動画マニュアルの作り方を徹底解説!コツ・参考事例も全てご紹介します

以前は「マニュアル」といえば「分厚い紙」でしたが、現在では動画によるマニュアルが増えています。動きを表現できる動画マニュアルは、複雑な製品や作業になるほど効果を発揮します。しかし、動画作りに慣れていないと、次のような悩みがつきもの。

  • 適切な動画マニュアルはどうやって作る?
  • 失敗しないための注意点は?
  • 動画マニュアルを作る費用や制作期間は?

本記事では上記の悩みに回答し、最適な動画マニュアルを作れるようレクチャーします。動画は制作コストも時間もかかるので、「紙のマニュアルで良かった」と後悔しないよう、しっかりポイントを押さえていきましょう。

※動画マニュアルの制作を依頼したいけど選び方がわからない!という方は動画幹事にご相談ください。あなたの要件を丁寧にヒアリングし、最適な制作会社をご紹介します。

【無料】動画マニュアルに強い制作会社を紹介してもらう

目次
  1. 1. 動画マニュアルの作り方の6ポイント
    1. 1-1. 1.課題を分析する
    2. 1-2. 2.業務内容と伝えたいポイントを整理する
    3. 1-3. 3.閲覧環境に配慮して動画を作る
    4. 1-4. 4.時間(尺)を長くしすぎない
    5. 1-5. 5.テロップを必ずつける
    6. 1-6. 6.場合によっては紙マニュアルも検討する
  2. 2. 参考にしたい動画マニュアル事例
    1. 2-1. Honda発電機の使い方
    2. 2-2. 【JA静岡】トマトの農作業マニュアル動画
    3. 2-3. 【接客の極意】料理の提供シーン(初回の提供)【基本編】
  3. 3. 動画マニュアルのメリット・デメリット
    1. 3-1. 動きがあるので理解がしやすい
    2. 3-2. 教育レベルに差が出にくくなる
    3. 3-3. 営業活動にも使える
    4. 3-4. 紙の印刷コストがなくなる
    5. 3-5. 制作コスト・制作期間・再生環境が必要
  4. 4. 動画マニュアルを制作会社に依頼する料金の目安
  5. 5. 動画マニュアルを自作する際のおすすめサービス
    1. 5-1. tebiki(テビキ)
  6. 6. 理解しやすいマニュアル動画まとめ
    1. 6-1. 動画制作をプロに依頼したいという方へ

動画マニュアルの作り方の6ポイント

動画マニュアルの作り方の6ポイント

ここから動画マニュアルを作るときに意識すべき6つのポイントを解説します。単純に製品を使っている様子や作業風景を撮影すればいいわけではありませんので、上の6つを意識してください。

1.課題を分析する

動画マニュアルを作る前に、まずは現状の課題を分析することが大切です。

・製品の使い方や作業工程が複雑なため、テキストや写真では伝えにくい
・指導者によって教え方や指導レベルがバラバラで困っている

例えば全国チェーンのお店を展開しており、どこの店舗でも同じレベルの指導をしたいが指導員を派遣していられない。紙のマニュアルでは細かい接客のニュアンスまで伝わらない、などの課題を洗い出します。

課題を抽出して目的を明確にすることで、動画の方向性や盛り込むべき内容が見えてきます。また、紙のマニュアルと併用したほうが理解しやすいなど、課題の解決方法も見えてきます。

2.業務内容と伝えたいポイントを整理する

次にマニュアルを通して伝えたいポイントを整理してください。一旦、作業フローを時系列で整理し、重要なパートを箇条書きで羅列していきます。下の例のように、本の目次を作るイメージです。

◎レジ打ちマニュアル
1.商品のバーコードをスキャンする
2.合計金額をお客様に伝える
3.金額を入力し、会計ボタンを押す
4.お釣りとレシートを渡す

動画マニュアルはシンプルイズベスト。映像のクオリティより分かりやすさ重視です。

そのあとは「動画ならでは」を意識することがポイント。テキストや写真では伝わりづらく、動きや音声のある動画だからこそ伝えられる部分を抽出しましょう。

アニメーションで表現する、図解を挿入する、ナレーションが必要など解決方法が見えてきます。

3.閲覧環境に配慮して動画を作る

3つ目は閲覧環境に配慮して動画を作ること。スマホで視聴することが多いのか、PCで視聴するのか、大きなスクリーンで流すのかなど、閲覧環境によっても必要な要素が変わってきます。

字幕が小さすぎるとスマホでは見にくいので、文字サイズの意識が必要。逆に大きなスクリーンでは画質が荒くなるため、細かい部分が見えないなどの不具合が発生する場合あり、画質への注意が必要です。

4.時間(尺)を長くしすぎない

動画マニュアルの尺(時間)は長くしすぎないことがポイントです。目安としては1動画5分前後

すべての項目を1つの動画にまとめすぎると「どこに目当てのノウハウがあるか探しにくい」という問題が出ます。また、長ければ長いほど多くの情報を詰め込んでしまい、肝心なポイントが頭に入らなくなります。

