- 更新日 2024.09.01
- カテゴリー 動画制作の事例
ゲームのプロモーション参考事例10選!費用、成功させるコツまで徹底解説【2024年9月最新版】
「今やっているプロモーションでダウンロード数が伸びない。別の方法を考えるべき?」
「競合に埋もれないためにはどんなプロモーションがいい?」
「プロモーションにはたくさん方法があるが、うちのゲームはどの方法が合っているか?」
そんなゲーム会社のプロモーション担当の方のために、本記事ではゲーム業界で活用されることの多い「動画広告」「プレイアブル広告」「ASO」「YouTuberとのタイアップ」「テレビCM」の5つの方法ごとに参考事例を紹介。
あわせてそれぞれの方法の特徴や相場、効果的なプロモーションを行うためのポイントまで解説。
自社でプロモーションを行う際、どの方法を選択したら良いかがわかるようになります。
※ゲームのプロモーションについて誰かに相談したい、対応している会社がわからない・選べない!という方はお気軽にご相談ください。あなたの目的・予算に合った最適な会社を「人力で」マッチングします。相談料も紹介料も一切かかりません。
【無料】ゲームのプロモーションにおすすめの会社を紹介してもらう
ゲームプロモーションの参考事例
まずは、事例を見ると自社でプロモーションを行う際のイメージがわきやすくなります。
ここでは、ゲーム業界で活用されることの多い「動画広告」「プレイアブル広告」「ASO」「YouTuberとのタイアップ」「テレビCM」の5つの方法ごとに参考事例を紹介していきます。
動画広告の事例
動画広告とは、動画を使用した広告全般を指します。テレビCMやタクシー広告なども含まれますが、この記事ではWebやSNS上のもののみに限定して説明します。
テレビCMと違い、WebやSNSの動画広告はツールによって即座にユーザー分析ができる点が大きな特徴です。
最後まで動画を視聴しているか(完全視聴率)、離脱している箇所、広告リンクのコンバージョン数などを検証することで、動画の長さを変えるなどの改善が可能です。
そのため、実践と検証をこまめに繰り返すことができます。
独特の面白さが伝わって試してみたくなる動画広告
参照元:Mr.GAMEHIT
株式会社ピースが提供する、RPGゲーム「コトダマ勇者」のSNS動画広告。
一般的なRPGと異なり、「付けた名前によって生まれるキャラクターが変わる」という点が
このゲームの特徴です。
この動画では、あえてプレイ画面などを見せずに、この特長を前面に押し出す構成にしています。
例えば「織田信長」と入力して、侍が生まれる様子を見せています。他のRPGゲームにはない、「名づけ」の面白さが伝わり、見た人が「自分の名前だと何が生まれるんだろう?」と試してみたくなります。
このように「そのゲームにしかない面白さ」が伝わる動画広告を配信すると、ユーザーが興味を持ってくれます。
昔ハマったユーザーの心を鷲掴みにする動画広告
参照元:Mr.GAMEHIT
株式会社LIGが提供する、音ゲーム「ダンシング・オブ・超兄貴」のSNS動画広告。
「ダンシング・オブ・超兄貴」は、1990年代にPCエンジンでのシューティングゲームとしてリリースされた「超兄貴」が音ゲームとして再登場したものです。
この広告では、ゲームの内容そのものではなく「一世を風靡したあの超兄貴が帰ってきた!」という内容を動画の一番最初に配置。さらに太字のテロップと共に、過去作と同じキャラクターで強調しています。
これによって「昔ハマったあのゲームだ!久々にプレイしてみたい!」と過去作のファンが一気に惹きつけられ、アプリのインストールに誘導できる動画になっています。
このようにターゲットを明確にし、そのターゲットが興味を持つ内容にすることが大事です。
動画広告の出稿方法
YouTubeでもTwitterでも、広告アカウントを開設して広告をアップロードすれば、誰でも動画広告を出稿できます。
