マニュアル動画の制作費用と料金相場|費用を抑える方法も紹介

「マニュアル動画を制作したいが、どのくらい費用がかかるか知りたい」

「少しでも安くマニュアル動画を制作したい」

本記事ではこれらの悩みを解決します。結論からいうと、カメラの台数や動画の種類によって制作費用が変わってきます。この記事を読んで、マニュアル動画の制作費用と料金相場、内訳を知ることで、見積が適正かどうか判断できるでしょう。

マニュアル動画の制作費用を抑える方法も記載しているので、参考にしてください。

なお、マニュアル動画の制作に強い会社の探し方・選び方がわからない!という方は動画幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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目次
  1. 1. マニュアル動画制作の費用と料金相場
    1. 1-1. カメラ1台で固定する場合:5〜15万円
    2. 1-2. さまざまな角度から撮影する場合:10〜30万円
    3. 1-3. 画面キャプチャ動画の場合:10〜30万円
    4. 1-4. 実写動画の場合:30〜200万円
    5. 1-5. 2Dアニメーションの場合:5〜100万円
    6. 1-6. 3Dアニメーションの場合:300万円〜
  2. 2. マニュアル動画制作費用の内訳
    1. 2-1. 企画費
    2. 2-2. 人件費
    3. 2-3. 諸経費
    4. 2-4. ディレクション費用
    5. 2-5. 台本・絵コンテ作成費用
    6. 2-6. 撮影費用
    7. 2-7. 撮影機材費用
    8. 2-8. 編集費用
    9. 2-9. 音響効果費用
    10. 2-10. ナレーション費用
  3. 3. マニュアル動画制作費用を抑える方法
    1. 3-1. 相見積を取る
    2. 3-2. 動画作成の目的やイメージを伝える
    3. 3-3. 自社で素材を用意する
    4. 3-4. 自社スタッフを出演者にする
    5. 3-5. 動画の尺を短くする
    6. 3-6. 補助金を活用する
  4. 4. 【まとめ】マニュアル動画制作の費用について紹介しました

マニュアル動画制作の費用と料金相場

動画制作の費用と料金相場は、以下のとおり、カメラの台数や動画の種類によって変動します。

  • カメラ1台で固定する場合:5〜15万円
  • さまざまな角度から撮影する場合:〜30万円
  • 画面キャプチャ動画の場合:10〜30万円
  • 実写動画の場合:30〜200万円
  • 2Dアニメーションの場合:5〜100万円
  • 3Dアニメーションの場合:300万円〜

社内で展開するか、お客様へ提供するかによって、制作費用に差が出る可能性もあります。例えば社内向けなら、シンプルなマニュアル動画でも問題ないでしょう。

カメラ1台で固定する場合:5〜15万円

カメラ1台で固定する場合の相場

制作期間

発注先

5〜15万円程度

2週間

フリーランス

中小企業


カメラ1台を固定して撮影する場合は、5〜15万円かかります。予備校や塾の授業のように、担当者が身振り手振りで解説するイメージです。

簡単な字幕やナレーションも入れられます。編集の必要がないシンプルな動画にしたり、動画の尺を短くしたりすることで費用を抑えられます。

マニュアル動画に強い制作会社の実績を事前に確認すれば、完成後のミスマッチを避けられるでしょう。

関連記事:動画マニュアルの作り方を徹底解説!コツ・参考事例も全てご紹介

さまざまな角度から撮影する場合:10〜30万円

さまざまな角度から撮影する場合

制作期間

発注先

10〜30万円程度

1ヶ月

フリーランス

中小企業


カメラを固定しなかったり、編集作業がたくさんあったりすると、10〜30万円ほどかかります。さまざまな角度から業務の流れを撮影し、つなぎあわせて作るイメージです。

例えば、カメラマンが動きながら撮影するなら人件費が発生します。字幕やナレーション以外にグラフを挿入すれば、編集費用がかかるでしょう。

撮影と編集に工数をかけているので、より視聴者に伝わりやすいマニュアル動画を実現しやすいです。

画面キャプチャ動画の場合:10〜30万円

画面キャプチャ動画の場合

特徴

10〜30万円程度

パソコンやスマホの画面を表示したまま撮影して、

制作する動画のこと

画像キャプチャ動画とは、パソコンやスマホの画面を表示したまま撮影して、制作する動画のこと。例えば、パソコンでしか操作できないシステムなどを解説する時に向いています。