例えば接客マニュアルであれば「挨拶」「レジ打ち」「商品説明」、製品の使い方であれば「基礎編」「応用編」などに分けて複数の動画を作ることが望ましいです。

5.テロップを必ずつける

動画にはテロップもつけるようにしましょう。音声だけでは、展開が早すぎてついていけない場合もあるので、字幕で補足することで分かりやすくなります

ただし、セリフが多い場合は、すべてに字幕を入れてしまうと映像を追えなくなります。その場合は大事なポイント部分だけ字幕を入れるなど工夫しましょう。

そもそも動画の場合、1分間にしゃべれる文字数は180字が目安。それ以上、詰め込むと早口すぎて聞き取りにくくなります。

動画マニュアルは映像だけでなく、セリフも考慮して構成を作ることが大切です。そして、スマホの小さな画面で閲覧する場合も考慮し、ある程度は文字サイズは大きくしてください。

6.場合によっては紙マニュアルも検討する

動画マニュアルは情報量が多いことが特徴ですが、動画だけですべてをカバーできるとは限りません。複雑な機械の使い方など、すべて説明しようとすると10分を超えるなど、長時間になって理解が薄まってしまします。

重要な部分を動画で説明し、細かな作業は紙のマニュアルに任せるなど、併用案も検討するといいでしょう。

参考にしたい動画マニュアル事例

続いては、動画マニュアルを作る際の参考になる事例を3つ紹介します。良い部分は真似をし、動画マニュアルを作るときに応用してください。

Honda発電機の使い方

まずは本田技研工業が作成した発電機の使い方の動画マニュアルです。ナレーションとテロップで説明したオーソドックスな事例の一つ。

発電機は使用方法を誤ると危険なため、冒頭で注意点から解説していることがポイント。動画マニュアルでは、重要な部分を最初に持ってくることもコツの一つです。

そして、エンジンオイルの確認方法は「取扱説明書をご覧ください」と紙のマニュアルに誘導しています。動画で説明したほうが良い部分と紙のマニュアルの使い分けができている事例です。

【JA静岡】トマトの農作業マニュアル動画

続いては静岡県のJA(農業協同組合)が作成したトマトの農作業を紹介する動画マニュアルです。

浜松市のトマト「とぴあ浜松」の苗の植え付け作業や収穫作業のポイントを、作業者本人がしゃべりながら解説しています。セリフ部分はすべてテロップが入っているので、音声なしでもわかるように工夫されていることもポイント。

基本的には農作業者向けのマニュアルですが、消費者にとっても名産の特徴や生産工程が分かり、ブランドへの信頼につながる動画です。YouTubeにも「これを見てトマトを克服しようと思った」と消費者からのコメントが寄せられており、一石二鳥の効果を生んでいます。

【接客の極意】料理の提供シーン(初回の提供)【基本編】

最後は、飲食店での接客マニュアルの動画事例です。この動画の良い点は、現場での言葉づかいのイントネーションやしゃべるスピードなど、接客時の生の声を参考にできること。スタッフだけでなく、お客様役も出演しているので、リアルな雰囲気が掴めて参考になります。

逆に、悪い動画マニュアルでは別のナレーターが解説してしまい、現場での参考になりません。
接客では挨拶のトーンや、声の大きさなども重要になるので、実際の接客を再現することがポイントです。

※動画幹事では、動画マニュアルの参考事例を特集した記事もあります。参考にしてください。
関連記事動画マニュアルの事例とポイントを解説!内製・外注のポイントもご紹介します

動画マニュアルのメリット・デメリット

動画マニュアル4つのメリット

次に、動画マニュアルのメリット・デメリットを解説します。両方を知った上で制作すると、より精度の高い動画に近づけます。

動きがあるので理解がしやすい

動画マニュアルの最大のメリットは「動きによって実感がともなうこと」

テキストや画像のマニュアルでは説明しにくい複雑な製品や作業でも、立体感によって伝わりやすくなります。視覚と聴覚の両方で説明ができることも強みです。

そして機械の操作などは、自分がやっているかのようにシミュレーションができるため、習得が早くなります。

教育レベルに差が出にくくなる

動画マニュアルでノウハウを共有することで、教育レベルに差が出にくくなります。人によって教え方や内容が異なる心配がなくなり、統一した指導ができます。特に全国チェーン店など、店舗によって差が出ないようにしたい場合、動画マニュアルは有効です。

また、毎回、指導係がレクチャーする必要がなくなり、人員コストも削減できます。

営業活動にも使える

動画マニュアルは、お客様や向けに製品の使い方を説明する営業ツールとしても活用できます。商談時にお客様に動画を見せることで、持ち運びができない商材や、その場で説明できない商材(音が大きいものや狭い場所では危険なものなど)の説明もでき、プレゼンテーションとして使えます。

