建築業界こそ動画を活用!実績紹介や採用で参考にしたい事例10選【2024年最新版】

「建築業で動画を活用したい」

「建築動画の制作事例を知りたい」

新商品のPR活動や情報発信など、動画の活用シーンは豊富。建築業界においても、実績紹介・求人や採用・社員研修などさまざまなシーンで動画が活用されています。

動画は文章と比べて多くの人に認知してもらったり、具体的でわかりやすい情報を伝えたりするのに最適なコンテンツです。

本記事では、建築業界における動画活用事例を場面や企業ごとに紹介。また、動画を制作する際のポイントについてもお伝えしています。動画活用の知識を身につけ、建築業に強い動画制作を自社でもチャレンジしてみましょう。

※なお、制作会社の探し方・選び方がわからない!という方はお気軽にご相談ください。
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目次
  1. 1. 建築業界の動画活用シーン
    1. 1-1. 活用シーン1. 建築物や建築技術の実績紹介
    2. 1-2. 活用シーン2. 求人、採用
    3. 1-3. 活用シーン3. 社内教育、研修
    4. 1-4. 活用シーン4. 建築プロジェクトのプレゼン資料
  2. 2. 建築動画の活用事例
    1. 2-1. 建築実績動画
    2. 2-2. 求人・採用動画
    3. 2-3. 社内教育・研修動画
    4. 2-4. 建築業界向けセミナー動画
  3. 3. 建築業界における動画活用のポイント
    1. 3-1. 現場のリアルな声を取り入れる
    2. 3-2. ドローンやVR・ARを有効活用する
    3. 3-3. 目的を明確にしてから動画を制作する
  4. 4. 建築業界の動画制作相場は60.0万円
  5. 5. 【まとめ】建築動画の活用について
    1. 5-1. 動画制作をプロに依頼したいという方へ

建築業界の動画活用シーン

まずは建築業界で動画を活用する3つのシーンについてお伝えします。

活用シーン1. 建築物や建築技術の実績紹介

動画は建築物の実績を紹介する際に活用できます。建築物を施工する技術は 言葉では伝えにくいですが、動画の中で職人の技術を目の当たりにすることで、建設業界で働きたいと考えている志望者がファンになる可能性があります。

また、職人がどのような想いで施工したのかという内容は共感されやすく、動画化によって「匠の技」を海外にも訴求できます。たとえ言語が伝わらなくても、動画であれば映像で見せるだけで、アート性と日本の技術をアピールすることが可能です。

活用シーン2. 求人、採用

動画は新しい人材の求人・採用の場面でも活用できます。
会社の事業紹介や働いている社員へのインタビュー、社員1日のスケジュールなどを動画で紹介することで、建築業界で働く生の声を発信。文章や画像よりも動画を活用した方が、リアリティのある映像と言葉を通して、豊富な情報をわかりやすく伝えられます。そのため、建築業界で働くイメージが湧きやすく、ミスマッチによる採用後の退職防止に効果的です。

また、求人・採用のために作成した動画は会社の知名度やイメージの向上にも繋がる可能性があります。

たとえば、YouTubeで求人・採用動画を配信すると、求人に来てほしいターゲット層以外にも動画が視聴されて認知度が向上。会社の魅力的な理念や社員が一生懸命働いている様子を動画で紹介することで、会社のイメージアップにもつながります。

活用シーン3. 社内教育、研修

動画は社内教育や研修にも役立ちます。
建築業界の業務は、重い材料の運搬や高所作業といった危険度の高い内容がほとんどで、新人研修においても同様です。そこで動画を活用し、建築に関する社内教育や研修風景を映像で伝えられれば、安全を確保しながら技術の習得が可能になります。

また、安全な場所で研修を実施している様子を動画でアピールできれば、建築業に興味を持つ求職者へ安全性も訴求できます。

活用シーン4. 建築プロジェクトのプレゼン資料

動画は建築プロジェクトのプレゼン資料としても活用可能です。テキストメインの資料でプロジェクトを説明すると、人によって言葉の解釈が変わってしまい、プロジェクトの進行を妨げる原因になりやすいです。

しかし動画を活用すると、(3D)映像・音声・テキストでプロジェクトを伝えられるため、リアリティのある情報を共有できます建築物を立体的に見せることでイメージがしやすくなり、認識のズレを防ぐことが可能です。

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建築動画の活用事例

建築実績・社内教育/研修・建築業界向けセミナーの3つの動画活用事例を紹介します。

建築実績動画

大和ハウスグループ

ダイワハウスが手掛けた愛媛県の一戸建ての注文住宅の建築動画です。
「シンプルに、力強く。直線で描いたモノトーンの家」というコンセプトに沿って、外観、内観、インテリアに至るまで、建築におけるポイントを余すことなく解説。

