- 更新日 2024.11.01
- カテゴリー 動画制作の事例
食品動画の活用事例を総まとめ!大手企業から地域の特産品まで大公開【2024年11月最新版】
「自社食品を買ってもらうために動画を作ってみよう」という話が持ち上がった・・・しかし動画をつくると言っても、どう作ればいいか分からない、どんな動画がウケているの?とお悩みのご担当者様へ。
本記事では、NHK・AbemaTV等で動画制作経験のある筆者が、豊富な食品動画の事例・特徴を紹介。食品動画制作を作るときに意識すべきポイントも解説します。
お菓子、飲料、健康食品、地域特産品など項目別に整理しましたので、ぜひご覧ください。
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話題を呼んだ食品業界の動画活用事例
食品を消費者に購入してもらう、と言っても、まずは消費者に認知してもらわなければ購入の段階にすら至りません。まさに食品の顔として動画は視覚・聴覚情報に訴えかけるため重要な呼び水となります。
お菓子の動画事例
【ロッテFit’s】
動画の再生時間:1:00
「恋するフォーチュンクッキー」、「恋ダンス」などダンス動画で流行った動画の中でも、食品×ダンスのCMとして最大ヒットです。キシリトールガムなど他にもおいしいガムがあるにも関わらず、当時、筆者の周りでもこのCMに影響されたという理由だけで皆Fit'sばかりを買っていました。
このように、実は消費者は味よりも驚くほど食品にまつわるイメージだけで商品を選択します。曲やダンスで動画をつくるのは有効な手段の一つ。このCMではダンスだけでなく最後にFit'sを持っているタレントの手元をワンショットでアップにすることで、食品の名前を消費者に記憶させることにも成功しています。
【日清カレーめし】
動画の再生時間:0:45
2つ目は、食事にもスナックにもなる日清カレーメシ。タレントが激しく揺れる車体の上でカップを持っていても汁が溢れない画を見せることで、「汁がほとんど入っていない」という食品のコンセプトをうまく伝えています。
また、動画自体のコンセプトは石原プロダクションの「西部警察」などを模しており、石原作品を当時見ていた視聴者に対しては嬉しいパロディ。その視聴者世代や影響下にある人達に訴求できています。
飲料の動画事例
【燃焼系アミノ式】
動画の再生時間:3:43
動画内で複数回、食品名を連呼することは認知、定着に有効な方法です。ヒトの脳は何度も繰り返されることを重要事項と認識し記憶するからです。
また、商品と全く関係のないように見える突飛な演出を見せてから、最後に演出と商品を結びつけています。そのことで、意外性が発生し、視聴者の記憶に強く残ります。
「燃焼系、燃焼系、アミノ式」と体操が繰り広げられて「何のCMなんだろう?」と疑問が浮かんだあと、ペットボトルのワンショットがアップになることで、「ああ、飲料のCMだったんだ」と解決されるからです。
【濃いめのカルピス】
動画の再生時間:15秒
商品自体に歴史があれば、それを前面に出すこともポイント。
その商品にまつわる消費者の記憶に訴えかけ、深い印象を残すことができます。このCMでは、まず「昔は原液を沢山入れて伸ばしてカルピスを作っていたなあ」という以前からの消費者に記憶を想起。その上で新しく原液を大量に入れなくてもいい「濃いめのカルピス」が発売されたと、新商品のお披露目に成功しています。
健康食品の動画事例
【にんにく卵黄】
動画の再生時間:0:30
うがい・手洗いといったおばあちゃんの知恵、そしてその笑顔に連続してにんにく卵黄を服用する画をインサート(挿入)しています。そのことで、にんにく卵黄をのむことが、うがい・手洗いをすることと同じように健康をもたらすのだという印象を与えています。
【サントリー セサミン】
動画の再生時間:0:30
ゴマを摂る僧たちの暮らしぶりを丁寧に映したあとに、セサミンの宣伝をしています。そのことで、僧のような生活をしなくても、セサミンを摂取するだけで同様の効果が発生して健康になれるような印象を与えます。精進料理=健康に良いという固定観念を上手く利用した事例です。
地域特産品の動画事例
【ながの産ジビエ】
動画の再生時間:0:43
生産者、流通業者、店舗で提供するスタッフのインタビューを繋いだ動画です。ジビエが消費者へ届くまでの過程が描かれており安心感を与えるつくりになっています。