ただ、うまく広告を運用するためには、ターゲティングについてなどの知識が必要。「知識がないためプロにサポートしてほしい」という場合は、広告運用を行っている会社に運用を依頼することをおすすめします。
プレイアブル広告の事例
プレイアブル広告は動画広告の部類に入り、その中でも特に広告上でユーザーが実際にプレイできるものを指します。TwitterやTikTok、FacebookなどのSNS上で掲載されることが多いです。
「ユーザーが実際にプレイできる」という点が、一般的な動画広告とは大きく異なります。
ゲームの一部を体感してもらえるため動画広告よりもおもしろさが伝わりやすく、ゲームのダウンロードを促進できます。そのため一般的な動画広告と比較して3倍の優位性があるとも言われています。
その一方で、出稿方法や出稿費用の決まり方などは、一般的な動画広告とプレイアブル広告で大きく変わりません。
※参考元:DIGIDAY 「『プレイアブル広告』の可能性」
ゲームの続きに興味を持たせる広告
※参照元:DIGIDAY
FUNALL TECHNOLOGY DEVELOPMENT CO., LTD.が提供する女性向けRPGゲーム「宮廷女官~最強悪女を育成~」のプレイアブル広告。
ゲーム内にあるシーンを広告上でプレイ可能な仕組み。具体的には、主人公が2種類のタイプの服から1つを選ぶ場面で、実際にボタンをタップして選択できます。
この広告の大きなポイントは、簡単でわかりやすいこと。選択肢は2つのみで、「服を選ぶ」という場面の設定もすぐに理解できます。このように、簡単でわかりやすいプレイアブル広告であると、広告を見た人に「試しにやってみよう」と思ってもらいやすいです。
また、選択した後には「使者の心がひかれた」などと結果が表示。これによって広告を見た人は「この続きはどうなるのだろう」「もう一つの選択肢を選んでいたらどうなっていたのだろう」などと興味をかき立てられ、ゲームをダウンロードしてみたくなります。
実際に、このプレイアブル広告導入前後で比較して、210%のトラフィックを獲得、CTRも150%と改善し、すでにある程度の人気を得て、新たなユーザーへのアプローチが必要とされていた本作品のさらなる訴求に貢献しました。
このように、「簡単でわかりやすいこと」「ゲームの続きに興味を持たせること」が効果的なプレイアブル広告を作る上でのカギです。
短時間でゲームの楽しさが理解できる広告
※参照元:DIGIDAY
JoyPacが提供する「豆腐少女」というカジュアルゲームのプレイアブル広告。
「豆腐少女」は、女の子のキャラクターを画面タップでジャンプさせ、次々と出現する豆腐のブロックの上に着地させていくというユニークな内容のゲーム。ゲーム内でプレイするものと同じものを、広告で体験できるようになっています。
この広告のポイントは、「短時間でゲームの楽しさがすぐ理解できる」ということ。タイミング良く女の子をジャンプさせるだけであるため、たった数秒でゲームのプレイの仕方がわかります。
そのため、広告でプレイした人は自然と「コツが掴めたからもっと遊んでみたい」と感じます。
このプレイアブル広告の導入前後で比較して、CTRとCVRのいずれも増加しました。特に、CVRは、非プレイアブル広告(イメージ広告や動画広告)と比較して、その3倍の獲得を達成しました。
このゲームのように、もともとのゲーム自体の操作が単純でわかりやすいものは、特にプレイアブル広告との親和性が高いです。
※参考元:DIGIDAY 「『プレイアブル広告』の可能性」
ASOの事例
ASOとは「アプリストア最適化」のこと。アプリストアでユーザーが検索した際に自社のゲームが上位に表示されるように対策し、それによりインストール率向上を目指すことを指します。
