- 更新日 2024.09.01
- カテゴリー 動画制作の事例
動画付きランディングページ(LP)の事例や効果を徹底解説【2024年9月最新版】
「ランディングページに動画を入れようと思っている」
「動画付きランディングページにはどのような効果があるのか知りたい」
「動画付きランディングページの具体的な事例も知りたい」
さまざまな業界で動画が活用されているいま。商品やサービスの紹介を目的に「ランディングページ」に動画を取り入れる企業が増えています。インターネット上における「企業の看板」ともいえるランディングページ。このランディングページに動画を掲載することは、ユーザーの購買意欲アップにもつながります。
そこで本記事では、動画付きランディングページの事例や効果を紹介。その他にも注意点や費用についてもお伝えしています。ぜひ、自社の動画制作の参考にしてください。
※なお、動画の制作会社の探し方・選び方がわからない!という方はお気軽にご相談ください。あなたの目的・予算にあった最適な制作会社を「人力で」マッチングします。
動画付きランディングページLPの効果とメリット
まずは動画付きランディングページの効果とメリットを見ていきましょう。
動画LPの効果
ランディングページに動画を付け加えると、以下のような効果が期待できます。
1.ページの質が高まる
2.ユーザーからの注目を引きやすくなる
動画を付け加えることでページの質が高まります。視覚や聴覚を通してさまざまな情報を伝えられるため、ユーザーの満足度も高まります。
そして、動画付きランディングページには映像や音声を入れることができます。静止画に比べ、動きのある映像はテキストだけのページよりもユーザーから注目されやすくなるのです。
動画LPのメリット
動画付きランディングページには、以下のメリットがあります。
1.多くの情報を伝えられる
2.テキストよりも情報インプットの負担が少ない
3.ユーザーの理解度が深まる
動画ではユーザーの視覚や聴覚も刺激できるため、映像やナレーションを介してさまざまな情報を伝えられます。また映像によって情報を伝えることで、テキストを読むストレスも軽減。
文章や写真だけでは伝わらない「音」や「動き」といった情報が加わることでユーザーの商品理解度が深まり、最終的に購買意欲アップにもつながります。
動画LPのデメリット
ただし、動画付きランディングページには、以下のデメリットがあります。
1.情報量が多くなりすぎることがある
2.ページの表示速度が遅くなる
テキストに加えて動画を掲載すると情報量が多すぎてノイズになり、ユーザーが疲れて離脱してしまうケースもあります。
またページの表示速度が遅くなるデメリットも懸念点のひとつ。動画はデータ容量を使うため、ユーザー側の接続環境によっては再生までに時間がかかってしまいます。
ページの表示が遅いと、ランディングページを見てもらう前に離脱されるリスクも考えられます。そのため動画を長くしすぎないなどの工夫が必要です。
動画を活用したランディングページの参考事例
それでは早速、動画を活用したランディングページの事例を見ていきましょう。
おいしいおみそ汁の作り方【マルコメ株式会社】
参照:https://www.marukome.co.jp/recipe/misosoup/
みそ汁の製造販売を手掛けるマルコメ株式会社のランディングページです。直接、購入を促すのではなく、「おいしいおみそ汁の作り方」というタイトルで、エプロンをした女性が淡々と味噌汁を作っていく動画を掲載。
LPをクリックすると、すぐに動画が始まり、美味しそうな料理と楽しげな女性の動きが注目を引きます。
ポップなBGMやカメラアングルの切り返しが秀逸で、まるでドラマの1シーンのような動画。つい味噌汁が食べたくなる効果があり、間接的に企業へのイメージ喚起、購入喚起を促します。
車いすの動きを自動再生【WHILL】
参照:https://whill.inc/jp/features
車いすの生産・販売している「WHILL」のランディングページです。WHILLの車いすは「高い機能性と美しいデザイン」が特長で、ページでは実際に車いすが動いている動画を公開。最初は写真とテキストの説明から入り、少し下にスクロールすると、車椅子に乗る女性の映像が始まります。
すぐ下には、シートスライド機能や手元のコントローラーなど、詳しいデモ動画も設置。動画を使って丁寧に商品を紹介することで、視聴者の商品理解度を深める工夫をしています。
令和2年度警視庁採用サイト【警視庁】
参照:https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/saiyo/2020/
警視庁のランディングページです。採用サイトとなっており、「ここにしかないドラマがある。」というコピーのもと警視庁の現場を動画で紹介。
LPをクリックしたファーストビューと、スクロールした最下部に映像を設置し、インパクトを与え、視聴者を引き込む効果を演出しています。
水中の捜索、バイクでの出動など警視庁の業務がコンパクトにまとまっているため、受験希望者の「どんな仕事があるのか」といった疑問の解決や、「警視庁で働きたい!」といった気持ちを加速させるランディングページといえます。
宿の「おもむき」を表現【古民家宿るうふ】
参照:https://loof-inn.com/about-loof/
築100年の古民家を改修して宿にとなった「古民家宿るうふ」のランディングページです。ファーストビューに動画を設置し、縁側でゆったりと過ごしたり、庭で焚火をしたりと、宿でできる体験を紹介しています。
キャッチコピーは「時を超える宿」。ページを見ると、まるで昔にタイムスリップしたかのような「宿のおもむき」を感じられます。動画を通して視聴者にやすらぎを与えることで、宿の予約につなげている事例です。
テキストの背景に動画を入れる【三井住友銀行】
参照:https://www.smbc-freshers.com/
三井住友銀行の人材採用のランディングページです。ページを開くと「いい子になるな、いい個になれ」というコピーが目の前に出現。その後ろには社員のチャレンジングな言葉が並んでいます。
