sensing ONLINE」は、株式会社JTBコミュニケーションデザインと株式会社アペルザの2社が主催となって開催した、合同型のオンライン展示会です。センサ・センシング技術(センサーを使用してさまざまな情報の計測を行って数値化する技術)をPRしたい企業や研究機関が出展しており、その技術に関心をもつ企業などが参加しました。

本オンライン展示会はイベントを管理するプラットフォームを用いて実施されており、3日間で3,000人以上が来場。チャット機能でコミュニケーションが取れるため、出展側と来場者での交流促進にもつながっています。

また、動画のアーカイブ配信やダウンロードできるカタログを用意するなど、参加できなかった方に対するフォローがある点も特徴です。

ジャパン建材 オンライン展示会

ジャパン建材 オンライン展示会

https://www.jkenzai.co.jp/event/jkfair/2021/

「ジャパン建材 オンライン展示会」は、ジャパン建材株式会社が工務店や販売店を対象に実施した合同開催型のオンライン展示会です。従来はオフラインで開催し2万数千人が来場する展示会ですが、2021年はオンラインでの開催となりました。

本オンライン展示会では建築資材や住宅関連機器を取り扱う企業が出展し、ライブセミナーを通して営業手法や理想の住宅の条件などさまざまな情報を発信。来場者は必要であれば販売ブースで商品購入ができ、展示会に参加するだけで一度に多くの目的を叶えることもできます。

また、オンライン展示会の開催を広める手法にPR動画を用意している点も特徴。公式サイトに動画を埋め込んだり、InstagramなどのSNSで投稿したりと、さまざまな場面で活用されています。

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オンライン展示会のメリット

オンライン展示会のメリット

上記の事例でご紹介した通り、今や多くの企業がオンライン展示会を行っています。オンライン展示会にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

こちらでは下記の4つのメリットについて解説します。

地域などの制約がないため参加しやすい

オンライン展示会は地域による制約がなく、どこに住んでいる人でも気軽に参加してもらえる点がメリットです。従来の展示会のように出張費や交通費の負担が参加者にかからないため、国内外問わず参加者を募ることができます。

また、「Smart Sensing ONLINE」の事例で紹介したように、アーカイブ配信を行うなど参加できなかった顧客に対するフォローも可能。基本的には参加者の人数制限を設ける必要もないため、多くの見込み顧客を得られるでしょう。

参加者のデータを集められるため効果測定しやすい

オンラインで展示会を開催した場合、従来の展示会よりも効果測定がしやすいメリットもあります。たとえば後ほど紹介するプラットフォームを使えば、参加人数や展示会参加に至った経路、滞在時間、重点的に見られたページ、離脱率など多くのデータを簡単に取得することが可能。効果の高かった経路で募集頻度を増やしたり商談につながったページへの導線を強化したりと、次回の開催に活かすこともできます。

また、「ダイトロン株式会社」の事例でもアンケートについて触れましたが、オンライン展示会は申し込みフォームに事前アンケートを設置したり、展示会後にメールで感想をうかがったりと定性データを獲得する方法も豊富です。通常の会場だと紙に記入してもらうケースも多く集計の手間がかかりますが、オンライン展示会であれば集計やグラフ化も容易にでき、分析がスムーズといったメリットもあります。

参加者のデータは今後のマーケティングで役立つため、顧客とのさまざまな接点において活用できるでしょう。

リアルの展示会よりも出展にかかる費用を抑えられる

オンライン展示会のうれしいメリットとして、リアルの展示会より出展費用を抑えられる点も挙げられます。展示会に使用する会場費が必要ありませんし、ブース用の装飾品や展示会で使用するポスター・カタログなどを用意する手間・コストも不要です。

出展費が抑えられることは開催頻度を増やせることにもつながります。開催頻度が高まれば顧客と接する機会も増えるため、新規顧客の開拓や既存顧客との関係性強化などにも役立つでしょう。

VRや360°パノラマ動画などの活用により興味関心を引ける

VRや360°パノラマ動画など最新の技術を活用できるのもオンライン展示会ならではのメリットです。「イグス株式会社」や「森永製菓株式会社」の事例のように実写を取り入れながらリアルな展示会を再現するのもよいですし、あえて現実では表現できないようなイラスト・CGベースの展示会にしてもインパクトがあります。

オンライン展示会は多様な手法を利用できるため、参加してほしい顧客の属性を的確に捉えることでSNSでの拡散なども見込めます。場所や時間での優位性が生じないからこそ、さまざまな集客方法を展開できるでしょう。

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オンライン展示会を行うやり方

これまで事例やメリットについて紹介しましたが、実際にオンライン展示会を開催するためには、どのような手段があるのでしょうか。

こちらでは、オンライン展示会を開催する方法として「プラットフォームを利用する方法」と「自社で制作する方法」の2種類をご紹介しますので今後の開催を検討している方はぜひ目を通してみてください。

プラットフォームを利用

オンライン展示会のやり方として、まずはプラットフォームを利用する方法が挙げられます。

<プラットフォームの一例>
・meet×meet
・EventHub
・DMMオンライン展示

プラットフォームとは、オンライン展示会を開催するための機能が搭載されたWebツールです。
プラットフォームにはブースの設置やオンライン商談への誘導、ウェビナー配信、来場者のログ取得など多数の機能があり、比較的簡単にオンライン展示会を開催できます。プラットフォームのなかには合同開催型の展示会に対応しているものもあるため、多くの参加者を集められるでしょう。

