- 更新日 2024.06.26
- カテゴリー 動画制作の事例
病院のPR動画の活用事例10選|動画を作るメリット・注意点も紹介
病院の来院数を増やすために、PR動画の制作を検討している方もいるのではないでしょうか。しかし、どのような動画を作れば良いのか、わからないところかもしれません。
本記事では、病院のPR動画の活用事例や動画を作るメリットなどを紹介します。目的を達成するPR動画を制作する際の参考にしてみてください。
なお、病院PR動画の制作会社の探し方・選び方がわからない!という方は動画幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
病院のPR動画の活用例
まずは病院のPR動画がどのように活用されているか見ていきましょう。
病院紹介動画
病院紹介動画とは、病院の施設や従業員、治療内容などを紹介する動画のことです。日本には数多くの病院があるため、患者側からするとどの病院が自分にあうかわかりません。他にもどのような従業員がいるのか、どんな雰囲気になっているのか不安を感じていることもあるでしょう。
そのような時に病院紹介動画を活用することで、患者に病院の特徴や雰囲気などテキストや写真では伝わらない情報を届けられます。
治療説明動画
治療説明動画とは、病気ごとの手術の流れや内容など、治療内容を詳しく伝える動画のことです。何かしらの病気を抱えていたり、その前兆があったりする患者は、これからどのような治療を受けるのか不安に感じています。特にはじめての手術を受けるとなると、不安が大きくなるでしょう。
治療説明動画を活用すれば、具体的な治療の流れや内容を伝えられます。イラストやアニメーションなどを使うと、難しい内容でもわかりやすく伝えられるため、患者は安心して治療を検討しやすくなるでしょう。
採用動画
病院のPR動画は、患者向けだけでなく病院で働きたい人向けのものもあります。採用動画は、病院で働きたい人に向けて、募集要項や現場の雰囲気、スタッフの声などリアルな情報を伝える動画のことです。
求職者側は、テキストだけの募集要項だとどうしても働く場所のイメージができません。動画で病院の雰囲気やスタッフの声などを伝えることで、求職者が働く場所をイメージできるようになります。求職者は自分と合いそうなのか把握しやすくなり、働く意欲が高まるでしょう。
病院のPR動画を活用するメリット
続いて、病院のPR動画を活用するメリットを見ていきましょう。
専門知識を伝えやすくなる
動画は字幕・テロップや映像、イラスト、アニメーション、音声などを使えるため、専門知識をわかりやすく伝えられます。医療業界には難しい言葉が多くあるので、噛み砕いて伝えないと患者が内容をイメージしづらいでしょう。
病院のPR動画を活用することで、難しい部分もわかりやすく説明できるため、治療のミスマッチを防いだり、お互いが納得した状態で治療を開始できたりします。
安心感を高められる
病院の施設や従業員などを紹介することで、患者の安心感を高められます。患者がどのような病院なのかをイメージしやすくなるからです。例えば、笑顔で接客するスタッフの映像を入れると、優しい雰囲気の病院であると想像できるでしょう。患者は安心した状態で病院に来院できるようになり、病院側は自分たちを選んでもらえる可能性が高まります。
病院のPR動画の事例
続いて病院のPR動画の事例を見ていきましょう。
相模原協同病院
「地域の信頼と期待にこたえるため、こころのこもった優しい高度医療をすべての人に」というコンセプトで作られた相模原協同病院のプロモーション動画です。
本動画は、医師・看護師だけでなく、様々な場面で活躍する人にフォーカスして作られていることが特徴です。動画は病院で働く人々の写真を1枚ずつ繋ぎあわせて映像にしています。医療従事者が患者に寄り添っている姿がほとんどであり、視聴者は「自分もこのような治療を受けられる」と想像できるでしょう。
また、遅いテンポのBGMに加えて、ゆっくり写真が切り替わることで視聴者は落ち着いて映像を視聴できます。
天竜病院紹介動画
