- 更新日 2024.10.01
- カテゴリー 動画制作の事例
IR動画の事例を厳選!決算説明会/株主総会の事例を紹介します【2024年10月最新版】
「IR動画の活用を検討している」
「IR動画の活用メリットとは?」
「IR動画の活用事例を見たい」
動画が当たり前になってきている現在、IR(インベスター・リレーションズ)にも動画を活用するケースが増えてきています。これまでの決算説明会や株主総会は、本社の会議室やホテルの大部屋などを利用し、リアルで行われてきました。会場内のスクリーンにスライドを映して、紙の資料を併用しながら開催する流れでしたが、それらが動画に変わってきています。
そのような理由から、本記事ではIR動画の活用事例をご紹介。また、IR動画が加速している理由やおすすめのIR動画サービスについてもお伝えしています。ぜひ、自社のIR動画活用の参考にしてください。
※なお、IR動画の制作会社の探し方・選び方がわからない!という方はお気軽にご相談ください。あなたの目的・予算にあった最適な制作会社を「人力で」マッチングします。
【決算報告】 IR動画事例
決算報告のIR動画事例を紹介します。「音声とスライドのみ」「すべて必要な機能を1画面に集約している」など、企業ごとにさまざまな工夫がされています。
三菱重工株式会社【決算説明会】
出典:三菱重工株式会社
動画時間:13分13秒
三菱重工株式会社のIR動画活用事例です。スライドと音声のみの決算説明会動画になっており、サイト自体も複雑な機能がないため操作がわかりやすくなっています。
「NEXT/BACKボタン」によって各サマリーの冒頭にスキップでき、視聴者の知りたい情報のみを閲覧することも可能。スライドも表や図を多用しているため、内容がスッと頭に入りやすくなっています。
また資料が必要な場合、ページの右下よりスライド資料(PDF)がダウンロードできることもユーザービリティが良いです。
旭化成株式会社【決算説明会】
出典:旭化成株式会社
動画時間:53分58秒
旭化成株式会社のIR動画活用事例です。電話会議を決算説明会動画にして配信しているため、音声とスライドのみで構成。冒頭で決算説明会全体の流れを解説しているので、視聴者が必要な情報にアクセスしやすくなっているのも特徴です。質疑応答や紙をめくる音が臨場感あり。
また、ページの右下より、本スライド資料(PDF)をダウンロード可能です。
キユーピー株式会社【決算説明会】
出典:キューピー株式会社
動画時間:35分21秒
キユーピー株式会社のIR動画活用事例です。シンプルな動画構造になっており、動画内では「10秒送り」「10秒戻し」など基本的な機能のみが設定されています。
また、決済説明会動画は「全体・上期の取り組みと下期の展望・2024年度上期業績と通期業績見通し」の3つに分割。ユーザーは、知りたい情報にピンポイントでアクセス可能です。発言者の背景には「キユーピ
株式会社オリエンタルランド【決算説明会】
出典:株式会社オリエンタルランド
動画時間:16分34秒
株式会社オリエンタルランドのIR動画活用事例です。電話説明会を動画化しており、音声もそのまま活用しているので、リアリティのある動画に仕上がっています。スライドも画像を織り交ぜて色鮮やかに作成されているので、視聴者を飽きさせません。
画面右下からスライドのPDFがダウンロードでき、資料名もわかりやすく記載することで、視聴者に必要な資料だけダウンロードしてもらえるように工夫しています。
株式会社サンリオ【決算説明会】
出典:株式会社サンリオ
動画時間:52分1秒
株式会社サンリオのIR動画活用事例です。説明動画の右にあるサマリーには「Now Playing」と表示されており、現在流れている動画がどの項目なのかを一目でわかるような仕様。ユーザーが流れについていけるよう工夫がされています。
また説明にはスライドショーを活用。スライドには「キティー」、背景には「クロミ」や「リトルツインスターズ」などのサンリオのキャラクターが掲載されており、サンリオ感を演出しています。
決算報告に関するIR動画を作りたいけど、制作会社の探し方・選び方がわからない!という方はお気軽にご相談ください。
決算報告に関するIR動画の制作が得意な制作会社を紹介することが可能です。動画制作のプロに相談・業者の紹介まで依頼できるのは動画幹事だけです!