このASOの最大のポイントは、お金をかけずに自分ひとりでも実践できること。検索エンジンの仕組みを理解してコツを掴めば、自分自身で対策することも十分可能です。
では、検索エンジンが検索順位を決める仕組みはどのようなものなのでしょうか。
一言でいえば「ユーザーが求めているゲームかどうか」につきます。
検索エンジンがこれを判断する基準は複数あり、そのうちの一つが「タイトルや本文にキーワードが含まれるか」。検索エンジンは、ユーザーの入力したキーワードがタイトルや本文に含まれているゲームを、「ユーザーが求めるゲームだ」と判断し、より上位に表示させます。
さらに、「ダウンロード数」や「評価とレビュー」も検索順位を決める重要な基準。
ゲームのタイトルなどを工夫するだけでなく、その工夫によってダウンロード数が上がり始め、高い評価が増えるようになってやっと検索順位に明確に反映されるようになるのです。
そのため、対策を行ってから実際にアプリストアで上位に表示されるまでは時間がかかります。
したがって、焦りすぎず、地道に改善を重ねていくことが大事です。
※参考元:Repro 「ASOとは?」
ここでは、そうした工夫を重ねて効果を出している事例をご紹介します。
主題の「癒し」が伝わるタイトルと画像
※参照元:Google Play
mozukuappが提供する「ウーパールーパー育成ゲーム」のGoogle Playストア内のページ。
「癒し」を主題とした簡単な育成ゲームで、このページを見れば一目でその主題が伝わります。
まず、ゲームのタイトルに「癒し」というキーワードが含まれています。このため、
「ゲーム 癒し」などと検索された場合に上位に表示されやすいです。
(2022年2月時点では1位)
アプリストアでアプリを探すユーザーが一番先に目にするのは、ゲームのタイトルとアイコン。そのためタイトルに、そのゲームの特徴がわかるキーワードを含めることは、検索結果上位表示のためにきわめて重要です。
また、スクリーンショットも「癒し」が伝わるものになっています。可愛らしいウーパールーパーがこちらを見つめる画像が載せられていて、このサイトを訪れた人は「このアプリで遊べば本当にウーパールーパーに癒されそう」と感じます。
このようにASOでは、まず「タイトルにキーワードを含めること」「アイコンやスクリーンショットの画像でゲームの世界観を伝えること」が大切。このようにアプリストア上のページを工夫することで、検索したユーザーに興味を持ってもらいやすくなります。
ユーザーが求める「爽快感・迫力」が伝わる画像
※参照元:Google Play
Rekoo Japan株式会社が提供するガンシューティングバトルゲーム、「スタートリガー」のGooglePlayストアのページ。
このページの特徴は、「ユーザー心理を踏まえた画像になっていること」。具体的には、「バトルゲームならではの爽快感や迫力を楽しみたい」というユーザーの心理を踏まえて、躍動感のあるキャラクターや武器がよく見える画像になっています。そのため、検索してアプリストアを訪れたユーザーを惹きつけることができます。
実際に、アプリストアの画像をこの画像に変更してから、オーガニックインストール数が160%以上アップしたとのこと。
※参考元:GAME ASO
このように「ユーザーが求めているものは何か」を分析し、それをスクリーンショットやアイコンの画像に反映させることが大切。ユーザーが魅力的に感じるポイントを画像に盛り込みましょう。
YouTuberタイアップの事例
YouTuberタイアップとは、企業がYouTuberに代金を払って、商品やサービスを紹介する動画を制作してもらうこと。
タイアップ動画では広告と異なり、YouTuberの考えた企画の中で違和感なく商品やサービスを紹介できます。そのため、エンタメ感が加わってPR色を緩和できるのが大きな特長です。
