- 更新日 2025.07.01
- カテゴリー 動画マーケティング
オンライン配信とは?必要な準備とやり方、機材、相場をまとめて解説【2025年最新版】
ウェビナーや商品の発表会、株主総会、学校のオンライン授業、音楽ライブなど様々なシーンでのオンライン配信が増えています。
ですが、オンライン配信を始める方には次のような悩みがつきもの。
・オンライン配信をする方法や必要な機材が分からない。
・途中で事故が起きないようオンライン配信の注意点を知っておきたい
・オンライン配信を自社で行うのかプロに依頼すればいいのか基準が分からない
そこで、オンライン配信の実績豊富なプロへの取材をもとに「自社でオンライン配信をするための方法」「プロに依頼した方がいい基準」などを解説します。
※オンライン配信をプロに依頼したいけど、どの会社に依頼すればいいか分からない方は動画幹事にご相談ください。あなたの要件を丁寧にヒアリングし、最適な会社をご紹介します。
オンライン配信に必要な6つの準備
はじめに、オンライン配信をする際に必要な最低限の準備(先に決めておくもの)を6つ解説します。準備をおろそかにして曖昧なままプロジェクトを進めると、失敗のリスクが高まり、成果が得られないまま終わってしまいます。ここで挙げた6つは必ず準備してください。
- オンライン配信の予算設定
- オンライン配信の目的設定
- 会場を借りるかどうかの検討・選定
- 集客方法を検討
- オンライン配信のプラットフォーム選定
- アーカイブ動画制作を検討
オンライン配信の予算設定
オンライン配信を行う際の上限予算を決めてください。PCやスマホ1つで行う簡易なウェビナーもありますが、一定のクオリティの配信には機材や人員などが必要です。あらかじめ上限を決めず、制作費が予想外に高騰するケースも少なくありません。
ネット環境のトラブルに備えたポケットWi-Fiなど数千円の小額であっても追加でオプションが発生する場合があるので、予算オーバーにならないように注意しましょう。
オンライン配信の目的設定
オンライン配信の目的は主に3種類あり、どれに該当するか設定してください。
・企業名やサービスの認知拡大
・企業ブランドの価値を高めるブランディング
・サイト誘導や商品購入、採用などの集客
目的によって配信すべき内容も異なってくるので、先に明確にしておきましょう。
なお、オンライン配信は中継にきてもらうための集客準備や広告も必要なため、収録に比べて工数や費用も増えます。リアルタイムで行うリスクを天秤にかけた場合、収録にしたほうがいいケースもあるでしょう。
本当にライブ配信がいいのか、収録が良いのか判断が難しい場合は、動画マーケティングに長けたプロに相談することをおすすめします。
会場を借りるかどうかの検討・選定
会場を借りる場合は、カメラ台数や音を拾うピンマイクやガンマイクなどの必要機材も変わってきます。また、撮影や音声の技術を要するので、会場の規模やクオリティにこだわる場合はプロに依頼しましょう。
集客方法を検討
オンライン配信に参加する視聴者を増やすためには、集客方法が大切。集客方法は、以下のとおりたくさんあります。
- 公式サイトやSNSで告知
- プレスリリースの配信
- 顧客リスト(メルマガやテレアポ)へのアプローチ
- Web広告
予算などに応じて最適な方法を選びましょう。
オンライン配信のプラットフォーム選定
オンライン配信=Zoomというイメージが定着していますが、実はプラットフォームによって得意・不得意があります。どのプラットフォームで配信を行うかも決めておいてください。有名な配信プラットフォームにはYouTube LiveやZoom、Microsoft Teamsライブイベントなどがあります。
YouTube Live
Googleが手がけるサービスであり、画像が綺麗なことが特徴。URLをクリックするだけでいいので多くの人に参加してもらう場合に向いている。オンライン配信に参加するハードルが低い。
Zoom
