- 更新日 2025.02.01
- カテゴリー 動画マーケティング
動画コマース活用事例7選!売上につなげる方法を徹底解説【2025年最新版】
「動画コマースを活用してさらにECサイトでの購入率を高めたい」
「Web広告でECサイトへの集客はある程度できているが、購入に結びつかない」
「ライブ配信の録画をECサイトに掲載したい。どんな点に気をつけたらいい?」
そんな悩みをお持ちではいらっしゃいませんか?
ただし、動画コマースを成功するためには、いくつかポイントがあります。むやみに導入しても、費用をかけた割に効果が上がらないこともあります。
そこで、はじめての方でも真似しやすい参考事例を厳選してご紹介します。以下で紹介する事例には、購入につなげるための秘訣が満載。さらに動画コマースにおススメのプラットフォームも解説します。
この記事を最後まで読めば、動画コマースで購入率を上げる方法がわかります。ぜひ参考にしてください。
動画コマースについて詳しく知りたい方は下記記事をご参照ください。
関連記事:動画コマースとは?参考となる動画事例や売上アップのポイントを解説!
※なお、動画コマースに対応している会社がわからない・選べない!という方はお気軽にご相談ください。あなたの目的・予算に合った最適な会社をご紹介します。相談料も紹介料も無料です。
動画コマースの活用事例7選
プロの実演がわかりやすい事例
画像引用:SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE
資生堂での活用事例。ライブ配信を録画し、アーカイブ動画として自社サイトに掲載。店舗のスタッフが、おススメの商品を実際に使いながら紹介しています。
ポイントは、商品に詳しいプロが使い方を実演していて、使用方法や効果がわかりやすいこと。
アイシャドウなどを実際に肌に塗りながら説明しているため、「どのような手順で塗るのか」「どのような仕上がりか」を理解しやすいです。
また、チャット機能を使って視聴者の質問にその場で答えている点も参考になります。気軽に質問して、すぐに答えてもらえると視聴者は親近感を抱きます。
商品の機能をアピールした事例
画像引用:ベイクルーズストア
アパレルブランド「ベイクルーズストア」での自社ECサイトでの活用事例です。
この事例のポイントは、商品の効果を動画内でアピールしていること。
Tシャツに水をこぼしてしまった場合でも、水を弾いてくれる撥水性の良さを実際に証明。さらに、コインランドリーの乾燥機を使ってもシワになりにくいカッターシャツなど、日常生活の中でリアルな機能性を上手く伝えています。
動画にすることで、テキストや写真よりもリアルに機能性が伝わるので、商品への信頼感が高まります。カフェやコインランドリーなどの実生活の場所で実演しているので視聴者が自分ごと化しやすい好例です。
スキップしやすくユーザーに親切な事例
画像引用:ワークマン
ワークマンのECサイトでの活用事例。
ワークマン公式アンバサダーであるYouTuber、「Ruriko」さんがワークマンのバイク用ジャケットなどを紹介しています。
ポイントは、脇にある商品アイコンに「00:58」などと、動画内でその商品が説明されている時間が表示してあること。この時間の部分をタップすると、その説明の部分まで動画をスキップすることができます。
動画を見て、商品に興味を持つユーザーもいますが、動画の脇の商品アイコンを先に見て商品に興味を持つユーザーもいます。後者のユーザーのために、見たい部分までこのように動画をスキップできるようにすると親切。
特に動画内で紹介したい商品が複数ある場合に参考になります。どの商品がどのタイミングで紹介されているかがわかりやすくなり、ユーザーが視聴したい部分をすぐに見つけられるためです。
使用場面が複数示されていて、商品を選択しやすい事例
画像引用:アゲツヤ
美容家電を扱う株式会社ローネジャパンのECサイトでの活用事例。
ヘアアイロンシリーズ「アゲツヤ」のプロモーションに活用しています。
この事例のポイントは、使用場面に合わせて複数の商品を演出に用いていること。
たとえば、ホームパーティーで若い女性たちが可愛らしいデザインのヘアアイロンを使う様子や、出勤前の女性が手早くセットできるヘアアイロンを使う様子が描かれています。
ヘアアイロンをどのようなタイミングで使うかは人によって様々。それぞれの使用場面に合った商品を示すことで「このかわいいデザインは友達と使う時にピッタリかも」などと、視聴者が自分に合った商品を見つけやすくなります。
ニーズに合わせて数種類の商品がある場合、この事例のように使用場面を複数示して、それぞれに合った商品を提示すると良いでしょう。視聴者が自分自身の使用場面をイメージでき、商品を選択しやすくなります。
