面白い動画のビジネス活用事例20選!制作するときのポイントも解説【2024年3月最新版】

「面白い動画を作ってビジネスに活用したい」
「面白い動画の事例を参考にしたい」
「面白い動画を作るときのポイントは何だろうか?」

面白い動画といえば、テレビのバラエティ番組や、YouTubeの投稿をイメージしがちですが、昨今ではビジネスへの活用事例も増えてきています。
面白い動画を作ることで、SNSでの拡散や認知定着が狙えるため、動画制作を検討されている企業も多いでしょう。

そこで本記事では、企業の動画担当者のために、面白い動画の活用事例と、制作する際のポイントを解説します。アイデアを練る参考になりますので、最後まで読んで世の中をアッと言わせる動画を作りましょう。

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目次
  1. 1. 面白い動画の活用事例20選【目的別】
    1. 1-1. 商品プロモーション動画【5選】
    2. 1-2. 認知拡大/ブランディング動画【5選】
    3. 1-3. 観光プロモーション【5選】
    4. 1-4. 採用動画【5選】
  2. 2. 面白い動画を制作するときの5つのポイント
    1. 2-1. KPIの設定を明確にする
    2. 2-2. ターゲットを明確にする
    3. 2-3. 最初の「3秒」で視聴者を惹きつける
    4. 2-4. メッセージを詰め込めすぎない
    5. 2-5. 普段見ているCMのクオリティと混同しない
  3. 3. 【まとめ】面白い動画を作るときの注意点と制作費
    1. 3-1. 動画制作をプロに依頼したいという方へ

面白い動画の活用事例20選【目的別】

まずは面白いビジネス動画の事例を20個紹介します。「商品購入」「認知拡大/ブランディング」「観光プロモーション」「採用」の4つのカテゴリに分けていますので、ご自身の目的別に参照してください。

商品プロモーション動画【5選】

ラクスル :運用型テレビCM「ノバセル」

動画の長さ:30秒

株式会社ラクスルのテレビCMの制作・運用サービス「ノバセル」の動画事例です。女優の黒谷友香さんを起用したBtoB向けのサービス紹介動画で、30秒と短い時間の中でダメなCM担当者の部下を持った経営者の困惑をコミカルに表現。

ポイントはサービスの紹介はラスト8秒だけにしていることメリット訴求は最低限にとどめ、ストーリーの面白さと視聴者の共感の2軸を巧みに利用しています。

ハイネケン:ソーシャルディスタンスの時事性を利用した事例

動画の長さ:1分12秒

オランダのビール『ハイネケン』のCM動画です。ソーシャル・ディスタンスの時事性を取り入れ、BARでは握手も乾杯もなし。誕生日ケーキのロウソクは息ではなく、ハンカチをあおいで消すなど、コロナウイルスへの対策をコミカルに描いています。

セリフやナレーションもなく、BGMだけで構成していることも、ソーシャル・ディスタンスの時事性にマッチしています。

ジャンボ宝くじ:「ジャンボ兄ちゃん 教えて」篇

動画の長さ:1分33秒

ジャンボ宝くじのCM動画です。妻夫木聡さん、吉岡里帆さん、成田凌さんなど有名俳優を起用し、ある一家の兄妹をストーリー仕立てに描いています。

宝くじのCMなのに「お金なんて要らない」と、一獲千金とは逆張りのセリフを連呼しておきながら、最後は兄に宝くじの買い方をレクチャーしてもらう面白いストーリー。

小林製薬:ブルーレット スタンピー

動画の長さ:39秒

小林製薬の商品「ブルーレットスタンピー」に関するCM動画です。
少女戦士を彷彿とさせるイラストの可愛い女の子が同商品「ブルーレットスタンピー」を使って、トイレの黒ずみの原因となる雑菌を殺すというストーリーで構成されています。

ある場面では可愛い女の子が雑菌を殺すために想像できなかった悪い表情になっており、予想外の展開についつい笑ってしまいます。

日清食品:カップヌードルCM「寒い日はとくにうまい 篇」

動画の長さ:31秒

日清食品の提供する商品「日清カップヌードル」に関するCM動画です。
前半では中高生たちが積もった雪の中で、逆再生を駆使し音楽に合わせて揺れており、非常に印象に残ります。

動画終盤では雪の中で暖かいカップヌードルを食べて、雪の中で激しい運動をするというユーモアのある内容となっています。

関連記事サービス紹介動画の事例20選と制作ポイントをご紹介

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認知拡大/ブランディング動画【5選】

株式会社ビズリーチ

動画の長さ:31秒

認知定着に成功した典型的な動画事例です。サービスの説明は一切せず、「ビズリーチ」と企業の名前を連呼することで視聴者に記憶定着させる戦略。単に名前を連呼するだけでなく、部下の女性(吉谷彩子さん)が「こんな逸材どこで!?」と上司の心情を代弁する面白さがウケました。

