- 更新日 2024.10.01
- カテゴリー 動画制作の事例
動画マーケティングの成功事例と活用ポイントをご紹介【2024年10月最新版】
「動画を活用したマーケティングを行いたい」
「動画マーケティングで成功したい」
「動画マーケティングの活用事例を知りたい」
今やさまざまな業界で動画を活用したマーケティングが増えてきています。周りを見渡せば、YouTubeやデジタルサイネージ(街中や店頭に設置してあるディスプレイに表示する広告)など動画を活用した広告や、SNS投稿を見る機会が増えているのではないでしょうか。
しかし、「動画がトレンドだから」という理由だけで動画マーケティングをはじめてしまうと、あまり効果が期待できない場合もあります。
本記事では動画マーケティングを活用した企業の成功事例をご紹介。また、記事の後半では、事例をもとに動画マーケティングの成功ポイントについてもお伝えします。ぜひ、自社の動画マーケティングにご活用ください。
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動画マーケティングの成功事例11選
まず、動画マーケティングの成功事例を、BtoCで7つ、BtoBで4つご紹介。自社で動画マーケティングを活用する際に、参考にしていただければと思います。
なお、本記事では業態平均と比べて再生回数が多い動画を、マーケティングの成功事例として集めています。
動画マーケティング成功事例(BtoC)
ホームメイト【賃貸】
動画時間:30秒
再生回数:約3.1万回
ホームメイトのテレビCM「お部屋探し タイポグラフィ編」の活用事例です。テレビCMとYouTube動画を連動させて、幅広い層に情報を提供。桐谷美玲さんという認知度のある女優とCM曲を活用することで、ユーザーの注意を引いています。「ホームメイト」と検索してもらうことをCTA(行動喚起)とし、ユーザーに行動を促すように作られています。
スマートニュース「びっくり」篇【アプリ】
動画時間:30秒
再生回数:約120万回
ニュースアプリ「スマートニュース」の動画マーケティング事例です。テレビCMで流れているものをYouTube動画でも流し、露出頻度を向上。実際にアプリを操作しているような映像を使用し、アプリの使い方をわかりやすく訴求しています。
またニュースの硬いイメージを動きの激しいタレントを起用することで払拭し、気軽にダウンロードをしやすくしています。
ハッピー・ジャムジャム【しまじろう】
動画時間:1分32秒
再生回数:約2,610万回
ベネッセが提供する教育番組『しまじろうのわお!』の「ハッピー・ジャムジャム」の事例です。テレビでお馴染みの曲とダンスがYouTubeで閲覧可能。しまじろうチャンネル内には、体験DVDの映像やダイレクトメールで紹介している映像も閲覧できるので、効率よく情報提供できます。
またハッシュタグを使うことで、検索キーワードでひっかかりやすいように工夫。同チャンネル内からホームページにもアクセス可能です。
コメリ パワー【ホームセンター】
動画時間:20秒
再生回数:約897万回
コメリ「パワー」の動画マーケティング事例です。「グッバイ特売日」という一言でユーザーの注意をひき、動画の続きが気になるように訴求。取り扱っている商品をさりげなく紹介しながら、「グッバイ特売日」の意味を説明しています。
チャンネル内では、テキストでコメリ「パワー」の特徴と「グッバイ特売日」の説明もしており、同社ホームページにもアクセスできるようにURLが設置されています。
スーパーホテルLohas【ホテル】
動画時間:30秒
再生回数:約5.1万回
「スーパーホテルLohas」の動画マーケティング事例です。実在するホテルを活用して、サービスの詳細を伝え、メリットを訴求。動画の後半ではホームページで予約した場合の特典をアピールし、自社ホームページに誘導しています。最後に「スーパーホテル Lohas」で締めくくることで、そのキーワードで検索してもらいやすくしています。
三和シヤッター工業「マザーテレサ篇」【エクステリア】
動画時間:15秒
再生回数:約146万回
三和シヤッター工業「マザーテレサ篇」動画マーケティング事例です。動画が進むにつれてアニメーションから実写に変化するという動画。著名人の言葉を自社ビジョンとつなげることで、ユーザーに伝わりやすくしています。
チャンネル内には、ホームページのURLとデジタルパンフレットが設置されており、興味を持ったユーザーがアクセスできるようになっています。
スキップされやすいYouTubeのCMにもかかわらず、146万回再生を記録しました。
オープンハウス「座敷童子 リモートワーク」篇
動画時間:31秒
再生回数:約2,200回
オープンハウスのシリーズCMを使った、動画マーケティング事例です。動画をテレビCMとYouTubeの両方で活用。
動画は都心に戸建てを持ちたいという夢をもった人の前に現れる幸運のキャラクター・座敷童子による物語。リモートワークにより、狭い自宅では死角がなくビデオ会議に写り込んでしまう座敷童子。家が狭いという不満を持った視聴者の同情を誘い、広い一軒家を建てたいという気持ちを沸きたてています。
動画の最後では、「オープンハウス」で検索することを暗に伝えています。
動画マーケティング成功事例(BtoB)
Airレジ「リアルユーザー篇」【アプリ】
動画時間:15秒
再生回数:約39,000回
Airレジ「リアルユーザー篇」の事例です。テレビCMとYouTube動画を活用してレジアプリのサービスを訴求。実際に同サービスを利用しているお客様が、自ら経験した活用メリットを伝えるので、リアリティのある情報を提供しています。
サービス名→お客様の声(メリット)→サービス名という順番で伝えることで、同サービスを覚えやすいように動画シナリオを構成。「エアレジ」という短い単語なので、検索してもらいやすいのもポイントです。