【事業・商品説明】IR動画事例
株式会社資生堂【投資家説明会】
出典:株式会社資生堂
動画時間:42分35秒
株式会社資生堂のIR動画活用事例です。イントロで流れるBGMやカメラワークなど、随所に視聴者の気を引く演出を取り入れているのが特徴。字幕のフォントがテレビニュースで使われているものと同じなので、まるでニュース番組を観ているような感覚になります。
会社概要 → 決算数値 → Q&Aの流れで動画を構成。スライドを使った説明に加えて、途中で別動画(研究開発について)を挟み、視聴者を飽きさせない工夫もしています。
そもそもIR動画とは
IR動画は投資家をはじめとするステークホルダーに対して、経営状態・事業の動向などのIR情報を動画としてまとめたもの。IR情報は企業の信頼性を高めることを目的としており、動画にすることで静止画や口頭のみで説明するよりも、分かりやすく内容を伝えられます。
IR動画はさまざまなシーンで活用されており、以下のような種類があります。
- 決算報告
- 事業商品説明
- 社内紹介
- 企業ブランディング
- 株主総会や投資説明会のライブ配信
近年、企業ではIR情報に動画を活用するケースが増加している傾向です。
IRへの動画活用が加速している理由
投資家への効率的なアプローチ
IR動画を活用すると、投資家への効率的なアプローチができます。ある程度の事業規模を有する企業の場合、投資家に対して株主総会や決算報告を行うのが一般的です。しかし決算報告は内容が難しく、報告すべき内容が多かったり、事業が複雑だったりすると理解が進まないケースも珍しくありません。
IR情報に動画を活用することで、視覚と聴覚に訴えることが可能となり、難しい専門用語でも、映像でわかりやすく表現して訴求できます。
また、売上や経常利益のグラフ化に加えて、アニメーションで数字の伸び率を表現することで数字の変化をイメージしやすくなります。
事業・商品理解の促進
IR動画を活用すると、視聴者に対して事業や商品理解の促進に役立ちます。たとえば、創業ストーリーを動画化することで、ビジョンや、なぜ会社を立ち上げたのかなどの想いを、投資家にアピールできます。また商品やサービスに関しても、動画を活用して訴求可能。
とくに目に見えないWebサービスなどを提供する企業の場合、アニメーション・3D・イラストを活用して視覚化することで、そのサービスの魅力を伝えられます。
なお、工夫を凝らせばブランディングとしても活用が可能。自社が打ち出したいイメージを取り入れることで、ブランドの確立や認知度アップを図れます。
オンラインで決算説明を行う企業も
IR動画を活用し、オンラインで決算説明会を行うこともできます。決算説明会や株主総会への参加は、一般公開される資料だけでは分からない情報を、経営陣との質疑応答を通じて把握できるのがメリット。資料はあくまでも企業が戦略的に準備したものなので、株主総会での対応が気になるステークホルダーもいます。
オンラインでは時間・場所の制約がなくなるため、ステークホルダーが決算説明会に参加しやすくなります(とくに遠方の投資家)。また、ライブ配信や事前に質問を受け付けておくことで、質疑応答の時間を設けることも可能です。
仮に感染症が流行したとしても、人同士が接触しないため、スケジュール通りに決算説明会を開催できます。
社内の様子をリアルに伝えられる
IR動画は、社内紹介としても活用が可能です。社内の現状をリアルに伝えられるので、ステークホルダーに対して信用性を高める効果に期待できます。
また経営陣のインタビューを盛り込めば、経営陣の事業に対する想いや熱意を伝えるのにも有効的。ブランドムービーと組みあわせて活用することで、今後の事業展開がイメージしやすくなり、将来性をアピールできます。
IR動画を活用する2つのメリット
静止画よりも分かりやすく情報を伝えられる
IR動画は、静止画よりも情報を分かりやすく伝えられるのがメリットです。動画は実写・アニメーション・ナレーション・BGMなどを活用して、多面的に説明ができるので視聴者の理解が進みやすいと考えられます。
とくに形のないサービスや企業の理念などはイメージがしにくいので、動画を活用するのが効果的。アニメーションやナレーションをうまく活用することで、視聴者もイメージがしやすくなるでしょう。
いつでも内容を確認できる
IR動画は、一度制作すればいつでも内容を確認可能です。視聴者は気になった部分や不明な部分を好きなときに確認できるので、より理解を深められます。理解が深まれば、自社の事業や商品の魅力を感じてもらいやすくなるでしょう。
また株主総会をライブ配信する場合、終了後にダイジェストを配信すれば、リアルタイムで参加できなかった方でもあとから視聴することが可能。投資家に対する真摯な姿勢を伝えられるため、企業の信用性アップに期待できます。
IR動画を作成するときの3つのポイント
内容は分かりやすさ重視でまとめる
