- 更新日 2025.06.01
- カテゴリー 動画制作の事例
自治体PR/地域PR動画の成功事例17選!町おこしに活用したい事例を大公開【2025年最新版】
最近はさまざまな業界で動画が活用されており、地域活性化事業においても、地元の観光スポットやグルメをうまく映像化して、魅力をわかりやすく伝える自治体・地域もあります。
「町おこしのために動画制作を検討している」
「地域PR動画の活用事例を知りたい」
「業界特有の動画制作のポイントもあれば知りたい」
本記事では動画制作を検討されている方に、自治体・地域PRにおける動画活用事例についてお伝えします。また後半には、動画制作におけるポイントもお伝えしています。ぜひ、自社の動画活用の参考にしてください。
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自治体や企業による地域PR動画の活用事例
はじめに、自治体や企業による地域PR動画の活用事例をご紹介します。「観光」「地域活性・地方創生」「Iターン・Uターン」の3つのカテゴリーに分けて紹介するので、動画制作の目的に合わせて参考にしてください。
観光
女性が一人でも訪れたくなる観光動画【郡山市】
動画時間:2分4秒
福島県郡山市の動画活用事例です。郡山市の歴史的な観光スポットや温泉地を、観光客らしき女性が楽しそうに散策。高画質な映像によって、郡山市の魅力が存分に伝わる内容となっています。
動画の最後に、各スポットの住所や電話番号などの詳細も紹介しており、観光客がすぐに問い合わせられるよう配慮されているのも特徴的です。
姫島の七不思議とともに観光地を紹介【姫島村】
動画時間:3分33秒
大分県姫島村の動画活用事例です。姫島村の七不思議と称される観光スポットを、一人旅の女性とともに散策している感覚が楽しめる動画で、視聴者を飽きさせない工夫が凝らされています。
最先端のリモートワークが満喫できる「姫島ITアイランド」としても打ち出しており、動画の尺いっぱいに姫島村の魅力が詰め込まれた内容となっています。
観光スポットの秋景色を魅力的に紹介【諏訪市】
動画時間:3分25秒
長野県諏訪市の動画活用事例です。秋の美しい風景の中、諏訪湖の雄大な景色をはじめ、立石公園からの絶景、歴史を感じさせる高島城などが紹介されています。
古くから人々の信仰を集めてきた諏訪大社や、雄大な自然が広がる霧ヶ峰高原の様子も収録。四季折々の表情を見せる諏訪ですが、この動画では特に色鮮やかな紅葉が印象的です。高画質カメラで丁寧に撮影された映像は、まるで実際に諏訪を旅しているかのような臨場感を与えてくれます。
サイクリングに出かけたくなる観光動画【庄原市】
動画時間:3分25秒
広島県庄原市の動画活用事例です。ドローンによる空撮を効果的に使用し、比和町三河内の棚田や帝釈峡の雄大な自然をダイナミックに捉えています。アップルロードでの爽快なサイクリングシーンや、東城市街地の風情ある街並みなど、様々な視点から庄原の魅力を紹介しています。
また、グリーンフィールド西城のような立ち寄りスポットも紹介することで、サイクリングの楽しさをより具体的にアピール。美しい映像と心地よい音楽が、視聴者に旅への期待感を抱かせるような構成となっています。
映像と音楽の調和が美しい観光PR動画【滑川市】
動画時間:2分56秒
この動画は、富山県滑川市の魅力を伝える観光プロモーションビデオです。美しい風景の映像を多用し、滑川市の自然と街並みの魅力を効果的に紹介。主人公の女性が滑川市の観光スポットを巡る様子を通して、視聴者は旅をしているような気分を味わえます。
新鮮な地元産の食材が手に入る「滑川ひかる市」や、歴史的な街並みが残る「Nanahachi」などのスポットが紹介されています。BGMには、穏やかで優しい音楽を使用し、映像と音楽が調和することで、視聴者に心地よい印象を与えているのも特徴です。
外国人視点での観光PR動画【群馬県】
動画時間:3分29秒
群馬県のインバウンド向け観光PR動画です。日本の原風景を感じさせる美しい自然、心身を癒す温泉文化、地元の食材を活かした食体験など、外国人観光客が興味を持つであろう要素を凝縮して紹介しています。
