動画制作の企画書の作り方を5つのSTEPで解説!【初心者向け】

「会社で動画を作るので企画書を作るように言われた」
「でも動画の企画書に何を盛り込めばいいのか分からない」

動画幹事でも日々、映像制作の相談を受ける中で、企画書の作り方が分からないという声を耳にします。しかし、企画書の落とし込みが甘いと、最適な制作会社も選べません

そこで本記事では、動画制作の企画書の作り方を5つのSTEPで解説します。手順に加えて良い企画を作るためのポイントも解説しますので、動画の知識ゼロの方でも安心してください。

※動画制作を依頼したいが選び方がわからない!という方は動画幹事にご相談ください。
あなたの要件を丁寧にヒアリングし、最適な制作会社をご紹介します。

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目次
  1. 1. 動画制作の企画に必要な要素
    1. 1-1. 目的・目標
    2. 1-2. ターゲット・ペルソナ
    3. 1-3. 媒体・配信先
  2. 2. 共感を呼ぶ動画企画書の作り方5STEP
    1. 2-1. 目的・ターゲット・配信媒体を整理する
    2. 2-2. メッセージ・コンセプトを決める
    3. 2-3. 動画の長さや表現方法を決める
    4. 2-4. 構成の材料になりそうな参考動画を探す
    5. 2-5. 動画の構成は簡単な「絵コンテ」を作ってみる
  3. 3. 良い企画を作るためのポイント
    1. 3-1. 企画書のフォーマットは重要ではない
    2. 3-2. 誰の何を解決するかをしっかり考える
    3. 3-3. 普段からネタを収集し続ける
  4. 4. 【まとめ】良い動画制作の企画書を作るポイント
    1. 4-1. 動画制作をプロに依頼したいという方へ

動画制作の企画に必要な要素

◎動画の企画書に入れる10項目

新シャンプーPR動画 企画書

概要

来年発売の女性用シャンプーをPRする動画(※絵コンテを別途参照)

目的・目標

(目的)動画に張られたリンクから購入ページに遷移する

(目標)購入ページへのリンクを1,000クリック(月間)

ターゲット

30代の独身女性、仕事で忙しく時短のシャンプーを探している

配信媒体

自社サイト、公式インスタグラム、発売イベントの会場スクリーン

メッセージ

仕事で忙しい女性もリンスインなので時短が可能

動画の種類

実写(自分ごと化してもらうため、30代の女性を起用)

長さ

15〜30秒以内

参考動画

A社の女性用シャンプーの店頭プロモーション動画(URL:〜〜〜〜)

公開日

2021年 3月20日(シャンプー発売日の2週間前から自社サイトで公開

予算

50〜80万円(制作費のみ) ※動画の広告配信の費用は除く

まずは動画の企画書に盛り込む要素を紹介します。
後ほど詳しく説明しますが、重要なのは企画書の中身であって、フォーマットは特に気にしなくて大丈夫です。

一つアドバイスをすると、上の表のように各項目のポイントを整理し、一覧できる形が良いでしょう。それをもとに、パワーポイントなどで各項目をもう少し詳しく説明します。

学術論文などのように長文でダラダラ書いても、社内の同僚や上司が読むのに苦労するだけ。プレゼン資料は、見やすい・分かりやすいことが肝です。

また、動画作成を制作会社に依頼する場合は、初回ヒアリングのあとに戦略などを考えた企画書を向こうが用意してくれます。なので、動画の詳しい構成や戦略は無しで、上のような必要最低限の要素だけ盛り込めば大丈夫です。
この章では上の表の中から重要な3つを詳しく説明します。

目的・目標

企画書で最も重要な項目は「動画を作る目的と目標」です。目的は「なんとなく知名度を増やしたい」という曖昧な記述はNG。上のシャンプーの例であれば、「動画から直接、購入を促すこと」。目的が明確であり、商品の知名度を上げることではありません。

動画制作の目的で多いのは、購入と認知の二兎を追ってしまうこと。しかし、購入と認知では動画の戦略が異なるため、どちらかに絞ってください。

・購入が目的→シャンプーの特徴やメリットを具体的に伝える
・認知が目的→商品名を強調する、面白い企画で拡散を狙う

このように、動画の方向性が大きく異なります。逆に両方を詰め込んでしまうと視聴者は混乱し、どっちつかずの動画になって失敗します。

達成したい目標を具体的に決める

目的と同時に、具体的なKPI(重要目標達成指標)も決めてください。シャンプーの例で言うと、「月間で購入ページへのリンクを1,000クリックしてもらうこと」です。

目標の数値がないと、動画の成功・失敗の判断ができません。そして、途中で配信時間帯や媒体などの変更の判定ができません。

認知が目的なら再生回数が重要ですが、購入が目的ならリンクのクリック数が重要になります。目的や予算から逆算してKPIを決めてください。

動画を制作する必要性も言語化できるように 目的と目標を決めたら、今一度、「動画」が最適なのかを考えてください。場合によっては、動画コンテンツではなく、ブログが最適かもしれません。Webサイトを作ることが優先かもしれません。〇〇町内など、地域を限定して認知を広めたいなら動画より紙のチラシを配布したほうが適切かもしれません。最適な方法が動画なのかを振り返るようにしましょう。社内で稟議を通すときに、「なぜ動画なのか?」を聞かれても答えられるようにしておいてください。