動画内には実際の設計図もインフォグラフィックで挿入し、建築技師や技士などに参考となる配慮がされていますさらには、物件を手掛けた設計士(ハウジングマイスター)芦刈 創一氏とインテリアコーディネーターの澤井直美 氏がナビゲーションを担当することで、専門性が高く、訴求力の強い動画に。

建築業界の関係者に非常に参考になる動画の代表例です。

マサル建築

動画時間:5分10秒

マサル建設の建築実績動画です。外観からはじまり、テロップにて建築コンセプトを表示し、ユーザーにイメージを訴求。玄関→リビング→キッチンという、実際に家を訪れたら見るだろう順番で各間取りを紹介しています。

またあらかじめソファーやテーブル、キッチン用具やお皿など小物を用意することで、生活感を演出する工夫も背景に流れるBGMもゆったりしているため、動画を落ち着いて視聴できます。

ヤマネ鉄工建設株式会社

動画時間:4分55秒

ヤマネ鉄工建設株式会社の建築実績動画です。ドローンを活用し、上空から全体を映し出して、同社が手掛けた建築物を3D映像を活用して表現実際の建築物画像のカットをアップで入れることで、より伝わりやすい工夫をしています。

「六本木ヒルズ」や「品川駅近郊のさまざまなビル」など、都内にある有名な建物を建築した実績が、動画を観るだけでわかります。

求人・採用動画

大成建設

動画時間:7分35秒

大成建設が仕事をするうえで大切にしている価値観や、創業時のエピソードからこれまでの歩みを紹介した動画です。具体的な数字で従業員数や売上金額が示され、海外展開や事業計画の一環である「TAISEI VISION 2030」も説明されています。

また、実際に建築したビルや橋、工場などを映し出したり、環境・社会課題への取り組みも紹介したりと、さまざまな観点からわかりやすく会社を紹介。建築業界の会社紹介で動画を活用する際に参考になる事例です。

清水建設

動画時間:2分57秒

清水建設の土木系新卒採用者向けの社員紹介動画です。動画のタイトル「シミズノヒト」というテロップから動画がはじまります。

入社1・2年目の社員だけでなく、ベテランから中堅社員にもインタビュー。多くの社員から清水建設の魅力である「人の良さ」がアピールされています。「真面目」「誠実さ」「素直さ」がテロップと社員の口頭から次々と語られる動画が印象的です。

また、失敗を恐れずに積極的に仕事に取り組んでほしいと、現場の社員から新入社員に期待していることも紹介されています。新入社員の気持ちに寄り添ってあげたい、自分で考えられるようサポートしてあげたい、という先輩社員の優しさが伝わるメッセージも伝えられています。

鹿島建設

動画時間:2分45秒

アメリカで働く鹿島建設の社員2人にスポットを当てて、仕事内容を紹介した動画です。質疑書の回答チェックや協力会社への指示、現地の社員との会議や打ち合わせ、建設現場のチェック・撮影など、社内及び現場で行っている業務の様子を映像で紹介しています。

また、最先端の3D技術やドローンの撮影技術によって、業務が効率化されていることを動画でアピール。業務の生産性が高いため、プライベートや家族との時間もしっかりと確保できているのが、動画を観るだけでわかります。

鹿島建設でどのような働き方ができるのかを動画でうまくアピールし、「ここで働いてみたい」とモチベーションの向上が期待できる動画です。

社内教育・研修動画

ハタコンサルタント

動画時間:9分41秒

ハタコンサルタントの建設業内定者研修動画です。セミナー動画のようにスライドを背景画像にして撮影しており、従来のスライドを使った研修動画とは一風変わった映像に仕上がっています。
重要なポイントはテロップでも表現しているので、研修者にもわかりやすい動画になっています。

錦産業株式会社

動画時間:13分35秒

錦産業株式会社の研修動画です。実際の工事現場の研修風景を動画で撮影しているため、リアリティがある映像です。耳の近くに響く作業音が、その場にいるような感覚を味わわせてくれます研修中はまじめですが、時よりくだけた様子が見えるため、従業員同士の関係性の良さも伝わります。

また、女性社員の研修風景を映像化することで、女性も活躍できる職種であることも、ユーザーにアピールできます。

山根木材

動画時間:2分04秒

山根木材の新入社員研修動画です。実際の新入社員研修を撮影し、テロップにて研修内容の詳細を表示しています。施工管理・設計と研修内容をわけて紹介することで、各部門での研修の違いをわかりやすく訴求。また、男性・女性双方の社員を動画で紹介しており、男女双方が活躍できる職場であることを伝えています。

研修風景を紹介しながらも、社内の和気あいあいとした雰囲気も同時に伝えている動画です。

建築業界向けセミナー動画

建設産業振興基金

動画時間:6分31秒

建設産業振興基金のセミナー動画です。建築業で働く女性に向けたセミナーになっており、実際に建築業で働く女性先輩からのメッセージを映像化。話者の言葉をテロップで表示することで、音声が聞き取りにくかった場合にも備えています。