人工知能型 OOH 広告【広告】
動画時間:1分32秒
再生回数:約6,000回
日本マイクロソフトが提供する、「人工知能型 OOH 広告」動画マーケティング事例です。デジタルサイネージに掲載された広告を、見た人の属性をAIが診断してデータを蓄積。同サービスがマーケティングに活用できることを、デモンストレーションでアピールしています。
チャンネル内には、興味を持ったユーザーのためにテキストにて同サービスを説明。Facebook・Twitter・ホームページなど複数のURLを掲載して、好きなメディアで詳細を確認できるよう工夫。複数メディアに露出したこともあり、チャンネル登録者数が1.72万人います。
freeeで行う経理の流れ「個人事業主確定申告版:会計freee使い方」【会計ソフト】
動画時間:2分9秒
再生回数:約11,000回
「会計ソフトfreee」の動画マーケティング事例です。実際に操作する画面を使って、会計ソフトfreeeの使い方をレクチャー。確定申告の仕方を丁寧に説明しているので、ユーザーが動画を観ながら自分自身で確定申告ができるようなイメージを与えています。
チャンネル内にはすぐにfreeeを使えるように、URLを設置してアクセスを誘導しています。
ジョブカン「ジョブカンダンスで労務管理」篇
動画時間:30秒
再生回数:約26万回
クラウド型バックオフィス支援システム「ジョブカン」の動画マーケティング事例です。テレビCMとYouTube動画で活用しており、ジョブカンのシステムが年末調整や入社退社、雇用保険といった多数の業務管理を"ラク"にすると印象深いダンスと共にアピール。
また、チャンネル内からホームページにアクセスできるようにURLが設置されています。
動画マーケティングを成功させるためのポイント
動画マーケティングを成功させる3つのポイントについて解説します。
目的を明確にする
動画マーケティングを成功させるためには、目的を明確にすることが重要です。時代の流れに乗ることは経営戦略として1つの手段です。しかし、目的もなく「トレンドだから」という理由で動画マーケティングをはじめても、期待した効果が得られないことも。「目的を明確にする」ことは、これからお伝えする2つの成功ポイントにも関係してくるので、必ず設定してから動画マーケティングを活用しましょう。
具体的に目的とは、集客・ブランディング・認知度向上など。自社のどのような目的を達成するために、動画マーケティングを選ぶのかをはっきりさせておくと、動画コンテンツの内容、伝え方が定まりやすいです。また、「そもそも動画を活用すべきなのか」の判断にも役立ちます。
他広告との連携を意識する
動画マーケティングを活用する時には、他の広告と連携させることを意識してコンテンツを作成しましょう。動画はシェア(拡散)されることによって、広告の効果を生み出す可能性の高いメディア。仮に訴求力のある動画を作成したとしても、動画の存在をユーザーに認知させない限り視聴されないので、目的達成に結びつきにくくなります。
以上の理由から、ターゲットユーザーが活用しているメディア(Facebook・Instagram・Twitterなど)を洗い出し、そこに対応する広告との連携を意識しましょう。広告との連携を考えることで、クリエイティブの内容や訴求の仕方が固まり、結果として拡散されやすくなります。
効果測定をおこなう
動画マーケティングを活用する際には、効果測定することを徹底しましょう。「答えは市場が知っている」という言葉があるように、動画コンテンツをリリースしてからわかることがたくさんあります。その時に見るべき数字は以下の通りです。
・動画の再生回数
・シェア数
・視聴完了率
ちまたでは、動画の再生回数で評価されがちですが、目的によっては「動画の再生回数=成功」にならない場合があります。たとえば動画の最後にCTAがある場合は、視聴完了率とシェア数が重要になってきます。このように目的によってみるべき数値が違うため、先ほどお伝えしましたが「目的を決める」ことが重要です。
また、CV率(成約率)の計測からPDCA(計画→実行→評価→改善のサイクル)を回すことも忘れずにおこないましょう。指標を明確にし動画配信後に改善していける状態をつくることが、動画マーケティングを成功させるポイントです。
※動画幹事では動画マーケティングのノウハウに特化した記事もありますので、あわせてご参考ください。
関連記事:動画マーケティングとは?メリット・種類・費用まで網羅します【初心者向け】
【まとめ】動画マーケティングを成功させるには
本記事では、動画マーケティングの成功事例と活用ポイントについてお伝えしました。CM動画は、テレビCMに加えてYouTubeなどの動画メディアにも併用できるので、幅広いユーザーに商品やサービスを訴求可能です。
さらにテキストや画像だけでは表現しにくい内容も、アニメーションやイラストを使って伝えられます。その結果、サービスの価値がユーザーに伝わって、購入に繋がっていきます。
また動画で注意を引き、興味を持たせてから目的のページに誘導するなど、他のメディアと連携させることによって、幅広いユーザーに認知させることも可能です。本記事で紹介した内容を参考にしていただき、ぜひ動画マーケティング活用にお役立てください。
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この記事を書いた人
吉崎 孝幸
専門分野: Webディレクション・Webライティング
元パン屋。マーケティングとライティングの面白さにハマり、生地作りから記事作りに転身。現在は店舗ビジネスを中心にWebコンサルティングやWebディレクションを行っている。
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