動画ECで売上・集客アップ!活用方法・参考事例・動画コマースとの違いも紹介【2024年最新版】

「動画ECとは?」
「近年耳にするようになった動画コマースとなにが違う?」
「ECサイトの売上アップに動画の活用が効果的だと聞いたが、どのように活用したらいいのかよくわからない」

と思っているEC担当者は少なくないはず。

そんな方に向け、動画ECの活用方法・参考事例・活用のメリットや注意点などを紹介。本記事を参考にしていただき、動画ECの制作にお役立てください。
※なお、動画の制作会社の探し方・選び方がわからない!という方はお気軽にご相談ください。あなたの目的・予算にあった最適な制作会社を「人力で」マッチングします。

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目次
  1. 1. 動画ECとは
  2. 2. 動画ECと動画コマースの違い
    1. 2-1. 動画広告との違い
  3. 3. 動画ECの活用メリット
    1. 3-1. 商品の魅力・特徴を視覚的に伝えられる
    2. 3-2. サイトの滞在時間・SEO評価のアップ
    3. 3-3. サイトの売上・集客力アップ
  4. 4. 動画ECの活用方法
    1. 4-1. 商品の魅力・特徴を訴求する
    2. 4-2. 商品の使い方を紹介する
    3. 4-3. 商品のストーリー・生産工程の紹介
    4. 4-4. ユーザーインタビュー
  5. 5. 動画ECの参考事例6選
    1. 5-1. 【スマートロック】Qrio Lock|商品の特徴・魅力/使い方・Tips
    2. 5-2. 【楽器】Sweetwater|商品の特徴・魅力
    3. 5-3. 【コスメ】john masters organics|商品の使い方・Tips
    4. 5-4. 【アパレル】聖林公司|商品の使い方・コーディネート
    5. 5-5. 【食品】ヤマサちくわ|商品の製造工程・ストーリー
    6. 5-6. 【業務システム】MFクラウド経費|ユーザーインタビュー
  6. 6. 動画ECのデメリット・注意点と解決策
    1. 6-1. 動画制作のスキル・ノウハウが必要
    2. 6-2. 動画の制作コスト・制作期間
    3. 6-3. ECサイトの動作が重くなる
  7. 7. 動画ECを作るときの料金・相場(実写)
  8. 8. 【まとめ】動画ECの活用方法・参考事例を紹介しました
    1. 8-1. 動画制作をプロに依頼したいという方へ

動画ECとは

動画ECとは

【出典】シャツ専門店ozieのECサイト

動画ECとは、動画コンテンツを活用したECサイト(ネットショップ)の販促・マーケティング施策のこと。

商品紹介や商品の使い方を説明する動画を活用し、画像・テキストだけでは伝えきれない商品の特徴や魅力を立体的に表現。サイト訪問者に商品に関する具体的なイメージを持ってもらい、疑問を解消することで購買意欲を高めてもらう、コンバージョンを促すことが動画ECの狙いです。

動画ECと動画コマースの違い

動画ECと似た用語「動画コマース」とはなにか?動画ECとなにが違うのか?と気になる方も多いはず。動画コマースとは、商品リンクが埋め込まれていて、動画視聴中に買い物できる仕組みのこと。ECサイトで動画コンテンツを活用する動画ECと異なり、動画コマースならECサイト以外のメディアでも利用でき、購入ページに遷移させる必要もありません。

ただし、活用方法・購入の仕組みの違いはあるものの、ECサイトの販促・マーケティング施策という意味では動画ECも動画コマースも同じ。両者の定義も明確に定められているわけではありません。

動画広告との違い

動画を活用したECサイトの販促・マーケティング施策には「動画広告」という手法もあります。
ただし、動画EC・動画コマースが購買意欲を高めてコンバージョンを促すことを目的とするのに対し、動画広告の主な目的は「認知拡大」と「見込み顧客の獲得」です。

原則として、ペイドメディアに費用を支払って広告を掲載することも、動画EC・動画コマースと異なる動画広告の特徴です

 