またページの「CONCEPT MOVIE」をクリックすると、社員のインタビュー動画にリンク。
社員の想いやストーリーを紹介することで、受験希望者へのモチベーション向上につなげている事例です。
職人がパンをこねる風景を動画に【タイムワープ株式会社】
タイムワープ株式会社が提供する「MOOJUU BREAD(モージューブレッド)」のランディングページです。ページ内では、有名シェフがパンを作る動画を公開。また動画とともにテキストでもモージューブレッドの魅力を伝えています。
商品ができあがるまでのストーリーを紹介することで、視聴者に共感を与えている事例です。
阿蘇の自然や館内をスライドショーで表現【黒川温泉 奥の湯】
熊本県阿蘇にある「黒川温泉 奥の湯」のランディングページです。同ページでは、背景に埋め込むようなかたちで動画を公開。
阿蘇の自然や温泉周辺の景色がスライドショー形式で紹介されています。
また動画には音声や字幕が入っておらず、映像以外の情報をカット。そうすることで、視聴者に対して「黒川温泉のゆったりとした雰囲気」をダイレクトに伝えています。
通勤や家族との時間など「働く人の1日」を再現【小柳建設株式会社】
参照:https://n-oyanagi.com/holostruction/
小柳建設株式会社のランディングページです。「いい仕事は、家族との時間もつくる。」というコピーの後ろに動画を埋め込んでいます。
動画は「働く人の1日」にフォーカスした内容になっており、通勤風景や家族との時間などが映画の1シーン風にまとめられています。視聴者が同社に入社したときの1日のスケジュールを掴みやすくしている事例です。
動画をLPに活用する際の注意点
続いて、動画をLPに活用する際の3つの注意点をお伝えします。
1. 設置する位置に注意
動画はページの上部に設置するのがオススメです。最後に動画を紹介するよりも、ファーストビュー付近に動画があった方が、クリック率が高まります。なぜならファーストビューで動画が自動再生されることで、視聴者の目を引きつけるほどの「インパクト」を与えられるからです。
動画でインパクトを与えることで、視聴者が「もっと詳しくページを見てみよう」という気持ちになり、結果的にクリック率が高まります。またデバイス(パソコン・スマートフォン)によって表示範囲が異なるため、動画の設置場所は入念に確認しておきましょう。
2. 動画の時間(尺)は1分程度
ランディングページに掲載する動画は1分程度のものにしましょう。動画が長いとユーザーが飽きて離脱する可能性があります。情報を入れすぎるとかえって逆効果になるため、1分程度にまとめましょう。
そして、とくに「最初の5秒」が重要です。カメラアングルやキャッチコピーを意識するなど、ユーザーに「この動画おもしろそう」と思ってもらえるような工夫をしましょう。ファーストインプレッションが良いと最後まで動画を見てもらえます。
3. ユーザーの閲覧環境に気をつける
ユーザーが動画を「スマートフォンで閲覧しているのか」「パソコンで閲覧しているのか」で伝わり方も大きく変わります。スマートフォンでも見えるように映像や字幕をシンプルにする、字幕のサイズを大きくするなど、端末のサイズや表示方法を考えながら動画を作りましょう。
また、Wi-Fi環境も重要です。YouTubeであれば144p、240p、360pから1080pなど、ユーザーは動画の画質を選択可能。しかしWi-Fi環境が悪いと144p、240pでないとスムーズに再生されないため、低画質でもテロップや映像が理解できるように工夫することが大切です。
LP用のサービス紹介動画を作る際の費用の目安
最後に、LP用の動画の相場をお伝えします。ランディングページ用のサービス紹介動画の費用は、安いものから高いものまでさまざまです。大まかな価格帯と特徴は以下の通りです。
◎実写動画の場合
価格帯 |
特徴 |
制作期間 |
---|---|---|
10〜30万円 |
コスト最優先 |
1ヵ月 |
30〜80万円 |
分かりやすい表現が入る |
1〜1.5ヵ月 |
80〜200万円 |
役者を入れて作成 |
1.5〜2ヵ月 |
200万円以上 |
テレビCMのような本格的な内容 |
3ヵ月以上 |
◎アニメーション動画の場合
価格帯 |
特徴 |
制作期間 |
---|---|---|
10〜30万円 |
既存のイラストの 組み合わせ |
1ヵ月 |
30〜100万円 |
オリジナルイラスト × 簡易アニメーション |
1〜1.5ヵ月 |
100〜200万円 |
オリジナルイラスト × リッチな動きにする |
1.5〜2ヵ月 |
200万円以上 |
フレームバイフレーム (テレビや映画レベル) |
3ヵ月以上 |
実写もアニメーションも、「とにかくコストを抑えたい」という場合は10万円から動画を発注できます。ある程度クオリティの担保された動画を発注する場合は、最低でも30万円程度は見ておくのが良いでしょう。
料金相場の詳しい内訳や、費用を抑える方法については以下の記事をご参考ください。
【関連】商品・サービス紹介動画の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】
コンバージョンを上げる動画LPまとめ
本記事では、動画付きランディングページの事例や効果、注意点、費用についてお伝えしてきました。動画制作の費用については、「どれくらいのクオリティにするのか」「誰に依頼するのか」によって大きく変動します。
動画制作にあたっては、ユーザーが最後まで見られるような1分程度のもの、ユーザーの閲覧環境に配慮するといったことを意識しながら進めましょう。
本記事でご紹介した内容を参考にしていただき、ぜひ自社の動画付きランディングページ制作にお役立てください。
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この記事を書いた人
三浦 麗市
専門分野: SEO、ライティング
Webライター。大学在学中よりSEOライティングを学び後にフリーランスとして独立。また並行して飲食店も経営しています。仕事のモットーは「顧客第一主義」