また、右上のテロップが女性を意識して作成しているため、ピンク色で表現する工夫もしています。

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建築業界における動画活用のポイント

建築業界で動画を活用する際のポイントを以下3つ紹介します。

  • 現場のリアルな声を取り入れる
  • ドローンやVR・ARを有効活用する
  • 目的を明確にしてから動画を制作する

どのようなシーンで活用するにしても、自社の魅力が伝わらなかったり、現場のイメージが湧かなかったりすると意味がありません。動画を効果的に活用するためにも、ポイントをチェックしておきましょう。

現場のリアルな声を取り入れる

建築業界で実際に働いている社員にインタビューし、現場のリアルな声を動画に取り入れましょう。入社した動機や仕事のやりがい、プライベートと仕事とのバランスなど、リアルな声を動画で届けることで会社の魅力が伝わりやすくなります。

また、企業によりますが、建設業には施工管理や技術などさまざまな職種があります。実際に働く様子がわかりづらい職種もあるため、仕事内容から働くときの服装、タイムスケジュールまで、具体的な情報を動画で伝えましょう。情報が具体的であればあるほど、求職者は企業で自分が働くイメ―ジが湧きやすくなり、採用のミスマッチ防止につながります。

動画は音声・映像・文字を通じて情報が伝えられるため、文章や画像よりも多くの情報を提供できます。動画の特徴を活かして職場の環境や雰囲気を伝え、会社の良さをアピールしましょう。

ドローンやVR・ARを有効活用する

ドローンやVR・ARなどの最新技術を活用すると、より魅力的な建築実績の紹介や社会教育で使える研修動画が作れます。

ドローンは人が操作しなければならない航空機での撮影と比べて、全方位で低空・接近撮影が可能です。そのため、自社で建てた建物の細かいところまで動画で映し出せます。

また、VRは仮想空間で疑似体験ができる技術です。建物の計画段階でイメージがつきにくい際、完成後のイメージを共有するのに効果的な手段です。新人研修を行う場合は、実際の建物に触れる必要がないため会社内で安全に研修が行えます。

一方、ARは現実世界を3次元的に読み取って、仮想的に拡張できる技術です。建築プロジェクトのプレゼン時にはタブレットを通じて、建てるビルや工場のイメージを立体的に映像で見せられるため、画像よりも具体的に建物をイメージできます。

それぞれの最新技術の特徴を理解し、制作する動画に適した技術を取り入れてみてください。

目的を明確にしてから動画を制作する

建築業界で動画を活用する目的は、建築物や建築技術の実績紹介、求人・採用、社内教育・研修など多岐にわたります。目的によってターゲット層や内容が変動するため、あらかじめ動画の目的を具体的にしておきましょう。

たとえば、求人動画を撮影する場合、「自社の魅力を伝える」という漠然とした目的は適切ではありません。「自社の魅力を求職者に伝えるために社員のリアルな声と現場を伝える」など、より具体的に目的を明確にしておくのがポイントです。

また、見込み顧客に対して自社へ依頼してもらいたい場合、相手が自社に何を期待しているかによって作成する動画の内容が異なります。「他社よりも魅力的な建物なのか」「建築後のサポートが充実しているのか」など、クライアントが求める内容を提示できる動画を作成しましょう。

建築業界の動画制作相場は60.0万円

動画制作で失敗しないためには、費用相場を把握しておくことが大切です。

動画幹事は「動画を作りたい人」と「動画制作会社」とを結ぶマッチングサービスを提供しています。以下は動画幹事経由で発注された「動画制作の発注金額データ」から作った建築業界を含む住宅・設備・不動産業界の動画制作費用相場グラフです。

住宅・設備・不動産業界の動画制作相場

平均の発注金額は60.0万円。中央値は44.5万円になっています。
相場帯の割合で見ると、10~30万円が41%で最多。また、~100万円で見ると8割以上となっています。建築業界を含む住宅・設備・不動産業界の動画制作を依頼する場合は10万円~100万円の予算を見ておくとよいでしょう。

【まとめ】建築動画の活用について

本記事では、建築動画の活用事例と、制作する際のポイントについてお伝えしました。建築動画は、実際に建築・建前や上棟式などの風景や、社員教育のための教材としても活用できます

また動画を活用することで、足場の不安定な場所や、大型機械の近くで教育することなく、安全に技術を習得することも可能です。本記事で紹介した内容を参考にしていただき、ぜひ建築動画の活用にお役立てください。

動画制作をプロに依頼したいという方へ

なかなか自分で探す時間がない・そもそも制作会社の違いが分からないという方は動画幹事にご相談ください。

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