- 更新日 2024.09.01
- カテゴリー 動画の作り方
インタビュー動画の撮影・編集を行うコツ!作成するメリットや事例を解説【2024年最新版】
インタビュー動画の撮影や編集のコツについて、検索で調べている企業のマーケティング担当者には、
「インタビュー動画を過去に1度作成したが効果が出なかった」
「インタビュー動画を作成するコツを把握して有効活用したい」
「インタビュー動画を作成するコツってなに?」
などのお悩みを抱えているでしょう。
インタビュー動画は、商品・サービスを利用した感想といった「人が考えたり感じた一次情報」を発信できます。文字だけでは伝わりづらいインタビュイーの表情や声の雰囲気などから、話している内容の信頼性が増します。文字よりも情報量の多いインタビュー動画を活用することで、商品やサービスの評価の裏付けが可能です。
インタビュー動画で商品・サービスを購入する際に抱えていた課題や購入した理由を撮影・配信することで、視聴者は自身の悩みを解決できる可能性を感じて購入の決断をしやすくします。すると成約率が上がり、売上も増えるでしょう。また認知度も高められ、公式サイトへの集客にもつなげられます。
そのため、インタビュー動画を活用したいと考えているマーケティング担当者の方は多いでしょう。
しかし、動画の撮影経験が少ないと、どのような内容のインタビュー動画だと効果が出るかわからないでしょう。有効活用して、売上を伸ばせるようなインタビュー動画を作るため「インタビュー動画 コツ」で検索していると思います。
そんなお悩みを抱えている方のために、インタビュー動画のコツを「撮影」「編集」にわけて紹介します。事例も紹介するので、参考にしてみてください。
※インタビュー動画の作成をお考えの方は、動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
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インタビュー動画を撮影する際のコツ
撮影する際のコツを知っていると、視聴者に効果的な動画をスムーズに作れるでしょう。こちらでは、インタビュー動画を撮影する際のコツを解説します。
動画で発信する目的を再確認する
インタビュー動画は採用シーンやブランディングなど、目的によって発信する内容が異なります。発信する目的を再確認することで「どのようなインタビューを行うか」を改めて明確にできるのです。目的を明確にすることで、社員インタビューやお客様インタビューなど、撮影する動画の種類を正確に決められます。
例えば、エンジニアの新卒採用をターゲットにしたインタビュー動画の作成を目的に設定するとします。
- 若手でも大きいプロジェクトを任せられること
- 仕事を通じて得られる「業界全体で重宝される専門技術力」
などを20代エンジニア社員がインタビューで話すと、入社メリットとしてスキルアップをアピールできます。
また、資格取得の補助や有給休暇の取得など福利厚生を人事担当者がインタビューで話すと、働きやすさもアピールできるのです。
質問は事前に共有するか当日まで知らせないか相手に確認する
インタビュー動画を撮影するには、質問事項を準備する必要がありますが、共有方法はインタビュイーによって希望が異なります。事前に共有して欲しい方もいれば、先に送られても当日までにセリフを忘れてしまうため撮影時に知らせて欲しい方もいます。事前にインタビュイーに確認して、適切な方法で準備を進めましょう。
また5W2Hが明確になるような質問を用意しておくと、視聴者がよりインタビュー動画に前のめりになり、話している内容をイメージしやすくなります。
例えば商品を購入したお客様インタビューは、いつ使っているか(When)、利用する場所はどこか(Where)、ユーザー(インタビュイー)はどんな人か(Who)、どの商品を利用しているか(What)、どのように使っているか(How)購入を決めた理由(Why)が考えられます。
準備する質問には、お客様が抱えていた課題から検討した過程、購入後のメリット・効果、まだ買っていない潜在客(視聴者)へのメッセージなど、ストーリーを込めることも重要です。単にインタビューした内容をまとめただけでは、視聴者に「このインタビュー動画全体で結局何が重要なのか」が伝わりません。インタビュー動画では視聴後に「どのような理解をして欲しいのか」をストーリーとして描き、そのストーリーに沿って質問内容をまとめましょう。
動画の目的に応じた撮影場所で撮影する
インタビュー動画は音声だけでなく背景も映るので、適切な場所で撮影する必要があります。できる限り内容や目的に応じた場所で撮影することで、話の内容が耳に入ってきやすくなります。
目的別の主な撮影場所は、あくまで例ですが以下のとおりです。
