面白い採用動画の事例12選!求職者を惹きつけるコツまで徹底解説

「採用媒体では応募者数が増えず困っている。おもしろい動画を使って打開できないか?」
「SNSで話題になっている他社の動画を見た。自社でもあんな動画を作れないか?」
「競合の採用動画と差別化したいけど、どうしたらいいかわからない」

そんな人事担当の方のために、面白い採用動画事例を紹介します。事例の後には、採用動画で「おもしろい!」と感じてもらうための秘訣も紹介。

競合に埋もれず、求職者の印象に残る採用動画を制作する方法がわかるようになります。

※おもしろい採用動画を制作してくれる会社を選びたいがどのように選びベばいいかわからない・選べない!という方はお気軽にご相談ください。あなたの目的・予算に合った最適な動画制作会社をご紹介します。相談料も紹介料も一切かかりません。

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目次
  1. 1. 面白い採用動画の事例12選
    1. 1-1. 社風・やりがいをTV番組風に表現した社員紹介動画
    2. 1-2. 「待遇の良さ」にフォーカスした動画
    3. 1-3. 求職者のマイナスイメージを逆手に取った動画
    4. 1-4. 求める人材を面接バトルゲームで紹介する動画
    5. 1-5. 採用する側の会社が就活生から面接される動画
    6. 1-6. 「人」に焦点を当てておもしろみが増している動画
    7. 1-7. 取材形式で視聴者を飽きさせない動画
    8. 1-8. 求職者が「本当に知りたいこと」をラップバトルで伝える動画
    9. 1-9. わかりやすい「おもしろさ」を追求した短い尺の動画
    10. 1-10. 視聴者が「選択」できるようにして興味を刺激する動画
    11. 1-11. ストーリーの途中で分岐がありゲーム感覚で楽しめる動画
    12. 1-12. アニメーションを取り入れておもしろさを生んだ動画
  2. 2. 面白い採用動画をつくるメリット
    1. 2-1. 注目を集めやすい
    2. 2-2. 企業の雰囲気や魅力を伝えやすい
    3. 2-3. 応募者とのコミュニケーションのきっかけになる
  3. 3. 面白い採用動画を作るポイント
    1. 3-1. 目的を明確にする
    2. 3-2. 求職者のニーズから逆算する
    3. 3-3. 有名な映画やマンガのパロディを取り入れる
    4. 3-4. テロップをうまく使う
  4. 4. 採用動画制作の相場
    1. 4-1. 採用動画の平均相場は65.1万円
    2. 4-2. 採用動画の費用は目的や条件によって異なる
  5. 5. 面白い採用動画の事例まとめ
    1. 5-1. 採用動画の制作をプロに任せたい方へ

面白い採用動画の事例12選

社風・やりがいをTV番組風に表現した社員紹介動画

味噌を中心とした食品メーカー、マルコメ株式会社の新卒向け採用動画です。研究開発で内定をもらった社員が、営業として奮闘する様子に密着。なぜ営業を選んだのか、営業の面白さはなにかを軸に、糀甘酒を発酵甘味料として全国に広める試みをストーリーとして伝える内容です。

内容が濃く、約7分という尺の長めな動画ですが、最後まで飽きずに視聴できます。それは、ナレーションやテロップをはじめ、TVの情報番組やバラエティ番組のように作られた採用動画という特徴があるからです。自ら調理する意外性も含め、さまざまなことにチャレンジできる自由な社風と、営業としてのやりがいを効果的にアピールしています。


「待遇の良さ」にフォーカスした動画

法人向けDX推進事業を展開する、ラディックス株式会社の新卒向け採用動画です。「給与と待遇の良さには裏があるはず」を外部から探ろうとする探偵風の少女。それに気づいた女性社員が、その秘密と具体的な待遇をハデなテロップとともに紹介する、まさに待遇の良さのみにフォーカスした動画です。

「平均年収900万円」「土日祝絶対休み」などのワードが次々展開されるインパクト抜群の動画に仕上がっていますが、特徴的なのは採用サイトへの誘導を目的にしていること。思わず「ラディックス採用」を検索してしまう就活生も少なくないでしょう。採用サイトのなかでも、動画で働き方などについて紹介しています。

