- 更新日 2024.09.01
- カテゴリー 動画制作の事例
企業の動画活用事例を種類別にまとめました! 注意点やメリットも解説【2024年9月最新版】
「企業動画の制作担当になったが、知識がないので事例を見たい」
「企業動画の作り方がわからない」
「動画制作のポイントを知り、失敗しない企業動画を作りたい」
本記事では企業動画を作る際に参考になる「動画活用事例」と「制作する時のポイント」、「メリット」などを解説。
動画活用事例では、
・企業紹介
・採用動画
・商品紹介
など種類別で紹介しています。事例動画別に制作ポイントも解説しているので、動画を制作する際にぜひご活用ください。
※なお、制作会社の探し方・選び方がわからない!という方はお気軽にご相談ください。
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企業動画の活用事例
動画の活用事例には、「企業動画事例」「採用動画事例」「商品動画事例」があります。自社の求めるイメージに合った動画活用事例をご覧ください。
また、サービス紹介動画の事例についても以下で紹介していますので、こちらも参考にしていただければと思います。
関連記事:サービス紹介動画の事例20選と制作ポイントをご紹介【事例まとめ】
企業紹介における動画活用4選
東日本旅客鉄道株式会社
動画時間:3分11秒
東日本旅客鉄道株式会社の企業紹介動画です。「1番線ドアが閉まります」「湘南新宿ライン」などのフレーズや発車メロディーがBGMの一部になっているのが特徴です。
実際に電車に乗っているような動画構成になっており、駅構内から観光スポットへと風景がだんだん変化していきます。
視聴者が飽きないようにカメラワークが変わっていくので、最後まで見応えのある動画になっています。
ベルフェイス株式会社の会社紹介動画
動画時間:4分10秒
ベルフェイス株式会社の会社紹介動画です。実写とCGを使った動画で、実写では表現できない部分をCGで表現。画面に浮き出てくるテロップやCGが、動画のカッコよさを際立たせながら同社のビジョンを伝えています。会社紹介をしながら、ビジョンに共感してくれる人の求人も行っています。
株式会社ワークポート
画像出典:株式会社ワークポート
動画時間:15秒
株式会社ワークポートの会社紹介動画です。プロボクサーである井上尚弥選手を起用。スパーリングにあわせて、転職すべきか悩んでいる方を後押しする言葉を投げかけています。
動きや言葉にも力強さがあり、15秒という短い時間でも記憶に残りやすいインパクトのある動画のため、短めの企業紹介動画を制作予定なら参考になるでしょう。
ニデック株式会社
動画時間:15秒
ニデック株式会社の企業紹介動画です。女優の川口春奈さんを起用し「日本電産株式会社」から「ニデック株式会社」に社名変更したことをアピール。視聴者の記憶に残るように工夫しており、会社名を歌詞に組み込んだ歌も取り入れています。
15秒と短い動画ですが、動画視聴後には「ニデックってなんなのさ?」というフレーズが耳に残るでしょう。
関連記事:かっこいい企業動画を作りたい!目的別事例13選と費用相場まとめ
採用における動画活用4選
面白い企業PR動画を4つ紹介します。笑える面白さと、アイデアの面白さから選出。
株式会社川邊組
動画時間:2分29秒
株式会社川邊組の採用動画です。「土木工事で仕事をしながら筋肉ムキムキになろう」という誘い文句で求人も促している動画。みているだけで笑いがこみあげてくる面白い動画で、まさにドボクサイズ。周りにいる全身白いパフォーマーがシュールです。面白そうな人材が働いている企業に転職したい方に刺さりそうな内容になっています。
デロイトトーマツグループ
動画の長さ:3分35秒
世界各国に拠点を持つビジネスコンサルティングファーム「デロイトトーマツグループ」の採用動画です。新卒・中途社員が、どういった経緯で入社したのかを語っています。動画内では入社時の自身がどう変化したのか、これからどうしたいかを回答。
さまざまな多様性を尊重し、個々に眠っている才能を引き出す「People First」な組織をアピールできています。
セキ株式会社
動画:0分34秒
印刷やデザイン、ホームページ制作など幅広い事業を展開するセキ株式会社。新卒を対象者にしており、どういう人材が活躍しているかをまとめています。
ナレーションはなく、BGMのリズムにあわせて動画と静止画が切り替わる構成になっています。
テンポよく動画が進み、最後には社員同士が会話する場面に。動画からでも会社の雰囲気がわかるように工夫されています。
株式会社ポーラ
化粧品メーカーである株式会社ポーラの採用動画です。ビューティーコーディネーターの採用強化を目的に作成。そのため、ビューティーコーディネーターとして活躍中のスタッフインタビューが中心となっています。