また、今までそのゲームに興味が無かったあるいは知らなかった人でも「このYouTuberが言うなら良いのかもしれない」と新たに興味を持ってもらいやすいこともメリット。YouTuberの知名度を利用して認知拡大を図ることができます。
エンタメ要素を加えて視聴者の興味を惹く動画
ゲームの実況動画を配信するYouTuber「わいわいのゲーム実況チャンネル」と、Mynet Game Inc.が提供するRPGゲーム「黒騎士と白の魔王」のタイアップ動画。実際にスマートフォンでプレイしながら、面白いポイントやコツを解説しています。
この動画のポイントは、「わいわいのゲーム実況チャンネル」さんが自身の巧みなトーク力を生かして、通販番組風に解説していること。「こんなシーンもあるんですよ!」などと言いながら、軽妙な語り口で進んでいく解説に惹き込まれた視聴者が多かったよう。実際に「おもしろい」「ダウンロードしてこよう」などのコメントが多数あります。
YouTuberとタイアップするメリットの一つは、この動画のように「エンタメ要素を加えられること」。面白さがプラスされることで、もともとそのゲームに興味が無かった視聴者も「プレイしてみたい」と興味を持つきっかけになります。
熱心なファンを惹きつけてダウンロード数アップにつなげる動画
ゲームの実況配信を行うVTuber(ブイチューバー、バーチャルのYouTuberのこと)「ずっくんch.」と、XLEGENDが提供する「アッシュテイル-風の大陸-」のタイアップ動画。
ゲームをプレイしながら、バーチャルのキャラクターがゲームの進め方などを解説しています。
この「ずっくんch.」の特徴は、音声合成ソフトを利用した棒読みなしゃべり方で淡々と語られる面白いトーク。「この豚なんかかわいい」「なんかいる」などの本来感情がこもるようなセリフを何の感情も込めずに淡々と語っているので、かえっておもしろさが増しています。
また、このYouTuberのもう一つの特徴は、そのトークの面白さゆえに熱心なファンがついていること。チャンネルに動画がアップロードされるとすぐに「おもしろい!」「応援してます!」などとコメントするファンの人たちがいるのです。
この動画でも「おもしろい!やってみたい」「さっそく事前登録してきた」など、ゲームのダウンロードに意欲的なコメントが多数あります。
このように、熱心なファンがついているYouTuberとタイアップすると、「大好きな○○さんが紹介してるから買ってみよう!」と思ったファンが商品やサービスを購入してくれる可能性が高いです。そのため、コアなファンがしっかりついているYouTuberであれば、タイアップで一定の効果が期待できます。
このタイプのYouTuberは、小規模でも確実に売上アップにつなげたいという場合におススメです。
YouTuberとタイアップする際の依頼方法
依頼方法は主に以下の3つ。
・YouTuberに直接依頼
・YouTuberマッチングプラットフォームを活用して依頼
・YouTuberのキャスティング会社を経由して依頼
上のものほど費用が安く済むが手間がかかります。その一方で、下のものほど手間はかかりませんが費用が高くなります。
Youtuberへの依頼方法の詳細は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:YouTuberタイアップ動画の参考事例10選!効果や相場も徹底解説
テレビCMの事例
ターゲティングを行うWeb広告とは異なり、テレビCMは老若男女問わず不特定多数の人が見ます。そのため、「認知拡大」を目的にしたプロモーションに向いています。
また、「潜在的な興味・関心を掘り起こしやすい」のも特徴です。積極的な情報収集を目的に使われることの多い「主体的」なメディアのインターネットと比べて、テレビは「なんとなく見る」ことが多い「受動的」なメディア。