求職者のマイナスイメージを逆手に取った動画

建築会社の株式会社川邊組の採用動画。筋肉ムキムキな男性がリズミカルな音楽に合わせてエクササイズ風に事業内容などを説明。「仕事しながら筋肉をゲットできる」というメッセージを伝えています。

この動画の特徴は、「肉体労働なんてきついからイヤだ」という建設業に対しての一般的なマイナスイメージに対して、逆にプラスの見方を示しているところ
例えば「よーし次は腹筋だ!」などとノリ良く掛け声をかけて、建設作業での作業をトレーニングのように紹介。「肉体労働は見方を変えれば確かに『仕事で筋トレができる』という捉え方もできる」と視聴者に感じさせることができます。

悪い印象を抱かれまいとして「全くきつくないから大丈夫」などと言わず、このようにありのままの仕事に楽しさを見出す清々しい姿勢に、求職者には好印象を抱かせる効果を期待できます。

この事例のように、「求職者が業界に対して抱いているつらい・きついイメージ」を逆手にとるのも効果的です。マイナスな部分を隠そうとして取り繕うよりも、むしろ肯定的な解釈を示すと求職者は「おもしろい」と感じて高く評価します

求める人材を面接バトルゲームで紹介する動画

ソーシャルゲームアプリ会社である株式会社ポケラボの採用動画です。洋画の予告編を思わせる動画序盤は、英語ナレーションで人材に求める3つの条件を提示。しかし、緊張感のある序盤から一転、手渡されたスマートフォンで面接バトルゲームを展開するという、ゲーム会社らしい採用動画に仕上がっています。

面白い採用動画だというだけでなく、どのような会社なのか、どのような人材を求めているのか、約2分で理解できるところが秀逸。視聴者の興味を喚起するほか、就活へのハードルを下げる効果もあるでしょう。動画終盤に表示される「挑戦者、求ム」も、ゲーム会社ならではの演出です。

採用する側の会社が就活生から面接される動画

施工図から設計・施工までをトータルに手掛ける、株式会社トクミツ建築企画の採用動画です。慢性的な人手不足に悩む建設業界を揶揄するかのように、採用する側の会社が就活生から面接されるという、通常と逆転したパターンを動画で表現。就活生からの鋭い質問にうろたえる従業員の姿が、視聴者に不思議な共感を与えています。

コミカルな動画というだけでなく、御社の強みは?業務内容は?など、就活生の質問に答える形で、どんな会社なのかを説明していることもポイント。建築が好きで好きでたまらないという熱い情熱と、それに応えられる挑戦者を待っている、というメッセージの伝わる採用動画です。

「人」に焦点を当てておもしろみが増している動画

雑貨店を展開する株式会社勉強堂の採用動画。代表取締役会長と取締役社長のこれまでの人生に焦点を当てています。

具体的には、動画の冒頭で、会長がアンデス山脈のタウリラフ南壁に初登攀した経験などに言及。動画の後半では、事業内容やビジョンの話へと移り「既存の枠組みにとらわれず新たな業種展開をする」と今後の会社の方針を伝えています。

この動画のポイントは、会長の人生に焦点を当てることで、動画後半部分のメッセージの納得感が増していること

「組織のトップの人がチャレンジ精神をなにより大切にしている。だから入社したら、自分にも国や事業を問わずどんどんチャレンジさせてくれるだろう」と視聴者に感じさせることができます。

「どんな方針の会社なのか」を伝えたいときはこのように、社内の「人」に注目し、その人特有の考え方や生き方を取り上げるのも良いでしょう。淡々と事業方針や社風を説明するよりも、具体性があっておもしろみが増すため、より求職者の興味を引くことができます。

取材形式で視聴者を飽きさせない動画

三和建設株式会社の新卒向け採用動画。元日本テレビアナウンサーとして知られる青木源太さんが、社員に突撃取材を行うというストーリーです。

青木さんがオフィスを訪れ、「まるでオシャレなペンションのような雰囲気です」「あ、あちらにいらっしゃいますね、聞いてみましょう」などと言いながら出会った社員に質問していく様は、さながらバラエティー番組のよう。見ている学生は、テレビ番組を見るような気楽な気分で動画を見ることができます