ターゲット・ペルソナ

ペルソナ

動画の企画書には、ターゲットも細かく書きます。上のようにペルソナ(人物像)まで決め、「年齢」「性別」「職業」「住んでいる場所」「家族構成」「年収」などを書きましょう。

動画制作会社がターゲットを聞いたとき、多い回答が「新規顧客」。しかし、これでは訴求のポイント、理解しやすい伝え方、向いている配信媒体が決められません。

例えば30代女性でも、独身のOLなら仕事で忙しいから時短できるシャンプーを、主婦なら値段の安さや、家族全員で使えることをアピールするなど、動画の報告性が変わります。

ペルソナは細かく設定するほど、戦略を立てやすくなるのです。

媒体・配信先

企画書には、動画を配信する媒体も盛り込みます。媒体によって、適切な動画の長さや、ターゲットなどが大きく変わるからです。
同じSNSでもTwitter、Facebook、Instagramでは動画の世界観が異なります。Twitterならエンタメ性の強いもの、Facebookはビジネス寄り、InstagramはオシャレでPOPな映像と、特性が異なるのです。

また、メインの媒体はWebサイトやSNSであっても、イベント会場などの大画面で流す場合もあるでしょう。

先ほどのシャンプーの例では、新商品発表会の大きなスクリーンで流すため、画質や画角なども考慮に入れなければいけません。
その他、動画制作に必要な10の準備は以下の記事を参考にしてください。

関連記事:動画制作の依頼に必要な10の準備リストをプロが解説

共感を呼ぶ動画企画書の作り方5STEP

動画の企画書の作り方5STEP

目的・ターゲット・配信媒体を整理する

ここから具体的に企画書を作る流れを5ステップで解説していきます。
まずは企画書で最も重要な部分である「動画の目的」を決めましょう。目的・目標が他の要素を決定する骨格・軸になります。

目的を決めたあとはターゲットと配信媒体を決めます。前章で解説したポイントを参考にしてください。

メッセージ・コンセプトを決める

続いては動画で伝えるメッセージやコンセプトを決めます。女性用シャンプーの例では「忙しい女性も時短ができるシャンプー」。ターゲットや動画のゴールから逆算して、目的を達成するにはどんなメッセージが最適なのかを考えましょう。

メッセージを決めるポイントは、自社の商品・サービスの強み、競合と差別化できる点を知っておくこと。そして、ターゲットの趣味・趣向を理解することも大切なので、アンケートを取る・口コミサイトやSNSでリサーチするなど、市場調査を行うと良いでしょう。

楽天市場やAmazonのレビューもおすすめ。楽天市場は、年代や性別が明記されているので、ターゲットを絞りやすいです。

動画内のメッセージは1つに絞る

動画のメッセージは1つに絞りましょう。あれもこれもメリットを訴求しても、視聴者は混乱するだけ。1分前後の動画ならメッセージ数は2つまで、1分以上の動画の場合でも3つが限界です。

例えば新卒採用が目的の5分動画であれば、メッセージは次の3つ。

1.優しい先輩社員がいる
2.福利厚生が充実している
3.実績を挙げれば出世しやすい

3つ以上詰め込むと、何が言いたいのか分からない動画になってしまうので注意してください。

動画の長さや表現方法を決める

次に決めるのが動画の長さと表現方法です。尺は制作費に直結してくるので、予算から逆算するのもありです。

長さによって、動画の構成が変わります。30秒以内の尺が短い動画なら、商材のメリットや旨味を訴求する、逆にある程度の長さがあれば悩みや課題を先に提示して共感から入るなど、戦略が変わってきます。

長さと同時に、アニメなのか実写なのか表現方法も決めてください。両者の違いは以下です。

 

実写

アニメ


相性が良い動画

会社、学校、店舗紹介

採用、インタビュー

有形の商品紹介

バズを狙った動画

無形のサービス紹介動画

長期で使用したい動画

メリット


・向いている動画の種類が多い

・リアリティによる説得力・信頼性

・視聴者が「自分ごと化」しやすい

・サービスを分かりやすく解説しやすい

・悩み系などセンシティブな印象を和らげる

・演者や撮影場所、撮影機材が不要

・表現の幅が広く撮影が難しいものでも表現可

・サービスが変わっても追加料金で修正できる

実写の特徴はリアリティによって説得力・信頼性を生むこと。有形の商品・サービの紹介や採用動画などは、実写の方が「自分ごと化」しやすいです。
SNSでバズを狙った動画の場合も、ほとんどが実写。共感を生みやすく、アニメだと当たり前の表現も、実写であればインパクトを生むからです。