当人同士が話すミーティングや資料共有などのコミュニケーションが取りやすい。一方で、YouTube Liveと比較するとやや画質が劣るので、商品発表会など映像を美しく見せたい場合に向かない。
Microsoft Teamsライブイベント
最大10,000人が参加できる。視聴者は参加無料で、発信者は有料ライセンスが必要になる。有料のMicrosoft 365 Enterpriseを契約していると利用できる。設定が上記2つよりも複雑なため、初めての人には向かない。
アーカイブ動画制作を検討
リアルタイムでの中継に加え、あとで動画を編集してアーカイブにするかも重要な項目。ライブ配信して終わりというケースが多いですが、編集次第によっては企業の財産となり二次利用ができます。
サイトに掲載する、記事コンテンツに挿入する、展示会やイベントで使うなど用途は様々。動画の活用方法や適切な編集を行うためにも、配信と編集をプロに一括で依頼するのがおすすめです。
自社でのオンライン配信のやり方
続いては、自社でオンライン配信をするやり方を解説します。オンライン配信を行うためのプラットフォームは様々ですが、ここではYouTube LiveとZoomを使った2つの方法を解説します。
YouTube Live |
Zoom |
|
---|---|---|
料金 |
無料 |
有料(月額11,850円〜) |
参加人数 |
制限なし |
プランによって制限あり |
メリット |
・画像が綺麗 ・無料で参加者の制限もない ・URLクリックするだけで参加可能 |
・参加者と会話する場合に向いている ・資料共有がしやすい ・セミナーに向いている |
デメリット |
・モバイル端末での配信はチャンネル登録者50人以上が必要 ・初めての配信はアカウントの確認まで1日かかる |
・商品発表会など映像を美しく見せたい場合に向かない ・マイクやカメラなど詳細な設定が多く初めて使う際に迷う |
Zoomでのオンライン配信が増えていますが、配信する側は有料のウェビナープランに加入する必要があり、人数制限もあります。
資料共有がしやすいのでセミナーや、参加者と双方向でやり取りする配信には向いていますが、それ以外に初めてオンライン配信を行う場合は YouTube Liveがおすすめです。
YouTube Liveでオンライン配信を行う方法
YouTube Liveは、YouTubeのアカウントを持っていれば無料で人数制限もなく、URLを共有すれば誰でも視聴できるので手軽。以下の4ステップ、たった数分でオンライン配信ができます(アカウントの作り方は省略します)。
ただし、YouTube Liveを初めて行う場合はアカウントが有効になるまで24時間程度かかります。前日までに申請しておく必要があるので、配信当日に駆け込みで設定しないようにしてください。
また、スマホなどのモバイル端末でオンライン配信を行うためには、50人以上のチャンネル登録者数が必要になります。
STEP1:YouTubeにアクセスして「ライブ配信を開始」する
最初に、YouTubeのトップページにアクセスし、右上にあるカメラのようなマークを押し、「ライブ配信を開始」をクリックしてください。
STEP2:アカウントを有効にする
上記のような設定画面になりますが、初めての場合は24時間後しか開始できないので、どちらを選択しても大丈夫です。
オンライン配信のタイトルや、子供向け、年齢制限などを選択します。
設定が終わると上のような画面になるので「有効にする」をクリックしてください。
STEP3:アカウントの確認
続いて上のような「アカウントの確認」の画面に切り替わるので、確認コードの受け取り方法(電話かSMS )を選択して電話番号を入力します。
送信を押すと、上のように6桁のコードの入力画面になるので打ち込んでください。
上のように正常に確認されたらOK。下のような画面になります。
アカウントが有効になるまで24時間程度かかる画面になるので、有効になるまで待ってください。
STEP4:オンライン配信の設定