この動画はおよそ15分ほどありますが、「アナウンサーが取材する形式」にしたことで、飽きずに気軽な気持ちで最後まで見てもらいやすいといえます。

さらに、視聴者が気になっているであろうポイントを、青木さんがうまく質問しているのも重要なポイント。例えば「みなさん寮生活はどうですか」と若手社員に質問しています。視聴者は「まさに自分が気になっていた部分を、代わりに次々と質問してくれている」と感じるため、動画を最後まで見たくなります。

この動画のように、ある程度尺が長くなる動画の場合は退屈に思われがち。見ている求職者が途中で「つまらない」と感じないための工夫が必要です。

求職者が「本当に知りたいこと」をラップバトルで伝える動画

広島県に拠点を置き、自動車部品の製造を行うデルタ工業株式会社の採用動画。開発部門と製造部門がお互いに抱いている不満をラップにのせてぶつけ合っています。

テンポが良いばかりでなく、歌詞が韻を踏んでいるのがおもしろいポイント。「1つの寸法は奇跡の結晶」「どや顔で諦観 振りかざし傍観」といったテンポのいいフレーズが続き、視聴者には「言いまわしがうまくておもしろい」「最後まで聞きたい」と感じる効果が期待できます。

さらに、実際の社員の声をもとに歌詞を作ったため、現実味がある点もおもしろいポイント。
例えば「何回あるんだ設計変更!」と言う製造部門に対し、開発部門は「そもそもお前らが挑戦しないから変更も増えているんだ」と反撃。それでも最後には手を取り合って「風通しの良い会社」というテロップで締めています。

求職者がとくに知りたいのは「会社の実態」や「社員の本音」など。上辺だけの話はうんざりと感じる人も多いです。そのため、このように社員が日頃抱いている不満をオープンにすると、「この会社は裏表がない」「社員の不満も丁寧に聞いてくれそう」と感じるため、好感度が高くなります。

この動画のように、求職者が知りたい「会社の本当の姿」を見せると、求職者の心をつかめるでしょう。

わかりやすい「おもしろさ」を追求した短い尺の動画

株式会社iCARE 採用動画

※画像引用:株式会社iCAREの採用動画

健康管理システムを提供する株式会社iCAREの採用動画。
モノマネが得意な社員が、ジャイアンの声で「おいのび太!インサイドセールスで一緒に働こうぜ!俺リーダー、お前メンバーな!」と言う15秒程度の短い動画です。社員の特技を実際に披露しているのがおもしろいポイントです。

採用動画は長尺のものばかりではありません。このように数十秒程度の短い動画を、YouTubeのショート動画やTikTokにあげることもできます。

短い動画の場合はあれこれ詰め込むことはできないため、シンプルな内容にすることが大事。例えば、この事例のような「特技の披露」あるいは「ショートコント」などであれば短い尺でもわかりやすく「おもしろい」と感じてもらえて、社員の特徴を視聴者に動画で印象付けて覚えてもらいやすくなります。

視聴者が「選択」できるようにして興味を刺激する動画

株式会社NTSロジ 採用動画

※画像引用:株式会社NTSロジの採用動画

物流業を手掛ける株式会社NTSロジの採用動画。ユーザーが視聴中に動画をクリックしてアクションを起こせる「インタラクティブ動画」の形式です。

動画冒頭の10秒程度で会社全体のイメージを伝え、後半では5人の社員が表示。気になる社員をタップすると、その社員のインタビュー動画が視聴できる仕掛けとなっています。

この動画の最大のポイントは、「視聴者が聞きたい話を選択できる」というところ。この事例のように、「誰のインタビューを聞くか」「どの部署の説明を聞くか」などについて選択できる部分を設けると、視聴者は自然と「現場の話を聞きたいからこの若手社員の方の話を聞こう」などと、主体的に動画を視聴できます。そのため、「おもしろい」と感じて動画視聴後の満足度が高まりやすくなるでしょう。

