バズ動画の共通の特徴は?事例から学ぶ作り方のポイントを紹介【2025年最新版】

発信した情報が爆発的に拡散される「バズ」。現代ではYouTubeや各種SNSで毎日のように見かけます。さまざまな業界で動画が活用されているいま、動画がバズることは、より多くの人に自社の商品や魅力を知ってもらうきっかけになります。

「自社PR動画の制作を検討している」
「せっかく動画制作をするなら ”バズる動画” を作りたい」
「バズ動画の事例や制作時のポイントを知りたい」

そこで本記事では、バズ動画の定義やバズ動画の事例についてご紹介。また、バズ動画作成におけるポイントもお伝えしています。ぜひ、自社の動画制作の参考にしてください。

※なお、制作会社の探し方・選び方がわからない!という方はお気軽にご相談ください。
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目次
  1. 1. バス動画とは?定義は?
  2. 2. バズ動画の事例【8選】
    1. 2-1. プロモーション動画
    2. 2-2. 食品動画
    3. 2-3. サービス紹介動画
    4. 2-4. 地域創生、自治体
  3. 3. バズ動画の共通点
  4. 4. バズ動画を狙うために持つべき3つの視点
    1. 4-1. 視聴者の「知りたかった!」を考える
    2. 4-2. 思わず共感してしまうテーマ
    3. 4-3. 実際のバズ動画を研究し仮説を立てる
  5. 5. バズ動画の作り方
    1. 5-1. 1. 企画・リサーチ
    2. 5-2. 2. 撮影・編集
    3. 5-3. 3. 投稿・分析
  6. 6. バズ動画をつくるメリット
    1. 6-1. 圧倒的な認知拡大
    2. 6-2. 売上・集客に直結
    3. 6-3. 広告費を抑えられる
    4. 6-4. 長期的な資産になる
  7. 7. 【まとめ】バズ動画の事例と制作時におけるポイントについて
    1. 7-1. バズ動画をプロに任せたい方へ

バス動画とは?定義は?

「バズ動画」とは、公開直後から爆発的に再生・シェアされ、SNSアルゴリズムによって“おすすめ”欄に何度も再登場する動画を指します。

明確な定義はなく、SNSによっても異なりますが、「一般的な動画よりも大幅に多い」「1万回再生以上」が目安となることが多いようです。

バズ動画の事例【8選】

バズ動画については、説明するより事例をみたほうがわかりやすいでしょう。早速、8つのバズ動画の事例を見ていきましょう。

プロモーション動画

High School Girl? メーク女子高生のヒミツ【資生堂】

動画時間:2分27秒

「資生堂」による動画活用事例です。とある女子校の教室内から始まり、放課後、複数の女子生徒が本を読んだり、ギターを弾いたり好きな時間を過ごすというありきたりな日常を表現しています。

しかし、女子生徒の顔がクローズアップされると同時に時間が巻き戻され、「実は全員メイクをした男性だった」という事実が判明。まさかの大どんでん返しで、まるでショートフィルムを見ているようなユニークな展開です。

動画の最後に、「誰でも可愛くしちゃいます」という資生堂からのメッセージが込められています。視聴者に「予想だにしない衝撃」を与えることで、1,100万回以上再生されたというバズにつながった事例といえるでしょう。

Niseko Mt.Resort Grand HIRAHU 2019-20 Snow Season PV【ニセコ】

動画時間:2分55秒

北海道ニセコ町にあるゲレンデ「ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ」のスノーシーズンムービーです。スキーやスノーボードの滑走を間近で撮影。GoProを使ったシーンも出てくるダイナミックな動画となっています。

動画にナレーションはなくBGMと映像だけで雪山の迫力を表現。ウィンタースポーツ好きな外国人へも刺さるような動画となっています。2019〜2020年シーズンに向けたプロモーション動画で、45万回再生を突破しました。

食品動画

チキンラーメン アクマのキムラー「プッツンタイマー」【日清食品グループ】

動画時間:3分5秒

日清食品グループによる「チキンラーメン」のプロモーション動画です。チキンラーメンが出来上がる3分間を「プッツンタイマー」という日常で起こる怒りの感情で表現

満員電車、絡まるイヤホン、なかなか入らない目薬…主人公のひよこちゃんが日常で感じる「ちょっとしたイライラ」を紹介した動画です。視聴時間も「3分」からカウントダウンし、刻々とラーメンの出来上がりに近づいていきます。タイムリミットを設定することで、視聴者もワクワクできる動画といえるでしょう。

