ハウツー(How To)動画の事例まとめ。制作時のポイントも解説【2024年12月最新版】

商品・サービスの使い方や使用感を伝えられるハウツー(How To)動画は、取扱説明書の代わりや購入促進、認知度の向上など様々な目的に活用されています。ですが、いざハウツー(How To)動画を作ろうとしても、ただ情報を並べるだけでは視聴者の理解を促せない可能性があります。

本記事では、ハウツー(How To)動画の活用場面や具体的な事例、制作におけるポイントをご紹介。「社内教育に使いたい」「購入意欲を高めたい」など目的ごとに分けてお伝えしますので、ハウツー(How To)動画の活用をお考えの方はぜひご覧ください。

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目次
  1. 1. ハウツー(How To)動画の活用場面
    1. 1-1. 社内研修
    2. 1-2. 商品やサービスの使い方マニュアルとして
    3. 1-3. 商品やサービスの販促ツール
    4. 1-4. 購入者のアフターサポート
  2. 2. ハウツー(How To)動画の利用事例
    1. 2-1. 社内研修
    2. 2-2. 商品・サービスの利用法
    3. 2-3. 購入者のアフターサポート
  3. 3. ハウツー(How To)動画の制作ポイント
    1. 3-1. 視聴者の目線で「必要な情報」を洗い出す
    2. 3-2. 「分かりやすさ」が最優先
    3. 3-3. 理解を促すために動画1本あたりの「時間」は短くする
    4. 3-4. 販促目的も兼ねる場合は「見つけてもらう」ための工夫をこらす
  4. 4. ハウツー(How To)動画を自作するサービス
    1. 4-1. tebiki(テビキ)
  5. 5. 【まとめ】ハウツー(How To)動画の制作について
    1. 5-1. ハウツー(How To)動画をプロに任せたい方へ

ハウツー(How To)動画の活用場面

ハウツー(How To)動画には「情報を正確に伝えられる」という大きなメリットがあり、社内・社外問わず様々な場面で取り入れられています。
まずは具体的な活用場面を確認し、導入後のイメージを膨らませてみましょう。

社内研修

ハウツー(How To)動画は、社内研修の1つとして利用されることがあります。例えば接客・電話対応などマナーに関する部分や社内で利用しているツールの使用方法などを動画で確認することで、スキルアップを促せます。

また、紙のマニュアルのように印刷する手間が不要であるため、新人教育や多店舗展開のときなどにかかる費用・工数を削減できるのもメリット。研修の人員が割けない場合でも、ハウツー(How To)動画があれば最低限の知識は身につけられるでしょう。

商品やサービスの使い方マニュアルとして

ハウツー(How To)動画は、商品・サービスの使い方マニュアルとして活用されることが多いです。カメラのメーカーであれば夜景の上手な撮り方を解説したり、タスク管理ツールを提供する会社であれば操作イメージを説明したりなど、何かしらの商品・サービスを取り扱う企業であれば展開できます。

また、ハウツー(How To)動画を用意することで、問い合わせ数の削減も図れます。例えば自社サイトの問い合わせ用ページに操作方法や動作不良時の対応を載せるだけで、利用者自身での解決を促進できるでしょう。

商品やサービスの販促ツール

ハウツー(How To)動画は、商品・サービスの販促ツールとしても役立ちます。
株式会社スプレッドオーバーが2019年に行った調査によると「約4割の人が商品購入前に関連動画を視聴する」とのことで、検討材料として動画が活用されていることが分かります。

キッチン雑貨の使用方法を紹介して「使ってみたい」という気持ちを引き出したり、美容グッズの効果的な使い方を店頭で流して興味を引いたりなど、動画マーケティングをお考えの方にもおすすめ。商品・サービスについて丁寧に説明するだけで、消費者の購買意欲を高めたり、購入前の不安を払拭したりなど副次的な効果も見込める点もハウツー(How To)動画のメリットと言えます。

購入者のアフターサポート

使い方マニュアルの活用場面にもつながりますが、購入者のアフターサポートとしてハウツー(How To)動画を展開することもできます。例えば購入者から使用方法に関する問い合わせがあったときなど、解決策としてハウツー(How To)動画を速やかに提供できれば、顧客満足度の向上も狙えます