紙の印刷コストがなくなる

動画マニュアルは自社サイトやYouTubeなどにアップすることで、いつでも視聴することができます。そのため、紙のマニュアルのように何部も印刷しなくていいので、印刷コストがかからないことも大きなメリットです。

制作コスト・制作期間・再生環境が必要

一方、動画マニュアルのデメリットは一定の制作コストや制作期間が必要なことです。新しい製品や新サービス導入のたびに撮影や編集をして、マニュアルを更新する必要もあります。

また、紙と違って動画を再生する環境が必要なので、Wi-Fiがない場合の移動中や好きなタイミングで動画を見られるとは限りません。再生環境が必要なこともデメリットの一つ

ただし、現在では自分で簡単に動画マニュアルを作れるツール、再生できる環境も増えています。動画マニュアルのデメリットは少しずつ解消されつつあるので、トータルで考えた場合、メリットのほうが大きいと言えます。

関連記事動画マニュアルは導入すべき?メリットやデメリット、導入事例まで詳しく紹介!

動画マニュアルを制作会社に依頼する料金の目安

特徴

相場

撮影条件

制作期間

発注先

価格を安く

5〜15万円

カメラ1台固定

2週間

フリーランス

中小

分かりやすい表現を入れる

10〜30万円

1カメラマン

1ヶ月

フリーランス

中小

続いては動画マニュアルの作成をプロに依頼する場合の料金の目安を解説します。

最も安い価格帯は5〜15万円で、カメラ1台を固定して撮影する動画。イメージは、林修先生で有名な東進ハイスクールの授業のように、指導者が身振り手振り解説するもの。字幕も入れられます。

少し価格が上がった10〜30万円の動画は、様々な角度から撮影したものをつなげて作るイメージです。字幕やナレーション、グラフの挿入など分かりやすく編集するため、過不足なく情報を伝える動画マニュアルになります。

制作会社を探す際は、ぜひ動画幹事にご相談ください。

動画マニュアルに強い制作会社を紹介してもらう

動画マニュアルを自作する際のおすすめサービス

tebiki(テビキ)

tebiki

最後に「自社で動画マニュアルを作成したい」「頻繁にマニュアルを更新するので毎回プロに依頼していられない」という方に、動画マニュアルの作成ツールを紹介します。

有名なツールが『tebiki』です。tebikiは普段のOJTをスマートフォンで撮影するだけで、動画マニュアルが作れるSaaS型のサービス。

撮影した動画に自動で字幕が追加され、100ヶ国語以上の言語を自動で翻訳します。また、社員の誰が動画を見たか、見ていないかを一元で管理することができ、教育担当者の業務負担も少なくなることがメリット。

特に、製造業・建設業・小売業・飲食サービス業・介護・医療などの業界で、中規模(従業員数50名~)の起業様にご利用されています。

以下の課題を感じている方はぜひ『tebiki』をご検討ください。
・紙マニュアルの作成・更新に時間・コストがかかりすぎている
・社員教育の時間・コストがかかりすぎている
・日本語での外国人スタッフの教育が難しい
・リモートでの教育、または遠隔地への教育がスムーズにいかない

『tebiki』のサービスページを見る

理解しやすいマニュアル動画まとめ

以上、マニュアル動画を作るためのノウハウを解説してきました。お客様や向けの製品の使い方から、社内向けの業務手順のマニュアル、トラブル発生時の対処方法、営業トークのマニュアルなど、様々な場面で動画マニュアルが活用されています。

動画マニュアルがあれば、業務を正確に理解できる上に、教育コストの削減にもつながります。まずは自社の課題を抽出し、動画マニュアルで達成する目的を明確にしましょう。

映像のクオリティよりも分かりやすさが重視される動画マニュアルですが、作り方のポイントは6つあり、奥が深いものでした。自社で作るのが不安な方は、ぜひ動画幹事に相談してください。

※動画幹事では、動画マニュアルの作成ソフトを厳選して紹介した記事もあります。合わせてご参考ください。

関連記事動画マニュアル作成ソフト5選!選び方やメリットも合わせて解説します

動画制作をプロに依頼したいという方へ

動画マニュアルの制作を依頼したいけど、なかなか自分で探す時間がない・そもそも制作会社の違いが分からないという方は動画幹事にご相談ください。

動画幹事は、あなたに最適な映像制作会社を「人力で」マッチングするサービス。専門のコンサルタントが丁寧にヒアリング、予算や目的に合わせて最適な会社を選定・紹介します。

コンサルタントのご紹介 動画幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 専任のコンサルタントが、
お客様の予算と目的を丁寧にヒアリング。
最適な会社をピックアップ・ご紹介させていただきます!
初心者の方でも安心してご相談いただけます。

相談料は「完全無料」。紹介された制作会社に必ず発注する必要はありません。動画の制作・発注にお困りの方は、お気軽にご連絡ください!

【無料】動画マニュアルに強い制作会社を紹介してもらう