ただし、参加者数や利用する機能に応じて数万~数百万円ほどの料金がかかる場合もあります。なかには出展料が無料のプラットフォームもありますが、各プラットフォームの機能を比較しながら導入を検討していく必要があるでしょう。

自社で制作

プラットフォームを利用しない場合、自社のWebサイトにイベントページなどを用意してオンライン展示会を行う方法もあります。

プラットフォームのようにフォーマットがないため、自社のコンセプトに合ったページを作成できます。また、社内での予算や工数を割く必要はありますが、展示会の開催自体には費用が発生しないため常設型のオンライン展示会としても検討しやすいです。

ただし、デザインや機能にこだわると、それだけ時間やコストがかかることも気を付けなければいけません。自社だけでの用意が難しい場合には、部分的な外注も検討するなど、柔軟に対応しましょう。

自社開催型or合同開催型…どちらがおすすめ?

上記でご紹介した通り、オンライン展示会は自社だけでの開催も可能です。しかし、参加企業を募って合同開催をすることで別のメリットも生まれます。また、すでにオンライン展示会を企画している企業があれば、その展示会に参加することで出展料を安く抑えられるでしょう。

こちらでは、自社開催型と合同開催型がどういった企業におすすめなのか簡単にまとめました。

自社開催型がおすすめの企業

オンライン展示会のデザインにこだわりたい企業

・知名度やSNSでの拡散力など集客力のある企業

・開催期間や日時を自由に設定したい企業

・自社製品やサービスを中心にアピールしたい企業

・開催にあたり、予算やノウハウがある企業

合同開催型がおすすめの企業

・初めてオンライン展示会を実施する企業

・出展コストを抑えたい企業

・知名度が足りず、自社だけでは集客が見込めない企業

・同業他社とのつながりを作りたい企業


オンライン展示会を開催する際の注意点

オンライン展示会の注意点

オンライン展示会を成功させるためには、意識すべき点をチェックして対策を練ることも大切です。

そこで最後にオンライン展示会を開催する際の注意点を3つまとめましたので、ご確認ください。

疑似体験の提供が難しい

まず意識したい点として、オンライン展示会は疑似体験の提供が難しいことが挙げられます。

従来の展示会であれば、導入を検討している機材にその場で触れたり商品の試食をしたりとさまざまな体験ができます。しかし、オンライン展示会は実体験に結びつけることができません。そのため対面時よりも訴求しづらい側面があり、開催側は下記のような工夫を行うことも求められます。

・リアルに近い体験ができるVRコンテンツを用意する
・商品やサービスの使用感を解説した動画を用意する
・参加者に対して事前にサンプルを郵送する

特に合同開催型の場合は、競合他社との差別化を図るためにも参加者の興味を引くコンテンツを準備しておくとよいでしょう。

集客に向けた取り組みを行う

オンライン展示会にどのくらいの人数が参加するかは、事前の取り組みに左右されます。

まずは、オンライン展示会を行うことを周知する必要があるため、見込み顧客にメルマガを送信したりSNSで参加者を募ったりすることが大切です。

また、自社だけでの集客が見込めない場合は合同開催型のオンライン展示会も検討しましょう。知名度の高い方にウェビナーの登壇を依頼するのもひとつの方法です。

商談化に向けた施策を用意する

上記で集客について触れましたが、なぜオンライン展示会を行うのか、あるいは参加するのか、といった目的をぶれさせないことも大切です。「参加者は多かったけど受注にはつながらなかった…」と、結果的に費用が無駄になる可能性もあります。商談会に向けた施策も検討しておきましょう。


特にオンライン展示会は軽い気持ちで参加する人も多いため、途中離脱者も増えがち。ウェビナー実施時は参加者とコミュニケーションを取ることを意識するなど、展示会の活性化に向けた施策を用意しておくこともおすすめです。

また、参加者にストレスを感じさせないために回線トラブルに留意する、アフターフォローとしてお礼のメールや次回ウェビナーの案内を送るなど、基本的な部分も押さえておくようにしましょう。

【まとめ】事例を踏まえてオンライン展示会用の動画を用意しよう

本記事では、オンライン展示会の事例を中心に紹介しました。動画に誘導して製品やサービスの詳細を紹介している事例も多数ありました。

これらの事例からも分かる通り、プラットフォームを利用するにしろ、自社で準備をして開催するにしろ、オンライン展示会で参加者の興味を引くコンテンツは必須といえます。特にオンラインの場合は製品・サービスの導入意識が低いライト層も多いため、見るだけでなく参加して楽しめる体験型の動画コンテンツを用意することも視野に入れる必要があるでしょう。

また、オンライン展示会を開催する際は、どういった目的で実施するかを意識することも大切。目的に合った動画コンテンツを用意するためにも、「自社の製品をアピールするために必要は動画は何か」「見込み顧客を増やすための動画を知りたい」など、まずは動画制作のプロに相談してみてはいかがでしょうか。

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