・採用のための社員インタビュー:実際に社員が働く場所(例:オフィス、屋外の現場など)
・社長インタビュー:重要な会議が行われそうな場所(例:社長室、応接室など)
・開発者インタビュー:実際に働いている現場(例:工場、研究所など)
・販売促進のお客様インタビュー:お客様の身近な場所(例:カフェ、公園など)
あまりにも動画の目的と撮影場所が異なる場合「なんでこの場所で撮影しているのだろう」と、話している内容以外に視聴者が気を取られる可能性があります。その結果、インタビュー動画の内容に集中しづらくなるでしょう。
複数のアングルから撮影する
インタビュイーだけやインタビュー全体風景だけなど、ずっと同じアングルから撮影した動画だと、単調な動画になりやすくなり、視聴者が最後まで動画を見ない恐れがあります。
顔をアップにしてさまざまな表情に注目させたり、下から見上げる角度にして大きさを強調して迫力・権威性を表現したりするといいでしょう。単調な動画にしないため、複数アングルから撮影する必要があります。
他にも、以下のアングルも撮影アングルの候補として挙げられます。
・インタビュー風景全体
・インタビュアー
・インタビュイー
・上半身アップ、手振りアップなど
ただし、複数アングルを撮影するには、その分のカメラ台数が必要です。予算によりますが、できる限り複数アングルからの動画を組み合わせて、最後まで視聴されて視聴者を飽きさせないインタビュー動画を作成してみてください。
周囲の音に気を付ける
周囲の音がうるさいと、インタビュイーの話した声が聞こえづらくなり、撮影した動画自体が使えなくなる可能性があります。さらに周囲がうるさくなくても機械音や風による雑音で、声が聞こえづらくなってしまい、動画として微妙な仕上がりになることもあり得るでしょう。
例えば、社内で撮影するなら他の社員の声、屋外であれば電車やペットの鳴き声などに気を付けましょう。屋内であれば会議室を利用し、エアコンや換気扇を切るなど撮影に不要な機材をなくすと、周囲の音が気にならなくなります。屋外であれば人通りや道路が近くにない公園・広場を利用すると、声が聞き取りやすくなります。
リハーサルを行って、事前に周囲の音が動画に影響するか確認しましょう。また、インタビュアーとインタビュイーにピンマイクをつけることもおすすめです。多少周囲の音が入っても、しっかり声を拾ってくれます。
以下はAmazonで販売されているピンマイクです。胸元にピンマイクをつけて使用します。ノイズキャンセリングチップを採用しており、騒音を消せるのでインタビュー音声が聞き取りやすくなります。
参考:Amazon
アイスブレイクで緊張をほぐす
インタビュアーとインタビュイーのお互いが緊張していると、表情や声などからぎこちなく不自然な雰囲気が視聴者に伝わります。視聴者がインタビュー以外に気を取られ、内容を理解しづらくなる可能性があります。
緊張した状態だと話が発展しづらく、話し手から深い話を引き出せません。インタビュー前あるいはインタビュー撮影開始直後に、撮影場所の周辺の地域情報や天気、好きな芸能人などを話題にあいさつや自己紹介を行い、気持ちよく撮影に入れるようにしましょう。
インタビュアーの相槌をなるべく入れない
インタビュー動画はインタビュイーが主役です。インタビュアーの「なるほど」「そうですね」などの相槌が頻繫に入ると視聴者は動画に集中できず、インタビュー内容を理解しづらくなる恐れがあります。
インタビュアーの相槌の声は極力なくして、あくまでインタビュアーの相槌は「首や体、手の動きによる相槌のみ」にとどめ、視聴者がインタビュイーの声に集中できるようにしましょう。
インタビュアーが疑問に感じた内容をインタビューしてみる
インタビュアーが肯定的な反応ばかりしていると、視聴者は動画で話している内容に対して「それって本当にそうなの?」と疑問に感じるケースがあります。インタビュアーがインタビュイーの回答を聴いて率直に疑問に感じたなら、視聴者も同じくインタビュアーと同様に疑問に感じている可能性があります。
疑問に感じたことを素直に積極的にインタビュアーに質問すると、視聴者のモヤモヤを解消できてインタビューの質・理解度が高まるでしょう。元々の質問事項になくても、視聴者の理解度を深めるために疑問に感じたことは積極的に聞きましょう。
インタビュー動画を編集する際のコツ
インタビュー動画は撮影して終わりではありません。編集することで、視聴者が視聴しやすい動画になります。こちらでは、インタビュー動画を編集するコツを解説するので、参考にしてみてください。
テロップを入れる
動画を視聴していると、視聴者のなかには話している内容を聞き逃すこともあります。とくに聞き取りづらい音声や用語は、何回巻き戻しても理解できないことがあるでしょう。