採用動画に奇抜さがなくても、この動画のように視聴者自身で選択できる要素を加えるを施せば、視聴者は興味が刺激されて「おもしろい」と感じてもらいやすくなります。

ストーリーの途中で分岐がありゲーム感覚で楽しめる動画

株式会社エムフロ 採用動画

※画像引用元:株式会社エムフロの採用動画

メディア事業を中核とする株式会社エムフロの採用動画。この動画もインタラクティブ動画の形式です。

新米エンジニアがトラブルに対処するというストーリーで、どう対処するかを視聴者が3つの選択肢から選べるようになっています。選んだ選択肢ごとに異なるストーリーが展開されます。

この動画のポイントは、ゲーム感覚で動画を視聴できる点。例えば「先輩の助言を求める」という選択肢を選ぶと、短時間でトラブルが解決し、ドット絵ゲームのように「シンマイは レベルが 1あがった!」と表示。視聴者はRPGゲームをクリアしていくような感覚で楽しみながら動画を見ることができます。

インタラクティブ動画の最大のポイントは、「ユーザーがアクションを起こせること」。この点を生かすために、この事例のように動画全体にストーリー性を持たせるのも良いでしょう。

「この選択肢を選ぶとどう展開するんだろう」と視聴者はワクワクしながら見ることができます。

アニメーションを取り入れておもしろさを生んだ動画

ダクトの制作やエアコンの工事、板金制作を手掛ける三朋企業株式会社の採用動画。ドラマ仕立てで、宇宙からの謎の風によって地球が滅亡してしまうのを、同社の社員たちが防ぐという壮大なストーリーです。

この動画のおもしろいポイントは2つあります。
1つ目は、動画の前半はパニック映画の予告動画のような迫力があること。社員役の人が「絶対に可能です!」と語気を強めたり、図面を囲んでチームのメンバーが真剣な表情で議論を行ったりする様子には思わず見入ってしまいます。

もう1つの面白いポイントは、後半のクライマックスのシーン。このままシリアスなシーンが続くと思いきや、急に手書き画のようなアニメーションに切り替わります。このギャップが意外性を生み、見た人がおもわずクスっと笑ってしまう構成になっています。

この事例のように、動画の途中で演出の仕方を変えると、視聴者は「想像していたていたストーリーと違う」と感じるため、印象に残りやすくなります。

動画の途中で「ありきたりなストーリーでつまらない」と思われると途中で離脱される可能性が高くなります。そのため飽きさせない工夫の1つとして、この事例のようにそれまでの演出からは想像できない意外な演出を取り入れるのも効果的でしょう。

かっこいい採用動画の事例も紹介していますので、くわしくは下記記事をご参照ください。
関連記事:かっこいい採用動画の事例を総まとめ!【2022年度版】

※事例を見ても、おもしろい採用動画を制作するには自信がないという方はお気軽にご相談ください。あなたの目的・予算に合った採用動画制作が得意な会社を「人力で」マッチングします。相談料も紹介料も一切かかりません。

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面白い採用動画をつくるメリット

ここまでで、個性的かつ面白い採用動画の事例を紹介してきました。しかし、そもそも採用動画を面白くつくることに、どのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、面白い採用動画をつくることで得られる、主なメリットを3つ紹介していきます。

注目を集めやすい

面白い採用動画は、求職者を含む世間の注目を集めやすいというメリットがあります。たとえば、SNSなどでも面白いコンテンツは注目されやすく、幅広く拡散されることも少なくありません。多くの人に注目される面白い採用動画をつくれば、自社を認知していない求職者にも自社の存在をアピールできます

特に知名度の高くない中小企業にとって、注目される面白い採用動画で自社の認知度を高めるのは有効な手段。認知度が高まれば、より理想的な人材を採用するための母集団形成に役立つからです。

企業の雰囲気や魅力を伝えやすい

面白い採用動画は、企業文化や社内の雰囲気、魅力を求職者に伝えやすいメリットがあります。ほかと異なる視点やアプローチの求められる面白い採用動画は、自社ならではの雰囲気や魅力をデフォルメして伝えるのにピッタリのコンテンツだからです。