アクティビティとして湖でのカヌー体験を織り交ぜ、温泉街の情緒ある風景や、実際に温泉を楽しむ様子を映し出すことで、日本の文化に触れる旅への期待感を高めているのも特徴です。言葉が分からなくても視覚的に楽しめるよう、美しい映像を主体とし、地域に根付く文化の魅力もさりげなく伝えています。
観光地の自然を美しい映像で表現【高知県】
動画時間:1分58秒
高知県の豊かな自然と文化を、美しい映像で凝縮した観光PR作品です。ダイナミックな滝や神秘的なプール、穏やかな川の流れといった絶景に加え、歴史的な神社や紙漉き体験、活気あるナイトマーケットなど、多様な魅力を紹介。
ビーチヨガやサイクリングといったアクティビティ、温泉や伝統旅館での体験を通して、高知の自然と文化を満喫する旅を提案しています。美しい映像を通して、高知の魅力を効果的に伝えている好例です。
地域活性・地方創生
地方創生プロジェクト|学校再編PR動画【福島県】
動画時間:1分38秒
福島県の地方創生プロジェクトの一環として制作された、学校再編PR動画です。少子高齢化により入学者数に悩む聖光学院で撮影され、生徒たちが在籍する各学科・コースを、実際の授業風景と交えて紹介しています。
最先端のIT技術・ロボット工学や、部活動に熱中する生徒たちの様子も紹介しており、過疎化が進む自治体にとって参考となる動画に仕上がっています。
ドローン空撮で美しい公園を表現【久留米市荒木町】
動画時間:2分25秒
久留米市荒木町の制作事例で、鷲塚公園の桜を空から捉えた美しい映像が特徴です。ドローンによる空撮を多用し、公園全体の壮大な景色や、桜並木の雄大さをダイナミックに表現。桜の花のクローズアップ映像も効果的に使用することで、桜の繊細な美しさも伝えています。
また、公園で桜を楽しむ人々の様子を映し出すことで、賑やかなお花見の雰囲気を演出し、視聴者に公園への訪問を促進。最後に「サクラの季節にお越しください」というメッセージを表示し、来園を呼びかけているのも印象的です。
インタビュー形式で特産品の魅力を紹介【広島県】
動画時間:1分15秒
広島県のJAひろしまをPRする動画制作事例です。広島牛の特徴をインタビュー形式でわかりやすく伝えているのが特徴で、広島が1,000年以上前から和牛の産地であることをアピールしています。また、和牛のオリンピックでの成績や、徹底した生産・品質管理についても触れ、広島牛の魅力が存分に伝わる動画に仕上がっています。
ドキュメンタリー風の美しい映像作品【白鷹町】
動画時間:18分18秒
山形県白鷹町の動画活用事例です。写真家、中川正子さんが雪解けを待つ白鷹町で、多様な女性たちと出会う様子を記録したドキュメンタリー風の映像作品に仕上がっています。
現代の「イザベラ・バード」のような生き方をする女性たちに焦点を当て、トマト農家や学芸員、和紙職人など、様々な分野で活躍する女性たちの姿を紹介。彼女たちの言葉を通して、白鷹町の自然美や人々の温かさ、優しさを伝えています。
企業誘致を目的としたPR動画【小坂町】
動画時間:5分54秒
この動画は、秋田県小坂町の企業誘致を目的としたPR映像です。小坂町の豊かな自然や歴史、地域の人々の魅力を紹介しています。ドローンによる空撮で十和田湖などの自然美を捉え、鉱山事務所や康楽館といった歴史的な観光施設も紹介することで、町の魅力を多角的に表現。
東京から地域おこし協力隊として移住した人物の視点を通して、小坂町の人々の温かさを強調しているのも特徴です。企業誘致のメリットとして、充実した支援体制、格安で利用できるオフィス、創業支援や移住定住への補助金制度などを具体的に紹介し、小坂町長からのメッセージで締めくくられています。
Iターン・Uターン募集
多様な働き方と自然との調和を表現【すさみ町】
動画時間:1分44秒
和歌山県すさみ町のPR動画です。多様な働き方、豊かな自然、温かい人々との繋がりといったテーマを織り交ぜながら、町の魅力を多角的に表現。美しい海や山々の風景、そこで生きる人々の笑顔を丁寧に捉え、すさみ町の穏やかで温かい雰囲気を伝えています。