医師や看護師などスタッフの生の声を中心に天竜病院を紹介する動画です。映像では医師や看護師などが患者と真剣に向き合って診察や治療をする姿が映し出されます。ナレーションでは「患者さんの気持ちを尊重した信頼される医療を目指します」というように、どのような病院なのかを紹介します。
本動画の特徴は、医師や看護師など各科で働くスタッフの声を発信していることです。例えば、冒頭では「一人ひとりの言葉に寄り添う」「患者さんと共に生きる」など、仕事をする上で大切にしていることを話しています。患者は病院で働いている人の雰囲気を知れるので、安心した状態で来院できるでしょう。
東邦大学医療センター大森病院
東邦大学医療センター大森病院のPR動画です。病院として大事にしていることをキーワードにして、医師や看護師が発信していることが特徴です。
例えば、複数人のチームで患者に寄り添う映像と共に、医師や看護師などが「チーム医療」「仲間意識」と口にすることで、キーワードが強調されて視聴者に伝わります。視聴者は安心して任せられると感じやすくなるでしょう。
また、東邦大学医療センター大森病院は100年の歴史がある病院です。映像の中で昔の白黒の写真と現代の写真を映し出すことで、歴史があること、時代とともに新しい技術で治療していることを伝えています。
群馬大学病院 PR動画Ver.2
医学生向けに群馬大学医学部附属病院の臨床研修プログラムを紹介する動画です。研修医1年目と2年目の人が、研修医控室や研修医室などの施設ツアーをする形で病院の説明をしていることが特徴です。実際の設備はもちろん、実際に働いている人の姿も映し出されるので、視聴者が就職した後にどのような働き方をするのかイメージしやすいでしょう。
また、コンビニエンスストアやレストラン、図書館、大学生協、院内保育園など病院内の施設が充実していることもアピールしています。そのため、視聴者は働きやすい病院であると感じられるでしょう。
他にも動画では実際に働く人へのインタビューで「病院のおすすめポイント」を紹介しており、視聴者の就職先の選定材料にもなります。
愛媛県立中央病院 採用動画
愛知県立中央病院が作成した研修医・専攻医・看護師・管理栄養士の採用動画です。本動画は各科で働く人が、病院での仕事内容、選んだ理由、仕事をする上で意識していることをインタビュー形式で話していることが特徴です。
視聴者は働いている人の生の声を聞けるため、インターネット上では知ることができない情報を知れるでしょう。そのため、インタービュー内容に共感した人に「ここで働きたい」と思ってもらえる可能性があります。さらに、実際に働くシーンの映像もあるので、就職後にどのような業務をするのかイメージしやすくなっています。
東京都立松沢病院 看護部PR動画2023
東京都立松沢病院の看護部をPRする動画です。本動画は、病院の体制・環境・取り組みなどについて説明しながら看護部を紹介しています。動画は写真・映像・イラストとナレーションで構成されています。ナレーションは遅いテンポのため、非常に聞きやすくなっています。
本動画の施設紹介では、各階の説明をしていたり、空撮を使って病院周辺の環境を紹介していたりします。さらに、アクセス方法を紹介する際に、イラストとアニメーションを使うことで、言葉だけでは伝わりづらい情報をわかりやすくしています。他にも病院の敷地内に職員住宅があることを伝えており、働きやすい環境とアピールしています。
岩井整形外科内科病院 症例解説動画
岩井整形外科内科病院の腰椎椎間板ヘルニア手術(PELD)の症例解説です。動画の冒頭では手術を受けた患者の年齢や性別などの前提情報を紹介しています。本動画のメインである症例解説は、レントゲンの映像をもとに医師が症状や実際に実施した手術内容を紹介しています。
症例解説では、マウスのカーソルや字幕を使うことで、何の話をしているのか把握しやすいでしょう。さらに、動画内の専門用語には補足説明をしているので、医療に詳しくない人でも内容を理解しやすくなっています。
国立がん研究センター がん患者向けおすすめレシピ動画
国立がん研究センターが作成した、がん患者向けのおすすめレシピを紹介する動画です。