短い動画では、説明できる分量が限られてしまうため、とにかく企業名を覚えてもらう戦略も効果的です。

TikTok

動画の長さ:30秒

動画配信系SNS「TikTok」のCM動画です。CGの特殊効果はあるものの、短い時間の中で自社のサービスを実際に使っている映像をつなげる構成。ノリのいい音楽とキャッチフレーズ「見たことないものを見てみよう。 きみの知らない世界がきっとある」が決め手になっています。

確定申告パニック『TAX SHARK(タックス・シャーク)』

動画の長さ:1分29秒

クラウド会計ソフト freeeのブランディング動画です。アメリカ映画の予告編のような世界観で、5人の若者がバカンスで訪れたビーチは、凶悪ザメ「タックス・シャーク」の巣だったという奇想天外なストーリー。

訪れた3月15日が確定申告の最終期限日で、全員が「確定申告をしていない」という事実がオチになっています。

サービスの説明はせず、スピルバーグ監督の『ジョーズ』を思わせる映像がインパクトを残します。会計ソフトの認知拡大だけでなく、企業説明会でも上映することで採用につながった一挙両得の動画事例です。

株式会社ダスキン東横

動画の長さ:6分17秒

家事代行、ハウスクリーニング事業を運営する「株式会社ダスキン東横」の会社紹介動画です。
社長自身がガンダム好きのため、スタッフさん作のコスチュームを着て会社を紹介。見た目と会社紹介のギャップが印象的な動画になっています

株式会社アカツキ

動画の長さ:1分14秒

ゲーム制作会社「株式会社アカツキ」の会社紹介動画です。
実写とCGをフル活用して、職場の楽しさを伝えています。「ワクワク」や「面白さ」が同社コンセプトであることを動画でしっかりと訴求。映画の予告編を感じさせるオープニングが、ユーザーの興味をひく動画になっています。

関連記事:企業の動画活用事例を目的別にまとめました! 注意点やメリットも解説!

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観光プロモーション【5選】

京都市による攻め攻めのPR動画「きものでデート」篇

動画の長さ:30秒

2017年の京都市のPR動画「平成 KIZOKU」シリーズ動画です。着物を着た男女2人のカップルが、音楽に合わせて息のあったダンスを踊り出す構成。

京都水族館や京都市動物園、イルミネーションで彩られる夜の京都国立博物館など、京都のデートスポットを紹介しています。京都市ならではの特徴を利用した動画事例です。

五ヶ瀬ハイランドスキー場

動画の長さ:2分45秒

宮崎県にある日本最南端のスキー場「五ヶ瀬ハイランドスキー場」のCM動画です。最南端にあることから「南ちゃん」という天真爛漫なキャラクターが数々のデートシーンで五ヶ瀬をPR。

南ちゃんの一言のあと、抜群に上手いキャッチコピーで返すCMが話題となりました。紹介したのは2013年のCMシリーズですが、2020年まで毎年のCMが面白いので、ぜひご覧だくさい。

広島県呉市のPR動画「呉ー市ー GONNA 呉ー市」

動画の長さ:5分15秒

広島県呉市のPR動画です。ご当地キャラクターの「呉氏(くれし)」を起用し、TRFのヒット曲『CRAZY GONNA CRAZY』を「呉ー市ー GONNA 呉ー市」に置き換えた替え歌。

てつのくじら館の愛称で有名な海上自衛隊呉史料館、中四国三大夜景のひとつである「灰ヶ峰」など、音楽に乗せて呉市の観光地を案内しています。

日本テレビの情報番組『スッキリ』でも取り上げられ、大きな話題を呼びました。

大分市の観光PR映像「SARU TABI(旅編)」

動画の長さ:2分11秒

猿の「菊千代」を主演にした大分市の観光動画です。猿社会に疲れた菊千代が癒しを求めて、大分市に旅へ出る設定で、温泉や、美術館、グルメなどを満喫しながら大分の町を紹介します。

全編・英語のナレーションで、インバウンドを意識した動画になっています。猿が可愛すぎるとSNSで拡散されました。

宇治市PR動画・観光アクションゲーム

動画の長さ:30秒

京都・宇治市の魅力を発信する目的で制作した観光PR動画です。謎の大魔王に乗っ取られた宇治市を、平安貴族になって取り戻すオリジナルのアクションゲームを制作。

世界遺産を含む魅力的な観光名所、名産品を紹介しながら、宇治市ゆかりのキャラクター達とともに「宇治のカケラ」を集める面白い動画になっています。

動画幹事にはその他の観光動画の事例もありますので参考にしてください。

関連記事:町おこしに活用したい「自治体・地域PR動画」の事例を大公開!