概要・特徴

動画を掲載するメディア

動画EC

商品紹介、使い方・Tips動画を活用し、

サイト訪問者の購買意欲を高める

自社ECサイト

動画コマース

商品リンクが埋め込まれていて、

動画視聴中でも商品を購入できる

自社SNSアカウント、

自社ECサイトなど

動画広告

自社商品の認知拡大、見込み顧客獲得を目的とした動画広告

Web・SNS広告、

他社Webサイトなど

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動画ECの活用メリット

「ECサイトで動画を活用する「動画EC」にはどのような効果があるのだろうか?」
疑問のある方に向けて、動画ECの活用メリットを紹介します。

商品の魅力・特徴を視覚的に伝えられる

動画は静止画やテキストに比べて情報量が多いため、視聴者に商品の魅力・特徴をわかりやすく伝えられます。静止画では、商品の一方的な部分しか見れませんが、動画であれば多角的(立体的)に表現できるため、ユーザーの購買意欲を刺激できます。

商品の使い方・Tipsを動画で紹介すれば、商品の具体的な利用イメージを視聴者に与えることも可能です。

サイトの滞在時間・SEO評価のアップ

ECサイトで動画を活用する動画ECは、動画を視聴する時間だけサイトの滞在時間が増えるため、SEOの側面から見ても高評価につながります。ユーザーに有益な情報を提供する商品紹介動画は、サイトの評価がされやすく、結果として検索結果の上位表示獲得の可能性を高めます。

また動画広告を活用して配信し、SNSやYouTubeなどにアップすることでプラスアルファの認知獲得、流入を増やせるというメリットもあります。

サイトの売上・集客力アップ

サイト訪問者の購買意欲を高め、SEOの評価を高めやすい動画ECは、結果として自社ECサイトの売上・集客力アップというメリットを享受できます。ポイントは、ターゲットのニーズに応えた動画をうまく活用すること。

こちらは、中古ピアノ店が動画を活用することで、中古のピアノの売上が約10倍になった「ぴあの屋ドットコム」の事例です。

スマートフォンで撮影した簡単な動画ですが、ターゲットである中古ピアノを検討している人が求めるニーズ(音がちゃんとなるのだろうか?音は綺麗なのだろうか?など)に応える内容を発信。月5台の販売数を最高47台販売できるようになったようです。

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動画ECの活用方法

ここからは、動画ECの活用方法についてお伝えします。動画ECは商品の理解促進や検討材料を増やせるため、以下の方法で活用することをおすすめします。

商品の魅力・特徴を訴求する

動画ECの活用方法は商品の特徴・メリットを訴求することです。先ほどもお伝えした通り、動画は静止画やテキストに比べて、ユーザーに伝えられる情報量が多いです。その利点を活かして、商品の特徴やメリットを動画で伝えて、理解を深めて興味関心・購入につなげられます。

商品の使い方を紹介する

動画は商品の使い方を説明する時に役立ちます。例えば家電の場合、操作方法やおすすめ機能の解説や使い方のコツなどを伝えることで、ユーザーの購買意欲を刺激します

化粧品ではお手入れ方法や保存の仕方、食品の場合は料理方法・おすすめの食べ方・長持ちする保存方法などを伝えられます。

商品のストーリー・生産工程の紹介

おもに加工品の販売で活用できるのが、産の工程を見せて信頼度をアップする方法です。製造工程や原産地の説明、商品開発秘話などでユーザーの信頼感を高め、購入を促します。

生産工程ではなくても、込められた想いを商品のストーリーとして伝えることで、ユーザーの共感・親近感を刺激できます。

ユーザーインタビュー

ユーザーインタビューを掲載するのも、EC動画活用方法の1つです。購入したユーザーの声を動画で紹介することで、提供している商品の信頼度がアップします。店舗スタッフの顔が見えないECサイトにおいて、第三者の意見を載せることは重要な要素。動画なら、ユーザーの表情や雰囲気で商品に対する満足度を伝えられます。