企業の魅力以外に、その職種ならではの魅力や働くうえでの楽しさもアピール。ビューティーコーディネーターとして転職したい方に向けた訴求ができています。
関連記事:企業のプロモーション動画事例20選。活用法を交えて紹介
商品紹介における動画活用4選
株式会社NTTドコモ
動画時間:1分51秒
株式会社NTTドコモが提供している「embot(エムボット)」の紹介動画です。3人の子どもたちがサービスを体験し、楽しみながらプログラミングを学んでいることをアピールできています。
どのようにプログラミング学習を進めるか視覚的に紹介。子どもたちの表情からもわかるとおり、動画からもワクワク感が出ています。
株式会社ニューバランスジャパン
動画時間:34秒
株式会社ニューバランスジャパンが運営するオンラインストアの紹介動画です。動画ではアニメーションを採用。公式サイトを利用すると、限定特典があることを伝えています。
取り扱い商品を始め、支払い方法やサービスの活用シーンも紹介。動画を通して、直感的に公式サイトができることをアピールしています。短い動画の中でうまくサービスを紹介できている事例です。
株式会社うるる
動画時間:1分8秒
株式会社うるるが提供している電話代行サービス「fondesk」の紹介動画です。主にオフィスや個人事業主の電話一次対応を代行。普段使用しているツールへ要件を通知するサービスを紹介しています。
電話対応で仕事が進まない様子を実写にすることで、対象者から共感を生み出す動画に。その悩みを解決するサービスの仕組みや便利さをアニメーションで再現しているのが特徴です。
株式会社ベーシック
動画時間:4分15秒
株式会社ベーシックが提供する「ferret One」のサービス動画です。ツールの使い方を説明しながら、宣伝も同時にしています。
LPでも使われているため、あえて音声は入っていません。しかし、音声がなくても簡単に操作できることをアピールできています。ツールの紹介を検討している方は参考になるでしょう。
関連記事:サービス紹介・商品紹介動画の事例25選と作り方を紹介【2024年7月最新版】
効果的な企業動画を用意する4つのポイント
活用事例をみて、企業動画制作のイメージが湧いたのではないでしょうか。効果的な企業動画を制作するために、押さえるべき4つのポイントについてお伝えします。
1. 目的、ターゲットを定める
2. 配信したい情報を整理する
3. コンセプトを固める
4 .配信するプラットフォームを想定する
動画を制作する前にこれらのポイントをしっかりと押さえることで、ユーザーに観てもらいやすい動画を作れます。
1. 目的、ターゲットを定める
動画制作をするうえで、目的とターゲットを決めることは重要です。誰に何を伝えるかを明確にしていない状態で動画を作りはじめると、配信する情報がユーザーに伝わらないからです。
たとえば、商品やサービスの認知度を広める目的で動画を活用するとします。しかしターゲットが決まっていなければ、どのようなメッセージが有効か見当がつきません。その状態で動画を制作しても、誰にでも当てはまるようなメッセージを配信し、誰にも伝わらないという結果に。
逆に目的が決まっていないと、ターゲットがどのような行動をとればいいのか迷ってしまいます。そのような理由から、目的とターゲットはしっかりと定めることが重要です。
2. 配信したい情報を整理する
ユーザーは、動画をみてから数秒間で「そのまま見続けるか別の動画を観ようか」を判断します。つまり最初の数秒間で「続きが見たい」とユーザーに思わせることが重要。そのためには配信したい情報を整理して、一番伝えたい内容を冒頭に持ってくる必要があります。
また手に入る情報をリスト化して、動画の全体像がわかるようにポイントを伝えることも重要です。
3. コンセプトを固める
先ほどの「配信したい情報を整理する」にも近いですが、配信する動画のコンセプトを固めることが重要です。コンセプトとは、「企画などの全体を通した基本的な考え方」という意味で、芯のようなイメージ。コンセプトを明確にしなければ、伝えたい情報がぼやけたり、ズレが生じたりして、何を伝えたいのかわからない動画になりかねません。
何を伝えたいのかわからない動画はユーザーが途中で離脱してしまうことに加え、二度とみてもらえない可能性があります。
4. 配信するプラットフォームを想定する
事前に配信するプラットフォームを想定して、動画を制作することも重要です。YouTube自社サイト・SNSなど、動画を配信する媒体によって視聴者のモチベーションが違うからです。それに対応するために、ファーストビューの画像や動画の長さなどを微調整して配信します。