24時間後、アカウントが有効になるので、左上のエンコーダ配信(外付けのウェブカメラやビデオカメラなど別途カメラを使う場合)or ウェブカメラ(PCやスマホに内蔵されているカメラを使う)かを選択してください。
あとはタイトルや年齢制限を設定すれば完了です。上のように、ライブ配信を開始を押せば、オンライン配信が始まります。また、「共有」を押せば以下の画面になります。
オンライン配信の動画のリンクが表示されるので、URLを共有すればOKです。アカウントの確認さえ終わっていれば、次から数分で設定できるので簡単です。ぜひ試してみてください。
Zoomでオンライン配信(ウェビナー)を行う方法
続いてはZoomでのオンライン配信のやり方を説明します。無料プランに加入している場合、最大100人まで参加できる「Zoom ミーティング」がありますが、これは全員がカメラやマイクを共有するもの。オンライン配信というより、名前の通り、ミーティングやWeb会議に使います。
通常のオンライン配信は、Q&A(質問) 機能やアンケート(投票)機能を備えた「Zoom ウェビナー」。ただし、「Zoom ウェビナー」は配信する側は月額11,850円以上の有料プランに加入する必要があるので注意してください。
STEP1:Zoomを起動してウェビナーをスケジュールする
Zoomの場合はたったの2ステップです。Zoomを起動し、左側にある「ウェビナー」をクリックします。上のような画面になるので、「ウェビナーをスケジュールする」を選びます。
STEP2:ウェビナーの設定をする
上のような画面に切り替わるので、配信の名前や開始日時、セミナーを録画するかを選択すると、URLが発行されます。そのURLを共有すれば視聴可能です。
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オンライン配信に必要な機材
次に、オンライン配信に必要な機材を解説します。細かい機材を入れるとキリがないので、ここでは1人や自社で行う場合に使う代表的な機材を5つ紹介します。
パソコン
オンライン配信をする上でパソコンは必要。ノートパソコンでもデスクトップでも、どちらでも構いません。スペックが高いパソコンの方がスムーズに配信できます。
オンライン配信をする際に、MacかWindowsのどちらが良いかといった疑問の声を聞きます。内蔵カメラの画質はどのOSでもほぼ変わらないので、今持っているパソコンで問題ありません。
マイク
オンライン配信といえばカメラが重要というイメージがありますが、実は優先度が高いのはマイクです。動画のクオリティを最も左右するのが、キレイに音を拾えるか、参加者の声や雑音が混ざらないようにできるかにかかっています。
マイクは大きく分けると、「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」の2種類あり、オンライン配信に向いているのはダイナミックマイク。周りの音や会場の音楽や雑音を拾いにくい特徴があるため、セミナーやイベントなどに向いています。
Webカメラ
ウェブカメラとは、上のようにパソコンと接続して使われる小型カメラのこと。ノートパソコンの内蔵カメラは下から見上げるようなアングルになっており、視聴者を見下ろしがちになり、多少の威圧感を与えてしまいます。フラットなコミュニケーションを取りたい場合は、ウェブカメラの使用がおすすめです。
ウェブカメラを選ぶ際は、1080p(ピクセル)以上を選ぶと画質を担保できるでしょう。
ウェブカメラが無く、画質を出したい場合はウェブカメラに対応している一眼レフでも構いません(ミラーレスも可)。その場合、一眼レフはAC電源でつなげられるものにすると、長時間の配信にも耐えられるでしょう。
ビデオカメラ
ハンディタイプのビデオカメラは、会場が広い場合、動く人が多い場合におすすめです。ズームの調整がしやすく広角に撮れるからです。
照明
画像出典:Amazon