たとえば、さまざまなことにチャレンジできる自由な社風と、営業としてのやりがいをTV番組風にまとめたマルコメ株式会社の採用動画。建築が好きで好きでたまらないという情熱を、逆面接で表現した株式会社トクミツ建築企画の採用動画などが好例。外部からは見えない企業の雰囲気・魅力を伝えられれば、求職者の興味を高める効果も得られるでしょう。

応募者とのコミュニケーションのきっかけになる

面白い採用動画は、採用サイトへのアクセス、問い合わせ、エントリーなど、応募者とのコミュニケーションのきっかけを作れるメリットがあります。観た人に強いインパクトを残せる面白い採用動画は、応募者のアクションを促す効果を期待できるからです。

たとえば、待遇の良さを強烈にアピールしたラディックスの採用動画を視聴して、採用サイトを検索した、エントリーした応募者は少なくないはずです。ただし、面白い採用動画をつくるだけでは不十分。動画の公開場所、起こして欲しいアクションを念頭に、応募者とコミュニケーションをとるための導線と誘導の仕組みを設計することが重要です。

面白い採用動画を作るポイント

ここまで、10パターンの事例を見てきました。では、採用動画で「おもしろい!」と感じてもらうための秘訣は何でしょうか?
重要な2点を以下にまとめました。

面白い採用動画を作るポイント

目的を明確にする

一口に「採用活動」と言っても、その流れは「認知拡大」「興味喚起」「理解促進」の3つの段階に分かれます。

・会社の認知・知名度を拡大したいのか?
・興味を喚起して応募者数を増やしたいのか? 
・理解を深めてモチベーションの高い人材を採用したいのか?

この3つのうちどれを目的として設定するかによって、目指すべき「おもしろさ」の方向性が変わってきます

とにかく広く認知を拡大したいなら、会社の具体的な情報を紹介するよりもエンタメ系の動画が向いています。例えば、本記事で一番最初に紹介した株式会社川邊組の動画のようなインパクトのある動画は、SNSなどで拡散されやすいため認知拡大を期待できるでしょう。

一方で、興味を喚起して応募者数を増やしたいのであれば、三和建設株式会社の取材形式の採用動画などが参考になります。この場合は、単にエンタメとしておもしろいことよりも、「この会社で働くのはおもしろそう」と感じてもらうことが大事。そのため、事業内容などに関して具体的に紹介しつつも、見ている人を飽きさせない工夫が必要です。

目的を明確にして、動画の方向性を誤らないようにしましょう。

求職者のニーズから逆算する

求職者が何を知りたいのか?何を企業に求めているのか?を徹底的に考えて動画を作ることで、より「おもしろい」と感じてもらえる内容になります。

例えば、ラップバトルで社員の不満をぶつけ合うデルタ工業株式会社の採用動画が良い例。この動画は「実際に働く社員の本音を知りたい」という求職者の目線に立っているため、実際に動画のコメント欄でも「めっちゃ良い」「おもしろかった」などのコメントが多数あります。

求職者の目線に立った動画であれば、求職者は「そうだよ、それが知りたかったんだよ」と共感するため、おもしろい!と感じます
逆に、おもしろい動画と言っても求職者の目線を無視したものであれば、「なんだか白々しい」と思われてしまいます。

応募が増える採用動画を作るコツ、効果が出やすい採用動画の構成、採用動画のトレンドの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:応募が増える採用動画の作り方4STEPを解説!効果、事例も紹介!
関連記事:効果的な採用動画の構成のポイント7つ!動画活用メリットや事例も紹介
関連記事:【2022年度版】採用動画のトレンドを解説!構成のコツや成功例も紹介!