テロップを入れることで、音声だけでなく文字(視覚)でも話している内容を理解できます。例えば商品を購入したお客様にインタビューする際、購入理由など重要な内容のテロップを赤太字に変えれば、「ここが重要なんだ」とより集中して視聴したり印象に残りやすくなります。そのため、インタビュイーの視聴者に対するメッセージがより強く伝わりやすくなるのです。
また人によっては、聴覚に障がいを持っている方もいるでしょう。その場合、テロップがないと何を話しているのか分からないので、インタビュー内容を理解できません。テロップを活用して聴覚に障がいをお持ちの視聴者が理解しやすくなるよう動画を編集していきましょう。
場面に適したBGMや効果音を入れる
場面に適したBGMや効果音を入れることで、イメージ誘導効果が期待できます。さらに動画に入ってしまったノイズもかき消せます。回答によっては、入れたほうがよりインパクトにつながる効果音がありします。
例えば購入した商品に満足している回答をする際に、購入理由を回答するタイミングで「ピンポン!」と甲高いボタンのような効果音を入れると、視聴者も「これ、重要な内容だ!」とより前のめりに動画を理解しようと視聴します。
また、シーンごとに適したムードのBGMにすると効果的です。商品・サービスを購入してもらったお客様へのインタビューでは、ポップなBGMを入れることで、楽しく明るい印象を与えられます。明るいポップなBGMを流すと、商品やサービスにポジティブな印象を与えられます。すると、話している内容をより理解しやすくなり、視聴者によっては「あの軽快なBGMが印象的だったインタビュー動画のあの商品!」と印象付くこともあります。
インサートカットを入れる
インサートとは、インタビュイーが話している途中で挿入する資料画像や映像のことです。音声とともにインサートカットを入れることで、話している内容の補足ができ、視聴者がより詳しくインタビュイーの話す内容が理解できます。とくに、難しい言葉やわかりづらい説明をする際にインサートカットを入れると効果的です。
例えば、アンケート結果をインタビューする場合、グラフで回答結果の割合を表示することで、視聴者は話すだけよりも瞬時に回答結果の詳細内容を理解しやすくなります。
必要な情報を短時間にまとめる
長時間のインタビュー動画は、伝えたいメッセージが曖昧になりやすく「結局このインタビューは何を伝えたかったのか」が視聴者にとってわかりづらくなりやすいです。
視聴者が理解しやすいように、「あー」「えー」などの間合いや無音の時間はカットして、インタビュイーが話している部分だけが動画データとして残るよう編集すると、短時間でも必要な情報を伝えられます。編集で不要な部分をカットして、最低限必要な部分や重要な部分だけを残してみてください。
インタビュー動画の撮影・編集のコツを紹介しましたが、インタビュー動画制作のフローや注意点を下記記事にてご紹介しています。
関連記事:インタビュー動画の作り方・手順を解説|制作時のフローや注意点まで紹介
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インタビュー動画を作成するメリット
インタビュー動画を作成するメリットを今一度把握すると、さらに効果的な動画内容に仕上げられます。作成したインタビュー動画で、売上アップや問い合わせ数を増やせるようにメリットを把握しましょう。
信憑性を高められる
インタビュー動画は実際に顧客などがインタビューで本人が話しているところを視聴でき、インタビュイーが感じている感想を深堀できるのが特徴です。口コミサイトやSNSで商品・サービスを紹介すると、匿名で投稿できることがあり、誰が発信した情報なのかが分からず評価の裏付けができません。
ネット上の口コミで良い評価をしていても、利用していない方が投稿している可能性が考えられるでしょう。しかし、インタビュー動画であれば、商品・サービスを使用した方が直接述べたリアルな評価をみられます。インタビュイーが楽しそうに話す声や雰囲気から、心から良い評価を感じていることを視聴者に伝えられます。同じインタビュイーによる回答内容でも、文字だけよりインタビュー動画の方が信憑性を高められるので、問い合わせ数増加にも期待できるでしょう。
企業や商品の良さをよりリアルに伝えられる
インタビュー動画はインタビュイーが話している声や雰囲気を通じて、企業や商品の良さを伝えられます。また、インタビュー動画ではインタビュイーの声の大きさや抑揚など細かいニュアンスも伝えられます。
対話形式でインタビュイーが感じていることを深堀してインタビューしていくと、話していて気持ちが良くなってインタビュイーがさらに本音を話しやすくなることもあります。すると、インタビュイーの声や表情などの雰囲気からリアルな情報を発信できます。インタビュイーが笑顔で楽しそうに企業のことを話していると、視聴者が「本当に良い企業なんだな」と感じるでしょう。
