- 更新日 2024.07.31
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自治体PR動画の費用相場|制作工程・時間別の費用や抑えるポイント
自治体のPR動画の制作を検討しており、どのくらいの費用がかかるのか気になっている方もいるでしょう。
本記事では、自治体のPR動画の費用相場を制作工程や時間別に紹介します。これからPR動画の制作をしていきたい方は、費用相場を把握した上で行いましょう。
なお、自治体PR動画の制作会社の探し方・選び方がわからない!という方は動画幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
自治体のPR動画とは
自治体のPR動画とは、地域の魅力を伝えるための広報動画のことです。YouTubeやSNSなどの普及によって、企業や団体などが動画を配信する機会が増えました。そのため、自治体ではホームページを作成することはもちろん、YouTubeやSNSなどでPR動画を配信して魅力を伝えるケースが増えています。
自治体がPR動画を作成する目的は、以下のように様々です。
- ブランディング
- 町おこし
- 移住者獲得
- 観光客獲得
自治体は目的に応じて、それを達成するためのPR動画を作成しましょう。
制作するメリット
自治体がPR動画を制作する主なメリットは以下のとおりです。
- 人の記憶に残りやすい
- 短時間で多くの情報を伝えられる
- SNSでの拡散を期待できる
PR動画に限りませんが、動画は視聴した人の記憶に残りやすくなっています。視覚や聴覚など人の五感を刺激する要素が多いからです。そのため、ユーザーは動画を一度みると内容を覚えやすくなります。
また、PR動画は短時間で多くの情報を伝えることも可能です。動画は文章に加えて、映像、イラスト、アニメーション、音声などをあわせて作られます。言葉だけよりも、短時間で多くの情報を伝えられるでしょう。
PR動画を作成した後にSNSに投稿すると、他のユーザーに拡散してもらえる可能性があります。自治体のSNSアカウントのフォロワーが少なくても、PR動画の内容に興味を持ってもらえると、より多くの人から認知を獲得しやすくなるでしょう。
自治体PR動画の費用に影響する要素
続いて、自治体PR動画を外注する際の費用に影響する要素を紹介していきます。
スタッフ人数・動画時間
自治体のPR動画の外注費用には、スタッフ人数と動画時間が影響します。動画制作には、専門スキルを持った人材が必要です。1人のスタッフのみで動画を制作する場合は人件費を抑えられます。しかし、企画、撮影、照明、編集など必要なスタッフが増えると、その分人件費が増加します。
また、動画の時間が長いほど、作業工数が増えたり必要なスタッフが多くなったりするので、制作費が高くなりやすいでしょう。
動画の表現方法・キャスト
自治体のPR動画の制作費用は、表現方法やキャストの有無によっても変動します。例えば、動画には、実写、アニメーション、3DCGなどの様々な表現方法があります。さらに、動画にロゴやキャラクターなどを追加するケースもあるでしょう。そうなると、動画クリエイターやデザイナーなどの人件費や、キャラクター使用料などがかかってしまいます。
また、動画にタレントやモデルを起用する場合も追加で費用がかかります。特に芸能人や有名人は、一般人の起用よりも高額になるでしょう。
自治体PR動画の費用相場
自治体PR動画の費用相場を紹介する前に、動画幹事の発注データを紹介します。動画幹事での業界を絞らないプロモーションの依頼相場は、約103万円が平均です。中央値は約75万円でした。
また、自治体のPR動画を制作する場合の費用相場は、以下のとおりです。
- 職員が撮影・編集を担当:数千円~30万円程度
- 代行業者に依頼:数十万円〜100万円程度
- タレントやエキストラを起用:100万円以上(人気タレントの場合は1,000万円を超えることもある)
上記の費用相場は、あくまで目安となります。動画の内容や時間、依頼内容によって大きく変動する可能性があるでしょう。
自治体PR動画の制作工程・時間ごとの費用
自治体のPR動画の費用は、制作工程や時間ごとにも変わってきます。制作工程と動画の尺の費用を紹介していきます。
制作工程ごとの費用
自治体PR動画の制作工程ごとの費用相場は以下のとおりです。
工程 |
概要 |
費用相場 |
企画 |
動画の目的・コンセプト・ゴールなどを決める |
5万〜25万円以上 |
構成・絵コンテ |
動画のストーリー決めや絵コンテの作成などを行う |
8万〜25万円以上 |
撮影 |
公開する映像を撮影する |
5万〜100万円以上 |
編集 |
撮影した素材を加工する |
5万〜90万円以上 |
制作工程ごとの費用相場に大きく幅がありますが、動画の長さや複雑さ、必要なスタッフなどによって費用が変動するからです。さらに、追加作業が必要になると、さらに高額になることもあるでしょう。
動画の長さ別の費用
自治体PR動画の長さ別の費用相場は、以下のとおりです。
- 1分未満:10〜100万円
- 1〜3分未満:25〜350万円
- 3分以上:40〜数百万円
制作費用は、撮影の有無や依頼する作業範囲によって上記よりも高額になる可能性があります。
自治体PR動画の費用を抑えるポイント
続いて、自治体のPR動画の費用を抑えるポイントを見ていきましょう。
予算を決める
自治体のPR動画制作を依頼する前に、使用できる予算を決める必要があります。あらかじめ予算を決めることで、予算に収まる範囲で動画制作してくれる依頼先を選びやすくなります。さらに、制作会社側も予算内に収まるように提案してくれる可能性もあるでしょう。予算オーバーする心配がなくなるので、制作費用を抑えられます。