そのため、インターネットでは興味のない広告が流れてくると「邪魔」と感じる場合が多く無視しがちですが、テレビでは興味がなくてもなんとなく目をやって見てみる人が多いです。
したがって、今まで興味が無かった人にも興味をもってもらいやすいのです。
短い時間でキャラクターのおもしろさが伝わるテレビCM
ポノス株式会社が提供する「にゃんこ大戦争」の6周年記念のテレビCM。
「にゃんこ大戦争」の特徴は、作中で登場するネコのキャラクターがシュールでおもしろいこと。このCMでは数多くのキャラクターが現実の街中に登場する演出になっています。
例えば、ネコが洋服店のショーウィンドウに現れてマネキンのスカートをめくりあげたり、おでんの中に出てきて人間に箸で沈められたりしている様は滑稽で思わずクスっと笑ってしまいます。
これを見て「おもしろそう」と感じた視聴者の中には、CMの後にスマホを開いてゲームをインストールする人もいると期待できます。
テレビCMは一度の放映時間が短いです。そのため、このCMのように「伝えたいポイント」を明確にし、そのポイントが短時間でもしっかり視聴者に伝わる構成・演出にしましょう。
テレビCM制作の依頼方法
広告代理店にCM制作からCMを放映するための「枠取り」まで全て依頼するか、広告代理店には「枠取り」のみ依頼し、CM制作は別の広告制作会社に依頼するかの2つのパターンがあります。
広告代理店に全て依頼する場合は代理店がワンストップで行うため、他の会社にも依頼してやり取りする手間がかかりません。一方で、CM制作は広告代理店のグループ会社や子会社で行われることもあるため、希望を伝えるためには丁寧なすり合わせが必要です。
CM制作を別の会社に依頼する場合は、間に代理店を挟まないため、コミュニケーションを円滑に取りやすいです。ただ、代理店への依頼に加えて、それとは別に制作会社にも依頼するため手間がかかります。
※ゲームのプロモーションについて誰かに相談したい、対応している会社がわからない・選べない!という方はお気軽にご相談ください。あなたの目的・予算に合った最適な会社を「人力で」マッチングします。相談料も紹介料も一切かかりません。
【無料】ゲームのプロモーションにおすすめの会社を紹介してもらう
ゲームプロモーションの費用相場
ここまで各プロモーション方法の特徴と事例を見てきましたが、それぞれの方法ごとに費用の相場が異なります。
動画広告の場合
動画広告の費用は、制作費用と出稿費用にわけられます。
制作費用
動画制作会社に外注する際の費用は、およそ30万~100万円です。
・1から新しく動画を取るのか、自社で用意した素材を活用するのか
・何本動画を制作するか
・動画にナレーションを付けるか
などによって料金が変わります。
出稿費用
SNSなどに動画広告を出稿する際の料金は、広告枠をオークションで競う入札形式。動画広告で利用されるプラットフォームのうち、ゲーム系の動画広告と相性の良いYouTubeとTwitterについて説明します。
YouTubeの出稿費用
YouTubeで広告に料金が発生するのは、動画広告を配信して次のアクションがあった場合。
・すぐにスキップされず30 秒以上視聴した場合
・広告リンクをクリックした場合
例:30秒以上視聴したユーザー1000人で入札単価が10円あれば、広告費用は10,000円です。
Twitterの出稿費用
Twitterで広告に料金が発生するのは、動画広告を配信して次のアクションがあった場合。
・動画が3秒以上再生された場合
・動画が6秒再生された場合
・フルスクリーン表示で動画を視聴した場合
上記以外のアクションとエンゲージメント(動画広告の表示、返信、いいねなどの操作)については課金されません。拡散後に視聴された分の広告費はかからないメリットがあります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
関連記事:動画広告の費用と料金相場・単価を徹底解説!