コンパクトに商品の魅力を伝える事例
画像引用:enherb
ハーブ専門店「enherb」の自社ECサイトでの活用事例。
スタッフが商品のおススメ使用方法を動画内で実演しています。
ポイントは、動画の尺が短いこと。どれも1分以内で、短いものであれば3秒のものもあります。
この短さは、動画に緩急をつけることで可能となっています。
たとえば、クリームを手に取る部分は、視聴者に「どのくらいの分量を一回で使うか」を伝えるため通常速度で、クリームのフタを開ける部分は、見なくてもわかるので早送りで、という風に速度に変化を付けています
特に、使い方を紹介する動画の場合、手順をカメラで取ったまま動画にすると、冗長になってしまいがち。視聴者が本当に見たい部分のみを通常速度にすることで、尺を短くし、中身の濃いコンパクトな動画にできます。
動画コマースに不慣れなユーザーにも親切な事例
画像引用:株式会社ほぼ日
株式会社ほぼ日の活用事例。
同社で開催されたイベント「生活のたのしみ展」の予告映像で活用されています。イベントに出展する店舗が紹介されています。
この事例のポイントは、操作方法の説明が丁寧で、不慣れなユーザーにも親切なこと。
動画の冒頭で「画面に現れるTIGアイコンを、スマホなら右にシュッとスワイプするか長押しで、パソコンならクリックすると、画面の右側にアイコンがたまっていきます」と使い方をわかりやすく解説しています。
動画コマースは新しい技術で、触れたことがないユーザーも多いです。それゆえ何も説明がないと、ユーザーが気づかなかったり、操作できない可能性も。
この事例のように、操作の仕方を事前に説明しておくと「せっかく動画コマースを取り入れたのに、ユーザーの多くが操作できなかった」ということを防げます。
【参考】ユーザーが目的の動画を選択しやすい一覧ページ
画像引用:SHIPS
動画そのものの事例ではありませんが、Webサイトに動画を設置する際の参考事例を1つ紹介します。アパレルブランド「SHIPS」のECサイトです。
自社サイトでライブコマース(ライブ配信の動画コマース)を行ったものを動画として残し、後からも視聴できるようになっています。
ポイントは、ユーザーが後から動画を見ようと思った時、目的の動画を選択しやすいこと。
アーカイブ動画の一覧では、それぞれの動画のサムネイル画像にライブ配信した日付と配信内容が簡単に書かれています。
そのため、「三日前の配信を見逃したから見たい」「この春の新商品を説明している動画を見たい」といったユーザーが、見たい動画をすぐに探すことができます。
定期的に配信を行い、一覧ページに動画を残していく場合は、ユーザーが見たい動画を探しやすいことが大事です。「見たい動画がどれかわからないからいいや」と離脱されるのを防ぐため、この事例のように工夫を施しましょう。
動画コマースで成功するためのポイント
ここまで、動画コマースの活用事例を見てきました。では、動画コマースで成功するためのポイントは何なのでしょうか。以下に3点まとめました。
課題を整理する
どのように動画コマースを活用させるかを明確にするため、まずは課題を整理しましょう。
動画コマースを導入する理由を言語化してみてください。
・ECサイトでの売上がのびない
・すでにECサイトで動画を導入しているが、購入に結びつかない
課題を整理したら、次にその原因を深堀しましょう
・ECサイトに流入した人の購入率も悪いが、そもそも流入数も少ない
・動画から商品の魅力が伝わってこない
すると、たとえば以下のような解決策が見えてきます。
・購入率の向上を目指す他に、ECサイトへの流入数を増やす工夫も必要
・動画の内容自体も見直す必要がある
このように、課題に応じて、どのように動画コマースを取り入れるべきか、その方向性が変わってきます。まずは課題を整理することから始めましょう。
短時間で興味を引く
購入につなげるためには、なるべく短時間で商品を気に入ってもらうことが重要です。「興味がない」と思われたらすぐに離脱されてしまうからです。工夫のしかたとしては、ハーブ専門店「enherb」の事例が参考になります。動画に緩急があって尺が短めのため、コンパクトに魅力を伝えられます。
また、動画内のアイコンをタップするタイプの場合は、アイコンを動画の離脱される前の速い段階で表示させることも重要です。
これについてはベイクルーズストアの事例が参考になります。動画開始3秒でアイコンが表示されるため、ユーザーはすぐに「何か普通の動画と違う」と感じます。そのため開始すぐに興味を持ってくれる可能性が高くなります。
このような工夫を行って、商品の購入へと誘導しましょう。
タップして選択できることを明示する