SNSでの拡散(シェア)を期待できる
TwitterなどのSNSでの投稿も予定している場合は、インタビュー動画は2〜3分を目安に作りましょう。Twitterで投稿できる動画の長さは2分20秒まで、TikTokは最大10分までです。ほとんどのSNSでは長時間動画は投稿できないので、比較的短いほうが効果的です。
SNSでは視聴者が面白いと感じると、シェア(拡散)される可能性があります。他の企業・インフルエンサーですら知らないが視聴者がずっと求めていた情報やSNSで流行っている話題などを入れると、話題性がありシェアされやすくなる可能性も上がります。
とくにインフルエンサーにシェアされると、影響力が高いことから急激に閲覧数をアップできることもあります。その結果、広告費をかけずに認知拡大や売上・問い合わせアップを期待できるでしょう。SNSは誰でも簡単に動画投稿できるので、試しに投稿してみるのも1つの手です。
インタビュー動画作成で参考になる事例
事例を知っていると、効果的なインタビュー動画の作成につなげられます。参考事例を知らないと、どのような動画を作るのかをイメージできず、効果的なものが作れません。
事例を把握して、インタビュー動画作成に活用してみましょう。
企業インタビューの事例
楽天の社員インタビュー動画です。「Careers at Rakuten」と題して、女性社員の働き方に関するインタビューを行なっています。
動画は女性社員の経歴から始まり、楽天で経験してきたキャリアや社内文化などの質問に答えています。加えて会議やオフィス内の様子もみられるので、社内の雰囲気をみられ、入社後の働くイメージを感じられるでしょう。
さらに、動画内で1児の母親として子育てとキャリアを両立している部分のインタビューを行っています。復職率が高いことや社内託児所があるなど、楽天に入社すれば子育てしながらでも安心して働けることをアピールしています。
常時動画画面左上にインタビューのお題を表示しているので、視聴者は何について話しているのかを把握でき、内容の理解がしやすいのもポイントです。
採用インタビューの事例
株式会社サイバーエージェントの2015年新卒採用で使用された、人事本部長へのインタビュー動画です。
動画は人事本部長が「新卒採用にかける想い」や「人事としての役割」を話しています。学生は人事の仕事内容をイメージしづらいですが、働いている姿を動画にすることで理解しやすくしています。
また、新卒社員に子会社を作って経営を任せる人事制度プログラムがあることを説明しており、若い人材でも積極的にチャレンジできる環境であることをアピール。成長意欲が高い学生の応募数を上げる効果を期待できます。
さらに社員同士の食事会や座談会で会話している様子を入れているので、入社後に楽しく働けて自分の意見を伝えられる環境であることを感じられるでしょう。
お客様インタビューの事例
株式会社HRBrainの製品である「人事評価クラウドHRBrain」のお客様インタビュー動画です。
冒頭はお客様の会社や病院が抱える人事評価の課題の説明から始まり、導入後の効果をインタビューしています。お客様が「人事評価クラウドHRBrain」を導入したことで、目標・評価の管理が楽になったと回答しているので、製品の良さをアピールできます。
30秒と非常に短い動画ですが、実際にお客様がHRBrainを使っているシーンが入っているので、利用イメージを持てるでしょう。
また、動画の最後にインタビュイーが笑顔になっているシーンがあり「導入して本当に良かったんだな」「良い製品なんだな」という印象を視聴者に与えられ、問い合わせ数増加につなげられます。
インタビュー動画の事例をもっとご覧になりたい方は、下記の記事を参照ください。
関連記事:インタビュー動画事例まとめ!かっこいい・おしゃれなインタビュー動画のポイントも解説
【まとめ】インタビュー動画のコツを把握しよう
インタビュー動画を上手く作成するコツは「撮影」と「編集」に分けられます。撮影ではインタビュー動画の目的を明確にして、あらかじめ質問内容を決めておくことが重要。編集ではテロップやインサートカットを入れて、音声だけでは伝わらない部分の補足を行うことがポイントです。
しかし、あまりインタビュー動画の作成経験がないと、どのように作れば良いかわからない方もいるでしょう。そのような方には、動画幹事への相談がおすすめです。
※インタビュー動画の制作をお考えの方は、動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。
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