Love Lickers 【Little Baby's Ice Cream】

動画時間:56秒

かつて、アメリカのフィラデルフィアで営業していたアイスクリームショップ「Little Baby's Ice Cream」が制作したCMです。擬人化されたアイスクリームが延々と続くシュールな動画。「ひたすら同じ映像が流れてるだけか…」と思いきや、最後に人間の舌が出てくるという面白いエンディングになっています。

シュールかつしっかりとインパクトを残してくれる海外ならではのユニークな内容なので、アイデアの1つとして参考になりそうです。

赤いきつね 緑のたぬき【マルちゃん】

マルちゃんの人気商品「赤いきつね 緑のたぬき」のPR動画です。

同商品のCMは実写版もありますが、こちらはアニメーションを用いたCMになっています。アニメーションは実写と比べて共感を生みにくいと言われますが、繊細なタッチとシズル感のある映像で、実写とかわらないリアルさを感じます。

「カップ麺が食べたくなった」とのコメントも多く、アニメーションで共感を生んだ好例です。

サービス紹介動画

意識高すぎ!高杉くん 「貯杉先生と甥っ子」篇【au】

auが「スマホスタート応援割」というプランをPRするために制作した動画です。

高杉くんがあこがれる貯杉先生が、見知らぬ男性とauショップに。やきもちをやいた高杉くんが二人の仲を割くように、スマホをおすすめする…というストーリーになっています。

この動画は人気シリーズauCMの高杉くんの一つで、他社でもストーリー型の広告動画はバズる傾向にあります

地域創生、自治体

100万再生で本当にやります!別府市・湯〜園地計画!【別府市】

動画時間:2分29秒

別府市のPR動画。2016年に公開された動画ではあるものの、今では再生回数は570万回を超えています。新たな都市ビジョンとして掲げる「遊べる温泉都市 湯〜園地(ゆ〜えんち)」を実現するための動画となっており、動画内でその構想を伝えています。

動画には別府市長も出演しており、「100万再生いけば構想を実現します」と公約。実際、動画公開後の2017年には、全8アトラクションを有する「湯〜園地」が3日限定でオープンしています。あえて「100万再生で本当にやります!」という宣言を立てることで、再生回数獲得を狙った事例といえるでしょう。

移住促進PRムービー「ンダモシタン小林」【小林市】

動画時間:1分45秒

宮崎県小林市のPR動画です。「フランス人が小林市の魅力を語っていく」という趣旨の動画となっており、再生回数は270万回を超えています。

蛇口から天然水が出ること、日本一ともいわれる星空、キャビアが有名、人の心が美しいなど、フランス人が扮するンダモシタン小林氏が「小林市がいかに住みやすい町か」を紹介しています。最後には「フランス語ではなく西諸弁で話していた」というどんでん返しも。数少ない移住促進のバズ動画といえるでしょう。

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バズ動画の共通点

バズる動画はジャンルやテーマなどは特に関係ありませんが、それ以外の部分でいくつか共通する点があります。

  • 強烈なギャップ・意外性
  • 共感を呼ぶストーリー
  • リミックス・マネしやすい構造
  • コメントしたくなる「問い」
  • アルゴリズム好みの指標最適化

1本の動画にすべての要素が詰め込まれているわけではなく、いずれかの要素があるとバズりやすい傾向にあります。

動画制作の際には、これらのポイントを意識して構成をつくってみましょう。

バズ動画を狙うために持つべき3つの視点

バズ動画を狙うために持つべき3つの視点

また、バズ動画を狙うために持つべき3つの視点をご紹介します。

視聴者の「知りたかった!」を考える

視聴者の「それ、知りたかった!」という欲求を満たすことを意識しましょう。

前章であげた事例で説明すると、「化粧品の品質」や「その街の住みやすさ」は、動画によって映像化あるいは言語化されたことで、視聴者の「知りたかった!」を満たしているといえます。