動画コマースを活用しても、そもそも「画面をタップして、気になった商品を選択できる」という機能自体がユーザーに伝わらないと意味がありません。この機能をユーザーがすぐに理解できるように工夫しましょう。
この点については、株式会社ほぼ日の事例が参考になります。
動画の冒頭で操作の仕方を丁寧に解説しているため、不慣れなユーザ―も戸惑わずに操作できます。
このような工夫を行って、ユーザーに親切な動画を制作しましょう。
ライブ配信を動画にする場合の注意点
ここまで、動画コマース全般で成功するためのポイントを説明してきました。
動画コマースでは、ライブ配信を録画して、動画コマースとして活用する場合がとても多いです。この場合は、上で紹介したポイントに加えてさらに注意点があります。
以下でポイントを2つ解説します
目的の動画を選択しやすくする
ユーザーが見たい動画を見つけやすいように工夫しましょう。定期的に配信を行い、そのたびに動画を残していく場合は、この点は特に重要です。動画が増えていくと、ユーザーが見たい動画を見つけにくくなるからです。
工夫のしかたとしては、アパレルブランド「SHIPS」の事例を参考にするとよいでしょう。動画のサムネイルに日付や内容が示されていて、いつの、どんな内容の動画か一目でわかります。
在庫に注意する
ライブ配信で紹介された商品が飛ぶように売れて、あっという間に売り切れてしまうケースがあります。その場合は録画を動画として公開すると、動画経由でもかなりの量が売れると予想されます。
そのため、動画を公開する前に、ライブ配信で人気だった商品は十分な在庫を用意しましょう。
動画コマースでは、特定の商品だけがどんどん売れるという現象がよく起こります。在庫の量に注意して、売上チャンスを逃さないようにしましょう。
ここまで読んで、ただ動画を作るだけではなくて大変そう、と感じた方はぜひ動画幹事にご相談ください。最適な会社をご紹介します。相談料も紹介料もかかりません。
動画コマースを作る際におすすめのプラットフォーム3選
動画コマースの動画は、ただ再生するだけの一般的な動画と異なり「ユーザーが気になる商品を選択し、購入ページへ飛べる」システムを組み込む必要があります。そのため、専用のプラットフォームを使う場合が多いです。
プラットフォームはいくつかありますが、以下でおすすめのプラットフォームを3つ紹介します。
費用 |
特徴 |
|
Tig |
要問い合わせ |
・高精度な追跡技術 |
MIL |
初期費用:10万円 利用料:3万円~/月 |
・動画自体の制作も対応 |
visumo video |
利用料:5万円/月~ |
・SNSとの連携が得意 |
Tig
画像引用:Tig
Tigは、パロニム株式会社のプラットフォームサービスです。
ユーザーデータを分析しやすいのが特徴。たとえば、ユーザーがどの部分をタップしたかを、下のようなヒートマップ(数値が高いと赤系の色で、数値が低いと青系の色で示される図)に落とし込むことができます。
画像引用:文化ファッション大学院大学のYouTubeチャンネル
このデータをもとに、「アイコンが何もない部分がタップされている。動画のデザインがわかりにくかったのかもしれない」などと改善につなげることができます。
MIL
画像引用:MIL
MILは、MIL株式会社のプラットフォームサービスです。
全国30以上の動画制作会社と提携。発注者の解決したい課題・目的に応じて、企画構成から動画素材の準備まで対応しています。「動画制作の知識が無い」「人手が足りず自社では制作できない」という場合も安心して任せられます。
visumo video
画像引用:visumo video
visumo videoは、株式会社visumoのプラットフォームサービスです。
同社はSNSとECサイトをうまく連携させて売上向上につなげるという手法が得意。たとえば、Instagramで行うライブ配信を録画し、動画コマースとして自社のECサイトに掲載するということも可能です。
ここまで読んで、どのツールを選んだらいいかわからない、難しいと感じた方はぜひ動画幹事にご相談ください。最適な会社をご紹介します。
相談料も紹介料もかかりません。
動画コマースの活用事例 まとめ
この記事では、動画コマースの活用事例から、売上アップにつなげるための秘訣を詳しく見てきました。
動画コマースで成功するために重要なポイントは3つです。
・課題を整理する
・短時間で興味を引く
・タップして選択できることを明示すること
この3点を押さえることが大事です。
さらに後半では、ライブ配信を動画にする場合の注意点や、おススメのプラットフォームも紹介しました。
ぜひこの記事でわかったことを活かして、ECサイトの購入率アップにつなげてください。
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