- 更新日 2024.09.01
- カテゴリー 動画制作の事例
【SNS別】インフルエンサーマーケティングの事例12選|探し方も紹介【2024年9月最新版】
「これまで多くのマーケティング施策を試してきたが、うまくいっていない」
「打開策としてインフルエンサーを起用して自社商品の認知や販売促進につなげたい」
「イメージを掴むためにも、インフルエンサーマーケティングの成功事例を知りたい」
現在行っているマーケティング施策がうまくいかず、上記のようにお悩みの方は多いしょう。認知拡大やブランディング向上のために、YouTubeやInstagram、TikTokなどさまざまなSNSでインフルエンサーマーケティンが活発に行われています。
自社でもインフルエンサーによるマーケティング施策を行いたい、しかしどのような投稿をすれば良いかわからない、インフルエンサーの起用方法もわからないという方もいるでしょう。
そこで本記事では、参考になるインフルエンサーの投稿事例をSNS別に紹介し、効果最大化のコツや費用についても詳しく解説します。本記事を読むことで、自社がどのようなインフルエンサーに依頼し、どのような施策を行うべきかのイメージが掴めるでしょう。
※インフルエンサーマーケティングをお考えの方は、動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、動画制作やキャスティングに最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。まだインフルエンサーを起用しようか検討段階の方も、お気軽にお問い合わせください。
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【YouTube】インフルエンサーマーケティングの事例
【商品理解と販売促進】ロボット掃除機の使用感をレビュー
Roborock社が提供する「ロボット掃除機」の商品理解や販売促進を目的とした動画事例です。同社はYouTubeで人気のインフルエンサー「カズチャンネル」さんに商品のPR案件を依頼しました。
カズさん自身の築50年の実家を掃除するという企画でロボット掃除機が登場し、どのような機能が搭載されているのか、使い勝手はどうなのかなどを解説しています。動画投稿後の反響も大きく、「ロボットの性能」についてのコメントが数多く寄せられていました。これは視聴者のロボット掃除機の性能への理解が深まった証拠ともいえるでしょう。
「商品の性能の良さを伝えたい」「実際の使用感を動画で伝えたい」といった商品(精密機器など)を扱っている企業に参考になる事例といえます。
【興味喚起と販売促進】新作のファッションアイテムを紹介
リーズナブルな価格で流行の服を買えるECサイト「fifth(フィフス)」の運営を行う株式会社CODE SHAREの事例です。同社では定期的にインフルエンサーを起用したマーケティング施策を行っており、この動画では元アパレル店員インフルエンサー「ももち」さんとコラボ企画を実施。視聴者に対する「fifth」への興味喚起、商品理解促進を目的に制作されました。
fifthの新作アイテムの中から、ももちさんが特にオススメしたい商品を紹介するといった内容です。実際にコーディネートしながら商品の魅力を伝えています。また、この動画では動画を見た人に特別割引クーポンを配布。実際にコーディネートしながら商品を紹介することで、興味喚起や商品理解の促進、クーポンによる購買行動の促進につなげている事例です。
アパレルやコスメを扱っていて、スムーズに顧客の購買行動につなげたい企業には参考になる事例といえます。
【企業ブランディングと販売促進】ビールに合う料理を人気YouTuberが紹介
アサヒビールによるインフルエンサーのタイアップ動画です。アサヒビールのブランディングやビールの販売促進を目的に、料理系YouTuber「きまぐれクック」さんとコラボ。きまぐれクックさんがビールに合う料理を実演しながら紹介している内容です。
この動画のポイントは、動画冒頭にPR動画であることを表示している点にあります。「アサヒビールさんから魚をいただきました」と社名を連呼し、視聴者の記憶に企業名が残るようにしています。