プレイアブル広告の場合
まだプレイアブル広告の制作に対応できる制作会社がそれほど多くなく、具体的な「相場」がはっきりしていないのが現状です。ただ、一般的な動画広告よりも制作費は高いと言われています。
ASOの場合
全て自社で対策を行えば、費用はかかりません。
また、自社でしっかりと対策を行える自信がない場合は外注することもできます。ただ、ASOをサービスとして提供している会社がまだ少なく、外注する場合の「相場」ははっきりしていません。
YouTuberとのタイアップの場合
費用の算出の仕方は複数あります。ここでは主な2通りのパターンを紹介します。
パターン1 登録者数×2~4円
依頼したいYouTuberのチャンネル登録者数を基準に算出するパターン。
この場合は「登録者数×2~4円」がおよその費用になります。
例えば登録者数50万人のYouTuberであれば、依頼費用は100~200万円ほどです。
※参考元:Insta Lab
パターン2 平均再生回数×2~10円
YouTuberがチャンネルにアップロードしている動画のうち、過去30日間の動画の平均再生回数を基準に算出するパターン。この場合は「平均再生回数×2~10円」がおよその費用になります。
例えば平均再生回数が50万回のYouTuberであれば、依頼費用は100~500万円ほどです。
テレビCMの場合
テレビCMにかかる費用は、「制作費」と「放映費」にわけられます。
制作費
100万円~1000万円以上と幅があります。
100万円に近い価格のCMは制作会社が保有している素材、クライアントが持っている素材にナレーションやBGMを入れて編集したもの。
また、有名タレントを使えば1本1000万円を超える出演料がかかる場合もあるので価格は天井知らずです。
キャスティング、撮影場所、カット数などによって費用が変動します。
放映費
視聴率や時間帯にも左右されますが、関東エリアのキー局で15秒のCMを1回流すにつき30~100万円が必要。それ以外では関東独立局で1回につき4万円程度、その他のローカル局では2~4万円程度です。
テレビCMの費用については以下の記事で詳しく説明しています。
ぜひこちらもご覧ください。
関連記事:CM制作の費用と料金相場を徹底解説!
効果的なゲームプロモーションを行うコツ
複数のプロモーション方法について、それぞれ特徴や相場が異なることを確認しました。
プロモーションを成功させるためには、それらをうまく選択することが大事です。
プロモーションの目的・予算を明確にする
プロモーションを行う目的によって、適したプロモーション方法が異なります。
例えば「予算を多めにかけてでも短期間で認知拡大を狙いたい」という目的であれば、大物YouTuberとのタイアップや、テレビCMなどが手段として挙げられます。
一方で「予算はなるべく抑えて地道にダウンロード数アップを目指したい」という目的であれば、小規模な広告出稿やASOなどが適しているでしょう。
自社に合った方法を選択するために、まずは「何のためにプロモーションを行うのか」「いくらかけられるか」を明確にすることが大切です。
ユーザーのアクションごとにプロモーション方法を組み合わせる
効果を上げるためには、ユーザーが取る行動をステップに分けて考え、そのステップごとに合ったプロモーション方法を組み合わせるのがカギ。
例えば、動画広告を出稿しても、広告をクリックして訪れたアプリストアのページがわかりにくかったため、ユーザーが離脱してしまうケースがあります。この場合は、ユーザーが広告を見た後に取る「広告をクリックしてアプリストアのページを訪れる」というアクションに合った対策が行われていないため、ダウンロード数アップにつながらないのです。
これを防ぐためには、広告の出稿と合わせてASOもしっかり行うことが大事。
このように、広告などでゲームを「認知」したユーザーが実際に「ダウンロード」するまでの行動をステップ別に考え、それぞれのステップに合ったプロモーション方法を組み合わせると一層効果が出ます。
複数パターン制作・運用する
特に動画広告やプレイアブル広告などでは、複数種類を配信して、それぞれの効果を測定できます。そのため、このようなA/Bテストを行ってより効果の高い方を運用するために、素材を2つ以上用意すると良いです。
また、戦略についても複数想定しておくとスムーズです。なぜなら、当初計画したプロモーション方法でうまくいかないこともあるから。