オンライン配信に照明器具は必須ではありませんが、あった方が綺麗です。ただし、1万円以下の安い照明を買うと光量が足りず、ゴミになってしまうことが多いので注意。最低でも60ワット相当にあたるものにしてください。逆に100ワット以上になると眩しすぎます。
また、上のようなリングライト(いわゆる女優ライト)を使う場合は斜め45度の位置に置きましょう。真正面に置くと、日本人の顔はフラットに見えてしまいます。
ミキサー
複数の音のバランスを調整し、聞き取りやすい音を作るための機材であるミキサーは以下の場合に用意する必要があります。
・複数の人がマイクを使う
・BGMを重ねて配信したい
・Zoomとリアルな会場を中継で繋ぐ
複数の人が同時に中継を行う場合、声の大きさに違いが出て、小さい声の喋り出しが聞こえないなどのトラブルが起こります。それらの音の調整をするために音声ミキサーが必須となります。
ミキサーの値段はピンキリですが、オンライン配信に使うものは1万〜2万円のものを選ぶといいでしょう。
自社でのオンライン配信をするときの注意点
続いては、自社でオンライン配信を行う際の注意点を2つ説明します。他にも細かな注意点は沢山あるので、失敗できない配信を行う場合はプロに相談してください。
リハーサルをする
リハーサルは必ず行いましょう。とにかくトラブルの多いオンライン配信では、ぶっつけ本番はNGです。その際、最低限チェックしておくべき項目は以下の2つ。
・雑音チェック
・カメラ写り
音声の乱れや映像が暗すぎないかなど確認し、必要であればマイクや照明を用意するなど改善しましょう。
なお、リハーサルは本番と同じ曜日・時間・場所で1週間前に行ってください。例えば月曜日と日曜日では回線速度が同じとは限りません。リハーサルは、できる限り本番に近い環境で行うようにしましょう。
配信トラブルに備えておく
用意周到で臨んでもトラブルが起きてしまうのがオンライン配信。以下のような不具合が多いです。
・タイムラグや映像の乱れ
・映像切れ、音声切れ
・ネット回線のトラブル
上記のトラブルに対処するため、以下を用意しておいてください。
・PCを2台用意しておく
・ポケットWi-Fiやテザリング
・「映像が乱れました」「しばらくお待ちください」などのテロップ
意外とありがちなトラブルは、マイクオフのまま喋ってしまうこと。途中で別の映像を挟み、その間ミュートにして、喋り始めるたときには音声オフ...なんてミスは頻繁に起こります。すぐに助言できるように1人で配信を行わず、別の人が伝達できるようにしておきましょう。
オンライン配信をプロに依頼した方が良い場合とは
自社でオンライン配信を行う方法を説明してきましたが、難しいと感じる人も多いでしょう。ここでは、プロに依頼したほうがよいケースを紹介します。
プロに依頼した方がよいケース |
理由 |
---|---|
会場を借りて配信する |
必要なカメラ台数や音声機材の判断が必要 |
映像や音のクオリティにこだわる |
高価な機材や技術力が必要になる |
失敗が許されない |
トラブルが起きた場合の対処が難しい |
遠隔同士の複数人でイベントを行う |
画面の切替の難易度が高く、事故が起こりやすい |
初めてオンライン配信を行う |
何ができて、何ができないのか判断できない |
会場を借りて配信する場合
自社の個室ではなく会場を借りて行う場合、プロへの依頼をおすすめします。会場の規模や見取り図によってカメラを置く位置や、設置できる台数が異なり、音を拾うための機材が必要なケースが発生するからです。
上記のような貸し会議室のような小さな場合も同じ。会場の下見を行っていても、いざ観客が入った場合は勝手が異なります。雑音などが入る可能性もあり、これらの判断は素人では難しく、映像や音声のクオリティが極端に低い配信になってしまうリスクがあるので注意してください。
映像や音のクオリティにこだわる場合
商品イメージや企業ブランドなど、好感度を左右するセミナーやイベントなど、映像や音のクオリティにこだわる場合はプロに依頼しましょう。