撮影は自社で行い、編集は外注先に任せるという方法も可能です。編集工程が少ないので、10〜30万円と、他の動画と比べてリーズナブルな価格で制作できます。

実写動画の場合:30〜200万円

実写動画の場合

特徴

30〜200万円程度

実際に撮影した映像を編集して制作する動画のこと


実写動画とは、実際に撮影した映像を編集して制作する動画のこと。撮影期間が長くなったり、さまざまな角度から撮影したりするので、30〜200万円程度費用がかかります。

角度を変えて撮影するので、正面からではわかりにくいような動作も視聴者が理解しやすいです。言葉だけでは伝えるのが難しい工程を説明するときに向いています。

2Dアニメーションの場合:5〜100万円

2Dアニメーションの場合

特徴

5〜100万円程度

2Dキャラクターやイラストを用いて制作する動画のこと

2Dアニメーションとは、2Dキャラクターやイラストを用いて制作する動画のこと。基本的には手書き、またはイラストソフトを使って作成します。

2Dアニメーションを使うことで、実写では再現できないような表現が可能。例えば、無形商材の利用イメージやメリットを提案する際に向いています。

キャラクター制作にこだわった場合、費用が高くなるので気をつけましょう。キャラクターの数やアニメーションの動きが複雑な場合は、100万円以上かかることもあります。

3Dアニメーションの場合:300万円〜

3Dアニメーションの場合

特徴

300万円〜

3Dキャラクターや背景を動かして制作する動画のこと

3Dアニメーションとは3Dキャラクターや背景を動かして制作する動画のこと。主に3DCGソフトを用いて制作します。

2Dアニメーションより、さらにリアルな表現が可能です。2Dアニメーションと同様に、キャラクターの数やアニメーションの動きが複雑な場合は、300万円以上かかります。

例えば医療系マニュアルを作成する際、人体の内部や手術の様子を実写にすると生々しくて
ユーザーが視聴しにくいかもしれません。

人体の内部や手術の様子を3DCGにすることで、視聴ハードルを下げられるでしょう。

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マニュアル動画制作費用の内訳

マニュアル動画を制作する際、さまざまな費用がかかります。本章では、その内訳を紹介します。

マニュアル動画制作費用の内訳

費用相場

企画費

5〜70万円程度

人件費

50〜200万円程度

諸経費

10〜50万円程度

ディレクション費用

10〜100万円程度

台本・絵コンテ作成費用

5〜30万円程度

撮影費用

50〜200万円程度

撮影機材費用

1〜20万円程度

編集費用

10〜50万円程度

音響効果費用

〜15万円程度

ナレーション費用

3〜10万円程度

企画費

企画費とは、マニュアル動画の企画・構成・台本作成・プランナーやプロデューサーの人件費までが含まれた費用を指します。企画費の相場は5〜70万円程度です。

動画の対象者や構成などを話し合い、動画の方向性を定めるのが目的です。打ち合わせを何度か行うと人件費がかかるので、費用が高くなります。

企画費を抑えたい方はテンプレートを活用しましょう。テンプレートを用いると、シナリオを準備しなくて良くなります。大幅にコストを削減できるので、制作会社にテンプレートで作成できないか問い合わせてみてください。