IR動画は、分かりやすさ重視でまとめるのが大切。専門用語が多かったり情報量が膨大になりすぎたりする場合、投資家は理解が進まず、投資につながらない可能性があります。
自社の理想とする経営を実施するには、ステークホルダーからの理解と協力が必要不可欠です。理解を得やすくするためにも「専門用語は分かりやすい言葉に置き換える」「必要な情報のみを取り入れる」など、わかりやすいように工夫しましょう。
ストーリーには一貫性をもたせる
動画のストーリーには、一貫性をもたせることがポイント。ストーリーに一貫性がないと事業の方向性が分かりにくく、投資するに値するか投資家が判断しづらくなります。
投資家や金融機関は実績だけでなく、将来性も踏まえたうえで投資や融資を判断するものです。
一貫性のあるストーリーであれば、将来性をイメージしやすくなり、有利に進められる可能性があります。
口調や声のトーンなどの細部にまで配慮する
IR動画は、口調や声のトーンなどの細部にまで配慮するのがおすすめです。良い雰囲気を醸し出すことができれば、企業のイメージアップにつながります。
IR動画の印象は、投資にも影響を与える可能性がある重要なポイントです。オリジナリティを出すことも重要ですが、世間一般の企業イメージとかけ離れてしまうと、マイナスな影響が出ることも考えられます。
ただ、動画で自社が望む印象を与えるにはさまざまな工夫が必要です。画像だけでなく、ナレーションや説明者の口調、声のトーンも含めて雰囲気づくりを行い ましょう。
決算説明会の動画配信にオススメのサービス
続いては、決算説明会の動画を配信する際のおすすめのサービスを2つ紹介します。
マジカルポケット
マジカルポケットは、東京都千代田区にある「株式会社マジカルポケット」が提供するIR動画制作サービスです。
IRサイト構築/制作・IR説明会動画配信・IRメール配信など、IR関連を幅広くサポート。IRサイトの構築・運営から、IR資料の当日印刷まで支援しています。
また同社は、IRサポート実績で300社以上、IR支援専門会社として10年以上の実績を保有。さらに投資家と企業をつなげるイベントサービス「IRフォーラム」も提供しています。
マジカルポケットの基本情報
会社名 |
株式会社マジカルポケット |
---|---|
住所 |
〒102-0074 東京都千代田区九段南1丁目5-5 九段サウスサイドスクエア3F |
URL |
https://www.mpocket.jp/ |
電話番号 |
03-5226-5433 |
IRサービス |
IRサイト構築・制作 IRポケット IR説明会動画配信 マジカルスライドショー IRメール配信 株価サービス チャートジェネレーター |
i-Cue
i-Cueは、東京都新宿区を拠点としている「株式会社 i-Cue(アイキュー)」が提供するIR動画制作サービスです。
投資家が必要とする情報を、動画にして伝えるサービスを展開。決算説明会動画・決算Live配信・オンライン株主総会などのIR映像をはじめ、PR画・営業支援動画など、幅広い動画制作を手掛けています。
また同社は、マルチデバイス対応のビジネス専用動画配信システム「V-Cloud」や、株主総会ナレーションに熟練しているナレーターを手配するサービスも展開。動画の制作に加えて、IR関連全般のサポートも充実しています。
i-Cueの基本情報
会社名 |
株式会社 i-Cue (アイキュー) |
---|---|
住所 |
〒162-0844 東京都新宿区市谷八幡町13番地 東京洋服会館6F |
URL |
|
電話番号 |
03-5579-8490 |
IRサービス |
決算説明会動画 25万円(税別) 決算Live配信 15万円~(税別) 株主総会ビジュアル化 オンライン株主総会 株主総会ナレーション収録 会社案内 社長メッセージ動画 オンライン株主通信・アニュアルレポート |
【まとめ】IR動画の活用について解説しました
本記事では、IR動画を活用するメリットと事例、制作する際のポイントについてお伝えしました。IR動画は、投資家に自社の情報をアニメーション・グラフ・ナレーションなどを活用して、視覚・聴覚の両方に訴求できます。
また商品やサービスの紹介においても、実際には目に見えない効果をアニメーションを活用して表現することで、メリットを伝えることが可能。自社商品やサービスの有効性を視覚的にアピールできます。
本記事で紹介した内容を参考にしていただき、ぜひIR動画の活用にお役立てください。
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この記事を書いた人
吉崎 孝幸
専門分野: Webディレクション・Webライティング
元パン屋。マーケティングとライティングの面白さにハマり、生地作りから記事作りに転身。現在は店舗ビジネスを中心にWebコンサルティングやWebディレクションを行っている。
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