【おかやま県産ひのき】
動画の再生時間:0:15
岡山県特産である白桃の15秒動画です。白桃を回転させ、裏にいたると檜が現れるという演出。実は檜も特産物であることをコンパクトかつ印象的にアピールできています。原則、CMは長ければ長いほど費用が高くなりますが、とてもコスパの良くかつインパクトのある演出です。
食品動画の活用メリット
今回は、食品動画の中でも視聴回数の多いものを選びました。これらに共通するのは、食品の特徴を端的に印象付けられていることです。食品を消費者に直接味わってもらうことはできませんので、視覚・聴覚を通して食品の特徴やコンセプト、その歴史などを伝えることがポイントです。
他社との差別化
今回、紹介した動画はいずれもバズった動画です。その中で多かったコンセプトは意外にも演出と商品そのものがかけ離れたもの。前段で申し上げた通り、消費者に直接食品を口に入れて味わってもらうことが難しい以上、他社との差別化に貢献するのはその演出です。
Fit's、燃焼系アミノ式、カレーメシ、おかやま県産ひのきの例に見られたように、はじめに視聴者に「これは何のCMだ?」と思わせる食品と離れた演出がポイント。そのことで最後に食品をPRすることで視聴者にインパクトを与えられます。
ファンの獲得
有効なPR方法は、音楽・ダンスを用いた動画。燃焼系アミノ式のように食品名を連呼し、Fit'sのようにダンスの振り付けのピークやダンス後に食品名を音声・ロゴなどで挿入することで、消費者の印象に残ります。筆者の周辺でも当時このようなCMの曲やダンスは日常的に口ずさまれたり、親しまれたりしていました。
そのように、食品に直接は関係なく思える曲やダンスを使った演出は、結果的に視聴者の生活に浸透し、ポジティブなブランドイメージに貢献します。そして、ファンになった視聴者はやがて購入者になります。
食品動画の成功ポイント
食品を消費者に口してもらうための動画づくりには、主に2つの方法があります。
1.食品の特徴と、それとかけ離れた演出を組み合わせることでインパクトを発生させる
2.食品の特徴を顕著に表す映像と混ぜ合わせて放送する
シズル感を出すには
はじめから「〇〇を食べたいなあ」と思いながらCMを見る人はほとんど存在しません。食品を食べたいと思っていない/潜在的に食品を食べたいと思っている人に「そういえば、これを食べたいなあ」思わせることが、食品を消費者に届ける経路です。
ポイントは強烈な印象付けの動画CM。あなたが売りたい食品のコンセプトを洗い出したら、それとかけ離れているような面白い演出を考えましょう。中でも曲やダンスを採用した演出は非常に有効です。
筆者は動画制作会社に勤務していましたが、制作会社の人間はそのような演出を日夜考えており、映像として実現しています。演出が思いつかなければ、制作会社に依頼することが食品を消費者に届けるための有効な近道。動画幹事では、さまざまな制作会社をご紹介しています。
作り手の顔や生産地が見えるひと工夫を
ながの産ジビエの事例にもあったように、作り手の顔や生産地が見えるひと工夫がポイント。
食品自体やその生産・加工・流通プロセスに自信があれば、食品生産者、流通させる運送業者、そして店舗で提供するスタッフの仕事風景、インタビューを動画に織り込みましょう。そのことで、消費者に安心感をもって購入してもらうことができます。
食品動画の事例まとめ
本記事では食品動画の事例とその手法をご紹介しました。最終的に消費者に食品を口に運んでいただくために打つPR動画には
1.食品の特徴と、それとかけ離れた演出を組み合わせることでインパクトを発生させる
2.食品の特徴をそれを顕著に表す映像と混ぜ合わせて放送する
まずは売りたい食品のコンセプトや特徴をハッキリ洗い出すことが必須。紹介した事例を参考に動画作りを行ってみてください。また、「動画幹事」では、様々な制作会社をご紹介しております。紹介しました手法や制作会社を用いて上手く食品をPRしてみてください。
商品紹介の動画制作の費用・相場を解説した記事もあるので、ぜひ動画制作に活用ください。
関連記事:商品・サービス紹介動画の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】
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