- 更新日 2024.08.30
- カテゴリー 動画・映像制作の相場・料金
CG・3D映像制作にかかる費用相場|コストを抑えるポイントも紹介
3D映像制作をしたいが、自社では対応できないので外注を検討している方もいるでしょう。
本記事では、CG・3D映像制作にかかる費用相場やコストを抑えるポイントなどを紹介します。CG・3D映像制作会社への依頼を検討する際にお役立てください。
なお、CG・3D映像制作会社の探し方・選び方がわからない!という方は動画幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
映像制作費用の考え方
映像制作費用は、内訳を大きく分けると企画費+人件費+諸経費で決まります。
それぞれの概要は以下の通りです。
- 企画費:動画の台本作成や制作の進行管理費など
- 人件費:制作スタッフやキャストの費用
- 諸経費:機材やスタジオのレンタル代など
見積もりの中身は動画が実写なのか、アニメーションなのかによって変わります。実写なら、キャストやロケーションなどの見積もりが大きく変わり、アニメーションなら動画の表現方法で費用が左右されます。
また、映像制作の費用を決めるポイントは、長さ(尺)と演出(クオリティ)です。例えば、素材を自社で用意したりテンプレートを使用したりする場合、10〜30万円程度と費用を抑えられます。一方で、オリジナル素材でクオリティの高い動画を作る場合、数十万円〜数百万円かかるケースもあります。
映像制作費用については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:動画制作の相場・料金を徹底解説!費用を抑えるコツも紹介
CG・3D映像制作にかかる費用相場
3DCGの費用は、1分あたり100万円以上が相場です。一般的なCGとは異なり、3D制作の技術が必要になるため、制作期間も長くなる傾向にあります。一方で、2DCGのような一般的なCGは、制作にかかる時間も短くなるため、3DCGよりも低価格で発注できます。
また、CG・3D映像制作は、費用=クオリティとは限りません。制作に携わるクリエイターの技術力が関係するので、たとえ同じ費用がかかったとしても依頼先によってクオリティが異なります。
CG・3D映像制作にかかる主な費用は以下の通りです。
一般的なCG |
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3DCG |
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CG・3D映像制作費用を抑えるポイント
続いて、CG・3D映像制作費用を抑えるポイントを見ていきましょう。
相見積もりを取る
CG・3D映像制作費用を抑えるなら、相見積もりを取ることが大切です。映像制作費用は、制作会社によって独自に決められており、依頼する会社によって異なります。そのため、複数社から見積もりを取ることで、費用が安い制作会社に依頼できるでしょう。
ただし、10社を超える制作会社から見積もりを取ると、比較対象が多すぎて依頼先を決めづらくなる可能性があります。
余裕を持ったスケジュールで考える
CG・3D映像制作費用を抑える際は、余裕を持ったスケジュールで考えましょう。CG・3D映像に限りませんが、映像制作には最低でも数ヶ月以上かかるケースが多いです。特にCG・3D映像制作は、細かい作業が必要になるので、通常の動画・映像よりも制作期間が長くなってしまいます。
あまりにも希望の制作スケジュールが短すぎると、制作会社側のスケジュールを調整したり、作業担当者を増やしたりしなければなりません。その場合、特急費用(追加費用)がかかる可能性があり、通常の費用よりも高額になってしまうでしょう。
さらに、スケジュールを短縮する分、質を十分に確保しづらくなってしまいます。スケジュールの短縮は、費用と質の両方に影響が出てしまうので、余裕を持った制作期間で相談してみてください。
事前に完成イメージを考えておく
CG・3D映像制作をする場合は、事前に完成イメージを考えておくことが大切です。事前に完成イメージを考えた上で制作会社に相談することで、要望が明確になり正確な費用で見積もりを作成してもらえます。
また、制作途中の修正や方向転換を最小限に抑えられるため、無駄な作業が発生せず、最終的な費用を抑えやすくなるでしょう。