有名な映画やマンガのパロディを取り入れる

簡単におもしろさを加える方法の1つが、有名な映画やマンガのパロディを取り入れること。元のネタが有名なものであれば、見た人も「ああ、あれか!」と気づいておもしろいと感じてくれます。

取り入れる際に注意したいのが、ターゲットがその元ネタを知っているかどうか
たとえば就活中の大学生に向けた動画であれば、30年前の映画などは元ネタとして向きません。若い世代に人気のマンガや映画が合っているでしょう。例えば、採用動画ではありませんが、下のスキー場のCMが参考になります。

大ヒット映画「君の名は。」の有名なシーンのパロディとなっていて、記憶に残りやすいです。

ターゲットに合っているかに注意すれば、パロディを用いるのも有効な手段です。

テロップをうまく使う

テロップをうまく使うのも効果的な方法です。テロップで特に参考になるのが、テレビ番組。出演者の感情やその場の雰囲気に合わせて、テロップの大きさやフォントの種類を変えることで、おもしろさをより際立たせています。

たとえば、下の画像は「月曜から夜ふかし」のあるシーンです。オウムが「こんにちは」としゃべるシーンでは可愛らしいピンクの字で、「ギャー!」と叫ぶシーンではインパクトのある赤の縁取りに黒の字でテロップを示しています。

月曜から夜ふかし テロップ1

月曜から夜ふかし テロップ2

※画像引用元:YouTube

テロップのデザインを変えることで、「ギャー!」とオウムが叫んだ時のおもしろさが強調されています。

普段見ていて「おもしろいな」と感じる番組のテロップの使い方を真似するのも良いでしょう。

※これらのポイントを見て「自社でうまくできるか不安」と感じた方は動画幹事にご相談ください!作りたい動画の方向性をコンサルタントがヒアリングし、最適な制作会社を紹介します。
紹介料も相談量も無料です。

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採用動画制作の相場

採用動画制作を外部の制作会社に依頼する際、失敗しないためには費用相場を把握しておくことが大切です。

採用動画の平均相場は65.1万円

動画幹事は「動画を作りたい人」と「動画制作会社」とを結ぶマッチングサービスを提供しています。以下は動画幹事経由で発注された「動画制作の発注金額データ」から作った採用動画制作の費用相場グラフです。

採用動画制作の相場グラフ

平均の発注金額は65.1万円。中央値は47.4万円になっています。
相場帯の割合で見ると、30~50万円、50~100万円が35%で同率最多。また、10~100万円で見るとおよそ9割となっています。採用動画制作を依頼する場合は10万円~100万円の予算を見ておくとよいでしょう

採用動画の費用は目的や条件によって異なる

採用動画において相場10~100万円と幅があるのは、何か所でロケを行うか、キャストは社員かプロか、動画の尺はどのくらいの長さか、などによって費用が変動するためです。

一例として、相場をご紹介いたします。おもしろい演出を加えると、さらに追加料金がかかることもありますが、参考までにご覧ください。

特徴

相場

動画の尺

撮影条件

インタビュー

10〜30万円

120秒以内

ロケ:1ヶ所

キャスト:社員

機材:1カメラ

インタビュー

社内風景

30〜80万円

180秒以内

ロケ:2ヶ所

キャスト:社員

機材:1カメラ

密着取材

80〜200万円

オーダー

メイド

ロケ:2〜3ヶ所

キャスト:

社員orプロ

機材:1〜2カメラ

ドラマ

仕立て

200万円以上

オーダー

メイド

ロケ:3ヶ所以上

キャスト:プロ

機材:カメラ以外も

採用動画の相場の詳細について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
関連記事:採用・リクルート動画の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】

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面白い採用動画の事例まとめ

この記事では、おもしろい採用動画の事例と、おもしろい動画を作るヒント、制作時の費用などについて紹介しました。全体像がつかめたのではないでしょうか。
求職者が「おもしろい」と感じる採用動画を制作するために重要なポイントは2つです。

1つ目は、目的を明確にすること。ここが明確になると、「どのようなおもしろさを追求すれば良いか」がはっきりします。

そして2つ目は求職者のニーズから逆算すること。こちらがおもしろいと思うものを一方的に押し付けるのではなく、「求職者がおもしろいと思うもの」を提供しましょう。

この2点は、採用動画でどんな「おもしろさ」を追求するにしても大切です。採用動画を制作する際の参考にしてみてください。

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