コンテンツ内容も充実しており、実際に大きなブリを豪快に捌くシーン、料理を美味しそうに盛り付け食べるシーンまでが映し出され、視聴者がついビールを呑みたくなるような工夫がされています。「商品と同時に、社名もアピールしたい」など自社のブランディングや認知拡大につなげたい企業はぜひ参考にしたい事例です。
【商品の販売促進】中国人インフルエンサーの起用で販売促進
渋谷パルコによるインフルエンサーマーケティングの事例です。パルコ商品の販売促進を目的に作成されています。日本に訪れる外国人観光客の売上アップを目指したい企業、海外に販路を広げたい企業にとっては参考になる事例です。
この動画では、パルコの複数店舗の商品を中国在住の人向けに紹介しました。中国人インフルエンサーを起用し、商品説明などはすべて中国語で行っています。実際、渋谷パルコではライブコマース(ライブ配信で物を売る手法)での売上が実店舗での売上を上回ることもあるそうです。
海外向けの商品を販売している企業や、今後ライブコマースに力を入れていきたい企業は参考にしたい事例です。
【商品の認知拡大・利用促進】弾き語りYouTuberの起用で自社アプリのDL促進
スマートフォンの無料キーボード「Simeji」の認知拡大・ダウンロード促進を目的とした事例です。この事例ではチャンネル登録者数166万人の人気YouTuber「ゆゆうた」さんを起用し、サービスのDLを促進しています。
ゆゆうたさん自身がピアノを弾きながら歌ったり時事ネタを面白く話したりする弾き語り系YouTuberであることを活かし、実際にオリジナル曲で引き語りをしながら「Simejiのおすすめポイント」を紹介しています。視聴者を楽しませつつ商品の認知・利用促進につなげているエンタメ要素の強い事例といえます。
同サービスである「キーボードのデザイン」を、ゆゆうたさんが「ピアノのキーボード」を使ってうまく紹介しています。自社商品と親和性の高いインフルエンサーを起用したい、エンタメ要素を動画に取り入れたいと考えている企業には参考になる事例です。
【サービスの認知拡大】複数人のインフルエンサーを起用して旅行のワクワク体験を伝える
高速バスの比較・予約サイトを運営する「高速バスドットコム」のサービスの認知拡大を目的とした事例です。同社は人気YouTubeチャンネル「超十代チャンネル」とタイアップしたPR動画を公開しました。
この動画は「サービスエリアのフードコートの売上トップ3を当てる」という企画を軸に、高速バスに乗りながらの女子旅を撮影した内容です。「視聴者に楽しんでもらえるコンテンツづくり」にフォーカスしているため、サービスのPR感をほとんど感じません。
サービス紹介は動画の概要欄のところに表示しているのみです。視聴者に楽しんでもらえるコンテンツ作りに注力し、広告は動画外の概要欄でさりげなく説明しています。「テレビ番組のようなクオリティの高いコンテンツを作って、視聴者に興味を持ってもらいたい」と考えている企業に参考になる事例といえます。
【Instagram】インフルエンサーマーケティングの事例
Instagramは、いわゆる「映える画像」で知られるSNSです。女性利用者が多いことからコスメやファッションとの親和性が高い傾向にあります。
【商品の認知拡大】メイク落とし洗顔の商品レビュー
画像引用:Instagram
株式会社コーセーの「商品の認知拡大」を目的としたインフルエンサーマーケティング事例です。Instagramで23万人のフォロワーがいる人気インフルエンサー「おっしー」さんが、高濃度炭酸泡で毛穴の汚れを落とすオーガニックシャンプーを紹介しています。
投稿は5枚の画像からなっており、商品の特徴から使ってみた感想、使用方法、仕上がりのレビューが写真とともに簡潔にまとめられています。商品の認知拡大はもちろん、投稿を見た人が商品を使用したイメージを具体的に掴めるような工夫を施している事例です。
【商品の認知拡大・販売促進】ペットに自社ブランドの洋服を着せて販売促進
画像引用:Instagram
ペット関連の商品を生産販売している「株式会社ペティオ」の、商品の販売促進を目的としたマーケティング事例です。この事例では、セーラームーンをモチーフにした自社ブランド「キャラペティ」の商品紹介を、Instagramの人気インフルエンサー「ゆう」さんが投稿しています。