動画に登場する人々は、それぞれの場所で自分らしい働き方を実現しており、その生き生きとした姿を通して、すさみ町が多様なライフスタイルを受け入れる土壌があることを示唆しています。また、地域の人々との交流や、自然の中での活動を通じて得られる充実感が、視聴者の共感を呼ぶように構成されているのも特徴です。
定住のメリットを惜しげもなく紹介「福山らいふ」【福山市】
動画時間:13分15秒
広島県福山市のPR動画です。風情ある街並み・アクセスの利便性・子育て環境・医療体制の充実など「福山市に定住するメリット」を紹介しています。
これまでに紹介してきた動画と比べると尺長めですが、視聴者に定住のイメージが伝わるくらい詳細が描かれています。13分間で人口から交通アクセス、病院数、待機児童ゼロなど定住のメリットを羅列しているため、1つの動画で、視聴者に対して1から10まで伝えられるのがポイントです。
こんなところ大嫌い!を逆手にとった「大村市PR動画」【大村市】
動画時間:2分20秒
長崎県大村市のPR動画です。大村市の魅力を伝えながらも、「大村市なんて大嫌い」というフレーズで視聴者を引きつける内容になっています。
大嫌いと言いつつ、故郷から離れることを悲しむ主人公。「私の心を離さない 大村市」というキャッチコピーで同市への移住・定住をさりげなく促しています。「街の良いところ」と「大嫌い」という逆説的な表現をしている点は、動画制作においても大いに参考になるでしょう。
フランス人が日本の町を紹介!?移住促進ムービー「ンダモシタン小林」【小林市】
動画時間:1分45秒
宮崎県小林市のPR動画です。フランス人の男性が「小林市の不思議」をフランス人の視点から語っていく内容になっています。
フランス語で解説しているように聞こえますが、実は方言である「西諸弁」で街の魅力を訴求。動画の最後にネタばらしすることで、視聴者がもう一度動画を見たくなるような工夫をしています。
謝りながらも魅力を発信「スミマセンとちぎ」【栃木県】
動画時間:1分19秒
栃木県のPR動画活用事例です。タイトルにあるように、「都会と田舎のいいとこ取りでスミマセン」「餃子が有名すぎちゃってスミマセン」と、謙遜しつつも栃木の魅力を全面に押し出し訴求。
東京からのアクセスが良いことや人懐っこい県民性など、「栃木が移住者・定住者にとって住みやすい県」であることも伝え、最後に「住みません?」と視聴者に質問を投げかけることで、記憶の定着を促しています。
※自治体・地域PR動画で失敗したくない!という方はこちらも参考にしてください
自治体のPR動画における6つの失敗例|成功に導くポイントも紹介
自治体・地域PR動画の活用シーン
続いて、自治体の地域PR動画の活用シーンについてお伝えします。
地域の活性化
自治体・地域のPR動画の多くは、その地域を活性化させるための「プロモーション」として活用されています。地域の観光スポットや文化、グルメなど、地方ならではの魅力をアピールする自治体が多いです。
例えば「サーフタウン」として有名な宮崎県日向市では、サーフィンにまつわるストーリー性のあるPR動画を発信。日向市=サーフィンを印象付けています。
訪日インバウンド施策
昨今、外国人観光客が増えていることから、「訪日インバウンド施策」の一環としてPR動画を活用する自治体も多いです。また動画媒体として「YouTube」を使うことで、世界中にその地域の魅力をPRすることができます。
例えば宮崎県小林市では、フランス人を主演にPR動画を制作。「フランス人から見た小林市の魅力」を発信しています。
自治体・地域PR動画制作のメリット
次にPR動画を作るメリットを3つ紹介します。動画を制作しようか迷っている方や社内でプレゼンする企画書を作る方は、ぜひ参考にしてください。
短時間で多くの情報をPRできる
動く映像と音でイメージを伝えられる動画は、わずか1分間でWebページ約3,600ページ分と同等の情報量を誇るといわれています。膨大な情報を伝えられる動画なら、PRしたい情報を短時間で伝えることができます。