常に「視聴者側は何を求めているのか?」「どんな情報を知りたいのか?」から逆算して動画制作をしましょう。

思わず共感してしまうテーマ

動画の視聴者が思わず「共感」してしまうテーマを設定しましょう。

事例にもあるようにたとえば、「そっと語りかけるようなナレーション」や「日常で生まれるイライラ」など、身近なテーマを動画に落とし込みます。そうすると、動画のストーリーが視聴者にとって自分ごとになり、さらなる共感が生まれやすくなります。

また、単に商品を宣伝するだけでなく、商品が生まれたストーリーや自社の商品に対する想いもしっかりと伝えることが大切です。

実際のバズ動画を研究し仮説を立てる

実際にバズ動画を見て「なぜこの動画がバズっているのか?」を推測してみましょう。
ここでは「視聴者の目線」になることが大切です。「動画のどこのシーンに惹かれたか?」「つい最初から最後まで見てしまった理由は?」「動画を拡散したくなった理由は?」など、さまざまな推測ができます。

いくつかのバズ動画を見ることで共通点を見つけ、そこから「自社の商品をバズらせるにはどのような動画を作るべきか」といった仮説を立ててみましょう。

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バズ動画の作り方

バズ動画を作るには、3つのステップが重要です。

1. 企画・リサーチ

まずはトレンドの把握が鍵です。TikTokやInstagramの「人気」欄をチェックし、どんなネタや構成がバズっているのかを分析しましょう。企画段階で「驚き」「共感」「役立つ情報」など、感情を動かす要素を盛り込むことが大切です。ターゲットの興味や悩みに寄り添った内容が、自然なシェアを生みます。

2. 撮影・編集

冒頭3秒で惹きつける“フック”を入れるのが鉄則です。画面の動き、驚きの演出、印象的なテロップなどで視聴者の興味をつかみましょう。縦型の画角で字幕を大きく入れることで、スマホ視聴にも最適化されます。テンポの良い編集も離脱防止につながります。

3. 投稿・分析

投稿は、ターゲットのアクティブ時間を狙って行いましょう。投稿後は保存数・シェア数・視聴維持率をチェックし、結果を元に改善を繰り返すことで、次第に「バズの再現性」が高まります。

このように、企画力×冒頭の工夫×分析と改善がバズ動画の成功要因です。

バズ動画をつくるメリット

動画がバズることで得られるメリットは多くありますが、ここでは主なものを3つ紹介します。

圧倒的な認知拡大

バズ動画の最大の魅力は、一夜にして数十万人にリーチできる拡散力です。SNSアルゴリズムによって“おすすめ”に載ることで、フォロワー以外のユーザーにも届き、短期間でのフォロワー獲得が可能になります。たった1本の動画で、無名からインフルエンサーになった事例も多数存在します。

売上・集客に直結

バズ動画は認知だけでなく「行動喚起」にも強力です。TikTokを見て商品を購入したり、店舗に足を運んだりするユーザーが増加しており、実際にEC商品の売上が急増した事例も。感情を動かす動画は、購買意欲を高める強力なツールとなります。

広告費を抑えられる

自社で製作する場合、スマホ1台と無料アプリで撮影・編集できるため、制作コストはほぼゼロ。それでいて広告以上のリーチが得られる場合もあるため、コストパフォーマンスは非常に高いです。中小企業や個人事業主でも挑戦しやすいのが大きな魅力です。

長期的な資産になる

一度バズった動画は、プラットフォーム内で再レコメンドされることが多く、数週間〜数ヶ月にわたり継続的に再生されるケースもあります。また、メディアに取り上げられることで被リンクが増え、検索流入や他メディアでの露出にもつながります。

バズ動画は、低コストで爆発的な成果を生む現代のマーケティング資産と言えるでしょう。

【まとめ】バズ動画の事例と制作時におけるポイントについて

本記事では、バズ動画の事例と制作時におけるポイントについてお伝えしてきました。「100%バズらせる方法」というのは存在しません。しかし、視聴者の知りたい欲求に応えたり、共感性を高めたりすることで「バズる確率を高める」ことは可能です。

また、バズった動画を分析して共通点を見つけることで、仮説を立てられるようになります。本記事でご紹介した内容を参考にしていただき、ぜひ自社のバズ動画制作にお役立てください。

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