優秀な機材を持ってしても、素人が配信を行うと映像や音のクオリティを出すのは至難の技。カメラやマイク、照明などの機材もピンからキリまであり、クオリティを求めるほど高価な機材や、それらを使いこなせる技術力を要します。自社で高価な機材を購入にしても宝の持ち腐れになるケースがほとんど。
また、アーカイブとしてYouTubeなどのプラットフォームで利用する場合も画質や音声のクオリティが求められます。Zoomのレコーディングは名称が載ってしまう、画質が荒いなど同様です。まずはプロに依頼し、自社でもできそうかレクチャーを受けると良いでしょう。
失敗が許されない場合
有料のウェビナーや株主総会、新商品の発表会、企業のブランドイメージに関わるイベントなど失敗が許されないケースはプロに依頼しましょう。
先ほど述べたように、素人では映像のクオリティが出しにくいのが現実。商品などの見栄えも悪くなる、もしくはプロに依頼すればもっと魅力的に映ったなど、イベント後に悔やんでも後の祭り。
さらには収録と違い、オンライン配信は映像や音声、ネット環境など様々なトラブルが起こり、素早く対処できなければ視聴者の信用を損ねてしまいます。失敗が許されないケースはプロに依頼するほうが得策です。
遠隔同士の複数人でイベントを行う場合
東京と大阪など、遠隔をつないでオンライン配信を行う場合もプロに依頼するのが無難。筆者も何度か視聴者として参加したことがありますが、次のようなトラブルが起こります。
・登壇者によって画質の粗さ、音声の大きさが違う
・登壇者の画面の切り替えが上手くいかず待たされる
特に画面の切り替えは難易度が高く、トラブルになるケースがほとんど。視聴者が待たされてイライラさせられ、信用を失いかねません。
また、遠隔の配信だけでなく、YouTubeのライブとFacebookライブ、Twitterライブを同時に行う場合(異なるプラットフォームでライブ中継を行う場合)もトラブルに発展しやすいので、プロに依頼することをお勧めします。
初めてオンライン配信を行う場合
初めてオンライン配信をする場合は、一度プロに依頼してみましょう。初めての配信の場合は、どんな演出ができて何ができないかの判断ができません。逆に構想の段階ではこんな演出をしたいと思っていても、準備の段階でダメだとわかる、いざ本番で失敗するなどが考えられます。
また、オンライン配信はやるだけでは意味がなく、目的を達成する必要があります。プロに依頼していれば、工夫を凝らした演出ができ、満足度やリード獲得の成果を出せたなど、後悔するケースも少なくありません。
一度プロに依頼してみて、自分たちでできそうであれば、次からやるといった勉強もできるので、初回だけでもプロに任せてみる方法が賢明な選択です。
※ここまで読んで、プロに依頼しようと思った方は下のボタンをクリックしてください。
オンライン配信をプロに依頼する場合の費用相場【最安5万円〜】
ここまで読んで、「オンライン配信はプロに依頼したほうがいいかも」と思われた方に料金の目安をお伝えします。
特徴 |
相場 |
備考 |
---|---|---|
観客0人 |
5〜15万円 |
カメラ1台固定 |
観客30〜50人 |
15〜30万円 |
カメラ2台 |
観客100人以上 (大規模イベント) |
50万円以上 |
カメラ2台以上 音声機材必要 |
※費用はすべて会場費を除く
オンライン配信の相場は上の3つに分類されます。無観客の配信は5〜15万円、50人規模のセミナー・イベントの相場は15〜30万円。観客100人以上の大規模イベントは50万円以上が目安。
価格の違いは主に会場・観客の規模です。会場が大きくなるほど音を拾うための機材が必要になり、費用も高くなります。
また、映像の難易度でも料金が変わってきます。テロップを入れる、別の動画を挿入する、挿入する動画に音声があるかなど。それによってディレクターが帯同する必要もあり、人件費によってもプラスアルファの料金が必要です。
関連記事:オンライン配信・ライブ中継に強い動画制作会社10選
オンライン配信に関するよくある質問
最後に、オンライン配信に関するよくある質問をまとめました。
オンライン配信とは?