文章や画像だけでは受け手の想像が必要なため、認識の違いが生まれやすくなります。商品・サービスの使用方法など、動きを伴う具体的なイメージを与えられることが動画の最大のポイント。例えば、ギターやピアノなどの楽器のPR動画であれば、テキストや写真よりも音が伝わる動画のほうが適切です。
PRしたい内容を正確に伝えるためにも、動画を利用することは効果的と言えるでしょう。
場所や時間の制約がない
先述したスマートフォンなどの普及に伴い、場所や時間にとらわれることなく、動画の視聴が可能になりました。例えば、店舗に来た人しか見ることができなかった実演販売を動画で配信することで、来店できない人にも商品の魅力をPRすることができます。
外国人の訪日観光を目的としたインバウンド動画もYouTubeなどいアップすることで外国にも届けられます。
また、いつでも視聴できるため、店舗や会社などの営業時間に縛られずにPRが可能になります。今までアプローチできていなかったお客様にPRできることは大きな魅力です。
SNSとの相性が良い
PR動画はSNSとの相性が良いです。なぜならPR動画は魅力を伝えるものだから。企業・商品・自治体の魅力が伝わった人は、その魅力を多くの人に伝えたい、おすすめしたいと考えます。その結果、SNSを使ってPR動画の拡散をしてくれます。
親しい友人や知り合いからおすすめされることで、その情報に対する信頼や期待が高まり安く、効果的なPRにつながります。PR動画を制作する際は、SNSとの連携を活かすようにしましょう。
PR動画のメリットや作り方のコツについて詳しく知りたい方は「PR動画のメリットや作り方のコツとは?」を参考にしてください。
自治体・地域PR動画を制作する際のポイント
最後に、自治体・地域PR動画を制作する際に押さえておきたい3つのポイントをお伝えします。
目的を明確にする
動画を制作する際には、まず目的を明確にすることが重要です。自治体・地域をPRする目的は「観光客を増やしたいのか?」「Iターン・Uターンなどの移住者を増やしたいのか?」など。
- 観光客を増やす→地域の魅力を訴求(観光スポットからグルメまで幅広く)
- 移住者を不安→住みやすさを訴求(アクセスや子育て環境など定住のメリットを)
目的があいまいなまま動画制作をすると、「ただの地域紹介動画」になってしまい、期待する効果が得られなくなってしまうので注意が必要です。
地域の特徴を取り入れる
PR動画を作成する際は、地域ならではの特徴を取り入れましょう。
「どんな観光スポットが有名なのか?」「どんなグルメが有名なのか?」「移住先として優れている点は?」など、自分の地域ならではの特徴を軸とした動画制作を意識してみてください。
さらに「ユーモア性」などを加えると、再生回数もより伸びる傾向があります。
SNSによる拡散を意識した構成
自治体・地域のPR動画を作成する際、SNSによる拡散も意識しましょう。
ただ自治体の公式HPやYouTube上に動画を載せるだけでなく、TwitterやInstagramでも公開することで、拡散力がアップします。
ただし、SNSで動画を活用する際には、アカウントを作成する必要がありますので、事前に確認しておきましょう。
【まとめ】自治体・地域PR動画の事例について
本記事では、自治体・地域のPR動画活用事例と動画制作のポイントについてお伝えしました。一口に地域のPR動画といっても、「観光に来てほしい」「定住してほしい」など目的によって動画の構成も異なります。
ご紹介したように、再生回数が1億回を超えているPR動画もあります。「誰に何を伝えたいのか」という目的意識をしっかりと持つことで、動画が視聴されやすくなります。
本記事でご紹介した内容を参考にしていただき、ぜひ自治体・地域でのPR動画活用にお役立てください。
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この記事を書いた人

三浦 麗市
専門分野: SEO、ライティング
Webライター。大学在学中よりSEOライティングを学び後にフリーランスとして独立。また並行して飲食店も経営しています。仕事のモットーは「顧客第一主義」