商品イメージをつかみやすいよう、セーラームーンの服を着た愛犬をさまざまな角度から撮影。最後にはショート動画も掲載しています。投稿後には大きな反響が生まれ、1万5,000を超えるいいね!、260にも及ぶコメントが寄せられました。「ワンちゃんがミニスカートを履いている」というギャップで投稿が反響を生み、これをきっかけに商品の認知や販売が促進されています。
愛犬家・セーラームーンファンはもちろん、「愛犬×セーラームーンの服」のかけ合わせに興味を持った人にもアプローチできた事例です。潜在顧客層に自社商品を広めたい企業などに参考になるでしょう。
【Twitter】インフルエンサーマーケティングの事例
Twitterでは長尺の動画を載せられない(2分20秒まで可)分、「リツイート(ツイートを再びツイートすること)」で大きな拡散を狙えます。インフルエンサーに協力してもらい投稿がバズることで、認知拡大・販売促進につながります。
【店舗の認知拡大】自店の魅力を「漫画」でおもしろく紹介
画像引用:Twitter
東京や神奈川、福岡などに店舗を構えるテイスティングバー「SHUGAR MARKET」の認知拡大を目的としたマーケティング事例です。同社ではマンガ投稿で有名な「ケジメホ」さんというインフルエンサーを起用し、Twitter上で話題となりました。
マンガは「100種類以上のお酒を飲み比べできるお店」に「酒の弱いインフルエンサー」が訪れたという内容。お店の特徴を短いマンガでキャッチーに伝えているので、投稿を見たユーザーにもインパクトを与えています。
この投稿は大きな反響を呼び、700件を超えるリツイート、2.6万のいいね!を集めました。ツイートを見た多くのユーザーが同店の存在を知り、「機会があれば行ってみたい」と間接的な集客にもつながっています。飲食店をはじめ「直接の集客よりも、まずは商品サービスを知ってもらいたい」と考えている企業には参考になる事例です。
【サービスの利用促進】引用リツイートでキャンペーンを拡散
画像引用:Twitter
ホテル予約サイト「Booking.com」の、サービスの利用促進を目的としたマーケティング事例です。同社ではTwitter上で「夢の旅館旅プロジェクト」という、ユーザー自身がどんな旅をしたいかツイートし、投稿者の中から抽選で2人に宿泊券をプレゼントする企画を実施しました。
直接インフルエンサーを起用した訳ではないですが、同プロジェクトに興味をもった旅行型インフルエンサーが「引用リツート」をしたことで投稿が拡散されました。Booking.comの認知拡大や同サイトを通しての予約促進につながった事例といえます。
予約サイトを運営している企業や、ユーザーに参加してもらう形でTwitterを運用し、サービスの認知・利用促進につなげたい企業には参考になる事例です。
【TikTok】インフルエンサーマーケティングの事例
TikTokは「ハッシュタグ」との相性が良く、インフルエンサーを起用した「ハッシュタグチャレンジ」と呼ばれるマーケティング手法などがよく活用されています。
【商品再認知・販売促進】ダンスを取り入れてハッシュタグを拡散
画像引用:TikTok
動画時間:15秒
コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社による、商品の販売促進を目的としたTikTokマーケティング事例です。コロナ禍による外出自粛中に「#おうちでリフレッシュ」というハッシュタグを作成し、自宅で楽しめるダンス動画を作成・公開。肉球ボクササイズやおにぎりウォーク、ガッツポーズツイストなど名前が覚えやすくユニークな振り付けが特徴です。
この動画ではTikTokの人気インフルエンサーを複数人起用。動画が拡散されたことでまた別のインフルエンサーがハッシュタグを付けて投稿し、拡散が拡散を呼び、大きな反響となりました。「誰もが知っているコカ・コーラ」を再び思い出してもらい、購買促進につなげている事例といえます。
休眠ユーザー(商品をしばらく買っていないユーザー)に対して、商品の再認知や購買を促進させたいと考えている企業には参考になる事例です。
【商品の認知拡大】チーズたっぷりのピザを食べる動画
画像引用:TikTok