また、メルマガ会員に商品の新たな活用方法を提案するなど、ハウツー(How To)動画を用いて継続的な利用を促す仕組みを整えることも可能。離脱顧客を減らせれば、収益の安定化も実現できるでしょう。

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ハウツー(How To)動画の利用事例

こちらでは、社内研修や商品・サービスの利用法など、カテゴリ別にハウツー(How To)動画の利用事例を紹介しています。
自社で導入する目的に合わせて、ぜひ参考にしてみてください。

社内研修

三井不動産商業マネジメント株式会社

動画時間:2分44秒

三井不動産商業マネジメント株式会社の従業員研修動画です。
「ららぽーと」で働く従業員に向けて、テロップやナレーションを交えながら出勤時や入館時、休憩時のルールを伝授しています。

特に入館時はカードリーダーを使用しなかった場合の問題点・対処法も解説し、従業員の注意を促せるように構成。また、動画の前後には「ららぽーとの従業員に求めること」「顧客優先であること」を伝え、従業員の意識向上を図っています。

日清医療食品株式会社

動画時間:2分32秒

日清医療食品株式会社が公開している新入社員向けのハウツー(How To)動画です。
食事サービスを提供していることから正しい手洗い方法を指導すべく、動画を活用して細かな手順を示しています。

また、手洗いの時間を表現するため、「うさぎとかめ」のBGMとかめのイラストを採用。どのくらい丁寧に洗うべきか明確に分かり、手洗いにかける時間の均一化を図れます

商品・サービスの利用法

Chatwork【Chatwork株式会社】

動画時間:52秒

ビジネスチャットツール「Chatwork」を提供するChatwork株式会社のハウツー(How To)動画です。メッセージを送信する方法だけに特化した内容であり、チャットツール初心者でも理解しやすい構成となっています。

また、「1分動画で分かるチャットワークの使い方」という再生リストを作成し、メッセージの削除方法やタスク追加の方法など1分前後でまとめた動画を豊富に用意。動画を細分化することで視聴者が知りたい情報を一目で把握でき、検索ニーズを満たせます。

防ぐカビキラー【ジョンソン株式会社】

動画時間:43秒

ジョンソン株式会社の商品「防ぐカビキラー」の使用方法を説明するハウツー(How To)動画です。
動画の序盤と終盤に商品の使用メリットを提示することで、購入促進の効果も期待できます。

また、ナレーションは入れておらず、使用方法を赤枠・赤文字で記載しながら左下に白文字で注釈を追加している点も特徴。音声が流せない環境で動画を視聴した場合でも商品の情報が正しく確認できる構成です。

JAFスマートフォンアプリ【一般社団法人 日本自動車連盟】

動画時間:1分56秒

一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)のスマートフォンアプリにおけるログイン方法を説明するハウツー(How To)動画です。
イラストを用いて表現され、文字情報は視覚的に分かりやすいよう箇条書きを採用。ナレーターには明るい声の女性を起用しており、聞き取りやすさにも留意されています。

また、動画の説明文内で「サービス紹介編」「使い方編」のURLを掲載することで、アプリ使用者に対してさらなる情報を発信。アプリのダウンロード先も紹介しているため、販促としても役立ちます。

購入者のアフターサポート

Dyson Airwrap【ダイソン】

動画時間:2分3秒

ダイソンが開発したヘアケア用品「Dyson Airwrap」のハウツー(How To)動画です。「Dyson Airwrapの使い方・上級編」として、製品を活用したスタイリング方法を提案しています。

使用時を想定した構成のためか、ナレーションではなくテキストで使用方法を紹介。図を用いることで、カールが完成したときの形をイメージしやすくしています。また、正面だけでなく後ろからの映像も撮影し、様々な角度からの使用感を表現。使用するコツを段階的に分けて紹介することで、購入を検討している層にもメリットを訴求できます

電動シャッター・ガレージドア【三和シヤッター工業株式会社】

動画時間:1分24秒

「電動シャッター・ガレージドア」が故障した場合の対処方法を紹介する三和シヤッター工業株式会社のハウツー(How To)動画です。
序盤でシャッターの種類を提示しているため、視聴者は該当する商品かどうか把握したうえで動画を確認できます。