作りたい内容を精査する
自治体のPR動画の制作費用を抑えるなら、作りたい内容を精査しましょう。どのようなものを作りたいかわからないと、動画の内容が複雑になったり、尺が長くなったりします。必要な作業や工程が増えてしまうため、費用が通常よりも高くなるでしょう。
PR動画の制作を依頼する際は、動画で伝えたいことや表現方法など作りたい内容をある程度決めておくことが大切です。不要な作業の依頼を防げるので、依頼費用を抑えやすくなります。
動画の尺を短くする
自治体のPR動画は、動画の尺が長くなるほど費用が高額になります。そのため、PR動画の尺を短くすることで、その分予算を抑えやすくなるでしょう。早送りやカットを使用して、動画の尺を短くしてみてください。
作業数を少なくする
自治体PR動画の制作費用を抑えるなら、制作の作業数を少なくしましょう。
例えば以下を意識することで、作業数を少なくできます。
- 遠方ロケをしない
- カメラ台数を絞る
- 自治体の職員をキャスティングする
- 静止画をメインにする
動画制作の作業が少なくなれば、動画制作会社に依頼する内容が減るので費用を抑えられます。
工程ごとに依頼する
自治体のPR動画は、工程ごとに依頼が可能です。自分たちでできるところは対応し、できないところを制作会社に依頼することで、費用を抑えられます。そのためには、自分たちの作りたいPR動画をイメージして、どこを誰が担当するか決めましょう。
自治体PR動画の事例
最後に自治体のPR動画の事例を紹介します。
東北6県 東北の秋
東北6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)が共同で制作した東北の秋をPRした動画です。
本動画は映像やBGM、自然や職人が作業する音で構成されています。動画はドローンを使った4K映像がポイントです。撮影にドローンを使うことで、人が立ち入れない場所の撮影ができ、非常に迫力ある動画に仕上がっています。
また、自然の音や地域の伝統工芸品を作る音などが収録されており、視聴者はその場にいるような体験ができるのが特徴です。さらに、動画のテンポが良く、たった3分25秒の動画ですが東北の魅力を十分に感じられます。
大分県 シンフロ
温泉で有名な大分県のプロモーション動画です。元日本代表選手が率いるプロのシンクロチームが、大分県の温泉でシンクロにチャレンジをする動画で温泉の魅力を伝えています。
温泉とシンクロに関連性はありませんが、普段ゆっくり入る温泉でシンクロをするという斬新な動画が話題を集めました。プロがシンクロをするので、非常にレベルが高い演技になっており思わず、最後までみてしまうような演出です。
また、シンクロは大分県の各地にある温泉で行っており、観光地のアピールにもなっています。
福岡県北九州市 COME ON!関門!~海峡怪獣~
福岡県北九州市と山口県下関市にかかる関門海峡をPRした動画です。本動画は「COME ON!関門!」というキャッチーなタイトルになっており、つい動画をクリックしたくなる仕掛けがされています。
動画の内容は、映画のワンシーンのような演出がされていることがポイントです。動画は海の中から突然正体不明の怪獣が出てきて、それを見た人々が逃げ惑いますが、速い潮の流れに足を取られて怪獣が海に戻っていくというストーリーです。パニック映画のような演出がされており、一瞬で動画の世界観に入っていき1秒も見逃せず最後まで見てしまいます。
沖縄県 Be. Okinawaプロジェクト
Be. Okinawaプロジェクトは、沖縄県が観光客を迎える気持ちを込めて展開している観光ブランドです。本動画は、外国人観光客を呼び込むために作成された沖縄県のPR動画です。シリーズ化されており、全9本の動画で構成されています。
本動画は外国人向けということで、登場する人物が外国人で、全編英語で作成されているのがポイントです。動画では7ヶ国から7人の外国人が厳選され、沖縄を訪れて世界中の人々に魅力を共有しています。外国人目線で沖縄の魅力が発信されており、インバウンド(外国人が訪れてくれる旅行)の増加につながっています。
宮崎県日向市 Net surfer becomes Real surfer
リラックスサーフタウン宮崎県日向市のPR動画です。本動画はネットサーファーの青年が本物のサーファーになっていく成長物語です。青年は、最初のうちは海に似合っておらずサーフィンも全然できません。
しかし、次第に現地の人に馴染んでいき、サーフィンができるようになります。さらに、動画の冒頭と最後で顔つきや体型も大きく変わり、その成長に感動できるストーリーです。サーフィンやサーファーたちとのふれあいなど、サーフタウンならではの魅力が伝わってきます。
【まとめ】自治体PR動画の費用を紹介しました
ここまで自治体PR動画の費用を紹介しました。PR動画の制作費用は、スタッフの人数や動画の時間などによって変動します。簡単なものであれば数万円程度、高度なものであれば数百万円はかかります。本記事を参考に、自治体のPR動画の制作を進めてみてください。
なお、自治体PR動画の制作会社の探し方・選び方がわからない!という方は動画幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
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この記事を書いた人
坂田憲亮
専門分野: Webマーケティング
フリーランスのSEOマーケター/Webライター。業界大手の採用メディア制作部を経て30歳を機に独立。各種オウンドメディアのSEO構築、ディレクション、ライティング、取材撮影、デザインまで一環して担当する自称・マルチクリエイターとして多岐にわたり活躍中。