ドミノピザの商品の認知拡大を目的としたインフルエンサーマーケティング事例です。同社が企画した「#ドミノチーズ100万円」というハッシュタグが大きな話題を呼びました。このタグを付けて投稿したユーザーの中から当選者が決まり、当選者にはドミノピザ東京本社で働いた後100万円の報酬がもらえるという企画です。
この企画を拡散するために同社では、TikTokの人気インフルエンサーに、チーズがたっぷりと乗ったピザを食べ、「ウルトラチーズ」というハッシュタグを付けて動画を投稿してもらいました。ドミノピザの認知度アップにつながった事例といえます。
ユーザーに参加してもらうことでトレンドを作り、爆発的な認知拡大を狙いたい企業には参考になる事例です。
※インフルエンサーマーケティングをお考えの方は、動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。まだインフルエンサーを起用しようか検討段階の方も、お気軽にお問い合わせください。
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インフルエンサーマーケティングの費用
インフルエンサーに依頼するとなると、かなり高額になるイメージがあるかと思います。実際の費用を詳しく解説します。
フォロワー単価「2〜4円」が目安
人によって異なりますが、インフルエンサーに依頼する場合の相場は、フォロワー単価「2~4円」が目安といわれています。ここでいうフォロワーは、インフルエンサー本人についているフォロワーです。たとえば、Instagramで50万人のフォロワーのいるインフルエンサーに依頼する場合、100~200万円が相場となります。
インフルエンサー起用にかかる費用の内訳
インフルエンサーを起用する場合、以下のような費用が発生します。
・インフルエンサー本人に支払う報酬
・紹介してもらう商品の費用
・必要に応じた交通費・宿泊費
インフルエンサー本人に支払う報酬が、大部分を占めています。PRしたい商品に関する費用は、自社商品を無料提供するのが一般的なので、商品代金や配送料などは自社持ちになります。また、インフルエンサー本人に自社を訪問してもらう場合、それに伴い宿泊が必要な場合の交通費・宿泊費などの経費も企業持ちとなります。
フォロワー単価が「3円」だった場合の事例 インフルエンサー本人のフォロワーが10万人と想定して、10万円×3円でトータルでかかる費用は30万円です。提供する商品単価が2万円と仮定します。インフルエンサー本人の自宅に送る商品の本体・送料で2.5万円程度。(自宅に商材を送るため交通費・宿泊費はなし)単純計算で、インフルエンサー側に32.5万円を支払う計算になります。
インフルエンサーの探し方・依頼方法
いざ依頼したいと思っても、自社に合ったインフルエンサーをどのように探し、連絡を取れば良いのでしょうか。
SNSや検索によって探したりツールを用いる
1. SNSや検索エンジンから探す
TwitterやInstagramなど自社が配信したいSNS上でインフルエンサーを探します。プラットフォーム内の検索機能でハッシュタグを入力して投稿やキーワードを辿ることで、フォロワー数の多いインフルエンサーアカウントを見つけやすくなります。
たとえば、自社でコスメ商品を販売していて、Instagramで美容系インフルエンサーを探したい場合、Instagramの検索窓で「#コスメ紹介」などと検索すると、上位の方にインフルエンサーのコスメ紹介の投稿が表示されます。
ブログなどで活躍するインフルエンサーを検索エンジンから探す方法もあります。この場合も関連キーワードから辿ってインフルエンサーを探します。
Google検索の上位にある記事やインフルエンサーは有名な人が多いため、マイクロインフルエンサー(フォロワー数万人程度の小規模なインフルエンサー)を探す場合は難しいです。しかし、マイクロインフルエンサーはフォロワーとの距離が近く特定のコミュニティに強いため、自社のマーケティング戦略によっては探す価値があるでしょう。
2. ツールを使って探す
SNS上でフォロワー数の多いアカウントや、シェア数の多い投稿を探せる専用ツールがあります。たとえば、FacebookやTwitterなどてシェア数の多い投稿を探せる「BuzzSumo」や、Twitterの投稿がフォロワー数の多い順に表示される「followerwonk」などのツールです。