また、故障時にチェックすべきポイントを落ち着いたBGMと端的なテロップで段階的に説明。動画の終わりにフリーダイヤルの問い合わせ先を載せることで、解決しなかった場合の心理的負担も軽減します

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ハウツー(How To)動画の制作ポイント

最後に、ハウツー(How To)動画制作時のポイントを4つ紹介します。
作り手の一方的な目線に寄らないよう、ポイントを押さえながら動画制作を進めてください。

視聴者の目線で「必要な情報」を洗い出す

まずは視聴者の目線で「必要な情報」を洗い出します。
視聴者は何を解決するために動画を見るのか、どういった情報が動画内にあればよいのかなど、綿密に情報収集を行います

例えばチャットツールの具体的な使い方が知りたい人に対し、サービスの特徴やメリットをまとめた動画を提供すると、「結局、どうやって使うのか」が分からないままになってしまいます。ハウツー(How To)動画の視聴者は、「メッセージの送り方」「グループの分け方」など操作に関する疑問を解決する目的で動画を探しているため、ずれのないように気をつけましょう。

「分かりやすさ」が最優先

ハウツー(How To)動画で重要なのが、視聴者にとって「分かりやすいかどうか」です。
商品・サービスを理解している人が制作することで説明不足になりがちなので、知識がほとんどない人に向けた動画であることを常に意識しておく必要があります

専門用語は使わないようにする、使うとしてもテロップで補足説明を入れるなど、理解しやすい動画になるように心がけてください。

また、商品・サービスについて知識が薄い人が社内にいれば、公開前の動画を見てもらうのもおすすめ。分かりにくいポイントを排除できれば、より質の高いハウツー動画となるでしょう。

理解を促すために動画1本あたりの「時間」は短くする

動画制作時に留意したいのが、1本あたりの「時間」を短くすることです。
1つの動画に情報を詰め込みすぎると、視聴者の必要とする情報が見つけにくい構成になってしまいます。

ハウツー(How To)動画の場合、全体的な使い方よりも「設定方法」「交換方法」のように部分的が情報を求めていることが考えられます。動画の時間が長いと、それだけ情報を探す手間がかかると捉えられるため、時間の短い動画を複数用意するとよいでしょう。

販促目的も兼ねる場合は「見つけてもらう」ための工夫をこらす

販促目的でハウツー(How To)動画を活用する場合は、「見つけてもらう」ための工夫をこらすことも大切です。
YouTubeに公式チャンネルを開設したり、SNSで定期的に情報発信したりなど、視聴者に気づいてもらえるように設定しておくようにしましょう。

また、動画のタイトルや説明、サムネイルにもこだわると視聴者が検索したときに発見しやすくなります。例えば「操作手順①」よりも「操作手順① 電源の入れ方」と具体的に記載するだけで何の動画か分かりやすくなるため、積極的に入れ込むことをおすすめします。

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ハウツー(How To)動画を自社で作成したいという方におすすめのツールが『tebiki』です。tebikiは普段のOJTをスマートフォンで撮影するだけで、動画マニュアルが作れるSaaS型のサービス。

撮影した動画に自動で字幕が追加され、100ヶ国語以上の言語を自動で翻訳します。また、社員の誰が動画を見たか、見ていないかを一元で管理することができ、教育担当者の業務負担も少なくなることがメリット。

以下の課題を感じている方はぜひ『tebiki』をご検討ください。

・社員教育の時間・コストがかかりすぎている。
・日本語での外国人スタッフの教育が難しい。
・リモートでの教育、または遠隔地への教育がスムーズにいかない。

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【まとめ】ハウツー(How To)動画の制作について

本記事では、ハウツー(How To)動画の活用場面や事例、制作時のポイントについて紹介しました。

ハウツー(How To)動画は、商品・サービスの説明としてだけでなく、購入意欲の促進やアフターフォローまで幅広い活用が期待できます。しかし、動画の効果を高めるためには、「視聴者にとってわかりやすいかどうか」を第一に考える必要があります。

今回取り上げたポイントは、ハウツー(How To)動画を制作するうえで欠かせないものです。視聴者は何が知りたいのか、何を求めて動画を見るのかを改めて確認し、ハウツー(How To)動画の制作に役立てていただければと思います。

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