例えば、YouTubetとのタイアップを行うと決めたが、どうしても希望に合うYouTuberが見つからないといったケースが考えられます。そのような場合に速やかに別の手段を講じられるように、予めプロモーション方法の候補を複数想定しておくと良いでしょう。
動画制作会社を比較する際のチェック項目
最後に、制作会社・担当者を比較するときにチェックすると良い評価シートを紹介します。
役員や上司など「意思決定者」に知識がない場合、価格だけで発注先を選んでしまいがちです。安易に格安の制作会社を選んでしまうと、「全く成果のでない動画になってしまった」、「成果物をコントロールするのに時間がとられ、スケジュールが押してしまった」などの失敗があります。評価シートを活用し、多角的な視点から選定するようにしましょう。
制作会社の評価シート
カテゴリ |
質問(評価ポイント) |
会社A |
会社B |
企画設計 |
企画から一緒に行ってくれる制作会社か |
◯ |
△ |
要件定義書は丁寧で詳細まで書かれているか |
◯ |
△ | |
実績 |
過去の制作実績の中に イメージに近い動画はあるか |
◯ | △ |
マーケ ティング |
集客まで考えてくれるか 動画マーケティングへの理解はあるか |
× |
◯ |
過去に自社と同じ業界で 集客の実績はあるか |
× |
◯ |
|
運用 | 動画公開後の運用も対応しているか |
◯ |
◯ |
電話対応・訪問対応など公開後の フォロー体制も充実しているか |
◯ |
◯ |
過去の実績や提案などを通して、「何が得意な制作会社か」を判断するようにしましょう。動画制作を依頼する際に重要視している項目が得意な会社ほど、イメージに近いホームページができます。
担当者の評価シート
カテゴリ |
質問(評価ポイント) |
担当者A |
担当者B |
相性
|
担当者の話は分かりやすいか 専門用語を丁寧に説明してくれるか |
◯ |
△ |
メールや返信など担当者のレスポンスは良いか |
◯ |
△ | |
自社の要望をしっかりヒアリングしてくれるか |
△ |
◯ | |
熱意 |
担当者の提案の数は多いか |
◯ | × |
良い動画にするために 自分の意見をはっきり言ってくれるか |
◯ | △ |
いくら有名で実績のある会社でも、担当者との相性が悪いと成果の出るプロジェクトになりません。担当者の動きもしっかり見ておくようにしましょう。
ゲームのプロモーション事例まとめ
この記事では、ゲームのプロモーションの事例と、それぞれのプロモーション方法の特徴や費用について紹介しました。全体像がつかめたのではないでしょうか。
効果的なプロモーションを行うために重要なポイントは2つ。
1つ目は、プロモーションの目的・予算を明確にすること。ここが明確になると、適したプロモーション方法を選びやすくなります。
2つ目はユーザーのアクションごとにプロモーション方法を組み合わせること。ユーザーの取る行動は何段階かに分かれていることが多いため、それぞれに合ったプロモーション方法を組み合わせると効果的です。
この2点は、どのプロモーション方法を選択するにしても大切です。
ゲームのプロモーションを考える際の参考にしてみてください。
ゲームのプロモーションをプロに任せたい方へ
プロモーションに最適な会社をなかなか探す時間がないという方は、ぜひ動画幹事にご相談ください。
動画幹事は、あなたに最適な会社を「人力で」マッチングするサービス。
あなたの予算や、あなたがプロモーションを行う目的をコンサルタントが丁寧にヒアリング。
業者選びの手間なく、質の高いマッチングを受けることが可能です。
コンサルタントのご紹介
岩田
専任のコンサルタントが、
お客様の予算と目的を丁寧にヒアリング。
最適な会社をピックアップ・ご紹介させていただきます!
初心者の方でも安心してご相談いただけます。
相談料は「完全無料」。紹介された制作会社に必ず発注する必要はありません。
まずは情報収集だけでも、お気軽にご連絡ください!
動画・映像制作の相場ガイドブックを
無料でプレゼントします!!
動画の相場に関するガイドブックを
無料でプレゼントいたします!
■ 会社・店舗・学校紹介動画
■ サービス・商品紹介動画
■ 採用・リクルート動画
■ Youtube
■ アニメーション動画
■ セミナーイベント動画
■ インタビュー動画
の相場の情報を徹底解説。
さらに相場を理解するためのポイントや
動画を業者に依頼する前の準備方法も
合わせて解説。
動画制作を依頼したいが、相場が分からず心配
という方はぜひダウンロードしてください。
この記事を書いた人