一方のアニメーション動画は表現の幅広さが特徴。実写で網羅的に説明すると冗長になりがちな無形サービスの紹介も、アニメはポイントだけ端的に説明することが強み

主に無形のサービスを紹介する動画が向いていますが、最近ではアニメーション動画の活用は増えています。

構成の材料になりそうな参考動画を探す

ここまで決めれば、あとは具体的な動画のストーリーや落とし所などを残すのみ。ですが、素人が脚本や戦略まで考えるのは難しいでしょう。そこで参考となるイメージ動画を探してください

制作会社の公式サイトにある実績や、YouTubeなどで検索すると良いでしょう。動画幹事でも以下のページで様々なジャンルの動画事例を紹介しています。

動画・映像制作の事例記事一覧ページを見る

制作会社に依頼する場合も参考動画は必要です。「〇〇に近い動画を作ってください」と伝えると制作会社側も話がスムーズに進行し、動画の方向性も明確になります。

ただし、アニメ動画によくあるケースですが、日頃見ているクオリティを基準にしてしまい、数十万円の制作費で「テレビや映画のクオリティをお願いします」という依頼をしがち。制作会社がどんな映像を作っているのかはチェックしておいてください。

動画の構成は簡単な「絵コンテ」を作ってみる

絵コンテの一部

企画書の最後の工程は、簡単な絵コンテを作ること。絵コンテとは上のように、イラスト、内容(役者やキャラの動き・背景などの指示)、セリフやナレーション、尺、効果音などを記した指示書(構成台本)です。

ここまで細かくなくて良いので、社内の人間や動画制作会社に、どんな動画になるのか、おおよそのイメージを共有できるものを作りましょう

長文のテキストで説明してもイメージがつきにくいです。絵も簡単なラフや、見本となる画像を探して上からなぞったものでOKです。

簡単な絵コンテを作ったら実際に台詞を音読してください。尺の中に収まると思っていても、いざ本番でナレーションすると時間オーバーになることが多いです。

もっと本格的な構成・絵コンテを作成したい方は以下の記事を参照してください。

関連記事:プロが教える動画制作の絵コンテ・構成表の作り方!初心者も実践可能なノウハウ

良い企画を作るためのポイント

企画書を作る流れを理解したところで、最後に、良い企画を作るためのポイントを3つ紹介します。

企画書のフォーマットは重要ではない

初めて企画書を作る方は、どんなフォーマットにすればいいのか気にるところ。ただし、形式は気にする必要はなく、重要なのは中身。パワーポイントやGoogleスライドなどで見やすくすればOKです。

そして、動画の企画書には、再生数や視聴時間、広告クリック率など、できるだけ数字を盛り込みましょう。動画は作ることがゴールなってしまいがちなジャンルですが、重要なのは目標を達成できるか。目的・目標をはっきりさせ、成功の可否が数字で判断できる企画書を作ってください。

誰の何を解決するかをしっかり考える

動画を作るのはビジネスのためですが、動画マーケティングの基本はユーザーファースト。ただ商品やサービスをアピールしても、広告色の強すぎる動画はすぐに離脱されるだけです。

「誰の何を解決する動画なのか?」を企画書でハッキリさせましょう。ただの面白い動画、自分たちが言いたいことをアピールしただけの動画、ゴールから逆算していない動画は失敗に終わります。

普段からネタを収集し続ける

昨今、YouTubeの影響で伸び続けている動画マーケティングですが、適切な教科書やノウハウはまだ普及していません。会社から面白いアイデアを出せと言われても、ポンポン出てくるはずがありません。

なので普段からネタを収集しておくことが成功への近道です。ただし、YouTubeにある面白い動画や、映像クオリティの高い映画などは、動画マーケティングとは別物。

以下のように、動画マーケティングに有益なメディアの情報を集めることをおすすめします。

1.動画幹事の『よくわかる!動画・映像制作ガイド
2.株式会社プルークスの情報発信メディア『プルチャン
3.株式会社LOCUSの発信する『LOCUSブログ

以下の記事もご参考ください。

関連記事動画のアイデア出しに!オススメのサイトや事例もご紹介

【まとめ】良い動画制作の企画書を作るポイント

以上、動画制作の企画書を作る5ステップと盛り込む要素を解説してきました。もう一度ポイントをおさらいします。

◎企画書に盛り込むべき10の要素
・目的・目標
・ターゲット
・配信媒体
・メッセージ
・動画の種類
・長さ
・参考動画
・公開日
・予算

◎企画書をつくる5ステップ
・目的・ターゲット・配信媒体を整理する
・メッセージ・コンセプトを決める
・動画の長さや表現方法を決める
・構成の材料になりそうな参考動画を探す
・動画の構成は簡単な「絵コンテ」を作ってみる

◎良い企画書を作るためのポイント
・企画書のフォーマットにこだわらない
・誰の何を解決するかを考える
・普段からネタを収集しておく

動画の成功の可否は企画書で決まるといっても過言ではありません。徹底的にリサーチを行った上で、成功に導くための企画書を作ってください。

また、動画制作の流れを理解しておくと企画書に必要な要素がイメージしやすくなります。下記の記事も目を通しておいてください。

関連記事:プロが解説する動画制作の流れ!スケジュール・進め方まで

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