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採用動画【5選】

両備システムズ きびだんご採用

動画の長さ:2分10秒

岡山県にある情報処理関連会社「両備システムズ」の採用動画です。
同社の業務を岡山県にちなんだ桃太郎のパロディで紹介。

専門知識が必要で堅いイメージのある情報処理の仕事を緩和することに成功した動画事例です。

株式会社信光物流 採用PR動画

動画の長さ:2分18秒

2019年の信光物流の採用PR動画です。
冒頭の38秒はアニメの会話劇で、会社の仕事内容や福利厚生を解説。そのあと、女性社員のインタビューが登場するミックス動画になっています。

屈強な男性社員がイメージされがちな物流会社で、2人の女性社員を登場させることで固定観念をくつがえしています。

「レッツ!ドボクサイズ!」

動画の長さ:2分29秒

建築会社「株式会社川邊組」の採用動画です。
「土木工事で仕事をしながら筋肉ムキムキになろう」という誘い文句で求人も促している動画。みているだけで笑いがこみあげてくる面白い動画で、まさにドボクサイズ。周りにいる全身白いパフォーマーがシュールです。

パリミキ・メガネの三城 新卒採用動画

動画の長さ:1分5秒

主にメガネを販売する「株式会社三城(パリミキ・メガネの三城)」の新卒採用動画です。
採用動画にもかかわらず、音声は一切なくBGMと映像のみ。パリミキのオシャレな雰囲気と世界観を伝えた動画で、BGMに合わせて画像カットを変える演出を使っています。

NTT西日本 採用コンセプトムービー

動画の長さ:1分31秒

NTT西日本の採用コンセプトムービーです。
過去から未来をダイジェストで表現しながら、NTT西日本が今まで手掛けてきたことを解説。観ているだけで心が熱くなり、働いてみたくなる動画になっています。ユーザーの心に語りかけるようなナレーションで我々の興味を沸きたてます。

他にも採用動画の事例を集めた記事もありますので、ぜひご覧ください。

関連記事:かっこいい採用動画の事例を総まとめ!

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面白い動画を制作するときの5つのポイント

面白い動画を作る時のポイント

最後に、面白い動画を制作する際のポイントを紹介します。
アイデア勝負に陥りがちなおもしろ動画だからこそ、注意して欲しい5つです。

KPIの設定を明確にする

面白い動画を作る際も、達成したいKPI(重要目標達成指標)を決めましょう。具体的な数値で出すことがポイントです。

・視聴者数
・動画再生数
・広告のクリック数

「面白いかどうか」は数値化しにくく、成功の是非が判断できません。動画は作ることが目的ではなく、目標を達成しなければ意味がないもの。再生回数なのか、視聴時間なのか、コンバージョン数なのか、KPIを設定しましょう。

ターゲットを明確にする

大衆ウケやSNSの拡散を狙う面白い動画でも、ある程度は誰に届けるかを決めておきましょう。男性なのか女性なのか、年齢や趣味によっても刺さる動画は変わってきます。

単に面白い動画を作ってくださいと制作会社に依頼しても、どんな構成にすればいいのかアイデアが出にくくなります。

少なくとも性別・年齢・住んでいる地域・家族構成などは設定しておきましょう。その他、動画制作に必要な準備は下記の記事も参考にしてください。

関連記事:動画制作の依頼に必要な10の準備リストをプロが解説

最初の「3秒」で視聴者を惹きつける

面白い動画を作る場合、開始「3秒で」視聴者を惹きつける演出にしてください。落とし所は動画の後半であっても、冒頭に続きを見たくなる導線、フックを入れましょう

最近の研究では、冒頭の3秒間で40%の視聴者が離脱するとも言われており、最初の3秒間が勝負の分かれ目です。先ほど紹介した事例などを参考に、ファーストシーンを工夫してください。

メッセージを詰め込めすぎない

面白い動画にはメッセージを詰め込まないようにしてください。主な目的は視聴者に面白いと思ってもらい、拡散や認知定着をしてもらうことです。

面白い動画は、商品やサービス、企業をしっかり理解してもらうことが目的ではありません。メッセージは1つか2つに絞りましょう。

普段見ているCMのクオリティと混同しない

制作会社への依頼で多いのが、普段見ているアニメや、テレビCMを参考動画にしてしまうこと。実際、「新海誠のようなアニメ動画を作りたい」「映画アベンジャーズのシーンを再現したい」などの依頼が制作会社に来ますが、それらの制作費は1本で何百万、何千万円とかかり、予算オーバーになることがほとんど。

制作会社に見本となる動画を伝えるときも、制作会社の公式サイト上に公開されている動画を参考にするといいでしょう。

そのほかの動画制作に関する注意点は以下の記事を参考にしてください。

関連記事:動画制作でやってはいけない注意点を1~10まで全て解説します!

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【まとめ】面白い動画を作るときの注意点と制作費

以上、面白い動画の事例を20個紹介し、制作するときのポイントを紹介しました。

紹介した動画事例は有名企業が多いですが、有名タレントを起用しなくてもアイデア次第で面白い動画は作れます。

まずは動画で達成したい目標(商品購入や認知定着)を明確にし、そこから逆算した上で、奇抜なアイデアを考えてください

また、面白い動画を作る際の費用の目安の表も掲載しておきます。各目的をクリックすると、詳しい解説記事に飛べますので参考にしてください。

◎面白い動画を作るときの費用の目安

動画の目的

費用の目安(動画1本の制作費用)

商品・サービス紹介

10万円〜200万円以上

会社・店舗・学校紹介

10万円〜200万円以上

採用・リクルート動画

10万円〜200万円以上

アニメーション動画

10万円〜300万円以上

テレビCM

100万円〜500万円以上

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