- 更新日 2024.10.01
- カテゴリー 動画制作の事例
CSR動画の事例8選!制作時のポイントやメリットまで解説【2024年10月最新版】
CSR活動を行っており、自社のブランディングのために動画にしたいと思っているが、どのように制作すれば良いかわからない方で、次のようなお悩みをお持ちではありませんか?
「動画のイメージを掴むためにも他企業の事例を知りたい」
「動画の方向性が固まっていない」
「CSR動画を作るメリットや制作のコツを知りたい」
本記事では、このようなお悩みを抱えている方向けに、「CSR動画の事例」をご紹介。またCSR活動のメリットや制作のコツまで幅広くお伝えします。この記事を読むことで、CSR動画の方向性をイメージすることができます。ぜひ自社のCSR動画制作にお役立てください。
※現在、CSR動画の制作を依頼できる会社を探している方、探す時間がないのでおすすめの会社を教えて欲しい方は動画幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料や紹介料は一切かかりません。
CSR動画の参考事例8選
動画制作の際、参考にできるポイントなどを詳しく述べているのでぜひ参考にしてください。
自然共生社会を目指して!セブン&アイ・ホールディングス
ソフトバンクによる東日本大震災復旧支援活動「チャリティーホワイト」を取り上げたCSR動画。「チャリティーホワイト」とは任意で月々の携帯基本使用料に顧客が10円をプラス、それにソフトバンクも10円を上乗せし、合計20円を毎月「東日本大震災の復旧支援活動」に寄付する活動です。
このCSR動画は「チャリティーホワイト」により、支援先が明るい未来に向かっている様子を報告。動画冒頭で東日本大震災を受けた衝撃を映し、対比するように、子どもたちが震災を乗り越えて笑顔で過ごすシーンによって、人々の支援が報われたことを表現しています。
動画の最後では、被災者の子供たちの感謝の言葉が述べられており、取り組みによって人々の笑顔や感動が得られたことを伝えています。見ている側も「小さな一歩からでもSDGsへの取り組みを始められるのだ」と思えるきっかけとなる動画です。
立体的なアニメーションを活用!日本航空
飛行機の燃料をゴミから生成する「バイオジェット燃料」にすることで、CO2の排出を減らすというCSR活動を実施しています。アイソメトリックアニメーションを用いて、2.5D動画(対象物を斜め上の視点から描くデザイン手法)により街全体を立体的に描くことで、イメージしやすい世界感を演出しています。
その世界観の中で、家のゴミがどのようにして燃料になるのか、人の首が動いていたり、トラックから煙が出ていたり、一つ一つ細かく描かれたアニメーションによって表現され、見る人を飽きさせない映像となっています。また、中高生の現代社会の授業の教材にできるほどわかりやすく、同社のCSR活動について理解しやすいストーリー設計です。
アイソメトリックアニメーションの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:【事例付】アイソメトリックアニメーションとは?事業紹介におすすめ
ホームランを打つ度に寄贈!DeNA
DeNAによるCSR動画です。横浜DeNAベイスターズの選手がホームランを1本打つたびに、太陽光で充電・点灯する「ソーラーランタン」1台をミャンマーの無電化地域で活動する助産師の方たちへ寄贈するというCSR活動に取り組んでいます。
動画冒頭では、病院や家でも電気がない生活を送っているミャンマーの暮らしの様子を見せることで、日本など先進国とは対極の状況にあることを提示。
あかり1つあるだけで、ミャンマーの人同士がより密に互いに接している様子とともに、しだいに子供たちが笑顔になっていく様子を見ると、このCSR活動が人の笑顔につながる素晴らしい取り組みだということが伝わってきます。
海外の貧困の現状を知らない人に対して、その現状を知ってもらい、CSR活動について考えるきっかけにもなる動画です。
海外の投資家にも訴求!NTT グループ
NTTグループは多くのCSR活動を行なっており、この動画は企業としてのCSR活動の指針と実際の活動内容を示した物となっています。同社は、行なっているCSR活動を4つの軸に分けて説明。行っている活動を分野ごとに分け体系的に示すことができ、多くの活動をアピールする際も視聴者にわかりやすくなっています。
また、言葉では伝わりにくい部分も実際にシステムが利用されている映像やイラストを使用しているため、見ている側も説明についていきやすいです。音声がなくても映像のみで動画の内容を理解できるように作られています。
ナレーションは全て英語のため、海外の方も理解できるようにしており、海外の投資家や企業にも訴求。海外でも知名度を上げることで、多くの投資が望めます。
映像とイラストの融合!森永製菓
森永製菓が行っているCSR活動を「品質」「環境」「社会貢献」の3つの軸に分けて説明。具体的なCSR活動としては、賞味期限をわかりやすく記載、植物由来のパッケージを使用、工場の緑化推進、無人島での自然体験、カカオ生産国の教育支援などがあります。
また同社は、CSR活動の内容を説明するイラストと実際におこなった際の映像を組み合わせることで、わかりやすさと具体性を創出。納得感のある映像となり、良い活動をおこなっていると印象付けることができます。
さりげない伝達!アデランス
ウィッグや育毛サービスを展開するアデランスによるCSR動画です。培ってきた技術力・海外工場といったグローバルネットワーク・各国の大学などと研究してきた知見といった強みを活かしてCSR活動をおこなっています。
動画冒頭では、同社の強みと理念を説明。その後、社会・地域貢献、お客様の安心安全のために、芸術文化活動の3つの軸に沿ってCSR活動を紹介しています。具体的な活動は、病気や怪我で脱毛した子供たちにオーダーメイドウィッグをプレゼント、31もの病院内ヘアサロンを設立、劇団四季と激しい動きにも耐えられるウィッグの開発などがあります。