動画制作後に、プラットフォームにあわせて微調整すると手間になるうので、あらかじめ想定しておくことが重要です。
企業動画を活用するメリット
ここでは企業動画を活用すると得られる、さまざまなメリットについて解説します。
態度変容に影響を与える
動画は態度変容にも影響を与えやすい媒体といえます。動画は映像・CG・テキスト・音を使って表現できるため、利用シーンがイメージしやすいのが特徴。共感も得られやすく、ユーザーが商品やサービスを知らない状態から、購買行動を起こしやすい状態に変化できます。
ブランドイメージを与える効果も
動画を活用することで、ユーザーにブランドイメージを与える効果も。「映像や音で伝えられるため情報伝達量が多い」と同様に、動画を活用することで、ユーザーに与えたい自社のブランドイメージを伝えることが可能です。ストーリー調で制作すると、ユーザーの目に止まりやすいため、ブランドイメージを与えやすくなります。
YouTubeを活用し集客チャネルの1つとして利用できる
制作した動画をYouTubeにアップロードすることで、集客チャネルの1つとして利用可能です。YouTubeは多くの人が利用しているサービスです。、YouTube広告の活用や関連動画表示などで、幅広いユーザーに認知できる可能性があります。YouTubeから自社サイトやオウンドメディアに誘導することで、商品の購入やセミナーの申し込みなどにつなげられます。
認知度アップの可能性も
無形商材や専門性の高い商材の場合、文章だけで魅力や特徴を説明するのは難しいことです。操作方法が複雑なものなら、画像・テキストだけでは伝えきれないこともあります。
そんなサービスを動画にすることで、視聴者に魅力が伝わり認知度アップの可能性も。動画ならサービスの使い方や特徴を説明しなくても、直感的に理解できます。
コスト削減につながる
特にマニュアル動画を作成する場合は、コスト削減が期待できます。紙媒体でマニュアルを作成するなら、印刷代・紙代が必要です。人数が多いほど費用も高くつくでしょう。
マニュアル動画の作成も始めは費用がかかりますが、長期間利用するものなら紙媒体よりも安くなる可能性があります。動画であれば印刷代・紙代、保存場所を準備する必要はありません。新しく入社した社員への共有も簡単なので、おすすめといえます。
企業動画に関する質問
企業動画に関する質問をまとめました。
企業が動画を作るメリットはなんですか?
企業が動画を作るメリットは以下のとおり、たくさんあります。
動画の種類 |
メリット |
商品・サービス紹介 |
|
ブランディング |
|
採用 |
|
インタビュー |
|
どのような目的であっても企業動画を制作して損することはありません。詳しくメリットを知りたい方は「種類別|動画制作のメリット解説!企業が活用できるシーンも紹介」をご覧ください。
動画の長さは何分くらいがベストですか?
動画の長さにおいては、短い方が視聴者が離脱しにくくなります。ただし、どのような動画を作成するかによって適切な長さは変わってきます。
動画の種類 |
適切な動画の長さ |
商品・サービス紹介 |
45〜90秒 |
プロモーション |
15〜30秒 |
会社紹介 |
5分(300秒) |
制作した動画をSNSで投稿する際も適切な長さがあります。例えばInstagramなら30秒以内がベストです。詳しく知りたい方は「PR動画の時間は何分がベスト?コンテンツ別・SNS別に時間を紹介」をご覧ください。
【まとめ】企業の動画活用事例を紹介しました
本記事では企業動画を活用した事例を中心に紹介しました。全体をまとめますと、
・企業の動画活用事例12選を紹介
・効果的な企業動画を制作するための4つポイントがある
・企業動画を活用するメリットを解説
最近では、動画を活用する企業がどんどん増えています。ただ単に動画を制作するだけでは、ユーザーに見つけてもらうことすら難しくなります。効果的な動画を制作するためには事前準備が重要です。
企業動画の制作をする際には、ぜひ本記事を参考にしてください。
また、企業紹介動画の費用・相場は以下の記事も参考にしてください。
関連記事:会社紹介動画の費用と料金相場を徹底解説!【相場早見表・事例あり】
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この記事を書いた人
吉崎 孝幸
専門分野: Webディレクション・Webライティング
元パン屋。マーケティングとライティングの面白さにハマり、生地作りから記事作りに転身。現在は店舗ビジネスを中心にWebコンサルティングやWebディレクションを行っている。
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