人件費

人件費とは、動画・撮影・編集・納品にかかる費用を指します。撮影・編集スタッフの人数や技術力、動画の撮影期間によって価格は変動します。

動画の内容や制作期間にもよりますが、相場は50〜200万円程度です。人件費を抑える方法として、以下が挙げられます。

  • 素材を自社で用意する
  • 動画の尺を短くする
  • 補助金を活用する

見積を取った際に人件費が高ければ、これらを検討してみてください。

諸経費

諸経費とは、動画制作に必要な機材・場所のレンタル代、素材費、交通費などをあわせた費用のこと。動画の長さや内容によって費用は異なりますが、一般的には10〜50万円程度かかります。人件費同様、費用を抑える方法として以下が挙げられます。

  • 素材を自社で用意する
  • 自社で撮影する
  • 動画の尺を短くする
  • 補助金を活用する

ディレクション費用

ディレクション費用とは、マニュアル動画の企画構成やディレクションをする際にかかる費用のこと。動画制作会社のプロデューサーやディレクターなどに支払われます。

動画の企画から構成・撮影・編集・納品までを監督するのがプロデューサーたちの仕事です。

クオリティの高い動画を制作するためには、その分費用が発生します。相場は10〜100万円程度が一般的です。

台本・絵コンテ作成費用

台本作成費用とは、動画のストーリーやセリフを記載した台本制作にかかる費用のこと。絵コンテ作成費用とは、台本に沿って動画の流れや画面の構成を書いたコンテを作るのに必要な費用です。料金相場は5〜30万円程度。

台本・絵コンテ制作費用を抑えるには、打ち合わせで動画の目的や完成イメージを明確に伝えることが大切です。イメージが制作会社と共有できていれば、台本や絵コンテの修正回数が減り、コストを抑えられます。

撮影費用

撮影費用は、動画撮影に発生する費用です。撮影機材、場所のレンタル代や現地の下見で発生する人件費が含まれることもあります。料金相場は50〜200万円程度。

撮影費用は会社によって異なります。複数企業から見積を取るときは相場内に収まっているか確認してください。

もし相場より高い場合は、詳細を確認した方が良いでしょう。例えばドローンを使用している場合は、より費用が嵩みます。

撮影機材費用

撮影機材費用とは、動画撮影に使われるカメラや照明などを指します。料金相場1〜20万円程度。シンプルな動画の場合は、撮影機材費用があまりかかりません。

しかし、ドローンなどを用いる場合は高額な費用が発生します。見積した際に撮影機材費用が20万円以上発生する場合は、内訳を確認した方が良いでしょう。

編集費用

編集費用とは、撮影した映像を編集して動画にするときにかかる費用のことです。例えば、以下の作業が該当します。

  • 動画内の無駄な部分をカットしつなぎあわせる
  • 補足が必要な場合にテロップを挿入する
  • 冒頭にタイトルを入れる

動画の長さや内容、編集作業の難易度によって価格は変動します。料金相場は10〜50万円程度ですが、シンプルなマニュアル動画にすることで費用を抑えられるでしょう。

音響効果費用

マニュアル動画にBGMなどの音を挿入したい場合は、音響効果費用が発生します。BGMを挿入するだけなら3万円以下で対応可能なケースが多いです。無料で音源を利用できるサービスを使えば、ほとんど費用はかかりません。

もし音声調整や編集が必要な場合は、MA費用が発生します。MA(音入れ作業)が必要な場合、スタジオを借りることも。その費用もあわさるので、3〜15万円程度かかります。

ナレーション費用

ナレーション費用とは、動画にナレーションを挿入する際にかかる費用です。ナレーターの声質や経験年数、収録スタジオの利用料で価格が変動します。料金相場は3〜10万円程度が一般的です。

ナレーションでなく字幕で済ませられる場合は、よりマニュアル動画制作費用を抑えられます。

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マニュアル動画制作費用を抑える方法

少しでもマニュアル動画の制作費用を抑えたい場合は、以下の6つを実践してみましょう。

  • 相見積を取る
  • 動画作成の目的やイメージを伝える
  • 自社で素材を用意する
  • 自社スタッフを出演者にする
  • 動画の尺を短くする
  • 補助金を活用する