動画の冒頭で紹介するレシピが「時短」「簡単」ということを伝えており、手間をかけずにできる料理であることを伝えています。動画は実際に調理をしている手元が映し出されていることが特徴です。テキストや写真だけだと、細かい部分までわからないケースもあります。しかし、動画で調理方法を紹介することで、視聴者は動画を見たとおりに調理をすれば同じ料理を実現できるでしょう。
また、「トマトを1cm角の角切りにする」「マカロニを表示時間通りに茹でる」など、調理の補足を字幕で入れることで、視聴者は迷わず調理を進めやすくなっています。
国立がん研究センター 治療方法紹介動画
国立がん研究センターが作成した、患者・一般向けの「がんゲノム医療」の解説動画です。本動画の特徴はアニメーションを使って解説していることです。
治療方法の説明は、テキストや言葉だけだと内容が難しくてイメージしづらいでしょう。そこで、アニメーションを活用することで、がんが発生する仕組み・がん遺伝子パネル検査など、複雑な内容でも理解しやすくなっています。
また、ナレーションを字幕にしており、話している内容を聴覚と視覚の両方で理解できます。
湘南美容クリニック 治療紹介動画
湘南美容クリニックの目頭切開という治療方法を紹介する動画です。動画は湘南美容クリニックの形成外科出身エキスパートドクターが登場して、治療の効果や方法などを紹介しています。
動画の特徴は、バラエティ番組のようなテイストになっていることが特徴です。本動画は、整形憧れ女子が疑問・不安をぶつけてみたというテーマです。カウンセリング・手術を行うといった治療の一連の流れが紹介されます。そして、整形憧れ女子が気になったところを次々に質問していき、医師が回答をしていきます。
視聴者は治療の流れがどうなっているのかを把握したり、来院前に疑問を解消したりできるでしょう。
また、動画の終盤でクイズを出していることも特徴です。視聴者がただ動画を視聴するのではなく、一緒に頭で考えられる内容になっており、最後まで視聴してもらえる工夫を入れているでしょう。
病院のPR動画を制作する際の注意点
病院のPR動画を制作する際の注意点を紹介していきます。
ターゲットごとに伝え方を変える
病院は幅広い年齢層の人が利用するため、ターゲットごとに伝え方を変える必要があります。そうすることで、患者は動画の内容を理解しやすくなるでしょう。例えば、一般の方向けの動画であれば、専門用語を控えてわかりやすくイラストやアニメーションを多く使うことが考えられます。PR動画を作る前に、誰に対して動画を発信するのか明確にした上で、制作を進めましょう。
グロテスクな内容は注意喚起する
病院のPR動画にグロテスクな内容を入れる際は、サムネイルや動画の冒頭などで注意喚起をしなければなりません。必要に応じてモザイクを入れることも考えましょう。グロテスクな内容が入っていることを視聴者に伝えず、そのままの状態で流してしまうと不快感を与える可能性があります。
法律面の確認が必要になる
病院のPR動画には専門性が求められます。内容によって薬機法や医療法などに関与する恐れがあるので注意が必要です。法律面を確認せずに動画を制作して公開してしまうと、法律に触れてしまい罰則を受けるケースもあります。そのため、PR動画を制作する際は、法律の専門家に作品をチェックしてもらいましょう。
【まとめ】病院のPR動画を紹介しました
ここまで病院のPR動画を紹介しました。病院のPR動画は、病院紹介や治療説明など様々な場面で活用されています。動画を活用することで、専門知識を伝えやすくなったり、患者の安心感を高められたりします。本記事で紹介した事例を参考に、PR動画の制作を検討してみてください。
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この記事を書いた人

坂田憲亮
専門分野: Webマーケティング
フリーランスのSEOマーケター/Webライター。業界大手の採用メディア制作部を経て30歳を機に独立。各種オウンドメディアのSEO構築、ディレクション、ライティング、取材撮影、デザインまで一環して担当する自称・マルチクリエイターとして多岐にわたり活躍中。