有名クリエイターによる制作を避ける
CG・3D映像制作費用を抑える場合、有名クリエイターを避けることも1つの方法です。実績のある有名クリエイターは技術力が高く、高いクオリティの映像を制作してもらえる可能性が高いです。
しかし、クリエイターの技術力が高い分、1人あたりの人件費が高くなってしまいます。そのため、特別な理由がない限り、有名クリエイターの起用を避けても良いでしょう。
CG・3D映像制作の工程
続いて、CG・3D映像制作を紹介していきます。
モデリング
モデリングは、対象の造形を3次元で作る作業です。この工程で三角形や四角形などの図形を組みあわせて、立体的なキャラクターや物質といった基本的な形を制作します。モデリングは、CG・3D映像制作の中でも特に多くの時間を要します。そして、作業が複雑だったり、対処の制作物の数が多かったりするほど、制作費用が高額になりやすいです。
テクスチャリング
テクスチャリングは、作成したモデルに色や質感を与える作業です。モデリングしたモデルは、そのままでは形だけのものとなっています。テクスチャリングで肌といった素材になるマテリアルを作成し、色や反射、屈折などの質感を作ることで、立体的なキャラクターが現実に近い見た目に仕上がります。
リギング
リギングは、モデリングで作成したモデルに動きをつける作業です。モデリングとテクスチャリングをしただけでは、キャラクターを思うように動かせません。リギングでスケルトン(骨格)を設定することで、キャラクターに動きが加わります。表情や体、服の動きなどを細かく設定・調整すれば、自然な動きができるようになります。
レンダリング
レンダリングは、完成したモデルを静止画や動画の形式に出力する作業です。モデルの質感が高くて動きが滑らかなほど、書き出しに時間がかかってしまいます。そのため、作業の合間に行うことで、効率的にレンダリングを行えます。
レタッチ
レタッチは、レンダリングで出力したデータを手直しする作業です。モデルの質感やライティングなどに違和感があれば、微調整を加えていきます。
3D映像制作の事例
最後に3D映像制作の事例を見ていきましょう。
株式会社エルゴジャパン
株式会社エルゴジャパンの製品紹介動画です。動画の前半は実際の製品を映しながら、テロップとナレーションを使って紹介。製品の機能を説明する際に、視聴者が理解しづらい部分に3Dを使って説明しています。
テロップとナレーションに加えて、3D映像を使うことで、難しい説明でも視聴者が理解しやすくなっています。
プレマテックス株式会社
プレマテックス株式会社の会社紹介CM動画です。会社のキャラクターが音楽にあわせてダンスをしながら、会社紹介をしています。非常にテンポがよく、かわいらしいキャラクターが採用されているため、思わず最後まで視聴してしまいます。
さらに、動画内ではキャラクターが乗っている塗料缶に3Dが使われており、立体感のある映像に仕上がっていることもポイントです。
株式会社エス・ビルド
株式会社エス・ビルドのサービス紹介動画です。動画では、会社員に擬人化された動物のサイが登場します。サイの頭が3DCGで作られており、違和感なく自然な仕上がりです。
また、動画内の製品紹介パートにも3DCGを使用し、簡単に積算できる様子を伝えていることがポイントです。理解が難しい説明でも、3DCGを使うことで視覚的にわかりやすく情報を伝えられています。
【まとめ】CG・3D映像制作費用を紹介しました
ここまで、CG・3D映像制作費用を紹介しました。CG・3D映像は、高度な技術が必要になり、1本あたり100万円以上するケースが多いです。高額な費用がかかるので、事前にどのくらいの費用がかかるのか、費用を抑えるポイントを把握することが大切です。ぜひこの記事を参考に、制作会社の利用を検討してみてください。
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この記事を書いた人
坂田憲亮
専門分野: Webマーケティング
フリーランスのSEOマーケター/Webライター。業界大手の採用メディア制作部を経て30歳を機に独立。各種オウンドメディアのSEO構築、ディレクション、ライティング、取材撮影、デザインまで一環して担当する自称・マルチクリエイターとして多岐にわたり活躍中。