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相見積を取る

企画費・人件費・撮影費は企業によって異なります。自社の予算にあう動画制作会社を見つけるためにも、複数企業から見積を取ってください。

マニュアル動画制作費用にかかる相場を知っておけば、見積の価格が適正か判断できます。より正確な見積をもらうために、以下を伝えておくと良いでしょう。

  • 制作本数の目安
  • 1本あたりの撮影時間
  • こだわりたい部分

テキストでうまく伝えられない場合は企業ホームページの事例の中から、イメージと近いものを伝えましょう。

動画作成の目的やイメージを伝える

マニュアル動画を作成することは決まったものの、具体的なイメージは思いついていない方もいるでしょう。

動画撮影の目的やイメージが明確化されてないと、修正が発生してしまい、余分に費用がかかる可能性があります。

もし、マニュアル動画のイメージが定まっていない場合は、制作会社と打ち合わせるときにその旨を伝えましょう。ふんわりしたアイデアが具体的に固まるよう、担当者が提案してくれるはずです。

自社で素材を用意する

制作会社がイチから素材を用意する場合、費用が高額になりやすいです。例えば2Dキャラクターを作成するなら5〜100万円以上かかります。

自社で素材を用意することで、マニュアル動画の制作費用を抑えられるでしょう。自社スタッフにナレーションを任せるなどの手段もあります。もしフリー素材を活用する場合は、商用利用が可能か確認してください。

自社スタッフを出演者にする

人件費を抑えるために、自社スタッフを出演者にすることも可能です。ただし自社スタッフが退職してしまった場合は、その動画が利用できなくなるかもしれません。

また、自社スタッフは未経験者なので、プロと比べると何度も撮影し直さなければいけないことも。

それらを踏まえたうえで、自社スタッフをマニュアル動画の撮影に出演させるか考えましょう。

動画の尺を短くする

動画の撮影時間が長いほど、人件費や編集費が高くなります。そのため、初めてマニュアル動画を作成するなら動画の尺は短くすることをおすすめします。

例えば30分の動画を1本作るよりも、5分の動画を作った方が編集しやすいです。30分の動画を分割して作成すれば、複数の編集スタッフで担当できます。

長時間のマニュアル動画を作成する予定なら、動画の尺を短くできないか検討してみてください。

補助金を活用する

マニュアル動画を作成する場合は、撮影期間などによって高額費用が発生する可能性があります。もし少しでもマニュアル動画の制作費用を抑えたいなら、補助金を活用するのも手です。

国や地方自治体が補助金を用意しているので、自社で利用できるか確認してみてください。動画制作会社と契約する前に申請が必要です。事前に補助金の情報を調べてみましょう。

補助金名

補助金額

補助率

対象動画

小規模事業者持続化補助金

50〜200万円

2/3

新商品・サービス促進用PR動画など


※社内マニュアル動画は対象外

事業再構築補助金

〜7,000万円

中小企業:2/3

中堅企業:1/2

企業広告動画など

地方自治体の補助金

各自治体によって異なる


補助金の詳細を知りたい方は「動画制作の補助金を解説!PR、ブランディング、採用の推進に活用【2024年最新版】」をご確認ください。

【まとめ】マニュアル動画制作の費用について紹介しました

本記事では、マニュアル動画制作費用の料金相場と内訳・動画制作費用を抑える方法を紹介しました。撮影期間や編集工程をカットすることで、制作費用を抑えることができます。また相見積を取ったり、自社で素材を用意したりすることで、制作費用をより削減できます。

場合によって、補助金が使える可能性もあるので確認してみましょう。
なお、マニュアル動画の制作に強い会社の探し方・選び方がわからない!という方は動画幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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