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動画ECの参考事例6選

動画ECの特徴やメリットは理解した。しかし、具体的な活用方法をイメージできない。そんな方の参考になる、動画ECの事例を6つ紹介します。

【スマートロック】Qrio Lock|商品の特徴・魅力/使い方・Tips

IoT製品の開発・製造・販売を手掛けるQrio株式会社のスマートロック製品「Qrio Lock」公式サイト・DtoC ECサイトの動画EC活用事例です。なんとなくは理解しているけれども、具体的なイメージは思い浮かべにくい。そんなスマートロックの特徴・魅力を、動画を利用したファーストビューで表現しています。

もう少し特徴を詳しく知りたい方向けの動画も用意。Qrio Lockの特徴・魅力を使い方を交えながら解説するとともに、さらに便利に使えるオプションも紹介。ユーザーにあわせてファミリー編・シングル編が用意されているほか、QrioのYouTubeチャンネルではアプリの初期設定手順を含むTips動画も公開されています。

【楽器】Sweetwater|商品の特徴・魅力

画像出典:Sweetwater

アメリカの楽器通販大手「Sweetwater」の動画EC活用事例です。EC市場の拡大にともない、抵抗感は薄れているものの「楽器、特に個体差の激しいギターは実際に手に取って実物を確認したい」ニーズの大きい分野。購入へのハードルになりかねない、こうした課題を解決するには「動画ECが効果的」であることを示す好例です。

メーカーや楽器店にとって利幅の大きい高額商品には特に効果的。著名アーティストを招いたデモ演奏や、シグネチャー モデルを解説する動画などを公開する場合も。日本の楽器店でも動画ECを活用するケースが増えています。

【コスメ】john masters organics|商品の使い方・Tips


コスメブランド「john masters organics」公式オンラインストアの動画EC活用例です。同サイトでは、「BEATIPS」というカテゴリーページを用意し、自社製品の使い方・Tipsを数多く紹介。商品画像だけでは伝えきれない「使い勝手・効果」を視聴者にイメージしてもらう工夫がされています。

Tips動画はYouTubeでも公開されていますが、縦型動画をメインに作成されていることも特徴。Webサイトだけでなく、自社SNSアカウントやSNS広告での活用も視野に入れていることがわかります。

【アパレル】聖林公司|商品の使い方・コーディネート

画像出典:聖林公司

HOLLYWOOD RANCH MARKETなどの複数アパレルブランドを取り扱う、聖林公司の動画EC活用事例です。店舗スタッフが新商品・注目商品のコーディネート例をプロモーションビデオの形式で配信。

動画を再生すると動画内でコーディネートを紹介している商品が表示され、クリックすることで購入ページへジャンプできる仕組みも採用されています。

【食品】ヤマサちくわ|商品の製造工程・ストーリー

豊橋の名産品「ヤマサちくわ」公式サイト・オンラインストアの動画EC活用事例です。動画コンテンツの公開に特化した「くわTV」ページを設け、さまざまな情報を発信していることが同サイトならではのユニークな特徴。

普段目にすることのないちくわの製造工程を「おいしさの秘密」動画で公開しています。

味噌おでんによくあうお酒、190cmのちくわづくりに挑戦!など、サイト訪問者が興味深く視聴できる動画も多数用意されています。

【業務システム】MFクラウド経費|ユーザーインタビュー

株式会社マネーフォワードのSaaS型業務システム「MFクラウド経費」の動画EC活用事例です。導入によってどのようなメリットがあるのか?どのように業務を効率化できるのか?などの疑問をはじめ、説明の難しい業務システムの場合、動画の活用が非常に有効。

同社もインフォグラフィックでわかりやすくサービスを紹介する動画を数多く活用してきた実績を持ちます。

そんな同社の公式サイトでは、お客様の声に「ユーザーインタビュー動画」を活用。導入のハードルになりやすい「ITの苦手な管理職でも使えるのか?」という疑問を払拭することに成功しています。