オンライン配信とは「インターネットを利用したライブでの動画配信」を指します。ライブ配信・ライブ中継も同じ意味です。
なお、最近ではオンライン配信=ウェビナーと思われる方も多いですが、ウェビナーはウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせた造語。登壇者が複数の視聴者に向けてレクチャーする講座です。
オンライン配信はより広い範囲を指し、ウェビナーもオンライン配信の一種に含まれます。
関連記事:ウェビナーの開催方法は6ステップ!各ツールの比較や活用シーンを解説
関連記事:ウェビナーを開催するメリット8選!必要なものや費用も合わせて解説
オンライン配信の開催方法は何種類ある?
オンライン配信の開催方法は、大きく分けて以下の4種類があります。
開催方法 | 特徴 |
ライブ配信 |
・リアルタイムで視聴者に映像を届ける配信方法 ・視聴者からの質問にすぐ答えられるため、臨場感が生まれる |
疑似ライブ配信 |
・すでに制作した動画とライブ配信を組み合わせた配信方法 ・資料説明などは既存の動画を配信し、質疑応答だけライブ配信にするなど |
アーカイブ配信 |
・ライブ配信映像を録画して、視聴者がいつでも確認できるようにする方法 ・オンライン配信に参加できなかった視聴者も内容を確認できるのがメリット |
オンデマンド配信 |
・動画を事前にアップロードする方法 ・視聴者が見たいタイミングで確認できたり、2倍速で見れたりと視聴者にもメリットが多い |
オンライン配信の活用シーンとは?
新型コロナウイルス感染症の影響により、急増したのが大学のオンライン授業です。他にも以下のような様々な場面で活用できます。
- ウェビナー
- 企業説明会
- 商品発表会、記者発表会
- 著名人などの講演会
- 遠方の社内研修
- 学会、勉強会
- 株主総会、社員総会
- 学校のオンライン授業
- 海外間をつなぐイベント
- 音楽ライブ
- スポーツライブ配信など
動画視聴の機会増や5Gなどの影響もあり、今後も様々な形でオンライン配信の需要は増えていくと考えられます。
関連記事:ライブ配信のメリット6選!企業の活用シーンや上手に運用するコツも紹介
オンライン配信のメリット・デメリットは?
オンライン配信のメリット・デメリットは以下のとおりです。
<メリット>
- 遠隔地にいても映像を用いて情報共有できる
- ライブ配信の場合は臨場感がある
- 双方向のコミュニケーションが取れる
<デメリット>
- 配信設備に関する知識・準備が必要になる
- 配信トラブルを起こしてしまう可能性がある
- 配信方法によっては参加者と直接コミュニケーションが取れない
メリット・デメリットを知った上でオンライン配信を始めるか検討してください。
オンライン配信のやり方・必要な機材や費用相場まとめ
以上、オンライン配信のやり方や機材、注意点などを網羅的に解説しました。収録して編集する動画と違い、生のオンライン配信には入念な準備とトラブルへの対処技術が必要となります。
本当に収録ではなくライブ配信が最適化どうかを考えた上で、自社で行うかプロに依頼するかを判断しましょう。
繰り返しになりますが、まずは一度プロに依頼することをおすすめします。その上で、次回からは自社で行うかを判断するのが賢明です。オンライン配信は行うだけでは意味がありません。目的達成に近づくためにも、経験とノウハウを蓄積したプロに相談しましょう。
オンライン配信の規模や目的、種類によっても最適な会社は異なりますので、ぜひ相談無料の動画幹事にお問い合わせください。
コンサルタントのご紹介
岩田
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※本記事はオンライン配信を行う株式会社ビデオマッチングに監修していただいています。
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動画を業者に依頼する前の準備方法も
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この記事を書いた人

松田 光正
専門分野: 動画制作,編集,ライティング
株式会社ユーティルライター・編集者。スポーツ新聞社での校正・校閲を2年経験し、髪の毛の情報サイト「ヘアラボ(旧ハゲラボ)」にて2年半のライター経験を積む。動画の知識を取材しつつ、圧倒的な初心者目線のコンテンツをお届けします!
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