専用ツールは、SNS内の検索機能を使うよりも簡単にインフルエンサーを見つけることができるのでおすすめです。
【ツール例】BuzzSumo
画像引用:BuzzSumo
BuzzSumoは、SNS上で拡散されている記事やサイトを調査できる、イギリス初のソーシャル分析ツールです。前述したようにFacebookやTwitterなどのSNSでシェア数の多い投稿を検索できます。無料でも利用できますが、閲覧や検索回数に制限がかかるため有料プランがおすすめです。
有料プランだと「Pro」で月額99ドル、「Agency」で月額299ドル、「Enterprise」で月額999ドルです。グレードを上げると、ユーザー数を増やせたり、細かい分析機能を使えたりと幅が広がります。
インフルエンサーにアポイントを取り、依頼する
自社に合ったインフルエンサーを見つけたら、アポイントを取り実際に依頼します。依頼方法として以下のものがあります。
- 本人に直接メッセージ
- 所属事務所への連絡
- キャスティング会社への依頼(代理店)
インフルエンサー本人に直接メッセージを送る、または本人が事務所に所属していれば事務所に連絡することでアプローチします。事務所へ連絡する場合は、基本的にそのインフルエンサーのマネージャーとやり取りをすることになります。
メッセージを送ってもレスポンスがある可能性は低いです。「この会社からの依頼なら興味があるな」と思ってもらうためには、「自社からインフルエンサーに何を提供できるか」を考えましょう。たとえば、スペシャルイベントに招待したり、限定品を優先的に案内するなど、インフルエンサーにメリットのある提案をすることが大切です。
キャスティング会社に依頼するのも一つです。キャスティング会社とはインフルエンサーの選定から出演依頼、スケジュール管理などを請け負っている会社です。自社の特徴やPRしたい商品を伝えることで、最適なインフルエンサーを選定してくれます。キャスティング会社を選ぶ際は、公式ホームページなどで過去の事例や実績をチェックしておきましょう。
※インフルエンサーの選定からプロの力を借りたい方は、動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、貴社に合ったキャスティング会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
インフルエンサーマーケティング成功のコツ
インフルエンサーに依頼したからといってマーケティングが成功するとは限りません。認知拡大や販売促進など自社の目的を達成するためには「事前準備」が必須です。インフルエンサーマーケティングを成功させるためにも、下記のポイントを意識しましょう。
1. 自社ブランドとの親和性を考える
YouTubeやInstagram、Twitterなど多くのSNSがあり、各プラットフォームで多くのインフルエンサーが活躍しています。そこで重視したいのが、自社ブランドとインフルエンサーとの親和性です。親和性がまったくないとコンセプトがズレてしまい、視聴者に何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。
たとえば、食品を提供している会社なのにファッション型のYouTuberに案件を依頼するのはナンセンスです。インフルエンサーの過去の投稿を見て、自社商品のターゲットと本人の世界観などを把握し、自社に合った人物に依頼しましょう。
2. 動画のエンゲージメントを調べる
インフルエンサーがアップした動画や投稿のエンゲージメント(いいねやシェア、クリックがどのくらいあったかの指標)を調べることも重要です。投稿のリーチ(閲覧)、いいね、シェア、コメントの内容などからトータルで評価しましょう。
たとえば、フォロワー数は多いのにエンゲージメントが少ない場合、フォローしているけど投稿をチェックする視聴者が少ないことが考えられます。SNSのエンゲージメント率のインフルエンサー平均は「5%前後」といわれています。いいね!で換算するとフォロワー1万人あたり「500いいね」程度が平均です。単にフォロワー数や知名度だけで判断するのでなく、投稿の数字もしっかり見た上で依頼するか決めましょう。
3. 過去のPR動画を確認する