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動画ECのデメリット・注意点と解決策

数々のメリットを享受できる動画ECですが、デメリットや注意点もあります。解決策とともに紹介しておきましょう。

動画制作のスキル・ノウハウが必要

ECサイトで動画を活用する動画ECは、動画制作のスキル・ノウハウが必要不可欠。どのように動画を活用すれば効果的なのか?販促やマーケティングに関する戦略・ノウハウも必要です。社内に動画制作のリソースがない、動画マーケティングのノウハウもないのであれば、動画制作会社に協力を求めましょう。

ただし、動画制作会社であればどこでもいい、というわけではありません。

商品・サービスを理解して目的に応じた適切な動画を制作できる会社。なおかつ、動画を活用したマーケティングに関する知見を持った動画制作会社でなければなりません。

動画の制作コスト・制作期間

動画を制作するには撮影・編集などにかかるコストが必要であり、動画のクオリティに応じた制作期間もかかります。動画制作の予算が確保できない、動画を使いたい時期に納期が間に合わないというケースもあるでしょう。

こうしたケースでは、種類に応じて動画を内製する方法もあります。たとえば、本記事で紹介した「ぴあの屋ドットコム」では、スマートフォンを活用して動画を制作しています。しっかりと商品プロモーション動画を作りたいときは外部に依頼し、使い方・Tips動画は自社で内製するなど、制作方法を使い分けることがポイントです。

ECサイトの動作が重くなる

動作が重くなる欠点があります。データが大きいと、サイトデータの読み込みが遅くなり、表示までに時間がかかってしまうからです。結果ユーザー側でストレスを感じ、サイトの表示前に離脱されるリスクも高まります。

解決策として考えられるのは、ポイントを絞って動画を埋め込むこと。闇雲に動画を埋め込むのではなく、テキストや写真だけでは使い方が分かりにくいものだけに絞るなど、選定が必要です(楽器のような音が鳴らなければ価値がないものや、テフロン加工のフライパンのテフロンの効果など)。

動画は視聴されなければ売上減少を招く、諸刃の剣であることを覚えておきましょう。

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動画ECを作るときの料金・相場(実写)

特徴

相場

動画の長さ

制作期間

価格を安く

10〜30万円

120秒以内

1ヶ月

分かりやすい表現を入れる

30〜80万円

120秒以内

1〜1.5ヶ月

役者を入れてこだわって作る

80〜200万円

120秒以内

1.5〜2ヶ月

本格的な動画を作りたい

200万円〜

120秒以内

3ヶ月以上

動画ECを制作する時の料金や相場についてお伝えします。価格帯はおおよそ4つにわかれ、「10~30万」「30~80万」「80~200万」「200万~」の価格レンジになっています。

価格帯の違いは「撮影の有無」「撮影の場所の数」「プロの演者を使うか」などです。演者を自社で用意するかプロの役者に依頼するかで動画のクオリティは大きく変わります。クオリティを高めるのであれば、それなりの価格帯になりますし、価格を安く済ませたいのであれば、チープな動画が出来上がります。

動画の相場をもっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。
【参考】商品・サービス紹介動画の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】

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【まとめ】動画ECの活用方法・参考事例を紹介しました

本記事では、EC動画の活用方法・メリット・参考事例・注意点と解決方法を紹介しました。

目的や活用シーンを明確にすることで、それにあわせて作り方を調節することが大事です。
スマートフォンを使って自社撮影してもいいですが、安っぽい動画を使うことでかえってブランドイメージに傷がつく恐れがあります。ブランディングを意識する場合には、プロに制作を依頼してはいかがでしょうか。

その際には価格表を参考にして、自社の目的にあわせて依頼するといいでしょう。本記事でお伝えした内容を参考にしていただき、ぜひ自社のEC動画活用にお役立てください。
記事でお伝えした内容を参考にしていただき、ぜひ自社のEC動画活用にお役立てください。

動画制作をプロに依頼したいという方へ

なかなか自分で探す時間がない・そもそも制作会社の違いが分からないという方は動画幹事にご相談ください。
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コンサルタントのご紹介 動画幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 専任のコンサルタントが、
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