ところどころでさりげなくお客様や子供たちの声を掲載。説得力が増し、見る人に社会貢献性が高いと感じさせることができます。
手書き文字で好印象!DSGgroup
石川県に本社を置き、パチンコ経営等を行うDSGgroupのCSR動画です。普段から支えてもらっている地域を豊かにするCSR活動を行っています。
具体的には、地域のバザー・ボランティア支援活動として「つながりの家バザー」「マナの家出張娯楽体験」、海岸・公園の早朝清掃ボランティアとして「小舞子海岸清掃」「豊田東公園除草活動」などがあります。
同社のCSR動画は、お客様の声を手書きで記載。タイプされた文字に比べて「思いが込められている」というポジティブな印象を読み手に与えることができます。
CSR動画を制作するポイント3選
参考にしただけでは視聴者のニーズを満たす動画を作ることは難しいでしょう。事例によって動画のイメージが少しずつできあがったところで、ここでは効果的なCSR動画を制作するポイントを紹介します。実際に動画を作るとき、作り方のポイントを知っておくと、制作にもスムーズに移れるはずです。
メッセージを1つに絞る
動画制作をする際には、情報を詰め込みすぎると、かえってユーザーに何も伝わらず動画からの離脱を招きます。メッセージを一つに絞ることで、視聴者にインパクトを与えやすく、記憶にも残りやすい内容になるのです。
CSR動画であれば、取り組んでいるCSR活動全てを詳しく説明するのではなく、その中から一つに抑えるのがおすすめ。たとえば先述「日本航空」の事例動画の場合、同社が行なっている「CO2削減活動」のうち、「バイオジェット燃料」だけにフォーカスし、これからの取り組み方針を伝えています。
全体の CSR活動を伝えたい場合は、実際の活動については触れる程度で、会社が目指す理念などを示すのがおすすめです。限られた時間の中で、短く端的に伝えることを意識しましょう。
商品やサービスに紐づけて紹介する
自社の商品やサービスをCSR訴求に紐づけて紹介しましょう。前述の事例動画だと次のようなイメージです。
【DeNAの例】
「ホームランを打つたびにソーラーランタンを寄贈」
→同社が経営する球団の活動とCSR活動を紐付け
→球団のイメージアップにつながる
CSR活動と自社商品・サービスの関係をロジカルに伝えることで、視聴者がサービスと企業を関連付けて想起することができ、説得力が増すとともに、活動もサービスも理解されやすくなります。企業のイメージアップ「CSR活動を意識した商品」として認識されて、その商品に付加価値が生まれるのです。
話題性を持たせる必要がある
どんな大企業のCSR動画であっても再生数が数百回再生など、あまり多くない傾向にあります。CSR活動をしていることを知ってもらった方が、印象がよくなるなど、良い点が多くあります。再生数が数百回程度であると、企業によっては社員数より少ないこととなり、多くの人が見ているとは到底言えません。
多くの人に知ってもらうためには、単に活動報告の説明をするだけでなく、話題性を持たせる必要があります。多くの人に見てもらい自社の貢献を知ってもらうことで、自社に対して良い印象を持ってもらうことができ、業績や採用活動など、様々な面でメリットがあります。視聴者に共感してもらえる内容や知りたかった情報を含めることで、興味関心を抱いてもらえることで話題性が生まれ、多くの人に見てもらうことができます。
どのような記事が話題性を持たせられるか、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:バズ動画の事例8選!企業、サービス、注目動画を紹介!
CSR活動を動画にするメリット
改めてCSR動画制作のメリットを簡単に整理しておきましょう。決裁者への説得材料に活用してみてください。
多くの情報を短い時間で伝えることができる
CSR活動では、活動内容が抽象的で難しいケースが多いため、文章では聞いたことない言葉ばかりになり、理解しにくいこともあります。Forrester ResearchのJames McQuivey博士の研究(2014)によると、1分間の動画は一般的なWebページの3600ページ分の情報量に相当すると言われています。つまり、文章で伝えるより動画の方が、視聴者は抽象的な内容でも理解しやすいことがわかります。CSR活動を動画にて伝える際は、最低限活動による効果もしくは方針は伝えておきましょう。
CSR活動をより鮮明に伝えることができる
CSR活動の様子を動画にすると、実際の活動の様子を映像で見ることができ、文章や写真で伝えるより鮮明に伝えることができます。動画は視覚と聴覚に直感的にアプローチできるため、視聴者に対してより分かりやすい形で伝えたい内容を提示できる特徴があります。
投資家への認知度向上を狙える
投資家が企業を評価する中で、企業が長期的に成長するためには財務的な情報だけでなく、社会に対しどのように貢献しているかが、近年重視されるようになりました。それに伴い、CSR活動を行い、アピールする企業が増加。活動内容をホームページに文章にて公開するだけでなく、株主総会やIRなどで動画を流すことで、伝える機会が増え、より企業のイメージ向上が狙えます。
CSR活動により企業イメージが向上すれば、投資家からの支持や認知度も向上。認知度向上によりスムーズに資金調達を進めることができ、事業を円滑に進めることができます。
【まとめ】CSR動画の事例
CSR動画の事例を把握すると、自社で制作する際の参考にできます。効果的な動画を作成できるため、CSR活動をより鮮明に伝えられ、企業のブランディングにもつなげられます。また近年、CSR活動を重視する投資家も増えており、動画にしてIRなどで流すことでスムーズに資金調達を進めることができます。
とはいえ、初めてのCSR動画が不安という人で、専門会社をなかなか探す時間がないという方は、ぜひ動画幹事にご相談ください。
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