インフルエンサー自身が過去に投稿していたコンテンツも確認しておきましょう。特に次の項目は意識してみてください。
- 過去に企業案件を受けているか
- 通常の投稿が自社のブランドとマッチしているか
- 過去にステルスマーケティングを行っていないか
基本的に、企業案件の経験があるインフルエンサーに依頼した方がよいでしょう。インフルエンサー本人に経験があると、どのように商品を紹介すべきか、どのタイミングで企業名を出すべきかなど企業案件コンテンツの流れを把握できている場合が多いからです。
また、過去の投稿を一通り見ると、インフルエンサー自身の考え方や人柄など、大まかな雰囲気がつかめます。自社のブランドの魅力を引き出してもらえそうかなど、総合的に判断しましょう。
過去にステルスマーケティング(宣伝だと気づかれないように商品情報を配信すること)をしていないか、炎上していないかも確認しておいてください。炎上経験がある=依頼すべきではない、という訳ではありませんが、不適切な発言をされる可能性があるので、ライブコマースなどでは避けることをおすすめします。
インフルエンサーマーケティングの注意点
1. インフルエンサー選定の難易度が高い
SNS市場の拡大やユーザーの増加によって、最近ではインフルエンサーも急増しています。フォロワー数百万人の有名インフルエンサーから、数千人程度のマイクロインフルエンサーまでさまざま。フォロワー数以外にも主要なフォロワー層、配信ジャンル、世界観なども多様です。
そのため、自社の目的に合ったインフルエンサーがなかなか見つからない場合があります。企業がインフルエンサーに連絡をした場合の返信率は3~5%といわれており、たとえ理想のインフルエンサーを見つけても実際に依頼できるとは限りません。相手に、自社ができる最大限のメリットを提示するなど、案件を引き受けてもらえる工夫をしましょう。
2. 炎上のリスクも生じる
インフルエンサーは発言力がある分、炎上のリスクが伴います。発言自体が批判を呼んだり、宣伝と言わずに情報発信をする「ステルスマーケティング」によって炎上してしまう可能性もあります。
ステルスマーケティングは、PRだと言わずに投稿するため最初はユーザーの注目を集められますが、もし企業の指示によるものだと後で分かったら、結果的に「だまされた」と思うユーザーが多く出てきます。
一度離れたユーザーを取り戻すのは大変。インフルエンサー本人への損害も大きいため、コンテンツ内容を複数回かつ社内の別の人が確認するなど、炎上しないような対策を考えておきましょう。
3. 必ずしも理想の動画が上がるわけではない
企業がインフルエンサーに依頼する際、PRしたい商品の概要だけ伝えて、どのような投稿内容にするかは本人に任せるスタイルが多いです。
動画にしてもテキスト投稿にしても、基本的にはインフルエンサー側によるコンテンツ制作となるため、コンテンツが自社の理想に沿ったものではない場合もあります。そのため事前に構成を確認させてもらうなど、制作前のイメージと制作後のイメージがズレないような対策が必要です。
また、自分の世界観を重視するインフルエンサーも多いため、依頼内容によってはアサインが難しい場合もあります。
【まとめ】インフルエンサーマーケティングの事例
本記事ではインフルエンサーマーケティングの事例を中心に費用や依頼方法、成功のコツなどをお伝えしました。インフルエンサーマーケティングは、商品の認知拡大や販売促進、ブランディングなど企業に多くのメリットをもたらしてくれます。
ただしインフルエンサーを選ぶ際は、自社ブランドとインフルエンサーとの親和性も重要です。インフルエンサーの過去の動画を見返すなどして、本人の価値観やビジネスに対する考え方を企業側も理解しておきましょう。
とはいえ、自社でインフルエンサー選定から行うのはハードルが高いと思う方は、プロに依頼するのがおすすめです。
インフルエンサーマーケティングについて相談したい方へ
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この記事を書いた人
三浦 麗市
専門分野: SEO、ライティング
Webライター。大学在学中よりSEOライティングを学び後にフリーランスとして独立。また並行して飲食店も経営しています。仕事のモットーは「顧客第一主義」